一週間ほどたったある日の夜
「なぁそこのやつ、金貸してくんねぇか?」ニヤニヤ
「ハァ…」ダッ
「な!?消えt(バキッ)」
「ふぅ…」
(一週間ほどスケバンに絡まれては撃退を繰り返しているうちにもう慣れてきてしまった…)
武器はとりあえず木刀を使うことにした、今はとりあえずその方が早いと思ったからだ
コンビニさっさと行って帰r「こんばんは、禪院トウジさん」
後ろから急に声をかけられた
咄嗟に振り向くとそこには黒いスーツに異形の男
「黒服…?」
「おや…?私のことを知っているのですね」
黒服、原作では最初の方に悪役として登場、その後は先生ファンクラブ会長なんて揶揄されていたがれっきとした闇の人間だ…人間か?まあそこはともかく生徒を使って実験しようとしたりするなどヤバいやつなので出来れば関わりたくなかったんだがな…、まあ甚爾ボディーでは無理な話か…、というか最初に関わるネームドキャラが黒服かよ…
「あぁ識っている、ゲマトリアの黒服だろ?」
「クククッ…ゲマトリアのことまで知っているとは…やはりあなたは素晴らしい…、単刀直入にお聞きします、ゲマトリアに加入せんか?」
「どういう意味だ…?」
「そのままの意味でとってもらって構いません、私たちは観察者であり、実験者であり、探求者です。正直に言うと私はあなたのその身体に興味があります。あなたの体は神秘を一切宿していない…!しかしそれに関わらず圧倒的な身体能力を持っておられる…!」
「なるほどな…」
(やっぱりこの身体に神秘はないのか…、だがこれで分かった、ゲマトリアは俺の転生を認識していない…!これは使える…!)
でもとりあえず…
「悪いが加入の提案は断らしてもらう」
「……理由をお聞きしても?」
「胡散臭い、何されるかも分からん、そもそも見た目からして怪しすぎる」
「クククッ……、そうでs『だが』!?」
「俺も装備やら、金やらなんやらほしいと思ってたところなんだ、なあ黒服」
「クククッ…なんでしょう…?」
「契約、しないか?」
「ククククククッ…やはりあなたは素晴らしい…まさかそちらから持ちかけられるとは、思ってもいませんでした…」
「俺が求めるのは情報と物資だ、武器や装備、金なんかが欲しい。そしてこちらが用意する対価は…この身体についての情報だ」
「クククククッ…なるほど…あなたは金や物資を手に入れられる、そして私はその身体について知ることができる…そういう契約ですね?」
「あぁ、そうだ」
(頼むっ!乗ってくれっ!)
「…いいでしょう、その契約、お受けします」
(よっしゃああああああああ!これで装備や金銭面の話はなんとかなりそうだ!)
「ありがとう、早速だが話を進めたい、いいか?」
「ええ、構いませんよ」
「今回俺が欲しいのは
・日本刀
・弾薬
・刀袋
・変声機能付きの仮面
だ、拳銃はこいつだから合うのを頼む…用意できるか?」
「ええ、可能ですよ…半日ほどはかかりますが…」
「わかった、じゃあここの住所に送っておいてくれ」
メモを手渡す
「ええ、わかりました…それでは今度は…」
「あぁ、俺の身体の情報だろ?」
(さてと…ここまではなんとかなったがどこまで話すかだな…)
「黒服、もし大きな神秘を持つはずだったやつが、何らかのエラーで神秘を持たずに生まれてきたらどうなると思う?」
「……その持つはずだった神秘の分が、何らかの形でその人に還元されるでしょうね、負の要素だけで成り立つことはできませんから」
「そうだ、そしてそれが俺だ。俺は大きな力を宿して生まれてくるはずだった。だが実際には何の力も宿していない、その代わりにこの身体を手に入れたんだ」
「……!なるほど…!力を持つはずだったものが、それを生まれながらに縛ることで別の形で力を手に入れた…そういうことですね?」
「あぁそうだ、そしてそれを俺は『天与呪縛』と呼んでいる」
「天与…呪縛…!ククククッ…素晴らしい、実に素晴らしい…!」
「天与呪縛には逆の場合もある、例えば四肢が欠損している代わりにその力が大きいとかな」
「…なるほど、」
「今回はこんなもんでいいか…?」
「ええ、十分です、ありがとうございます、トウジさん」
「あぁ…物資、頼んだぜ」
「ええ、それではまた…」
そう言って黒服は去っていった
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(……疲れたぁ、いやー神経すり減らしたな…ミスったら下手すりゃ実験室行きだし…)
「…やっぱこの世界、全然透き通ってないよな…」
そんなことを思いながら帰路についた
黒服の口調これでいいんでしょうか…、
2/17追記 黒服に要求した物資を変更しました
拳銃と弾薬→弾薬のみ
3/29追記 黒服の呼び方を変更しました
黒服さん→黒服