もしかしてお前らちょっとメンドくさいな?   作:鴨凹

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......なんか色ついてる。ありがとうございます!
正直、僕が投稿してきた小説の中で一番の伸びなんですけど!いや、でも本当にありがとうございます!


でももう一回言いますね!僕は最近この作品を読み始めたばっかのにわか野郎です!ですので口調もキャラも多少変わることがあります!ご注意を!それでお気に入り解除とかやめてね?多分心に響くから............


では本編スタートです!


俺って馬鹿だな

「と、いうことになった」

「サンキュー、平先!」

「礼には及ばない。前の借りもあるしな」

 

昼休み、俺はいま職員室にて平先からある説明を受けていた。そう、念願の俺専用の花壇についてだ。なんと平先と用務員のじいさんの説得のおかげで空き花壇を2個使っていいことになった

 

「いや、二人には感謝してもしきれねえよ。なんか作ってほしい野菜とかあるか?できるかぎり応えるぜ」

「ならトマトがいいな」

 

トマトか。確かにそろそろ夏も近づいてきたからな...冷やしトマトにハヤシライス、ピザ、それにジャムもいいな

 

「なら無事収穫できたら職員室で振舞うよ。これだったら一生徒と一教師がうんたらみたいなことにもならないだろ?」

「ふっ、それはありがたい。楽しみにしておこう」

「じゃあ俺、じいさんの所行ってくるわ。平先、本当にありがとうな!」

 

主事室に着きじいさんにリクエストを聞いてみたところさつまいもが食べたいとのことだった。もしさつまいもができたら焼き芋を振舞うとのことだった。やべえ、もうよだれが止まらん止まらん。というかこれじゃお礼にならないんじゃないか?

 

「まあ、じいさんが食べたいって言ってるからいっか。別でスイートポテトでもプレゼントしよ」

 

となれば早速今日の放課後から作業に取り掛かるか。まずは種、苗、土、それと肥料...道具と害虫対策グッズは貸してくれるから...こんなもんだな。品種はどうするか...トマトは大玉のやつを選んでさつまいもは...確か八百屋の有希ばあちゃんが「ベニアズマ」っていうのが育てやすくて収穫時期が早いって言ってたな

 

「やべえ、楽しみすぎる。収穫した野菜で喫茶店の新メニューを作るのも良し。仲いい奴ら俺んちに呼んでパーティーするのもいいし。あ、そうだ、彩加んちにもおすそ分けしよ世話になってるからな。あとゆーちゃんちにもあげるか。確かおじさんトマト好きだって聞いたことがあるしな」

 

そう考えていると昼休み終了のチャイムが聞こえてきたため俺は足早に自分の教室に戻るのだった

 

「ギリギリセーフ....!」

 

なんとか授業開始前に教室に着き俺は一息つく。それにしても

 

「..................」

 

...............やっぱり作業は明日でいいか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

比企谷side

 

テニスコートでの騒動から翌日、この2-Fにはかつてないほどの重い空気が流れていた。理由は明白だ。いつもやかましい、失敬いつも賑やかな葉山グループが静かすぎるからだ。カーストが高い奴らが静かだとそのほかの奴もそれに合わせて静かになるあれだ。特に三浦は静かにするどころか今日一度も口を開かず由比ヶ浜や同じグループに所属している海老名が話しかけても簡単な反応するだけでそのあとはずっと外を眺めていた

 

「ギリギリセーフ...!」

「どうだった?」

「無事許可下りました!それだけじゃなくなんと2つ貸してもらえるようになったぜ」

「よかったね、海斗!」

「おう、だから収穫が無事終わったら彩加にも...」

 

だがそんな空気の中でも2つの会話が聞こえてくる。一つ目の会話の声の主は黒崎と戸塚だ。聞く限りどうやら黒崎はここで野菜を育てるらしい。そしてその野菜を戸塚におすそ分けする約束をしていた。.....平和だ。あそこの空間だけオアシスみたいだ。だが

 

「なんか今日アイツ大人しくない?」

「昨日のことがあるからね。あともう少しで黒崎君...」

「いや、あれはないわ。もしかしてあれでグループはぶられてたりして」

「なにそれ、ウケる」

 

もう一つは平和とは対極だ。2軍の女子連中が一軍、主に葉山グループに所属する三浦への悪口で盛り上がっている。しかもその声は周りにはあえて聞こえないようにし三浦にだけギリギリ聞こえるか聞こえないかぐらいのボリュームで話してやがる。というか葉山、お前も聞こえてるだろ、止めてやれよ

 

「........ッ」

「優美子...?」

「ごめん、ちょっと調子悪いから休んでくる」

「え、う、うん」

 

三浦はそう言い教室を出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三浦side

 

「はあ....」

 

ほんっとなにやってんだろあーし...グループの雰囲気を悪くしていることもクラスメイトから白い目で見られているのも

 

『ごめんゆーちゃん。いま俺たちは一分一秒が惜しい』

 

かーくんが離れていったのも全部あーしが悪いのに....

