婚約者問題
前回のあらすじ
オカルト研究部に入り、グレイフィアが仲間になった。
グレイフィアが仲間になってから数日後、その日はシフトがないのでなんとなくオカルト研究部の方に顔を出した。
勝真「どもども~今日シフトないんで来ました~」
リアス「あら、来たのね勝真。ちょうどよかったわ。みんなに話があるの。」
グレモリー先輩の後ろにどこかグレイフィアに似た雰囲気を持っているメイド服を着た女性がいた。
「リアス様、彼は?」
リアス「彼は人間よ。特別な力を持っているからここに所属してもらってるの。」
エイリス「それは失礼しました。私はエイリスと申します。」
勝真「どうも、霧札勝真です。」
俺は横にいた小猫に耳打ちする。
勝真「なぁ、小猫。どうして集まったか分かるか?」
小猫「分かりません。知っているとすれば…朱乃先輩くらいかと…」
リアス「みんなに話しておかなきゃいけないことがあるの。実は…」
グレモリー先輩が話そうとした瞬間、魔法陣が現れそこから炎が上がる。
そして炎が消えると、そこにはホストのような風貌の男がいた。
「迎えに来たぜ、愛しのリアス。」
一誠「部長!誰ですかコイツは!」
エイリス「私の方から説明させていただきます。この方はライザー・フェニックス様。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。」
俺はフェニックスと聞いて頭の中で『暗黒王デス・フェニックス』と『龍炎鳳エターナル・フェニックス』が頭に浮かんでいた。
エイリス「そしてグレモリー家次期当主の婚約者でもあらせられます。」
一誠「え、それってつまり…」
勝真「部長の婚約者ってことだな。」
一誠「えぇぇぇぇぇ⁉」
ライザー「リアスのクイーンが淹れてくれたお茶は美味しいんだな。」
朱乃「痛み入りますわ。」
いつもニコニコと笑っている朱乃先輩もライザーには一礼のみだった。
しかも顔は笑っているが、すごく怖い笑みだ。
そして一誠はすごいイライラしていた。
一誠「こんないけすかねぇ野郎が部長の婚約者だってのか⁉」
ライザーはソファーに座り、隣にいるグレモリー先輩の体をベタベタと障っていた。
リアス「いい加減にしてちょうだい。」
グレモリー先輩にしては珍しく低い声でライザーを押しのける。
だがライザーは特に気にする様子もない。
リアス「前にも言ったはずよ。私はあなたとは結婚しないと!」
ライザー「あぁ、聞いたさ。だがそういうわけにもいかないだろう?君のところのお家事情も。結構切羽詰っていると思うんだが?」
リアス「余計なお世話よ!私も次期当主である以上、相手は自分で決めたいの。父も兄も一族も皆性急過ぎる!私が大学を出るまでは自由にさせてくれると!」
ライザー「あぁその通りだ。君は基本的に自由だ。大学に行っても構わないし、下僕も好きにするといい。だが君の父親もサーゼクス様も心配なんだよ。家が途絶えるのが怖いんだ。先の戦争で大勢の純潔悪魔が亡くなったし、堕天使、天使との両陣営とも拮抗状態。純潔の悪魔同士の結婚はこれからのことを考えてなんだ。純潔悪魔、その子供が貴重なことを君だって理解してないわけじゃないだろう?」
リアス「分かってるわ!私は家を潰さない。婿養子だって迎え入れるわ!けどそれを決めるのは私よ!私は私が良いと思った者と結婚する。古い家柄の悪魔にも、相手を選ぶ権利はあるわ。」
するとライザーは見るからに機嫌を悪くする。
ライザー「…俺もな、フェニックス家の看板を背負ってるんだ。この名前に泥をかけるわけにもいかないんだ。こんな狭くて汚い人間界の建物になんて来たくなかったしな。…この世界の炎と風は汚い、炎と風を司る悪魔としては、耐え難いんだ!」
ライザーの心境を現すかのように周囲に炎が巻き起こり、空中に火の粉が舞う。
