前回のあらすじ
授業参観で魔王と相対!
ある日、家でのんびりしていると小猫がこんなことを言ってきた。
小猫「勝真先輩、実は封印されていた眷属の1人が魔王様に許可を頂いて今日解禁されたんです。」
勝真「封印?『秩序の意志』でも使われたのか?」
小猫「ちょっと何言ってるか分かりません。」
勝真「ごめん。お前に分からないネタ使った俺が悪かった。」
秩序の意志とか姉ちゃんぐらいにしか伝わらないだろうなきっと…
勝真「で、そいつがどうかしたのか?」
小猫「はい、その子は神器を持っているんですけど制御できず暴走してしまうんです。そのため明日から特訓することになったので手伝ってもらえませんか?」
勝真「ちなみにどういう神器なんだ?」
小猫「時間停止系です。」
わお、これまたトンデモ能力だなオイ。
しかし時間停止系の能力か…ならクロック辺りを呼び出そうかな。
勝真「分かったよ。これから関わることになるだろうし行くだけ行ってみるか。」
そして真夜中、俺は姉ちゃんの目を盗んで学校に来ていた。
すると一番最初に視界に入ったのは花壇の整備をしている匙だった。
勝真「よう匙、こんな時間までご苦労さんだな。」
匙「勝真、お前はまたなんでこんな時間に…」
勝真「解禁された眷属の特訓を行うらしいから見に来たんだ。匙はなんで花壇の整備をしてるんだ?」
匙「近々会談があるからな。よそ様に見られてもいいように整備しろって会長から言われたんだよ。他の会長の眷属もそれぞれ準備してるよ。」
勝真「やっぱそういうの生徒会がやるのか。頑張れよ~」
そしてグラウンドに向かうと見慣れない金髪の美少女を聖剣を持ったゼノヴィアとニンニクを持った小猫に追いかけられている光景が視界に入った。
勝真「おい兵藤…これどんな状況?」
一誠「よぉ霧札。あの追いかけられてるのが解禁された眷属のギャスパーっていうんだ。」
勝真「はぇ~」
すると匙もやってきた。
匙はギャスパーの姿を見て喜ぶ。
匙「よぉ、グラウンドの方にも用があるから来たぞってうぉぉぉ!金髪美少女!」
勝真「なんか匙が女の子見て興奮してるの新鮮だな…」
一誠「残念ながらアイツは男だぞ。」
勝真「は…?」
匙「え…?」
それを聞いた匙が膝から崩れ落ちる。
匙「嘘だろ…嘘だって言ってくれよ…こんな斬俗なことがあっていいのかよ…」
勝真(まぁそういう時代なのか…)
俺は自分の中で勝手に納得した。
すると、グラウンドを走っていた3人がやって来た。
小猫「あ、先輩来てくれたんですね。」
ゼノヴィア「む、勝真たちも来ていたのか。」
ギャスパー「ふぇぇぇ…誰ですかこの人ぉ…」
小猫 「…紹介します。この子が昨日解禁された眷属、ギャスパー君です。極度の人見知りで封印と言う名の引きこもりでした。で、こっちが度々助けてくれる勝真先輩です。」
ギャスパー「ぎゃ、ギャアスパー・ヴラディです…よ、よろしくお願いしますぅ…」
勝真「うんよろしく。紹介された霧札勝真だよ。人見知りって聞いてたのにちゃんと目を見て挨拶できて偉いね~」
ギャスパー「あ、ありがとうございますぅ…!」
オドオドしてばかりだったギャスパーが少し嬉しそうにする。
褒めて伸びるタイプかな?
勝真「とりあえず時間停止の神器が暴走してるって聞いたから時間関係のクリーチャーを準備してきたぞ。」
ギャスパー「く、クリーチャー?」
勝真「『破滅の時計ザ・ストップ』さんです。」
ザ・ストップ「…なぜ私は呼ばれたんだ?」
急に召喚されたザ・ストップはとても困惑していた。
なぜ『終末の時計ザ・クロック』じゃないんだ?って思ったそこのあなた!
