祈りを捧げていたら、ばちり。と音がして世界のイロが変わった。
―――ユーザー:マジカルきゃるんジュンちゃん さんがログインしました。お帰りなさい! 宇宙界曼荼羅への接続は11年ぶりです。
ぶわりと世界を塗り替えるほどに、魂から脳へと侵蝕するように広がる『存在した記憶』 かつて肉の器を取り替えながら存在していた宇宙。
巨大な人型のロボット、宇宙に浮く美しくも脆い人のゆりかご(コロニー)。時間が歴史になり、人の生きた痕跡が遺跡になり、それでも戦争が続く世界。思い、出した―――!
圧倒的な自分の記憶に流されそうになるけど、自分を何とか保つ。
今まで生きていた自我(ボク)が消えてしまうと、ただ入力された情報をはき出すだけの機械になってしまう。それで何度も失敗した。だから頑張る。
ボクだった記憶と手を取り合うようにして混ざって。
そして―――
「? どうかしましたか?」
舌っ足らずだけど優しい声と背中に触れる人の体温が、現実に引き戻してくれる。急速に戻ってくる現実感に五感。
清められた―――洗剤で現れた木材と石材の香りがうっすらと香る室内。遠くから聞こえる罵声と銃声。
背中から香る衣服用の洗剤と香料、そしてヒトの体温と体臭が混ざった他人(ダレカ)の香り。
ボクが生きている世界はキヴォトス。……きぼとす? 『ボク』の記憶には無い世界。
今いるのはDU地区。そうだ、手続きにきたついでに寄った教会。
―――ユーザーの自我と記憶の融合を確認。神格と逸話からテキスト(存在証明)を付与します。『集合神霊:宇宙界曼荼羅の主神』を変換『マレウス総合学園生徒会長』
―――エラー:年齢が足りません。修正。『やがてマレウス総合学園生徒会長になる、マレウス総合学園付属学園の付属学園の生徒自治会会長』。テキスト付与を確認。
「会長さん、大丈夫ですか? 顔が青ざめてます」
「ありがとう、ちょっと立ちくらみしたかも。でも大丈夫だよ」
口と喉が可愛い声を出す。これは……どっちかな???
―――続いて神格と逸話からテキストを付与。『完全なるヒト』『中立なる性』『男の娘』『メス男』
んんん???????
―――エラー:『TS娘ふた○り化』はキヴォトスにマッチングしませんでした。修正。『ふた○り』。エラー。受付されません。修正。
どこまでふた○り推しなの!?!?
―――エラー。修正。エラ-。修正。グリッジ:『伴侶となる相手にあわせて変化する未分化なる性』。テキストの付与を確認。
ま、まぁ……雑にTSふ○なりって頭の悪い存在にされるよりは、そういう事になるまで無性の方がいいかな。
―――続いて神格と逸話からテキストを付与。『アイドル(偶像)』 テキストの付与を確認。
実際に宗教の偶像だったり、女装アイドルとか男の娘アイドルとかやったから仕方ないかな。
―――続いて神格と逸話からテキストを付与。『穢されたアイドル』『そこらのDQNな(赤髪と青髪のメス)ガキに汚された理想の異性』『快楽堕ち』『エヘ顔Wピ○ス』『DQNな(メス)ガキに汚される理想のお姉さん』『隣の家の理想のお兄さんだったのに……』『信じて送り出したお姉ちゃんが』『あげチ○』『WSS(私が先に好きだったのに)』『BSS(ボクが先に好きだったのに)』 付与されました。
待って!? 待ってよ、そのまま通るの!?!? 何か変換されないの!? 身に覚えがありすぎてちょっと否定しつらいけど、いやボクにBSSしたの誰!?
ぎゅっ。とした感覚。
「あれちょっと痛い…」
後ろから回されていた小さな両手がボクの手首をつかんでいた。あれれ、凄い覚えがあるシチュエーションだよ。
「フーッ……フーッ、フーッ!♡」
背中から聞こえる荒く陶酔したような呼吸音。
「あのね……えっと、シスターさん。あっ」
かぷりと柔らかい歯がボクの首筋にかみつく。これは自分のものだと主張するように。
「あっぁっあっ、シスターさんの名前も知らないから。ね? ね???」
強く噛まれて歯形がついたところに、ひどく熱を帯びた舌がねっとりと歯が肌につけた痕を舐めていく。
「マリーって呼んでください。ね」
ぱさりとベールが落ちてオレンジ色の髪の毛とピンと伸びた猫耳がボクの耳や顔にすりつけられる。知ってる。これってマーキングってやつだね!
