転生リィンのやり直し 作:影後
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原作のリィン君とほぼ同じような内容だが、
それは育ちの場所の問題。
無論、故郷は故郷として誇りに思っているし、
不満を抱く事は一切ない。
「っと、セリーヌ。俺の頭に爪立てないで」
俺に対する怒りがまだ消えていないセリーヌに、
テシテシと悪戯をされながら入学式が終わり
オリエンテーションに来たⅦ組と合流する。
「セリーヌ?!それに、シュバルツァーさんも」
「貴方、何処にいたの?!駅で見た時は」
「それは……その、ノーコメントで頼むよ」
「その馬鹿は、猫を護る為に魔獣の住処にその身一つ。
武器無しで突撃。拾った訓練用の武器で魔獣を
倒しながら生還した大バカ野郎で、不良よ」
そんな言い方はないだろうと思うが、
セリーヌが尻尾でバシバシと頭を叩く。
「えっと、随分と仲良くなってますね」
「まぁ……(俺が灰の起動者)だから」
エマの耳元までより、小声で話す。
一瞬、ぎょっとした顔をしたがセリーヌの
表情で納得したようだ。
「あとでセリーヌの事を聞かせてくださいね」
「あぁ、そうだね」
そう言いながら、俺はセリーヌをエマの腕の中に預ける。
正直、セリーヌの温もりが消えるのは名残惜しいが、
元々エマのパートナーだ。
「さて、色々と気になる事が多いと思うけど。
ー私はサラ・バレスタイン。
今日から君達《Ⅶ組》の担任を務めさせてもらうわ。
よろしくお願いするわね♡」
「な、《Ⅶ組》?」
「そ、それに君達って」
懐かしい感想を述べるマキアスとエリオット。
当時は転生してリィンの真似をする事。
リィンになりきることに夢中で、
感慨深いと言った感想は無かったが今では
そう思える。
「ふむ……?聞いていた話と違うな」
「あ、あの……サラ教官?
この学園の1学年のクラス数は5つだったと記憶していますが」
それも、各自の身分や出身に応じたクラス分けで…」
「おっ流石首席入学。よく調べてるじゃない。
そっ、5つのクラスがあって貴族と平民で区別されていたわ。
ーあくまで、去年まではね」
「ーえ?」
「今年からもう1つのクラスが新たに
立ち上げられたのよね〜。
すなわち、君達―身分に関係なく選ばれた特科クラス
《Ⅶ組》が」
特科クラスⅦ組、サラ教官の説明も懐かしい。
今はただ、何も言わず頷くのみ。
「み、身分に関係ないって……本当なんですか?」
「――冗談じゃない!身分に関係ない?!
そんな話はきいていませんよ!?」
「えっと、君は……」
「マキアス・レーグニッツです!
それよりもサラ教官!自分は納得しかねます!
まさか貴族風情と、
一緒のクラスでやって行けと言うんですか!」
この時のマキアスは激しく尖っていた。
それを芳賀にもかけないユーシスと、余計に拗れていた。
前はシュバルツァー男爵家の長子である事を隠していた為、
マキアスの貴族嫌いで距離感が一気に離れたが、
今回は色々とカミングアウトしてみよう。
どういう反応になるか、正直興味もある。
「うーん、そう言われてもねぇ…
同じ若者どうしなんだから。
直ぐに仲良くなれるんじゃない?」
「そ、そんな訳無いでしょう!」
「………フッ」
(うわ、面倒くさくなるぞ)
(シュバルツァーさん?!思っても言っちゃ駄目です!)
(聞こえるわよ!?)
