最近のれ無くて、自分の波の不安定さを恨みます。
ですが、書かないともっと酷くなるので取り敢えず上げます。
「もう大丈夫」
ハリエットは心配するグリフィンドールの男子達に向かって微笑みながら言った。
ダンブルドアとの問題を終えて談話室に戻るとソファにハリエットが寝かされていた。女子寮に男子は入れないからだろう。
パーシーが不死鳥が現れてハリエットを置いていったのだと教えてくれた。
その夜はみんなでハリエットを守るようにして談話室で夜を過ごした。
そして翌日、目を覚ましたハリエットはスッキリしたように大丈夫だと言った。
それ以降本当に鏡を気にする素振りを見せなかったので本当に大丈夫なのだろうと判断した。
残り少ないクリスマス休暇もめいいっぱい楽しんで、休暇は終わりを迎えた。
─楽しかった
途中少しのアクシデントがあったがハリエットは人生で一番楽しいクリスマスを過ごせた。
学校が再開した。
生徒達がホグワーツに戻って来るのと同じタイミングでアキレウスがお前本当に梟か? と問いたくなる程の雄叫びを上げ一つの手紙を届けた。
─来たかっ!
届け人はランパード家の家主、セスタの父であるラスロー・ランパード。
手紙の内容は
勝利!
の二文字。
セスタはほっと胸を撫で下ろす。
散々大丈夫だと手紙に書かれていたが心配なのに変わりはなかった。
続けて他の梟達が母、姉、婆さんの手紙をセスタの皿にあったソーセージと引き換えに持って来てくれる。
母の手紙は夏休みにクリスマスの分も楽しみましょうと書いてあった。
姉の手紙にはクリスマスの分も着せ替え人形になってもらいますと、怪物が弱い癖に粘り強くてウザかったと愚痴と共に書いてあった。
婆さんの手紙には帰ったらまた箒の乗り方を教えてやると書いてあった。
総じてみんな元気そうだ。
セスタは何の憂いも無く、新年の授業を受けれそうだ。
「さて、ここは何処だ?」
ここ最近異常事態が続いた。
そんな時ホグワーツは絶対にセスタが行かねばならない場所に連れていってくれる。
では今はどうだ? 平常だ。心の底から泣いている女の子はいない。トロールは侵入していない。魔法の鏡に魅入られた可愛い後輩はいない。
つまり、ホグワーツは存っっ分にセスタにちょっっかいをかけにきているのだ。
「だが舐めるな。俺も進歩している」
今日のセスタは一味違う。
「ポイント・ミー。闇の魔術に対する防衛術の教室!」
目的地を探す呪文により新年初の授業である闇の魔術に対する防衛術の教室を探す。
よく迷う─正確には迷わされる─セスタがフリットウイックに頼み、教えてもらった呪文だ。
─いつまでもレディに助けられる俺じゃない
そう笑みを深めるセスタだが現実は無常。
ホグワーツは千年の歴史を持つ魔法の城なのだ。
千年重みにとってはまだ魔法を習って二年も経たない子供の魔法使いの魔法などあってないようなもの。
普通の意思ある千年ものの城ならプークスクスそんなもん効かないよーんとばかりにセスタを迷わせるだろう。
しかしホグワーツは普通の意思ある千年ものの城ではない。
ホグワーツは学舎なのである。新しきを学びそらを、生かそうとする者の道を遮ることはできない。
そういう在り方をしているのだ。
しゃーなし、お前頑張ってるもんなぁ。と惑わすのを止めるてやる。異常時では無いので最短最速の道を示すまではしないがそれで充分。
セスタのポイント・ミーは成功してたらしい、杖の先から白い光球が出てくるとくるくる回転して動き出した。
光球を少し小走りで追いかけるといつもの迷い具合が嘘であるかの様にあっという間に闇の魔術に対する防衛術の教室に辿り着く事ができた。
扉を開けて中に入ると相変わらず鼻が曲がりそうなニンニク臭がして顔を顰めていると同級生達が騒いだ。
「マジか!」
「セスタが5分前に教室に来たぞ!」
「絶対遅刻だと思ったのに!」
「俺の小遣い二週間分のお菓子が!」
「シャルロットの一人勝ちかぁ」
「いーかげんにしろよー」
「お前らがいい加減にしろよ⁉︎」
相も変わらず──どころか前に賭けをしていたリチャードとサリエリ以外にもケイティ、シャルロット、コーマック・マクラーゲンなどグリフィンドールの二年生の殆どがセスタが遅刻するかしないかの賭けに参加していらたしい。
「セスタ……」
シャルロットが潤んだ目でセスタを見つめ、手を握った。
「信じてた……!」
─……嬉しくねぇ
シャルロットは美少女だと言っても過言じゃ無い。普段は勝ち気な彼女も黙っていれば何処ぞの深窓の令嬢と呼べる程ののもの。
事実その美しさにスリザリンでもシャルロットに惚れている者もいる。
それもこれもシャルロットの本性を知らないからである。
シャルロットという少女は花より食い気、どうせ賭けるのなら他が賭けてない方に賭けたい破滅までの綱渡りを楽しむギャンブラー。
手に入れたお菓子は俺にも分けろよと言いかけたところでクィレル先生が入ってきたので慌てて席に座る。
クィレルの授業は人気が無い。
とにかく、つまらないのだ。
去年の担当だった先生の授業は特段面白い訳ではなかったがきちんと実技はあった。
クィレルの場合は実技が無い。それに酷い吃音のせいで何を言っているのかわからない時が多すぎる。
昨年ルーマニアの修行中に吸血鬼に襲われたとかで常にニンニクの匂いを自分の周りに漂わせていてクッソ臭い。
だから内職してたり睡眠時間にしている生徒も多い。
だがセスタは真面目に授業を聞いていた。聞けていた。
セスタのいた孤児院には親の虐待のせいで吃音が酷かった子供が沢山いたので慣れていたのだ。
内容が分かるとクィレルの授業は意外と面白い。歴史のピンズの様にただ教科書の内容を朗読している訳では無く自分の実体験を踏まえて話していて結構勉強になる。
「で、で、ですが、やゃゃゃゃゃはり、一番の防衛術はそう言った危険なものと相対しないない事です」
彼は対処法だとかを説明した後必ずそう付ける。
後セスタが一番クィレルの事で尊敬しているのはトロール関連の知識だ。
トロールは馬鹿で阿呆で間抜けで脳無しかつ能無しでウスノロであり、悪口でもなんでも無く人である魔法使いとは知能のレベルが違う。
トロールが危険なのは何を考えているのかぎ想定でず、思いもよらない行動を起こす事も要因の一つなのだがクィレルはこれを良く把握している。
種族が違う者の考え方を想定できるのは至難だ。
ホグワーツの森番であるハグリッドは動物好きで知られ、実際人以外の生物を扱う腕は最高峰である。
だがそれは彼の生まれに要因する肉体強度あってのもの。普通の肉体強度しか持たないクィレルがそこまでトロールの理解を深める事ができているのは偉業と言っても過言では無い。
セスタはバッタリとトロールと相対する危険がある事は身をもって知っているのでなるべくクィレルの授業は聞き逃さないようにしている。
「トットトロールは、やりようによってはワルツを覚えさせる事もできるんですよ、いっ一瞬で忘れますけど」
─本当に凄いな⁈
こうやってとんでも無い情報がぶち込まれる事も偶にある。勿論セスタ以外は聞いていないので知る事はない。
セスタはクィレルのトロール武勇伝を聞くのが結構日々の楽しみの一つだった。