Nightmares Never Die   作:山田夜守

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第7話嵐の前の嵐 the storm before the storm

ネロは無線連絡をも使用しながら、作戦を思いつき、その場のメンバーに発表した。

ネロ「おし、今回の作戦の肝はズバリ、スピードだ。

ドイツ軍の電撃戦《ブリッツクリーク》といった具合のな。

まあ電撃戦《ブリッツクリーク》に参加した張本人がここにはいねえが...

蛇足はおいておいて、nightmareの野郎はヘリで外出中で、しばらくしたらここの基地に帰還するはずだ。

その帰還よりも前に基地を制圧し、再び、基地が見渡せる位置まで後退する。

そしてヘリが着陸する瞬間を見計らって、一斉に攻撃をし、そのヘリごとnightmareを袋のネズミにする。

これが作戦の全体の流れだな」

 

ケインが質問をする。

ケイン「奇襲の流れはどうする?」

ネロ「ケイン、お前が陽動役、いわば囮役になってもらう。

基地正面から基地のゲート目掛けて、車両で爆弾を積んで特攻してもらう。

その際、衝突する直前に飛び降りろ。

そしてその後は、基地の中で暴れろ。

一人は情報を引き出すため、生かしておけよ。

万が一にも、nightmareが戻らない可能性もあるからな」

 

ケイン「車両ってハンヴィーでか?」

ネロ「いや、ジープをセコの町で見かけた。

拝借しに、エドワードにセコに向かってもらうように頼んだ。

唯一、車が通り抜けできる森の中に止めておくとのことだ」

ダスク「ジープか、懐かしいな」

ケイン「ああ、じゃあ今回は*C4を使うか」

 

ケインはそう言うと*タクティカルベストのポケットに入っていたC4を取り出して、カスパーに見せた。

ケイン「カスパー、この粘土みてえのがC4だ。

こいつはなあ、滅多なことがない限り、起爆しねえんだ」

カスパー「そうなのか?じゃあどうやって起爆させるんだ?」

ケイン「携帯電話を*信管に用いる。

前に敵からパクってきたものがあるからな。

俺の持っているのと組み合わせて使う」

*軍隊で使用されるポーチなどが複数付いたベスト

*爆薬の一種

*爆弾の起爆装置

 

ネロはジープを到着させたとの無線連絡を受け、それをケインに伝えた。

ネロ「ケイン、ジープが到着したようだ。

誠士郎が運転したらしいから、多少ぶつけたようだがな」

ケイン「ok。

特攻のタイミングは?」

ネロ「お前が判断し、無線で伝えてくれ。

それで作戦の続きだが、基地のやつらはケインに釘付けになる、その隙にイヴァンはヘカートでヘリ、軍用車を無力化しろ。

ダスクは見張り塔にいるやつを優先的に内部の人間を始末、俺は通信設備トラック類を破壊する。

全員質問はあるか?」

 

全員作戦を理解している証明として質問は上がらなかった。

ネロ「よし、密林での作戦、そして嵐のような激しさを象徴し、作戦を密林の嵐作戦と呼称する。

ケイン、配置に移動しろ!

作戦を華麗に成功させるとしよう」

 

ネロがそう言うと、ケインはジープの位置まで移動した。

ケイン「おまたせ~。

相変わらず、運転が下手らしいな?」

誠士郎「....慣れていないだけだ」

誠士郎は不機嫌そうにエドワードのいるハンヴィーまで戻っていった。

 

ケインはC4をジープのフロントに取り付け、携帯電話を信管としてセットし、携帯電話を手にし、合図の無線連絡を行う。

ケイン「「....こちら、savage。

これより作戦を開始する」」

 

そう言うとケインはジープを発進させ、森から平野に飛び出した。

見張り1「なっなんだあいつは!?」

見張り2「構わん!撃ち殺せ!!!」

 

基地入口の見張りたちは当然、突然現れたジープ、もといケインに動揺し、手にしていた*FAMASでケインに向けて発砲する。

しかしnightmareであるケインには通用しない。

見張り1「なぜだ!?なぜ銃が通用しない!?」

*フランスで開発されたアサルトライフル

 