ライザー「俺もなリアス、フェニックス家の看板背負ってるんだよ。名前に泥を塗られるわけにはいかないんだ。俺は君の下僕を全員焼き殺してでも君を冥界に連れて帰る!」
すると先ほどまでずっと静観していたエイリスさんが出てきた。
エイリス「おやめください、お嬢様、ライザー様。私はサーゼクス様の命によりここにおります故、この場において一切遠慮致しません。」
その言葉と同時にエイリスさんから強力なオーラが発せられる。
これにはさすがのライザーも身じろぎする。
ライザー「最強の女王と称されるあなたに言われたら俺も止めざるをえないな…」
エイリス「旦那様達はこうなることを予想されてました。お嬢様がそこまでご自身の意見を突き通すならレーティングゲームで決着をと。」
レーティングゲーム。
爵位持ちの悪魔が自身の下僕を戦わせるチェスのようなゲームらしい。
ライザー「リアス、さっきから気になってたんだが、そこにいる奴は悪魔じゃないのになんでこの場にいるんだ?君の眷属候補か?」
リアス「彼は眷属候補でもないわ。ただ特別な力を持っているからここに所属してもらってるだけよ。」
ライザー「ふ〜ん、じゃあ念の為の確認だが君の眷属はそこの二人を除いた奴らで全員なんだな?」
リアス「だったら何だというのかしら?」
ライザー「あはは!おいおいそれでこの俺と戦おうってのか?正直君の女王しか俺の眷属に対抗できないと思うが。それに……」
するとライザーの周囲には突如として多数の女性がいた。
ライザー「こちらは15名、フルでそろっているんだぞ?」
ライザーの眷属を目にした兵藤が膝をついて悔しそうに涙を流す。
一誠「美女、美少女が15人だと⁉なんて男だ~⁉」
ライザー「おいリアス…この下僕君俺の眷属を見て泣いてるんだが…」
リアス「その子の夢がハーレムなのよ…」
ライザー「なるほどね、ユーベルーナ」
ユーベルーナ「はい、ライザー様」
ライザーの言葉に女王らしき女が現れて、あろうことかライザーのやつは俺達の前で濃厚なディープキスをした。
勝真「Oh…」
一誠「なぁぁ⁉」
ライザー「お前じゃこんなことはできまい。下級悪魔君。」
一誠「うるせぇ!」
一誠は右手に赤龍帝の籠手を出して殴りかかる。
『Boost!』
ライザー「ミラ、やれ。」
殴りかかる一誠の前に棍を持った少女が現れ、一誠を天井へ叩き上げてしまう。
一誠はそのまま情けなく床へと落ちる。
一誠「ぐえ!」
ライザー「ハハッ! 凶悪にして最強と言われる赤龍帝の籠手の使い手がこんなくだらん男だとはな!しかもロクに使いこなせていない。こういうのを人間界では何て言ったっけな…。そう!宝の持ち腐れ、豚に真珠だ!まさに君のためにあると言っても過言ではないな下級悪魔君!」
リアス「わかったわライザー。レーティングゲームで決着をつけましょう!」
リアス部長が言うとメイドさんが確かめるように言う。
「承知しました。お二人の意見は、私、エイリスが確認しました。両家の立会人として私がゲームの審判をさせてもらいます。」
話がまとまり終わろうとなったとき、ライザーが俺に言ってくる。
ライザー「そこの人間、貴様もゲームに出ろ。」
ライザーの発言に全員が驚くが、俺は対して驚かなかった。
リアス「ライザー!いくら非公式とはいえ、悪魔以外の者をゲームに巻き込むなんて…「いいよ。」勝真⁉」
勝真「なんとなくぶん殴ってやりたいと思ってたんで…それにこのゲーム部長が圧倒的に不利でしょ?」
エイリス「承知いたしました。ゲームは10日後に行われますのでそのところよろしくお願いいたします。」
ライザー「リアス、次はゲームで会おう。」
ライザーはそう言って魔法陣の上に乗り消えて行った。
俺はシフトと被ってないか今頃になって心配になった。
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