俺的にクロックは時間を飛ばすみたいなキングクリムゾン的な印象が強いんだよね。まぁザ・ストップもターンの残りを飛ばすんだけどさ…
だったらせめて名前にストップってついてるザ・ストップ君の方が…ってつもりで選んだのだ。
俺はザ・ストップに状況を説明する。
ザ・ストップ「つまりあそこの少年にアドバイスをしろと?」
勝真「ま、そういうことだね。」
ザ・ストップ「承知した。できる限りのことはやってみよう。」
勝真「センキュ。」
ギャスパー「だ、誰ですかこの怖そうな人は…」
ギャスパーはザ・ストップの姿を見て怯えている。
まぁ無理もないか…
勝真「彼は『破滅の時計ザ・ストップ』君です。ギャスパーに似た能力を持ってるからコイツからアドバイスを貰えればいいと思ってな。」
一誠「コイツも時間と止められるのかよ⁉」
勝真「まぁそうだな。時間を止めたり飛ばしたりと色々ね。」
すると後ろから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
アザゼル「ほぅ、お前の使役する怪物にはそんな奴もいるのか。ますます調べて見たくなったな。」
匙「えーっと…アンタは?」
一誠「ッ!アザゼル…!」
匙「ひょ、兵藤!アザゼルってまさか…!」
一誠「あぁ、堕天使の総督で、俺に姿を隠して近づいてきた奴だ。」
勝真「ちなみに俺はコイツに一度デートをダメにされてる。」
匙「な、なんて奴なんだ…!」
そしてギャスパーは俺の後ろに隠れ、他の奴らは臨戦態勢に入る。
俺はザ・ストップの隣でデッキケースからカードを数枚取り出す。
アザゼル「やめとけやめとけ。コカビエルにすら苦戦するようなお前らじゃ勝てねぇよ。俺だって戦う気もねぇし。ま、そこにいる怪物使いとその使役する怪物ならどうなるか分からんが…」
勝真「怪物じゃねぇ、クリーチャーだ。次怪物っつったらブッコロがすぞ。」
アザゼル「あーはいはい。分かったからそのカードをしまってくれ。俺は聖魔剣使いに会いに来ただけなんだ。」
聖魔剣使い…木場に用があるのか。
一誠「木場なら今は部長と一緒に魔王様のところにいるぞ!」
勝真「そんなさらっと情報流していいのかよ…」
一誠「あっ…」
コイツバカだろ…
アザゼル「あちゃー、サーゼクスの野郎に先を越されてたか…まぁいい。こっちにも興味深い奴がいるからな。かいb…クリーチャー使いに
匙「は、はい!」
そう言ってアザゼルは匙に声をかける。匙は急に指名されたことで驚く。
アザゼル「お前、
匙「お、俺の神器にそんな能力が…」
アザゼル「かーッダメだねぇ、今の神器使いは…自分の神器の真価をまるで分かっちゃいない。まぁ、それを使って吸い取りながら特訓してみろ。でも、本当に手っ取り早いのは赤龍帝の血を飲ませることだが…」
アザゼルの提案にギャスパーは勢いよく首を横に振る。
ギャスパー「血、嫌ですぅぅ!生臭いのは嫌いですぅ!」
アザゼル「まぁ、こんなんだから。教えたからな、有効に使えよ。じゃあまた会談で会おうぜ。」
アザゼルはそう言って去って行った。
なんかアザゼルの助言でザ・ストップの立つ瀬がないような…
勝真「なんか…ごめんね、ザ・ストップ。」
ザ・ストップ「いや…構わない。」
勝真「それじゃあ…戻っていいよ。」
ザ・ストップ「あぁ。そうさせてもらう。」
俺はザ・ストップをカードに戻してデッキケースにしまった。
今度何かで必ず埋め合わせしようと思ったのだった。
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