イナズマイレブン:if   作:アロマ電撃3号

21 / 21

ちょっとした間話で、ターニングポイントの一つになります。



ヤングイナズマのFF決勝戦 試合前

 

「響木いる?」

「ん、どうした浮島?試合までまだ時間あるぜ?」

「話したいことがあってね」

 

今日はFFフットボール・フロンティア決勝戦、そんな時に呼び出された響木は首を傾げていた。自分は何かまたやらかしたのだろうか、いやでもそれなら二人きりじゃなくて公開説教でいいしな…と思いながら浮島の話を聞いてみることにした。

 

「いつか皆の夢を語り合ったことがあったじゃん」

「おお、あったなあ。大体は家継ぐらしいし、備流田も会田も影山もプロにならねえって言ってた」

「それでも指導者にはなるんでしょ?」

「俺は一緒にプロになりたかったんだよ!まあ俺も親父が倒れたら雷雷軒継がなきゃならねえけど…」

「継がなくていいんじゃないの?」

「いやいや、学生に割と人気な店だからな。潰すのは惜しいぜ」

「…そっか。あのさ、あの時は僕は夢を語れなかったから今響木に言っておこうと思って」

「ん、ああそっか。あの時お前夢ないって言ってたもんな」

 

浮島一人はサッカーを始めるまではただの内気な少年であり、特に夢などは持っていなかった。サッカーを始めてから変わったのだ。そんな彼の、将来の夢は───

 

「───僕さ、プロサッカー選手になるよ」

「…マジ?」

「マジだぜ、大マジさ」

「…うおおお、言うじゃねえか浮島!」

「ちょっ、撫でるな撫でるな髪型崩れる!後で絶対髪村が色々言ってくるから!」

 

なんだかんだ同じチームでプロを目指していたのが自分だけ、というのは響木にとってはちょっと寂しかったのである。なので浮島が自分にプロになることを言ってくれたのは嬉しかったのだ。

 

「よーし、他の連中にも言ってこようぜ!」

「待った待った、まだ恥ずかしいから響木にだけ言ったんだって!」

 

そんな二人の近くに二つの影が忍び寄っていた。

 

「こんちわー!雷門の人ー!」

「お前ら久しぶりー!」

「んあ!?帝国の!?」

「ええと、菜花くんと代之総くんだよね」

「何話してたのー!?」

 

今日対戦する帝国サッカー部の二人、それも元気なコンビである。折角なので二人にも聞いてみることにした。

 

「…二人はさ、夢ってある?」

「帝国相手に雑談始めんのか、浮島も図太くなったなあ」

「響木煩い…因みに僕らはプロ志望」

「んー…オレもプロかな?監督のスカウトから始まったサッカーだけど面白くてずっと続けてたいやんね!」

「おー…オレは学校創ろうかなって!」

「「「学校!!!???」」」

 

そこまで賢くなさそうで実際そこまで賢くない代之総がそんなことを言うとは思わず、3人とも大声をあげることとなった。

 

「オレ福井の出身でなー!サッカー強くて化石掘り出せる学校を創ろうと思ったんだー!監督からも色々制度教えてもらってるぞー!名称は代之総中学校とかになりそうだー!」

「はえー…なんか意外やんね…」

「意外な話聞けたなあ」

「他の人たちの話も聞きたいけど…響木、そろそろ事前ミーティングの時間だ」

「あっ!?もうそんな時間かよ!」

 

いつのまにか針は雷門の最終調整の為のミーティングの時間へと差し迫っていた。響木は立ち去ろうとしようとして、一言だけ帝国に残すことにした。

 

「…おい帝国」

「む、なんやんね?」

 

「今日の試合、俺たちが勝つ!」

 

「…ふふ、勝つのはこっちやんね!」

 

FFフットボール・フロンティア決勝戦、雷門vs帝国の試合は刻一刻と迫っていた。

 





浮島の話は書いておきたかった。
あと代之総くんと菜花くんの話も。
次回からFF決勝戦開始!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

イナズマイレブン アレスの天秤 IF「もしも円堂が故障して、雷門に残っていたら」(作者:レイメイミナ)(原作:イナズマイレブン)

 フットボールフロンティアにて優勝した雷門中サッカー部。しかし、その後行われたスペインリーグ優勝チームとの親善試合で圧倒され、最後にキャプテン・円堂守の骨折によって最悪の形で雷門の栄光は幕を下ろしてしまう。一年後、サッカー強化委員制度、スポンサード、そしてアレスクラスターによって激動を迎えた中学サッカー界の中で、小さな孤島に存在する伊那国中サッカー部がスポン…


総合評価:44/評価:-.--/連載:10話/更新日時:2026年06月20日(土) 15:52 小説情報

神のアクア?、そんなもんより魔剤のが効くぜ(作者:宙の開拓者)(原作:イナズマイレブン)

エナドリってなんか美味しいよね


総合評価:133/評価:-.--/連載:8話/更新日時:2026年06月09日(火) 19:50 小説情報

遠き星エイリア、もといお日様園では一妻多夫が認められている(詭弁)(作者:\コメット/)(原作:イナズマイレブン)

当たり屋、セクハラ、既成事実、全ては婿嫁作るため。▼お日様園の異端児、雷門に降り立つ───。▼【挿絵表示】▼イナズマイレブンGOの物語を、おもしれー女が駆け抜けるだけのお話です。▼ホーリーロード編、全11話。


総合評価:311/評価:8.38/完結:11話/更新日時:2026年04月11日(土) 06:00 小説情報

円堂ハルの出涸らし(作者:モリブデン42)(原作:イナズマイレブン)

円堂ハルの双子の弟、円堂冬希▼ハルとの才能差から周囲に『円堂ハルの出涸らし』と揶揄される。出涸らしだから、父のような人望もカリスマもない。サッカー部も作れない▼それでも、円堂ハルに勝ちたい▼笹波雲明たちとともに、南雲原中学で彼は円堂ハルに挑む。


総合評価:1092/評価:9.04/連載:10話/更新日時:2026年03月21日(土) 23:13 小説情報

イナズマイレブン〜中途半端な逆行〜(作者:トライデント)(原作:イナズマイレブン)

中途半端と呼ばれようと、最後まで食いつくと決めた。▼ある日逆行してしまった半田真一は、もう一度あの始まりの瞬間に立ち、自分もFFIでサッカーをすると決めた。


総合評価:2116/評価:8.79/連載:73話/更新日時:2026年03月04日(水) 09:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>