「…………」
「君、何か文句でもあるのか?」
エマとアリサに耳打ちされるが、
正直此処で喧嘩はやめて欲しいのが本音だ。
前は気付けなかったが、周りの空気が酷い。
「別に、’平民風情‘が騒がしいと思っただけだ」
「これはこれは……
どうやら大貴族の御子息殿が紛れ込んでいたようだな。
その尊大な態度…さぞ名のある大貴族だとお見受けするが?」
「ユーシス・アルバレア。
’貴族風情‘の名前如き、覚えて貰わなくとも構わんが」
「?!」
「し、《四大名門》……」
「東部クロイツェン州を収める《アルバレア公爵家》。
確か……次男だったな」
「大貴族の中の大貴族ね」
「なるほど……ウワサには聞いていたが」
「……?」「……ふぁ……」
権力というか、身分にも関係ない2人。
フィーとガイウスは特に目立つ反応はない。
それに、ユーシスは貴族ぜんとした貴族だ。
ノブリス・オブリージュを忘れた事がない真の貴族。
正直、速いうちに分かりあってほしいが
バリアハートに行くまでに和解は先ず、
不可能だろうが……
「だ、だからどうした!
その大層な家名に誰もが怯むと思ったら大間違いだぞ!
いいか、僕は絶対に」
「落ち着け、教官が見てるぞ」
「ッ!……済まない」
「へぇ、不良生徒でも止めたりするのね。
色々あるとは思うけど、文句は後で聞かせてもらうわ。
そろそろオリエンテーリングを始めないといけないしね〜」
「くっ……」
ユーシスを睨むのを止めないマキアスに軽く頭を悩ませるが、
今はオリエンテーリングが先決だ。
「オリエンテーリング、それって一体何なんですか?」
「そう言う野外競技があるのは知っていますが……」
「門の所で預けた物と関係あるのか?」
「へぇ……良い勘してるじゃない!」
それだけ言うとニコニコと笑いながら後ろ歩きをするサラ教官。
古い柱の前に止まったかと思うと、手をその柱へと伸ばした。
「――それじゃ、早速始めましょうか♪」
「え?」
ガガンッと言う音と共に床が斜めに傾いていく。
流石に前回を知っているのもあり、今回は上に飛ぶ。
アリサの平手打ちはもうゴメンだ。
「きゃっ!」
「…っと、ゴメンよ」
やっぱり見捨てられない。
アリサは元々箱入娘であり、
この手のハプニングは知らない筈だ。
アリサを抱き締めた状態で上に跳び上がる。
「へ?!なにこれ?!」
「慌てるなよ…落ちるから」
「ふぅ……」
フィーはワイヤーを天井の梁に巻き付けている。
俺より遥かに現実的だ。
「フィーは予想してたけど、不良君。
君もか……」
「あの、サラ教官?!これっていったい」
「あ~~、貴女には悪いけどゴメンね。
これも必要事項なのよ。不良君、落ちなさい」
「……Ja。俺から手を離すなよ」
「キャァァァ!!」
「…すごい、ねぇサラ。あの人も同業?」
「違う筈なのよねぇ〜、あとフィー。アンタもサボらない」
「あっ…」
サラの投げたナイフでワイヤーが切断され、
フィーも堕ちていく。
そして地面にに俺はアリサを抱いたまま着地する。
「えと……その、ありがとう」
「どういたしまして」
アリサを落下地点から遠ざけると、
今度はフィーが堕ちてくる。
それを受け止め優しく降ろす。
「ありがと、」
「どういたしまして」
其れ等を終えると、俺を見つめる視線に気が付く。
前回はまったく別な方面だったが、今回は興味の視線だ。
「…そんなに見つめるな。
見られるのは慣れていないんだ」
そう言いながら端に移動する。
実際、社交界に出た事も無ければ貴族関係の付き合いを
したことが無い。
まぁ、それは一重に父様がギリアス・オズボーンと親友関係。
更に言えば、リィン・シュバルツァーという浮浪児を拾った
事に関して周りが騒ぎ立てた結果である。
だからこそ、エリゼに苦労をかけた筈であるし、
アルフィン殿下やミルディーヌには感謝している。
「それにしても、旧校舎の地下に落とされるとは……
俺が来た所と少々内装が違うな」
「シュバルツァーさん、この場所をご存知で?」
「あぁ、セリーヌと攻略した。
だが、風景が違う」
エマはその言葉でここが何なのかを理解したようだ。
ここは試しの場、それが封印されている場所だと。
「…わわ?!」
「……」
アークスから着信音が響く。
正直、本当にどうしようもない。
もう少し優しくても良かったものだろうに……
マキアスはショットガンという反動が大きめの導力銃を
扱っていた為、ある程度訓練していただろう。
しかし、エリオットやアリサは本当に
一般人だったはずなのだ。
まぁ、エリオットはかなり動けていたが……
血筋か?