 

「苦しい...助けて」

 

こんな言葉と涙が出てくる自分が本当に醜くて嫌になる。そしてまたこうやって逃げてる

 

「...............」

 

廊下にある鏡を見てみるとそこには涙でメイクは崩れ、肌と髪が荒れまくってる醜い女がうつっていた。なにそれ、ちょーブサイクなんですけど...........

 

「ああ、あーしかこれ...きっしょ」

 

そしてあーしはそのまま保健室へと足を進める。そしてそのままベッドで横になり目が覚めた時はもう放課後になってしまっていた

 

「....かえろ」

 

自分の荷物を取りに行くためにベッドから降りカーテンを開ける

 

「う~ん...なるほどさついまいもの花は危険のサインでもあるのか....よ、おはよういやもう放課後だから....おそよう!ゆーちゃん」

「海斗...!アンタ、何して」

「ほらこれ」

 

海斗はあーしの荷物をここまで持ってきてくれていた

 

「今日久々に一緒に帰らね?」

「え....」

「聞きたいことあるからさ」

 

なんでこんなときに.......いや、ダメ

 

「悪いけど、あーし今日一人になりたいんだよね。だから」

「良いのかなそんなこと言って~?」

「な、なんだし」

「今日一緒に帰らないとあのこと結衣たちに言っちゃおうかな~」

「結衣に?何のことか知らないけど好きにすれば...」

「へえ~、じゃあ教えてちゃうか」

「だから好きにすればいいじゃん。あんまりしつこいと...」

「幼稚園の節分の豆まきでゆーちゃん鬼役の先生にビビッて思いっきり漏ら...」

「あああああああああ!!!!!!!!/////////////////」

 

コイツ、なんてこと言いかけてんだ!私は慌ててかーくんの口を塞ぐ

 

「何言ってんの!?ていうか何で結衣に!?」

「前、俺とゆーちゃんが幼馴染だって言ったら結衣と海老名さんが食いついた。それで昔のゆーちゃんについて教えてって言われたから」

「かーくん!その...さっきのことは話してないよね!?」

「もちろん。でももし今日一緒に帰ってくれなかったら口が勝手に動いちゃうかもしれない」

 

こんの.....!

 

「さあ、どうする?」

「チッ、ちょっと待つし」

 

こうしてあーしはいま一番顔を見たくないし見られたくない男と一緒に帰ることになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでさ、雪ノ下が」

「はあ...」

 

コイツ、話題いくつ持ってんの?学校を出てここまでぜんっぜん止まらないんだけど

 

「言ってやったんだ。小じわが増えるって」

「うわっ、デリカシー....」

 

正直会話の内容がほぼくだらなくてほぼ生産性がない。というか雪ノ下さん、そんなに体力ないんだ......

 

「だから.....」

「..........」

 

生産性もなく内容もほぼくだらないものだけど.........

 

「ってことがあったんだよ」

「ふふっ」

 

楽しいしなんだか安心する

 

「あ、笑った」

「え......」

「今日最初の笑顔だな!」

「..........!」

 

もう......こっちの気も知らないで

 

「ってもしかして今俺ちょっと臭かったか?」

「だいぶね。ドラマとアニメの見過ぎ。それでアンタがさっき言ってた聞きたいことってなんなの?」

「ああ、忘れてた。実はな俺、学校でトマト育てることにしたんだよ」

「は、トマト?」

 

海斗曰く、どうやら校庭の空き花壇で育てることにしたらしく最初はトマトとさつまいもから始めるらしい。コイツは一体何を目指してるん?