そして―――ムクムクと今まで存在しなかった肉体の一部が生えて、そこに血が通っていく感覚。
とさりと小さな音を立てて長椅子の上に押し倒される。
「はぁ―――はぁ、よくわかりませんが、知らない感覚だけど、あなたを独占するためなら、今なら何でもできそうです」
「……ひっ」
情と欲に燃えさかる青い瞳に見つめられ、口から悲鳴が漏れてしまう。
「や、やめよ。今なら何も無かった事にするから、ね?」
「だぁめ……です。どうすればわからないけど……ぺろ♡」
頬や唇の上を小さな唇と舌が蹂躙していき、マリーちゃんの腰がボクにぐいぐいと押しつけられ。
「……あっ」
「……あはっ」
マリーちゃんの腰がボクについさっき生えた、服の上からもわかる堅くなったものを見つけて、獲物を見つけた獣のような嗜虐的な色に瞳が染まり。
「お服が汚れ『た』から、ぬぎぬぎしましょうねー」
「やっ、やぁー!」
マリーちゃんの妙に熱をもった柔らかくて細い指が、上と下の服の中にぬるっと入ってきたけど、ボクはか弱い悲鳴をあげる事しかできなかった。
―――
○ジュンちゃん(語り手・主人公)
ミントの香りがトレードマークな子。
長い青い髪に活発そうな正当派美少女&制服な外見。
女の子な外見の性別未分化な体だったが、ある意味メスなショタにされた。
マレウス総合学園の付属学校の付属学校の生徒自治会会長。
現在は本編開始5年前。原作知識は無い。
この世界線のゲーム仕様だと先生着任後のチュートリアル登場&加入枠。
サンクトゥムタワー前の戦車を撃破後に、戦車の荷物入れから拘束されたジュンちゃんを戦利品として回収、先生達のモチベを上げるためのFA○ZAゲームあるあるなチュートリアル用特別なサービスシーン(寝室)要員。
基本的に先生の性別で性別が変化するが「この先が音声の出るシーンになります」の表示の後に「こんな可愛い子が女の子の訳がないだろう、いい加減にしろ!」「こんな可愛い子は女の子に決まっているだろう!」の選択肢で可変する親切仕様。
かつ「イタズラするだけで終わる」「最後までヤっちゃう」→「私は正気に戻った!」「……壊れるまでやっちゃう。ごめんね」とシーンもユーザーに合わせて可変。
ついでにジュンちゃんの瞳のハイライトや衣服のスキンも可変する。
今日も清渓川は澄みきっていた。
○マリーちゃん
D.U.地区の系列教会で社会勉強のために見習いシスターをしていた、トリニティ総合学園の付属学園の付属学園に通っている子。
本編開始5年前なのでもしもしヴァルキューレな年齢だが、些末ごとなので気にしないでねお兄ちゃん!
ジュンちゃんとは教会の用事でたまに見かける程度の間柄だったが、目覚めた神格と付与されたテキストに脳破壊されてビーストモードになりイートしてしまった。
なおマリーちゃんがイートしてあちこち大変な事になった礼拝堂やジュンちゃんやマリーちゃんの衣服は、責任者だったシスターフッドの3年生が責任問題かつ学園間の外交問題になると、全力で隠蔽してなかった事にした。
ジュンちゃんの汚された偶像から連なる属性(テキスト)は「将来結婚の約束をしていた隣の家に住む、学園のアイドルでもある2つ年上の清楚なお姉さんが金髪DQNにむりやりなかよしされて即快楽堕ちし、ラブラブちんち○亭プレイをしているのを目撃した童○男子中学生」くらいの脳破壊力を持っていた。
ジュンちゃんをイートして覚醒、周囲の全てを黙らせてジュンちゃんを入手するために行動を開始。
この後数日で周囲から「マリーさん」と呼ばれるようになり、トリニティ総合学園付属に入学して早々に2つ年上のサクラコ様を擁立してシスターフッドの影の宰相とか語られるようになる。
この世界線だと本編では星2のストライカーになり、赤黒く輝くビームソードみたいのを振り回して攻撃したり銃弾を弾く、攻撃もできる回避型タンクとして「レアリティ詐欺」や「とりあえず無課金ならこの生徒育てておけ」枠として重宝される。
○マレウス総合学園
ブッティズムと科学技術の融合したものを信奉する、宗教的にも科学的にも異端に位置する知識・技術・思想を保持する学園。
ミレニアムと百鬼夜行と交流があり、学園の大半が自然豊かだが険しい山岳地帯。主な交通手段は学園が提供している謎の緑色の粒子を吹き出して推進する飛行船。
飛行船護衛に緑色の粒子を推進器にして飛行し、その粒子をバリアにしたりビームにしたりする、クイックブーストをふかすような機動をするロボが一緒に浮いていたりする。
学園がある山岳地帯は通常の無線通信が阻害されるためにレトロな町並みと文化が残っていて、昭和の田舎テイストな町並みが広がっている。
モブ顔じゃない生徒は、わりとどこかで見たような姿と声をしており、たまに「思い、出した―――!」をやる。
思い出した勢の数%が性別未分化の無性なボディをしているが、無性生徒の大半は学園や地域のコミュニティの中で大事に大事に保護されている。
無性の生徒は似たような外見の傾向があり、ピンク髪で天真爛漫でセイバーでライダーなピポクリフ乗っていそうなアホ顔とか、外見完璧お嬢様でトリニティでもお姉様と呼ばれてエルダーシスターをしてそうなミズホちゃんとかである。
続かない。
ハーメルン読者でもこんな感じで男の娘がかわいそうかわいいな作品が好きな人はごく一部やろ!ガハハ!
前と違ってバブみ要素少なめ多数転成者要素少なめのジュンちゃん一人称系、本編時空のジュンちゃんはシャーレ所属で、ご褒美()として生徒に与えられたりしそう。
先生視点だとヒロイン(ヒーロー)寝取らせからの執着溺愛ものでしょうか