クイズゲームの世界に転生した俺は   作:ムーンドリアの廃墟

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誰かマジック○カデミアとかのクイズゲームで書いてくれねぇかな。誰もいねぇな……よし書いたろ!

そのマインドで書いたので文章力がゴミでも許して許し亭


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寝てなかったのが悪かったんだろう、階段で足を滑らせて頭から落ちてしまった。それから目を覚ますと見知らぬ子供の体になっていた。多分転生というやつだ。つまり俺は死んだ。

 

俗に転生といえばそこは異世界だとか異能が使えるとかがセットだが、どれもなかった。死ぬ前の世界となんら変わりない世界だった。

 

……そう思っていた。

 

決定的な瞬間は小学校に進学したときだった。入学式を終え、教室に入り、担任から学校生活についての簡単な説明を受ける。そこでおかしなことを聞いた。

 

「小学生になったみんなには、これから『ソフィア』に参加できるようになります。『ソフィア』で勝つために勉強を頑張りましょう!」

 

クラスは俄に騒がしくなる。しかし俺は理解できなかった。ソフィアってなんだよ。学校のテストみたいなものなのか?けど勝つとも言っていた。何かの競技なのか?

 

気になった俺は、恥を忍んで隣の席の女の子にソフィアなるものについて教えてもらうことにした。

 

「ねぇねぇ、ソフィアって何なの?」

 

成人して数年過ぎているが、小学校でその話し方をすれば確実に浮く。擬態するために年相応の振る舞いを必要があるからこうしているのであって。要するに致し方なくだ。

 

「えぇ!?知らないの?珍しいねぇ」

 

女の子は目を大きく開き、手で口を押さえた。そこまで驚かれるほどのことだったのか。

 

「あのね、ソフィアっていうのはね、相手と自分のちえ?を比べ合うぎしき?なんだよ」

「クイズみたいなものってこと?」

「そうそう!けどクイズはあくまで遊びなんだ。ソフィアは色んなことに使うんだよ!」

 

このときの俺はじゃんけん程度のものだと考えていた。

 

 

 

 

それから暫く経ったある日のこと。

 

「お前らぁ!ちょっとでも変なことをすればコイツが死ぬぞぉ!」

 

教室に悲鳴が木霊する。黒の目出し帽を被った男が五月蝿いことに苛ついたのか、教室の子供たちに再び怒鳴り散らかす。

 

俺はその光景を特等席から見ていた。そう、犯人のすぐ側である。どうしてこうなった?

 

ただ登校していただけなのに、いきなり首もとにナイフを突きつけられこの有り様よ。小学校の生徒や教師らに多大なる迷惑をかけ誠に申し訳ない。

 

因みにビックリはしているのだが、恐怖心はない。だって俺一回死んでるし。死んだら辛いだろうなぁとは思うが、もう死ぬことは経験済みなんだ。慣れたとも言える。

 

しかし周りはそうではない。クラスメイトたちは泣き叫び、教師たちは犯人の凶行を防ぐために必死に呼び掛けている。恐らく警察が来るまでの時間稼ぎだろう。早く来て欲しいね。

 

甲高いサイレン音が校門付近から聞こえる。噂をすれば早速着いたようだ。この世界の警察は優秀らしい。

 

「チッ、ポリ公呼びやがったな!こうなりゃもうあれしかねぇ!」

 

犯人の男はポケットから見たことのない白いカードを取り出して、それを天高く構えた。すると白いカードは謎の光に包まれ、辺りの空気は一変する。

 

「宣誓!今から桜庭解梨(さくらばかいなし)はソフィアに正々堂々と挑むことをここに示し、その勝者には敗者に対する一度限りの命令権が与えられる契約をここに結ぶ!」

 

『承知した』

 

男か女か、若人か老人か全く分からぬ声が響くと白いカードに赤い何らかのマークが現れた。

 

「まさか、宣誓契約書!?何故あの男が……」

 

教師の一人が意味ありげなことを呟く。おいおい何だよそれは。そんなもん前世に無かったぞ。なんならソフィアからよく分かってねぇんだよこっちは。

 

「お前は完全に包囲されている!手に持っているものを即座に床に置き、投降しろ!」

 

謎の状況に混乱する暇もなく警察が教室に現れた。警察の登場に犯人の男は一瞬手を震えさせたが、すぐに握り直すと大きな声で語り始めた。

 

「ならば俺とソフィアをしろ!そうすればそっちの要望通りにしてやるからよ」

「見え透いた罠には乗らん!必ずしもソフィアが必要ではない場合に限り、参加することは……」

「これを見てもそう言えるかなぁ?」

「それは宣誓契約書!?くっ、どこまでも卑怯な」

「言いたきゃ勝手に言え。ほら、早くしねぇとコイツがどうなっても知らねぇぜ?」

 

ナイフの先端が近づく。それはどうでもいいのだが、ここまでの展開が何一つ分からなかった。

 

そんな、まるでホビアニ世界のようなことが現実で起こるなんて誰が想像できよう?今まで前世と同じだと思っていた世界が、今、音を立てて崩れていった。

 

放心している俺をおいてけぼりにしながら状況はどんどんと変化していく。

 

「くっ、仕方ない。『ソフィア』レディ!」

「そうこなくっちゃなぁ。『ソフィア』レディ!」

 

『参加者二名。ルールは早押し。今回は宣誓契約書によりジャンルはノンジャンルで固定。勝利条件は先に3問答えること。ではソフィアを開始します』

 

二人がソフィアなるものの準備を終えると唐突にアナウンサーのような声が頭の中に響いた。これも何処から聞こえてくるんだよ。貴方の脳に直接呼び掛けています……ってコト?

 

『問題。家売れば○○の価、○○の裏を返す、糠に○○。

これらの―――』

 

だぁ!」

 

早押しの差で犯人が先に解答した。警察が悔しそうに歯を食い縛っている。頑張って俺を助けてくれ~。

 

『正解。次の問題。1978年に策定された日米防衛協力の指標(ガイドライン)より、米軍駐留費の一部を日本が負担することを俗に何予算と言われるか?』

 

「答えは思いやり予算です」

「くそっ、俺は世界史選択だったんだよ」

 

関係なくないか?聞いたことあるだろ普通に。

 

『正解。次の問題―――』

 

その後もただただ犯人と警察の早押しクイズを見せつけられたが、警察が勝ったため俺は保護された。特に怪我はしていないのだが、親は俺をとても心配し暫く学校を休むことになった。

 

することもないのでリビングでテレビをボーッと見る。ニュース番組の途中、特徴的な青い髪の美女が洗濯洗剤のCMに出ていた。その瞬間脳が雷に打たれたと思うほどの衝撃に襲われた。

 

思い出した、思い出したぞ。さっきのタレント、大学生の頃にやっていたクイズゲームに出ていたキャラじゃないか。そういえばあのゲームでもクイズのことをソフィアと呼んでいたような……。

 

点と点が線で繋がるとはこういう感覚なのか。体の戦慄きが押さえられなかった。決して喜びの感情だけではない。この世界の未来を想像して恐怖に震えていた。

 

「これからクイズバトルロワイヤルが始まるのか。テンション上が………。わりぃ、やっぱつれえわ」

 

 




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