 

「それでさ、もし無事に収穫できたらゆーちゃんの家におすそ分けしようと思うんだ。確かおじさん好きだったよな」

「パパ?まあ、確かに良く食べてるけど。というかあーしも好き」

「なら好都合だな。そんで今のゆーちゃんの家の住所知りたくて」

「あーね。安心して、昔と一緒だから」

「よかった。それじゃあ収穫出来たら持ってくわ」

「...........ねえ」

「ん?」

「まだあんでしょ聞きたいこと?」

 

もし今のだけだったらこうして一緒に帰る必要なんかない。学校で聞けばいいし

 

「ねえ、海斗アンタ...」

「ん、あれは...!」

「な、ちょっと!」

 

海斗はあーしの話を遮って横の公園の砂場に走り出していった。そこには幼稚園生ぐらいの男の子たちが取っ組み合いの喧嘩をしていた

 

「晶!昇!お前らなにやってんだ!?」

「昇が悪いんだろ!」

「だからわざとじゃないって言ってるだろ!」

「「ぐぬぬぬぬ!」」

「ほら、二人とも落ち着け」

 

どうやら3人は知り合いのようで海斗は二人を宥め話を聞き始めていた

 

「ほら何があったか兄ちゃんに話してみ?」

「昇が僕の作った泥団子をふんじゃったんだ。せっかく頑張って作ったのに....」

「だからわざとじゃないって言ってるだろ...それにお前だって僕のお城壊したじゃないか」

「だってそれは昇が先に僕のを壊したから」

 

どうやら弟の晶の泥団子を兄の昇が壊してしまい、その仕返しに晶は昇の砂の城を壊して喧嘩になってしまったらしい

 

「そうだな。昇、まずお前が先に晶の泥団子を壊しちまったのは本当か?」

「...うん」

「だったら謝らないとな。わざとじゃないにしろ壊しちゃったのは事実だろ?」

「うん、晶ごめんね」

 

昇は晶に頭を下げる

 

「晶、昇もわざとじゃなかったんだ。許してやってくれないか?」

「....わかった。僕も昇のお城壊してごめんなさい」

「うん」

「二人とも、ちゃんと謝れてえらいぞ!そんなグッドボーイたちにはこれをあげようではないか」

「「わあ!」」

 

海斗は二人の頭を撫でたあと鞄から二つの飴玉を渡す

 

「「ありがとう!」」

「おう!よっしゃ、二人ともそれ食べ終わったら全員で大きな泥団子を作るぞ!」

「「おおお!」」

 

子どもか!........まったくそういうところ変わってないんだから

 

「ううん...あれ?」

「兄ちゃん、へたっぴ!あ...」

「昇、お前も人の子と言えないぞ~」

「あれ、さっきは上手にできたのに...」

「これを握って...あれ割れちまった。おかしいな小さい頃は俺泥団子マスターって呼ばれてたんだけど...」

「「ウソだあ!」」

「そういうとこだけハもんじゃねえよクソガキどもが!こうしてやる!」

「アハハ、くすぐったいよ!」

「アハハハハハハ!」

 

何やってんの...高校2年生が大人げない

 

「よっ、よっ、....あれまた割れちまった」

「....あれ~?」

「よし!でき...なかった!」

 

かーくん、昔はあんなに上手だったのに......

 

「クソ、これじゃあ泥団子マスターのメンツが...あ、そうだ!」

「え......」

 

海斗はあーしを見るなり目を輝かせてこっちに走ってくる

 

『「行こう!」』

『「ちょ...ちょっと待って!」』

 

そしてかーくんは私の手を引っ張り砂場に走っていく

 

「二人とも、強力な助っ人連れてきたぜ。このお方こそ俺を超える泥団子クイーンの三浦優美子様だ!」

「「泥団子クイーン!?すげえ!」」

「ちょ、何勝手に...!」

「ほら、久々にいっちょ作ってくれよ。な?二人も見たいよな?」

「「見たい!」」

 

う....そんな目で見んなし。かーくん、それ泥取りすぎ。ほら、割れた。二人もその泥、石入ってんじゃん.....ああ、もう!

 

「わかった。ほらお手本見せてやっからよく見てるし」

「やった!」

「ありがとう、泥団子クイーン!」

「よ、さすがミス泥団子!」

「誰がミス泥団子だ!せめて泥団子クイーンにしろし!」

「へへ、悪い」

「もう...!いい?まずは泥をこれぐらいに.......」

 

こうしてあーしは半ば強制的に泥団子を作ることになった。せっかく綺麗にしていた爪もただでさえ汚くなった髪の毛も泥や砂利が付きさらに汚くなった、ほんと最悪。ていうかそもそも泥が付いた手で握ってくんなし.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあね!」

「ありがとう、泥団子クイーン!」

「じゃあな!家に帰ったらまず風呂入れよ!」

「ふん....」

 

こうして二人の男の子は母親に連れられ家に帰っていく

 

「さすが泥団子クイーン。腕はまだ健在の様で」

「うっさい。もう手は汚れるわ髪にも泥とか砂利とかつくわ....もう最悪だっつの」

「.......そうだな」

「........」

 

かーくんは優しい手つきで私の髪についていた泥を払う

 

「でも少し元気になった」

「...............ッ」

 

なんだし.....いきなり

 

