〜15分前〜
「…どうしましょう、もうお金がないわ!!」
「だって今回の依頼主、報酬渡してくれなかったもんね〜、今から貰おうにももう爆破しちゃったし!」
「はぁ…、でもどうするの?このまま、じゃ今日も3人でカップラーメン食べることになるよ?」
「と、とりあえず事務所に戻りましょう!そしたらいい案も浮かぶかもしれないわ!」
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「…社長止まって、ムツキも、何か聞こえない?」
「…確かに何か聞こえるね〜、なんの音かな?」
(な、何も聞こえないのだけれど!?2人は聞こえてるの!?)
「わからない、けど念のため慎重に行こう」
「りょうか〜い」
「わ、わかったわ」
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「…音の出所はあそこだね」
「誰か立ってるね〜、何してるんだろう?」
「手に持ってるのは…刀!?な、なににつかうのかしら…?」
ヒュッ キンッ バタン
「…すごいね」
「クフフ〜、凄そうな人見つけちゃった〜」
(す、す、す……すっごいかっこいいわ!刀で太い角材を一刀両断!まさにアウトローって感じね!)目キラキラキラ
(…社長、目がキラキラしてる…)
(クフフ〜、アルちゃん目がキラキラしてる〜)
「ね、ねえ2人とも?このままもう少し見ててもいいかしら?」
「…私はいいよ」
「ムツキちゃんもさんせ〜い」
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(や、やっぱり凄いわ!…話しかけてみようかしら?いやでも怖い人だったら嫌だし…)
「ムツキ、多分あの人って…」ヒソヒソ
「うん、男の人だね〜、生身の人は初めて見たかも」ヒソヒソ
「…どうする?社長に言う?」ヒソヒソ
「ううん、秘密にしとこ〜、その方が面白そうだし!」ヒソヒソ
「はぁ…、了解…」ヒソヒソ
「そこの物陰に隠れている3人、何者だ!」
「「「!?!?」」」
〜現在〜
(お、男の人だったの!?気づかなかったわ!?)
「編入…?ってことは今は別の学園の生徒ってこと?」
「まあそんなところだ、今は年齢としては2年生だな、それで?さっきから見てたようだったが何か用か?」
「あ、あなたの剣技がカッコよくて見てただけよ!…もしかして何かまずかったかしら?」
「いや、特にそういうわけじゃない、別に問い詰める意図はなかったんだ、すまん」
(思ったよりグイグイ来るな…まあ、アルはそういうタイプか…)
「トウジさんはここで何してたの〜?」
「…トレーニングだ、コイツを使ってのな、昼間は目立ちすぎると思ったから夜にやっている」
「…なるほどね」
(悪意や変な感じは特にしないし、社長も話して大丈夫そうかな…、まあここで刀を使ってる時点で変わった人なのは確定だけど…)
「ご、ごほん、トウジさん、突然だけどうちのk(グウゥゥーーー)……」カァァァァァァ(赤面)
「………夜ご飯、食ってないのか?」
「…事務所に帰ってカップラーメンを食べるところだったんだけど…」
「クフフ〜、お金がないから3人で一つだけどね〜」
(やっぱいつでも金欠なんだな…、あ、そういや俺も飯まだだったな…、じゃあ一応…)
「…俺も今から食べに行くところなんだが一緒に来るか?奢るぞ?」
「「「!!!!」」」
「い、いいのかしら…?私たち初対面よね…?」
「あぁ初対面で合ってる、……だがカップラーメン3人で一つの話を聞いて放ってはおけん」
「…本当にいいの?」
「あぁ、もちろん嫌だったら断ってもらって構わない、ちなみに食いに行くのはラーメンだ」
「クフフ!2人とも!ここはお言葉に甘えちゃお!」
「そ、そうね!ありがとう、お願いするわ!」
「…2人がそういうなら」
「…決まりだな、柴関ラーメン、行くぞ!」
読んでいただきありがとうございます。入学前編は後1話か2話のつもりです!
2/20追記
ミスで本文しかなかったので書き足しました