イナズマイレブン:if   作:アロマ電撃3号

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今回もアッサリ目。アレ!?今日火曜日!?ってなったのと、普通に帝国戦のエピローグ書いた方が良さそうかなって。



ヤングイナズマvs帝国学園 終了後

 

「ウオオオオオ!勝った!!!」

「備流田興奮しすぎ。まあ気持ちはわかるけどね」

「当たり前だろ!?予選とはいえ帝国に勝てたのはデケエぞ!」

「予選の他のチームが俺たちや帝国と比べるとそこまで強くない、故にこれまでは勝利を感じ辛かったというのはある。だがそれでも、この勝利の味は格別だな…!」

「影山だいぶ饒舌だね、よっぽど嬉しいの?」

「勿論!父相手に勝てたというのもデカいが」

 

雷門は勝利に盛り上がっており、飛んだり跳ねたりしている。一方帝国は敗北の悔しさを噛み締めていた。

 

「うわー…これが敗北かー…悔しいやんね…」

「これまで同格の連中がいなかったからな、強さに胡座掻きすぎたってことか…」

「スマン!俺がもう少しシュート止めてりゃあ…!」

「それについては打たせた俺達DFディフェンダー陣にも責任があるから、あんまり自分を責めないようにね」

「…反省は後にしよう、ほら西條も挨拶に…」

 

月影はちょっと離れたところで俯いていた西條を連れて、終わりの挨拶をしようとしていた。西條の顔を覗き込んだ時、表情に気づいた。

 

「…クソ、クソ、クソ…!何が、何がエースストライカーだ…!」

「…西條、お前泣いて───」

「泣いてねぇッ!!!」

 

そう言った西條の顔は、涙と鼻水でグズグズであった。可愛げのある顔をくしゃくしゃに歪ませながら、向かったのは響木の元。

 

「…んあ、何だよ」

「…今回は俺の負けだ、完敗だ───でもッ!!!」

 

涙は止まっていない。嗚咽も出ている。しかしそれでも、立ち直る為に。

 

「───次はッ、負けねえッ!!!」

 

そう、帝国のストライカーは断言した。

 

「…ハッ、言うじゃねえか!」

 

一点を決められて、間違いなく相手は強者であると認めている。その強者が宣戦布告をしたのだ、応えなくてどうする。

 

「いいぜ、次も俺らが勝つ!!!今度会う時は───」

 

「「───本戦の、決勝で勝負だッ!!!」」

 

 

「ふむ、青春だな」

「青春だなぁ…」

 

少し離れたところで見つめる二人の監督。試合後ということで円堂から話しかけに行ったのである。

 

「しかし東吾さん、あのタクティクスは使わなくてよかったのか?」

「ああ、アレか?アレはまだ今の帝国だと早いと判断した…まあ、使えば勝てたかもしれないという負け惜しみはさせてもらおう」

「アッハッハ!あの影山東吾が負け惜しみとは!随分丸くなったなアンタ!」

「あの頃から10年経ったんだ。そりゃあ変わるさ」

 

昔馴染み、元選手とコーチの間柄、遠慮なしの話し合いである。

 

「さて、これで現役から数えて1勝…何敗だったかな…?現役の頃から負け続けたからイマイチ覚えておらん」

「ボケ始めるの早すぎないか?それにオレの方は結構負けてるって思ってるけどなあ」

「俺が勝ったのはシュートを決めたあの時だけさ…そうだ、俺からも一つ」

「なんだよ東吾さん?」

 

影山東吾はビシリと指を円堂大介へと突き刺し、啖呵を切った。

 

「次こそは帝国が勝つ、決勝で待ってろ」

 

「…ああ、待ってるさ。勝つのは雷門だけどな!」

 

こうして、雷門と帝国の最初の戦いは終わった。ここから半世紀以上にわたる、雷門と帝国の戦いの歴史が始まったのだった。

 





次回本戦一回戦、駆け足でお送りします。
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