ケインは銃弾を浴びながら、基地の入口目掛けて突っ込み、衝突する直前でジープから飛び降り、C4の被害に遭わない位置まで移動し、携帯電話のボタンを押し、C4に取り付けられた携帯電話に電流を流し、C4の中にある*雷管を破裂させて、を爆破させた。

ケイン「はい、お疲れー!」

見張りたちは負傷し、基地内の他の人間もケインに向けて発砲し始める。

しかし、ケインを阻止することはできず、堂々と入口から侵入し、手にしていたM203を装着したM4A1で近くの人間たちを次々と葬り、一人を捕まえ、拘束した。

*起爆剤、弾丸にも使用される

 

その間にダスクはM240で見張り塔の人間などを殺傷、ネロはM3カールグスタフで通信設備を破壊、イヴァンは次々とヘリのローターやエンジン、軍用車のエンジンなどをヘカートで破壊し、無力化した。

 

ケイン「「....こちら、savage。

一人の人間を捕らえた。

攻撃を中止せよ」」

イヴァン「「....こちら、socol。

全ての軍用車及び軍用機の破壊を完了」」

ネロ「「....こちらaquila。

基地内の制圧を確認」」

 

ネロ「よし、ダスクとイヴァンはこのまま待機していてくれ。

カスパー、基地内に入る、行くぞ。

基地の周りは地雷が埋まっているはずだからな、注意しろよ。

接着剤みたいに俺の真後ろをついてこいよ」

二人は基地正面の入口から基地内に入った。

その頃、ケインが尋問を開始していた。

 

ケイン「おい、お前、英語は話せるか?」

人質「....ああ、はっ話せる。

...あんたら一体なんなんだよ?

急に襲ってきて」

ケイン「この際、俺達が何なのかは重要じゃない。

お前らこそなんだ?こんな軍事基地みてえなものまで建造しやがって」

人質「....」

ケイン「おい、答えねえと爆薬飲ませるぞ」

人質「わっわかった。

俺達はとある企業の社員だ」

 

ケイン「...企業?何の企業だ?

それにお前ら他の企業の鉱山を民兵を利用して襲わせていたよな?」

人質「....端的に言えば資源関係系の企業だ。

俺達社員はボスの指示に従っていただけだ。

目的はボスしか知らない」

 

ネロが尋問役を交代する。

ネロ「....そうか、で、目元に傷がある野郎がいるだろう?

そいつはどこだ?そいつはいつ戻る?」

人質「...ボスのことだな。

ボスは今外出中なんだ。

恐らく4時間は戻らないはずだ」

ネロ「本当なんだろうな、それは?」

人質「ああ、ボス本人がそう言っていた」

ネロ「そうか、そしてもう一つ聞きてえことがある。

お前たちに接触してきた者たちが三人いたはずだ。

そいつらを知っているか?」

 

人質「あ、ああ。

ボスが処理するって言っていた。

その後のことはわからない」

ネロ「なるほど、よし、もう用済みだ」

そう言うと、ネロはホルスターから*ベレッタ92FSを取り出し、人質を殺害した。

*イタリアで開発された拳銃

ネロ「よし、少し余裕がありそうだからな、その間、基地内の探索とするか」

ネロたちはnightmareが帰還するまでの猶予を基地内の調査にあてた。

ネロ「何か目ぼしいものがあれば教えろよ」

そう言うと、三人は探索を開始した。

 

_________________________________

 

ケインが襲撃を開始した頃、偶然にも森の中におり、戦火を免れ、状況を俯瞰して見ていた者がおり、その者が衛生電話でボスに連絡を取っていた。

 

隠れていた社員「ボス?ボス?緊急事態です。

基地が、基地が何者かに襲撃を受けています」

???「何?それは本当か?相手は民兵か?」

隠れていた社員「いえ、恐らく違います。

白人の男が車で単身で基地に突っ込みました。

それで、にわかには信じがたい話ですが...銃で撃たれても死にませんでした。

その男が今現在、暴れ回っております」

???「...死なない....まさか?

いや、いずれにしてもすぐに戻る。

それまで安全な場所で待機しておけ」

 

???「はははは!

いいだろう!今回も知らしめてやろうじゃないか。

俺の絶対の強者的運命をな!」

 

 

 

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