「入学案内書と一緒に送られて来た……」
皆が一斉にアークスを開き、俺もそれに習い開く。
「携帯用の導力器か……」
『―それは特注の《戦術オーブメント》よ』
「この機械から……」
「つ、通信機能を内臓しているのか……?」
「まさか、これって……!」
『えぇ、《エプスタイン財団》と《ラインフォルト社》が
共同開発した次世代戦術オーブメントの1つ。
第5世代戦術オーブメント、《ARCUS》よ』
「戦術オーブメント……
導力魔法が使えるという、特別な導力器の事ですね」
『そう、結晶回路をセットする事で
アーツが使えるようになるわ。
という訳で、各自受け取りなさい』
フロアがライトアップされ、
それぞれの武具が見えるようになる。
ここから始まる、俺の……もう一度の、
《灰と焔の御伽噺》。
『君達から預かっていた武具と
特別なクォーツを用意したわ。
それぞれ確認したうえで、
クォーツをアークスにセットしなさい』
周りが動き始める前にさっさと自分の刀を確認する。
マスタークォーツより、武器の確認だ。
「……特に変わった様子は無し」
打刀を左差しし、感覚を整える。
『ちょっと〜!不良君、君で最後なんだけど〜』
「……はぁ」
マスタークォーツをセットする。
カメラか何かで監視しているのだろうか、
何故バレる。
「……この感覚」
『君達自身がアークスと共鳴、同期した証拠よ。
これでめでたくアーツが使用可能となったわ。
他にも…面白い機能が隠されているんだけれども……
まぁ、それは追々って所ね』
『――それじゃあ、早速始めるとしますか!』
フロアの扉が開き、先に進めるようになる。
『そこから先のエリアはダンジョン区画になってるわ。
割と広めで入り組んでいるから少し迷うかもしれないけど…
無事終点まで辿り着ければ、旧校舎1階に戻る事が出来るわ。
まっ、ちょっとした魔獣なんかも徘徊してるんだけどね』
そして、サラ教官の呼吸音が聞こえる。
『――それではこれより、
士官学院特科クラス《Ⅶ組》の
特別オリエンテーションを開始する。
各自、ダンジョンを通って1階まで戻ってくる事。
文句があったら、その後で受け付けてあげるわ。
なんだったら御褒美にほっぺにチューしてあげるわよ♡』
遊び心が過ぎると思いたいが、やるしかない。
「おい、お前。何を考えている?」
「…先行して魔獣の数でも減らそうかと」
さり気なく行こうとしたが、ユーシスにバレる。
以外にも周囲に気を配っていたと言う事だろう。
「……君は一人で行くつもりか、何を考えて」
「魔獣の住処となれば、最初に入った者が一番狙われる。
この中では、恐らく……いや、敢えて言わないが、
魔獣討伐に慣れている立場の方が動きやすい。
君はそうだな、彼等について一緒に来るといい。
色黒の彼は戦えるだろうが、
オレンジ髪の彼は慣れてないだろう。
君はショットガンを使える腕がある。
