イナズマイレブン:if   作:アロマ電撃3号

16 / 16

やっと帝国戦の終わる目処はついた!
でもまだFF予選なんだよな…書きたいとこまで遠い…



ヤングイナズマvs帝国学園 ⑤

 

陣内が投げたボールは、月影がトラップしてすぐさま指示を出し始める。

 

「必殺タクティクス、全部いっぺんにやるぞ!」

「あぁ!?全部ゥ!?」

「そうじゃないと勝てないからな!指示は出す、穂村と山之内はサポートを頼む!」

 

帝国に若干の動揺が出つつもすぐに切り替わり、後ろから迫ってきた菅田を悠々と引き剥がして号令を出す。

 

「行くぞ!タクティクスストリーム…トライダイブ、ザ・クレイモア、サイドラインスピア!」

 

月影の指示により、帝国のフォーメーションは三重の意味が込められた陣形になった。指示が足りないところは穂村と山之内がカバー。

 

「マズっ、アイツら今までより数段速えぞ!」

「タクティクスの効力か!指揮が追いつかん!」

 

雷門は対処に遅れている。それにより帝国は、雷門の守備へと深く攻め込むことに成功した。ボールは柳生へと渡っている。

 

天空サンダーッ!桜咲、頼む!」

「わかってる、雷剛一閃ッ!穂村ッ!」

「了解した、オーバーヘッドペンギンッ!」

 

強烈な雷の一撃は、オーバーヘッドで打ち出されたペンギンを従え勢いを増していく。そのシュートの行き先はゴールではない、我らが帝国の、エースストライカーの元へ。

 

「今度こそ、決めてやるぜ!エンプレス・シャドウッ!」

 

エースストライカーの自負を乗せた一撃。先ほど点を取れたというのも大きいのだろう。西條の真後ろには影で出来た巨大なヒトガタが現れていた。半世紀以上後の時代、魔槍剣聖と呼ばれた化身よりも完成度は低く、されど絶大な威力を込めた一撃が、雷門のゴールへと迫る───!

 

「「ボルケイノカットッ!」」

 

一年生二人の溶岩の壁を突破し、

 

「「ロックウォールダムッ─── !!!」」

 

岩石のダムを破壊しながらもまだ勢いは弱まらない。あと1人、守護者を越えればゴールは確実。

 

───されど。

 

「ここで点を取らせっかよッ!」

 

その壁は厚く固い。既に響木はマジンを顕現させていた。おそらくマジン・ザ・ハンドで止めれない威力なのだろう。だが、自身にはキーパーとして、守護神としてのプライドがある。故に視点を変え、開いた手を握り直した。

 

(イメージすんのは、碇のやつの裁きの鉄槌みてーに、天から振り下ろす、そんなイメージ…)

 

先ほど突破された自分への怒りは消えず、ならば相手のシュートにぶつけてしまえばいい。本来ならばこの技は未来の技、それを響木が使ったのは努力と執念と、才能によるものだろう。

 

「ぶっ潰れろォッ───!!!」

 

上から振り下ろされたマジンの鉄槌により、シュートは地面にクレーターが出来るほどの威力で止められようとする。闇の力を秘めた大剣は砕かれ、響木正剛はみごとゴールを守り切ってみせた。

 

「よっしゃオラァ!!!」

 

雷門は湧き立ち、帝国は少し悔しそうにしながらも素早く切り替えている。雷門側のカウンターが始まり、影山がボールを受け取る。

 

「強襲させてもらおう、皇帝ペンギン7ッ!」

「───悪いが軌道を変える、火災旋風ッ!」

 

放たれた七色のペンギンたちは、穂村の放つ炎の竜巻に飲み込まれ、軌道を変える───

 

「───ぐっ!?」

 

しかし、影山のシュートが強烈すぎたせいかシュートの部分で失敗。ゴールへと向かわず、サイドラインを超えてスローインとなってしまった。

 

「…すまん」

「いや、いい判断だったと思う!これ以上DFや陣内への負担は増やしたくないからな!」

 

「強襲失敗か…みんなすまんな」

「いや別に良かったと思うぜ?俺に繋げられりゃ最高だったな!」

「備流田は今度は決めてね」

「応!」

 

スローインの準備中に響木が何かに気づく。

 

「あっヤベ、さっきの技の名前決めてなかった!総一郎、なんか案出せ!」

「マイペースだな…怒りの鉄槌とかどうだ?」

「ヨシ!ありがとな!」

 

「クソッ、こっちのことは見向きもしてないってことか!?」

「いや純粋に技名決めないと格好つかないからな!」

「せめて試合後に決めろや!あと10分もない…あと10分もねぇじゃねえか!?」

「ホントじゃねえか!?」

「何コントしてるんだお前ら…」

「ウチの西條がスマン…」

「いやこっちこそウチの響木が…」

 

気が抜ける様なやり取りである。互いの監督も苦笑いしている。

試合終了まであと少し、勝つのはどちらなのかという盤面である。

 





本戦は決勝以外は一話ダイジェスト形式になりそう。

決勝はだいぶ頑張りたい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

イナズマイレブン アレスの天秤 IF「もしも円堂が故障して、雷門に残っていたら」(作者:レイメイミナ)(原作:イナズマイレブン)

 フットボールフロンティアにて優勝した雷門中サッカー部。しかし、その後行われたスペインリーグ優勝チームとの親善試合で圧倒され、最後にキャプテン・円堂守の骨折によって最悪の形で雷門の栄光は幕を下ろしてしまう。一年後、サッカー強化委員制度、スポンサード、そしてアレスクラスターによって激動を迎えた中学サッカー界の中で、小さな孤島に存在する伊那国中サッカー部がスポン…


総合評価:37/評価:-.--/連載:7話/更新日時:2026年04月27日(月) 12:02 小説情報

イナズマの女帝(作者:主要人物の実姉概念が流行ってほしい人)(原作:イナズマイレブン)

フットボールフロンティア決勝戦、木戸川清修との試合における唯一の愉しみを奪われた女帝が帝国を去り、翌年に雷門中の女帝として再びサッカー界に現れる話。▼なお、女帝は鬼道有人と音無春奈の実姉である模様。


総合評価:1069/評価:8.92/連載:24話/更新日時:2026年02月21日(土) 20:00 小説情報

円堂ハルの出涸らし(作者:モリブデン42)(原作:イナズマイレブン)

円堂ハルの双子の弟、円堂冬希▼ハルとの才能差から周囲に『円堂ハルの出涸らし』と揶揄される。出涸らしだから、父のような人望もカリスマもない。サッカー部も作れない▼それでも、円堂ハルに勝ちたい▼笹波雲明たちとともに、南雲原中学で彼は円堂ハルに挑む。


総合評価:1058/評価:9.04/連載:10話/更新日時:2026年03月21日(土) 23:13 小説情報

前世ファンだったヤツのイナイレ転生(作者:Lcrcl (エルマル))(原作:イナズマイレブン)

通り魔に刺されて死んだ男、三雲拓也。▼イナイレの世界に転生した彼は二度目の人生を謳歌できるのか!?▼※一部TS、キャラ崩壊、原作崩壊注意。


総合評価:320/評価:8.6/連載:39話/更新日時:2026年05月17日(日) 09:00 小説情報

コピープレイヤー(作者:妖狐アルル)(原作:イナズマイレブン)

神の手により転生した少年、彼は見た技を完璧にトレースしてしまう才能を持った▼これはそんな彼が苦悩し突き進む物語


総合評価:248/評価:6.75/連載:6話/更新日時:2026年01月27日(火) 14:22 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>