「...昨日のことだよな?」

「....................」

「ごめんな」

「なんで謝んの...」

「.....わからねえ。でも言わなきゃって思った」

「なにそれ.」

 

ああ、もう....すぐに泣くところはは変わってないのかよ私

 

「あ、降ってきやがったな」

「え.......」

 

予報では一日晴れだったはずの天気。まるで私の心をうつしたように大粒の雨が降り始める

 

『よし、走るか』

『嫌だよ。びしょびしょになっちゃう』

「大丈夫。俺んちこっから近いから、そこで雨宿りすればいい」

「じゃああーしはここで雨宿りするから勝手に....はっくちゅん!」

『「ほら、いつまでもここにいたら風邪ひいちゃうぞ」』

 

そう言いかーくんは雨に濡れながら走り出す

 

『「待って!」』

 

私は駆けるかーくんを追いかける。でもいつまで経ってもその差は縮まらない。

 

 

 

 

 

待って、行かないで。追いつかないよ

 

『ごめんな、ゆーちゃん。約束守れなくて...』

『彩加、今日ファミレスで勉強しようぜ!』

『ごめんゆーちゃん。いま俺たちは一分一秒が惜しい』

 

 

 

 

 

 

 

『ずっと一緒な。約束!』

 

 

 

 

 

 

行かないで。

 

「かーくん、待って!もう置いていかないで!

「.......ッ、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海斗side

 

 

 

『ずっと一緒な。約束!』

 

 

 

 

馬鹿か俺は.......!約束、もう一回破る気かよ!

 

「はあ、はあ、はあ、いっってえ!」

 

クソがこんな時に何転んでんだ!はやくあの子の元に!

 

「はあ、はあ、はあ!」

 

ゆーちゃんにはもう俺なんて必要ないって思ってた...!でも違う

 

『アイツ案外寂しがりやだから...』

 

こんなこと結衣に言っておいて......情けねえ!

 

ゆーちゃん!

「.......ッ」

 

俺はゆーちゃんの手を両手で包む

 

「ごめん、ほんっとごめんな。約束また破るところだった....!」

「ぐすっ、うう....ああああ」

 

俺は泣いているゆーちゃんを抱きしめる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

あれからしばらく経ち俺はゆーちゃんを連れ家に帰ってきた。さすがに濡れたままなわけにもいかずゆーちゃんにシャワーを貸しそのあと俺も簡単にシャワーを浴び、今に至る

 

「ほら、これホットチョコレート」

「...ありがと」

「どうだ、その服臭くないか?一応比較的新しいやつ渡したんだけど」

「大丈夫」

「制服は乾燥機にかけたから後でアイロンして返すよ。その...下着類は」

「それは自分でやるからいい」

「おう...」

 

静寂が流れる。ていうかしまったな。いくら幼馴染とはいえ男の部屋に女性を入れるのはまずったか

 

「ねえ、」

「ん?」

「こっち来て」

 

ゆーちゃんは自分の隣に指を指す。俺がそこに座るとゆーちゃんは頭を俺の肩に置く

 

「さみしかった」

「ごめん」

「なんで話しかけてくれなかったの?」

「俺たちが再会した時すでにもうお前の周りには葉山たちがいただろ?だから約束を破った俺はもういらないかな~って」

「なにそれ。かーくんはいつも勝手」

「はい...すみませんでした」

 

それに関してはマジでごめんなさい、反論の余地もねえ

 

「それになに?かーくんの隣はいつも私だったのに今は戸塚?いい御身分ですね」

「彩加?なんでいきなりアイツが出てくる?というかもしかしてゆーちゃん、やきもち」

悪い?

「.....いえ」

 

今日はもうちょけるのやめた方がいいな

 

「そうだよ、嫉妬した。それにムカついた。避けられているような気がした。だから昨日かーくんに.....ごめんなさい」

「もういいんだ」

「よくない。どんな理由があろうとかーくんを傷つけていい理由にならない。それにまだ戸塚達に謝れてない」

「...明日、一緒に謝りに行こう」

「...いいの?」

「もちろん」

「ごめんね」

 

まったく.....俺はゆーちゃんの額を軽く弾く

 

「いたい...」

「そこはごめんね、じゃないだろ?」

「うん...ありがとう」

「へへっ」

「かーくん、ぎゅってして」

 

ゆーちゃんは腕を大きく広げる。そうこれはゆーちゃんが寂しいときや甘えたいときにいつもやってたことだ。そのおかげで幼稚園連中からなんどからかわれたことか......まあ、全員しばいたけど

 