彼等と共に行くと良い。それに、俺には彼がいる」
「…お前、何を」
「彼を、ユーシス・アルバレアを連れて行く。
貴族なんだ、戦えるだろう。
それに、彼が居ないほうが君の精神的にも良いだろう」
「まて、貴様…おい」
俺はユーシスを引っ張るようにして、ダンジョンへ進んで行く。
大抵は俺もユーシスも一太刀で終わる。
そして、昔ユーシスが魔獣に囲まれていたあの場所に着いた。
「……いい加減にしろ。もう、誰も来ていないだろう。
せめて、名前を名乗れ」
「シュバルツァー。リィン・シュバルツァー」
「……そうか、ユミルの」
「立場的に似てるって事さ、
別に貴族主義に染まっては居ない。
だが、不和の種になる存在は監視するに
越したことはないだろ?」
「俺を監視すると言うか…」
「喧嘩するのも良い、考え方は多種多様だ。
だが、魔獣がいる危険地帯だ。いくら俺達が強くとも、
そうでない者もいる。喧嘩が理由で二次被害でも出してみろ。
自分を許せるか?」
「……判った、ここでは従う。
だが……聞かせろ。その太刀筋、かの八葉一刀流の」
「段位は話さんぞ、今の帝国に爆弾を落とすつもりは無い」
「…シュバルツァー、貴様それは言っているような物だぞ」
ユーシスも俺の太刀筋を見て理解していたのだろう。
少なくとも、同年代では優れている事には。
「しかし、シュバルツァー。お前は」
「あっ、始まりの時の」
ユーシスと長話が過ぎただろうか、
エリオット、ガイウス、マキアスが追い付いてきた。
「適当に魔獣は処分しておいた。
楽できたかい?」
「君、その気の抜けた態度……もう少し。
まぁ、どうせそちらの貴族は御荷物だったとは」
「そう言わない、アルバレアも良くやったよ。
まぁ、7対3程度でね」
「シュバルツァー、お前は……」
ユーシスは少しばかり怒りたい様子だったが、
俺の言葉を思い出したのか落ち着いている。
「先に行くと良い、俺とアルバレアは他のグループを待つ。
最悪、戻って救出と言ったところかな」
「ふむ…それは無いと思う。
彼女達のグループも無事進んでいた。
いや…そうだな、銀髪の少女を見たか?」
「いや、アルバレアは?」
「俺も見ていない、先にいるか…まだ迷宮の中か」
「了解した、心掛けておく」
マキアスは最後までユーシスを睨見つけていたが、
ユーシスが無視するため特に何も言わず進んで行く。
「売り言葉に買い言葉と、しなくて良かったよ」
「ふん…俺はそう安くない」
そして更に数分した頃、
ラウラ、アリサ、エマのグループが到着した。
「ここまでに魔獣が少なかったが、
ソナタらが倒したのか?」
「大半はそこに居るシュバルツァーだ。
俺は自衛していたに過ぎん」
「あのまま、レーグニッツとアルバレアの2人を残せば
必ず何らかのトラブルが起きていた。
俺は先んじてそれを摘み取ったに過ぎないさ。
所で、銀髪の少女を見たかい?
