イナズマイレブン:if   作:アロマ電撃3号

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やっと帝国戦の終わる目処はついた!
でもまだFF予選なんだよな…書きたいとこまで遠い…



ヤングイナズマvs帝国学園 ⑤

 

陣内が投げたボールは、月影がトラップしてすぐさま指示を出し始める。

 

「必殺タクティクス、全部いっぺんにやるぞ!」

「あぁ!?全部ゥ!?」

「そうじゃないと勝てないからな!指示は出す、穂村と山之内はサポートを頼む!」

 

帝国に若干の動揺が出つつもすぐに切り替わり、後ろから迫ってきた菅田を悠々と引き剥がして号令を出す。

 

「行くぞ!タクティクスストリーム…トライダイブ、ザ・クレイモア、サイドラインスピア!」

 

月影の指示により、帝国のフォーメーションは三重の意味が込められた陣形になった。指示が足りないところは穂村と山之内がカバー。

 

「マズっ、アイツら今までより数段速えぞ!」

「タクティクスの効力か!指揮が追いつかん!」

 

雷門は対処に遅れている。それにより帝国は、雷門の守備へと深く攻め込むことに成功した。ボールは柳生へと渡っている。

 

天空サンダーッ!桜咲、頼む!」

「わかってる、雷剛一閃ッ!穂村ッ!」

「了解した、オーバーヘッドペンギンッ!」

 

強烈な雷の一撃は、オーバーヘッドで打ち出されたペンギンを従え勢いを増していく。そのシュートの行き先はゴールではない、我らが帝国の、エースストライカーの元へ。

 

「今度こそ、決めてやるぜ!エンプレス・シャドウッ!」

 

エースストライカーの自負を乗せた一撃。先ほど点を取れたというのも大きいのだろう。西條の真後ろには影で出来た巨大なヒトガタが現れていた。半世紀以上後の時代、魔槍剣聖と呼ばれた化身よりも完成度は低く、されど絶大な威力を込めた一撃が、雷門のゴールへと迫る───!

 

「「ボルケイノカットッ!」」

 

一年生二人の溶岩の壁を突破し、

 

「「ロックウォールダムッ─── !!!」」

 

岩石のダムを破壊しながらもまだ勢いは弱まらない。あと1人、守護者を越えればゴールは確実。

 

───されど。

 

「ここで点を取らせっかよッ!」

 

その壁は厚く固い。既に響木はマジンを顕現させていた。おそらくマジン・ザ・ハンドで止めれない威力なのだろう。だが、自身にはキーパーとして、守護神としてのプライドがある。故に視点を変え、開いた手を握り直した。

 

(イメージすんのは、碇のやつの裁きの鉄槌みてーに、天から振り下ろす、そんなイメージ…)

 

先ほど突破された自分への怒りは消えず、ならば相手のシュートにぶつけてしまえばいい。本来ならばこの技は未来の技、それを響木が使ったのは努力と執念と、才能によるものだろう。

 

「ぶっ潰れろォッ───!!!」

 

上から振り下ろされたマジンの鉄槌により、シュートは地面にクレーターが出来るほどの威力で止められようとする。闇の力を秘めた大剣は砕かれ、響木正剛はみごとゴールを守り切ってみせた。

 

「よっしゃオラァ!!!」

 

雷門は湧き立ち、帝国は少し悔しそうにしながらも素早く切り替えている。雷門側のカウンターが始まり、影山がボールを受け取る。

 

「強襲させてもらおう、皇帝ペンギン7セブン!」

「───悪いが軌道を変える、火災旋風ッ!」

 

放たれた七色のペンギンたちは、穂村の放つ炎の竜巻に飲み込まれ、軌道を変える───

 

「───ぐっ!?」

 

しかし、影山のシュートが強烈すぎたせいかシュートの部分で失敗。ゴールへと向かわず、サイドラインを超えてスローインとなってしまった。

 

「…すまん」

「いや、いい判断だったと思う!これ以上DFディフェンダーや陣内への負担は増やしたくないからな!」

 

「強襲失敗か…みんなすまんな」

「いや別に良かったと思うぜ?俺に繋げられりゃ最高だったな!」

「備流田は今度は決めてね」

「応!」

 

スローインの準備中に響木が何かに気づく。

 

「あっヤベ、さっきの技の名前決めてなかった!総一郎、なんか案出せ!」

「マイペースだな…怒りの鉄槌とかどうだ?」

「ヨシ!ありがとな!」

 

「クソッ、こっちのことは見向きもしてないってことか!?」

「いや純粋に技名決めないと格好つかないからな!」

「せめて試合後に決めろや!あと10分もない…あと10分もねぇじゃねえか!?」

「ホントじゃねえか!?」

「何コントしてるんだお前ら…」

「ウチの西條がスマン…」

「いやこっちこそウチの響木が…」

 

気が抜ける様なやり取りである。互いの監督も苦笑いしている。

試合終了まであと少し、勝つのはどちらなのかという盤面である。

 





本戦は決勝以外は一話ダイジェスト形式になりそう。

決勝はだいぶ頑張りたい。
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