ポカニキ(成り代わり)が行く!キヴォトス勤務24時   作:ポカテスカトリ

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A.居るわけねぇだろ!ふざけてんじゃねぇぞコノヤロウ!


プロローグ:Q.気がついたらロン毛ヤクザが居た感想を述べよ

───目が醒めると其処は霧の中だった。

 

 

タコス食ってた筈なのにいつの間にか摩周湖に来ていたようだ。

 

 

 

 

ンな訳あるかよチクショウ。

それよりも、誰だオマエ?と言わんばかりの目線を向けるコイツは何なのか。

 

通常の人間であれば、そんなことは気にならないほど慌てふためくところなのだろうが今の俺は違う。

なぜか、気になるのである。

本来メキシコシティに旅行中であるはずの俺が、中身より外側(ガワ)を好む自分(オレ)が、この時だけは、コイツのことが気になるのである。

 

そんなことはさておき、目の前のコイツは何かしらのアクションを起こさないのかね。

俺は短気でね、試しに挨拶でもしてみよう!

 

「こんにち...」

「あ"?」

OK、無理だわ、これ

 

 

 

そこからなんとか対話をしてみると、案外話のわかるわかる。

聞いてみると自分は抗争に巻き込まれて死んだ、本来ここに来るべき魂でもなかった、という。

 

泣くぞ、オイ

自分探しの旅と銘打って世界一周に出た一国目でこれだよ。

思えば、いままでの人生は録なモンじゃなかった。

 

小学校ではボッチ、中学もボッチ、高校まで来ればボッチは脱却、と思っていたらのワンランク上の虐めと来た。

ちょいとムキなって主犯にやり返したら即退学だ。

 

 

なんでこんなに明るいのかって?

色々麻痺してんだろ、多分(他人事)。

 

そんなこんなでやっているとソイツが、

「まあ、なんだ、その、よくやってきたな、。」

 

頑張ったってレベルじゃねーぞオイ

 

「ところでオマエ、あっちに戻りたいか?」

 

あっちというか、ここが何処かも分からんのだが。

 

「なんだと?そんなのも分からず話してたのか?

 

しょうがねぇ、何かの縁だ、教えてやる。

 

ここは、九つの層からなる地下世界の最下層、敗れた戦士の楽園、名を、ミクトランパ。

この俺、"黒"のテスカトリポカが管理する冥界だ。」

 

なるほど、分からん。中二病か?

 

「まぁ、期待はしてなかったがな。」

 

なんだとコノヤロウ。

それよりも、ちょっと待った。

テスカトリポカってのは確か、アステカ、俺の滞在してたメキシコシティの辺りの文明における全能神の名前だ。

羽毛を持つ蛇であるケツァルコアトルと太陽の座を巡って争う煙る鏡、それがテスカトリポカだった筈だ。

   

______なんだ、今のは。

 

それはともかく、なんでコイツは某ホスト界の帝王みたいなんだ。

 

 

 

「言いたいことは色々あるだろうが、座れよ。」

 

 

 

そう言い、ソイツは焚き火の近くに座り込んだ...

 

俺はテスカトリポカの正面に座った。

 

パチ、パチ、と音を立てる焚き火を何気なく見ていると、テスカトリポカが話しかけてきた。

 

「お前、どうすんだ?」

 

聞いとけばなんだ、進路の話か?悪いが高校を退学した身だからな、どうしようもないぞ。

 

「なんだソレ、ってちげぇよ。オマエのこれからのことだ」

 

 




一先ず一話目終了です。

誤字脱字報告できればお願いします。

また、感想を戴けるとモチベーションになるので是非書いていって下さい!
ちなみに自分はアステカ勢だと、テノチが好きです。
あの湿っぽさがちょうどいいんじゃ.....
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