前のグループからも聞かれたんだが、俺達は見てない」
「ふむ、ソナタらが出た直ぐ後に一人で進んで行ったのだ。
私も、件の少女を探しているのだが……」
「了解した、アルバレア。戻るぞ、少し探索だ」
「判った、お前に従おう」
ユーシスと共にラウラ達に挨拶し、道を戻る。
すると欠伸をしているフィーに出会った。
「あれ……迷子?」
「お前を探していたのだ、周りが心配していてな」
「へぇ……でも、そっちの人は心配してないよ」
「まぁ、あれだけの腕が有ればな」
「ブイ」
ピースサインしてくるフィーに微笑み、頭を軽く撫でる。
「あっ……」
「行くぞ、前のグループと合流する。
アルバレア、準備と覚悟をしておけよ」
「何故だ、どうせ直ぐに」
「これはおそらく試験だぞ。
最後に何らかのプレゼントがあってもおかしくない」
「……プレゼントか」
その意味を理解したのだろう。
ユーシスも神妙な顔になり、共に進む。
案の定、皆がゴーレムと戦闘中だった。
「フン……シュバルツァーの言う通りか」
「き、君は……!」
「アークス駆動……喰らえ、《エア・ストライク》!」
「よっと…」
ユーシスのアーツをぶつけ、
同時にフィーが正面から羽でもあるかのように
軽やかにゴーレムの頭上を跳び越え後ろ脚を切り裂く。
(……おいおい、この気配。面倒な)
「勝機だ!」
ガイウスの声が響き、【俺以外】のアークスが輝いていく。
だが俺は駄目だ。今はそれをやる場合じゃない。
「任せるが良い!―はぁぁぁぁあッ!」
最後の一撃をラウラが決める。
過去の時の様に光が走り、完全な連携がなっていた。
「おい、そこを離れろ」
「シュバルツァー、お前。戦闘に参加せず何を」
「面倒事だ、お前達は休むと良い」
空間が揺らめくと、憎々しい存在が姿を見せた。
「魔煌兵、暗黒時代の遺物め……」
ここで姿を見せるという事は黒が関わっているのか?
いや、だが丁度いい。
俺という刀を打ち直すには必要な相手だ。
「ねぇ、君僕等も」
「……気にするな。直ぐに終わらせる。
ー無双神気合一」
鬼の力の残滓をより、進化させたこの力。
だが……やはり理解できる。魔煌兵を見て、
俺の心臓が疼くのだ。今なら、より強くなれる。
無双神気合一を、更に進化できるだろう。
「黒神一刀・我流。秘剣〘燕返し〙未完」
敢えて八葉の技を使わないのは、
俺という存在を観察している者達に知らしめる為。
俺の経歴を洗ってみても、裏側は絶対に出てこない。
サラ教官には悪いが、後のことはよろしく頼もう。
「一瞬で……巨大な存在が」
「……出てきたらどうです、サラ教官」
皆が唖然としているなかで、俺はそう発した。
ゆっくりと、確実に警戒している様子でサラ教官が
降りてきた。
「ねぇ、本当に君何者なの」
「この歳で理に達した一人の剣士。そんな所ですよ」
「……はぁ、最後のアレの事も聞きたいんだけど?
先に彼らの労いをしなくちゃね」
サラ教官はそう言うと、
俺以外の皆に一人一人声を掛けている。
「最後にリィン・シュバルツァー君。
君なんだけど」
「俺の事を知りたいなら、
俺の生活態度や行動で知ってくださいね。
無論、参加します。言っちゃ何ですが、
このクラスに参加すると言った皆、
色々と抱えてる。
ここは、俺みたいなお兄さんが一肌脱ぎますよ」
「まるで自分が歳上見たいな言い方するわね。
一応、この中では今のところ君が一番おかしいのよ。
入学式は不参加、謎の存在をほぼ一太刀。
闘気も扱えて、理?しかも黒神一刀……
まさかとは言わないけど、貴方………」
サラ教官の言いたい言葉を理解した俺は、
ニッコリと笑ってあげた。
左目をピクピクさせながら、顔に手を当てている。
「兎に角、よろしくお願いしますよ。
紫電教官」
「……本当、アンタの正体探ってやるから。
それでは、この場をもって特科クラスⅦ組の発足を宣言する!
この1年、ビシバシ扱いてあげるから、覚悟してなさい―!」
そう、本当に始まった。
懐かしい青春の日々、
それが破壊されるまでのカウントダウン。
(あぁ、わかってるさ。リィン・シュバルツァー。
俺も、俺らしく生きてやる。俺なりに、少しでも……
少しでも、マシな明日の為に)
此処にいる皆、いずれ会う俺の生徒達。
「……やってやるさ。相克も、その先にある黒との決着も」