月が7割型蒸発し失われたとう言う情報が…
俺がE組に落ちてから2週間が経過した。
本来なら春休みシーズンなのだが、E組に落ちた人間にそのような休みは存在しない。ただひたすらあの「旧校舎」で授業を受けなくてはならない。俺は普通に堕落していた。なんで春休み中なのに学校に行って授業を受けなくてはならないのかと、まぁ自分の成績が悪いからだけど。今日はせっかくの休みなので俺はベットの上で野球漫画を読んでいたら、急に一本の電話が来た。
俺は「誰だよ…」っとちょっと面倒く際気持ちだったが、電話相手の名前を見て直ぐに電話に出た。
「渚?どうしたの?」
「勇人?ちょっと今大丈夫?」
「大丈夫。それでどうしたの?」
「その…出来れば何だけど、今から直接合う事って出来るかな?」
「直接?」
「あっ、無理なら大丈夫だよ!」
「いや、別に良いよ」
「…ありがとう勇人」
「おう!それで場所は?」
「場所は——」
俺は渚から指定された場所に向かった。
「渚?(髪の毛結んでないんだ)」
「勇人、本当にありがとうね…」
「おう!それで急にどうしたの?」
「うん、ちょっと悩みがあって…」
「もしかして勉強の事?」
「それもそうなんだけど、ちょっと母さんとの関係が拗れちゃって…」
「あっ…」
俺は渚の母親の事をよく知っていたので、普通に俺でもどうしようもないって思ってしまった。はっきり言えば渚の母親はヤバい。自分の言う事を聞かなかったらすぐ切れるし、後大声で怒鳴るし、ちょっと俺も苦手な方だ。
「もしかしてE組に落ちたからか?」
「そう、最近はずっと怒鳴られてばっかりで…」
「そうか、でも俺も親にE組落ちた事を伝えた時すごく怒られたからしょうがないよ…」
「うん、自分でも分かってはいたんだけ…」
「渚、正直言って勉強して見返すしかないよ」
「そうだよね。やっぱり勉強しかないよね…」
渚が暗い顔をしてしまった…。ここは話を変えるか。
「それより渚って髪下ろしてる方がやっぱいいな!」
「話変わりすぎじゃない?!」
「そう?」
「そうだよ…。それより何で急に僕の髪の話になるのさ…」
「いやね?ちょっと渚が暗い顔してたから、話を明るくしようと思ってさ!」
「明るい話ね…。僕の髪の話は最も暗い話だよ。勇人も知ってるでしょ?一年生の頃から同じクラスだったんだから」
「まあ…」
これはもうダメだわ。さっきより顔色が悪くなった。よし話を戻して終わらせよう。
「な、渚!これから一緒に頑張ろうぜ!渚だって1人で抱えたくないから俺に電話したんだろ?」
「うん…」
「なら、俺はいつでも相談に乗るよ!それに出来れば英語教えてほしいし…」
「あはは…確か勇人って英語が苦手なんだよね?」
「そう!英語がもうズタボロで…ん?」
「勇人?どうしたの?」
「渚、あれ見て…」
「え?」
俺はふと目線を右にやった瞬間目に映ったのは、街中にある大きなモニターだ。
【たった今入った情報によりますと、どうやら月が7割型蒸発したと言う事です…】
アナウンサーの顔色は明らかにおかしかった。それもそのはず月が7割型消えて三日月になってしまっているからだ。
「勇人!」
「え?」
「今スマホでニュース見たんだけど、これ見てよ!」
「嘘だろ?月が…」
NA◯Aが公開した画像には、はっきりと月が三日月に変わっている画像だった。三日月の周りには爆発した月の破片が宇宙に散らばっており、その姿見るも無惨だった。
「渚、これってやばくない?」
「うん。月がこのまま無くなったりしたら…」
「確か地球と月って絶妙なバランスで保たれているから、もし月の軌道が大幅に変わったりしたら…」
「もし月が地球から離れたりでもしたら、地球は生命居住不可能な環境へと変貌するだろうね…」
「渚…俺らもう終わり?」
「…」
この時俺と渚はお互いに冷や汗を出しながら、お互いの目を見つめていた。
【繰り返しニュースをお伝えします!】
「「!!」」
【たった今入った情報によりますと、先程まで心配されていた月の軌道ですが、N◯SAの発表によりますと、月の軌道には問題ないと言う事が判明いたしました!】
「「やった!!」」
この瞬間俺と渚は感動の余りお互いに抱きしめていた!
「渚!今からお祝いしよう!
「勇人!僕もそれ言おうした!」
「それに…雪村先生にも、お礼も含めて多めに買っとこうぜ!」
「そう言えば、勇人ってよく雪村先生に放課後も残って勉強教わってたよね」
「そうそう!だからそのお礼もしなくちゃ!」
こうして俺と渚は無事に地球が存続する事が決定した事を祝う+雪村先生のお礼を渡す為に2人でスーパーに向かって行った。
けど…
雪村先生は俺達の前に二度と現れる事はなかった。そして俺たちの前に月を破壊した「犯人」が現れる事になった。