伏黒恵の調和 (タイトル変更)    作:ゲダツ

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やりたいと思っても面倒くさい。気持ちが勝ってしまう。今日この頃 でも読者の要望に答えられるよう頑張ります


24 個人戦 2回戦目 第一試合 (修正)

 

休憩時間は終わった。

第一体育館。

広げられた結界の中。向かい合うのは東京校の二人。

 

虎杖悠仁。

 

釘崎野薔薇。

 

かつて共に戦った仲間。

だが今は違う。

勝ち上がるための敵だ。

 

虎杖が拳を握る。

「本気で行くぞ」

 

釘崎が鼻で笑った。

「当然でしょ」

 

髪を払う。

目は真剣だった。

「アンタこそ容赦するんじゃないわよ」

 

壇上へ一人の男が現れる。

七海建人。

「双方準備はできていますね」

 

静かな声。

だが空気は張り詰める。

「それでは――開始」

 

釘崎が最初に動いた。

金槌を振る。釘が一直線に飛ぶ。 

 

虎杖が身体を捻る。

回避。さらに前進。

速い。一瞬で距離が縮まる。

 

「近い!」

釘崎は即座にネイルガンを抜いた。

連射。釘が飛ぶ。

 

虎杖は避ける。

走る。避ける。走る。

止まらない。

 

釘崎の顔が歪む。

(近づかれたら終わる)

 

分かっている

身体能力。

耐久力。

接近戦。

全部虎杖が上。

 

だから距離を取る。

だから釘を撃つ。だから術式で削る。

それしかない。

 

虎杖は歯を食いしばる。

(クソッ)

 

避ける。

避ける。

避ける。

 

釘が頬を掠めた。

血が飛ぶ。

 

(なんで俺は様子見してんだ)

 

伏黒なら。

 

伏黒なら。

 

最初から踏み込んでいる。

最短で勝ちに行く。

(俺は――)

 

釘が腕に刺さる。

だが止まらない。

(置いていかれたくねぇ)

 

床が割れ一気に踏み込む。

釘崎の目が見開かれた。

「なっ!?」

 

拳。

直撃。

 

釘崎が吹き飛ぶ。

床を転がる。

だが立つ。

口の端から血を流しながら。

「ッッ……!」

 

痛い。

重い。

強い。

それでも。

釘崎は笑った。

「だから何よ」

 

虎杖が止まる。

釘崎が床へ落とす

ざっと二十本。

 

虎杖が眉をひそめる。

「何やってんだ?」

 

釘崎は答えない。

さらに釘を撒く。

床中に。

無数に。

そして。

金槌を振り下ろした。

「簪!!」

 

術式発動。

床の釘が爆ぜる。

加速。

乱射。

四方八方から虎杖へ襲いかかる。

 

「なっ!?」

虎杖が両腕で防御。

肩。

腕。

脚。

釘が突き刺さる。

(これか!!)

 

最初から。

全部。

伏線だった。

床に落ちた釘が多いほど。

この技は強くなる。

 

釘崎が走る。

(私は弱くない)

 

走る。

 

(私は足手まといじゃない)

 

走る。

 

(置いていかれない)

虎杖の前へ。

金槌を振る。

「黒閃!!」

 

呪力集中。黒い火花。

空間が歪む。黒閃。

直撃。

轟音。

虎杖が吹き飛ぶ。

壁まで転がる。

 

だが。

虎杖は立つ。

ゆっくりと。

ゆっくりと。

立ち上がる。

 

「マジかよ……」

釘崎が息を呑む。

 

虎杖の呪力が膨れ上がる。

熱量。

圧力。

密度。

全部が変わる。

 

虎杖は拳を握る。

「俺は」

息を吐く。

「負けられねぇ」

釘崎を見る。

「特級に勝つ」

伏黒を見るように。前を見る。

「もっと強くなる」

さらに。拳を握る。

「伏黒に追いつく」

 

 

釘崎の顔が険しくなる。

「……そう」

低い声。

「アンタもか」

 

 

虎杖が首を傾げる。

 

釘崎は笑った。

少し寂しそうに。

少し悔しそうに。

「私だって同じよ」

 

虎杖が止まる。

 

釘崎が続ける。

「アンタも」

「伏黒も」

「勝手に前に行くんじゃないわよ!」

次の瞬間。

虎杖が消えた。

「っ!?」

速い。さっきまでと違う。

別人。

 

釘崎はネイルガンを撃つ。

だが。

 

全部。虎杖が叩き落とす。

 

進む。

進む。

進む。

 

止まらない。

釘崎が金槌を振る。

 

虎杖が拳を振る。

衝突。

 

だが力負け。

武器が弾かれる。

宙へ飛ぶ。

「しまっ――」

 

拳。

一発。

二発。

三発。

釘崎がよろめく。

 

それでも下がらない。

「まだ――!!」

口の中の釘。最後の切り札。

だが。

 

虎杖は知っていた。

逕庭拳。時間差。二重衝撃。

「がっ……!」

身体が止まる。

 

一瞬。

 

本当に一瞬。

 

その隙。

虎杖が踏み込む。

集中。

空気。

呪力。

全部が噛み合う。

虎杖の目が研ぎ澄まされる。

「終わりだ」

 

拳が突き出される。

「黒閃!」

空間が震える。

黒閃。

直撃。

 

釘崎が吹き飛ぶ。

長い距離を飛ぶ。

床を転がる。

 

動けない。

指一本。

上がらない。

天井を見上げる。

息が苦しい。

身体が痛い。

 

それでも。笑った。

「はは……」

 

負けた。悔しい。

本当に悔しい。

だけど。

少しだけ。嬉しかった。

 

七海が前へ出る。

「試合終了」

静かな声。

しかし結果は明確。

「勝者――虎杖悠仁」

 

虎杖は肩で息をする。

釘崎を見る。釘崎も見返す。

言葉はない。

 

だが。

二人とも理解していた。

これはただの勝敗じゃない。

強くなるための戦いだった。 

 

そして。

まだ終わっていない。

二人の視線の先には。

 

次の相手。

伏黒恵がいるのだから。




少し変えて執筆してみました
違和感などあったら随時教えてくださると幸いです

それと少し全体の話を少し調整しますので、一旦休止とさせていただきます 

理由はたくさん変化が少ない 進みが遅い 盛り上がる場面でも抑え気味というなどなど初心者ながらにダメでした

ですので、話は一旦止まりますが、時間をかけてもう1回やっていきますので、何ととご容赦をお願いします
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