新大阪発山陽新幹線「こだま」で殺された男   作:新庄雄太郎

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そして、南と高山は捜査本部がある広島へ向かった。


第3章 広島行・残された置手紙

「班長。」

 

「ん、何だい。」

 

「広島へ行かせていただけないでしょうか?。」

 

と、南は高杉に言った。

 

「やはり、私も気になっていまして。」

 

「そうか、調べてみようか。」

 

「ええ。」

 

「班長、僕も行かせてください。」

 

「よしっ、さっそく調査してくれ。」

 

「わかりました。」

 

そして、次の日。

 

南と高山は高杉班長の命令で、午前6時00分発の東海道山陽新幹線「のぞみ1号」に乗って広島へ向かった。

 

「やはり、広島へ行くには新幹線だよ。」

 

「新幹線で行くと、早く付けますからね。」

 

と、南は言った。

 

「ええ。」

 

南と高山が乗った新幹線「のぞみ1号」は名古屋と新大阪を通り過ぎて、あっという間に広島に到着した。

 

「どうも、広島県警の宮本です。」

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく、高山です。」

 

「では、こちらでございます。」

 

広島中央警察署・山陽新幹線殺人事件特別捜査本部

 

「ほう、なるほど被害者は東京の人間だったんですか。」

 

「ええ。」

 

「その後の調べで、被害者は去年の人事異動で大阪へ転勤されていた事が分かりました。」

 

「ほう、実際は東京の人間何やな。」

 

と、宮本警部は言った。

 

「ええ。」

 

「それで、死因の方は?。」

 

「検視官の話だと、死因はナイフによる出血死と分かりました。」

 

「それで、不審な人物は見ませんでしたか?。」

 

と、高山は言った。

 

「いや、それが車内を調べたんですが、不審な人物は見つかりませんでした。」

 

「そうですか。」

 

「うーむ。」

 

「ん、どうした高山。」

 

「今回の事件、何か企業との間でトラブルによる犯行ではないでしょうか?。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

「彼は、どうして広島へ行こうとしていたんですかね。」

 

「被害者の家族の話だと、息子さんが父親を会いに行くために新幹線に乗って大阪へ行っていたそうです。」

 

「ほう、大阪に。」

 

「そして、こんなものが置手紙を残していったんです。」

 

と、高山は手紙を見た。

 

息子へ

 

私は私は新大阪駅から新幹線に乗って、広島へ向かいます。

 

「ほう、これが父親に残した手紙なんですね。」

 

「息子さんの話だと、父親は自殺するような人じゃないって言うんですよ。」

 

「昨日、父親に会いに行くと言って新幹線に乗って新大阪へ行っていたそうです。」

 

「ほう、なるほどね、すると息子さんは父親に会いに言ったら置手紙を残して出て行ったって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

と、高山は言う。

 

「という事は、新大阪から広島へは新幹線に乗って行く途中で何者かにナイフで刺されて殺害した。と、考えられますね。」

 

「ええ。」

 

そして、南と高山は広島から東京へは新幹線「ひかり」に乗って東京へ帰京した。

 

 




被害者が残した手紙、被害者は新幹線に乗って広島へ行く途中で殺害された

そして、犯人は誰なのか?

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