「へいへい。ほら、ぎゅー」

「...うんん....気持ちいい」

「そりゃよかった.....まったくいつまで経っても泣き虫ゆーちゃん......あ、いま鼻水つけたろ!?」

「なんのこと?ほら、動かないで」

「しゃあねえな」

「えへへ...」

 

まあ、いっか。お、

 

「晴れたな....」

 

窓を見るとさっきまでの雨はどこへやら綺麗な夕日が輝いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「いいのか?」

「うん」

 

昼休み、俺たちは比企谷、結衣、雪ノ下に謝罪をした。3人とも快く許してくれ、あとは彩加だけになった

 

「お疲れ様です!」

「おつかれ~。また部活でね」

「はい!」

 

よかったな、彩加。どうやらまだ一人だけではあるが後輩一人が部活に戻ってきてくれたようだ。......はあ、これで俺もお役御免か....悲し

 

「じゃあ行ってくる」

「ああ」

 

ゆーちゃんは彩加についていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優美子side

 

「戸塚!」

「...三浦さん」

「いま、時間いい?ほんの少しでいいから」

「うん、どうしたの?」

 

あーしは戸塚には色々謝んなきゃいけないことがある。そう、色々とね

 

「ごめん!」

「...別もう大丈夫だよ。それにこの間謝ってくれたからもう」

「ううん。違くて」

もし、海斗にボールを当てようとしたこと許してほしいっていうなら悪いけど許すことはできないよ

 

やっぱり、戸塚....アンタもなんだね

 

「それは許さなくていい。あーしでも多分許せないから」

「だったら...」

「ひとつ聞かせて」

「なに?」

「アンタって海斗のこと好きなん?」

「...............」

 

あーしの質問に戸塚は顔を赤くし俯く。でもすぐに顔をあげあーしをまっすぐ見る

 

好き。大好きだよ

「それは恋愛でそれとも友愛で?」

「恋愛で。同じ男だけど付き合いたいって本気で思ってる」

 

はあ、やっぱり....だったら

 

「じゃあやっぱりあーし、戸塚に謝らないと」

「え.....」

あーしもかーくんが好き

「...は、え、なんで、三浦さんは葉山君のことが」

 

あの時、変わったあーしを隼人は肯定してくれただから好きになった。でもいま思うとあれはあーしはただ醜く変わってしまった自分を誰かに肯定してほしかっただけなのかもしれない

 

「だからごめん、あーし戸塚に遠慮せずかーくんにアタックする。時間取らせちゃったね、じゃあまた教室で」

 

あーしは教室に戻っていく

 

「どうだった?」

「ええと、うん。もしかしたらまた怒らせちゃったかも.....」

「え!?」

 

かーくんと話していると周りから特に相模あたりからやれビッチだの、尻軽だのといった言葉が聞こえてくる。は、好きに言ってろ

 

「いこっ、かーくん!」

「うお!?どうした突然抱き着いてきて?」

「べつに~ただこうしたかっただけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸塚side

 

「三浦さん...海斗........!」

 

僕はラケットを持つ手に自然と力が入る

 

「いいよ、受けて立つよ」

 

幼馴染だからってなに?そんなの関係ない。この勝負絶対に負けない....!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海斗side

 

「よし、始めるか!」

 

今日こそ俺だけの畑を完成させてみせる!まずは...さつまいもからだな!

 

「海斗!」

「かーくん!」

「おお、二人とも!準備はいいか?」

「「うん!」」

 

放課後、俺と彩加、そして以外にもゆーちゃんが俺の畑作業に付き合ってくれた。そのおかげで想定していた時間よりはやく終わることができ俺はお礼にとファミレスでご飯をごちそうすることにした。でも

 

「................」

「................」

 

なんか二人、怖いんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくださりありがとうございました!
とりあえずこれで優美子の件はひと段落です。これから彼女は周りを気にせず海斗にアタックしていくでしょう。もちろん戸塚も。

ここでマル秘エピソード。実は幼稚園の頃、優美子が漏らしてから一か月の間彼女は一人でトイレにいけなくなりました。そのため彼女はトイレまで海斗を連れてきてずっと外で待っててもらったようですよ。



もう一つおまけエピソード。実は戸塚は容姿のせいで中学時代女子からも男子からもいじめを受けていたようです。ですが海斗だけは容姿に関係なく戸塚は戸塚。男だろうが女だろうが関係ない、俺はお前と仲良くしたいと言われ友達になりました。ちなみに高校一年生の時、戸塚は中学時代の同級生の男子からストーカーを受けておりその男子が総武に乗り込んできたことがあります。その際に海斗は戸塚を守りストーカーをぶっとばしています。

そりゃ惚れるわ
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