ネロ「ただいま、戻りました」
Leitz「ああ、ご苦労だった。
で、今回は君たちに謝罪しなければならない。
あのような失態は私の責任だ。
先程、ブラックウッド君から連絡があった、誰が今回アル・フィクリユーンに交渉を持ちかけたのかだが、今現在念入りに調査を続けている」
エドワード「現段階のおおよその検討はついていますでしょうか?」
Leitz「....いや、ほとんど、何もわかっていない。
実に歯がゆい状況だ」
ネロ「.....アル・フィクリユーンに交渉を持ちかけた相手はnightmareの存在を知っているように思えました。
それに、カスパーを狙っていたようです」
Leitz「そのようだな。
引き続き、調査は継続する。
そして、フェルナンデス君、君のお陰で、窮地を脱することができた」
ネロ「....何のことですか?」
Leitz「君がこういったことを見越して、ハウザー君に発信機を付けてくれてんだろう?」
ネロ「.....いえ、身に覚えがありませんが....」
Leitz「......何だと?じゃあ、一体誰が、いつ付けたというんだ?」
エーリヒ「カスパー、身に覚えはないのか?」
カスパー「......ない。
いや、あるにしてもどれかがわからない」
ネロ「....どうやって、そして誰が私がカスパーに付けたと言ったのですか?」
Leitz「.....うちの部署のものに聞いたんだ」
エドワード「......恐らく、その人物が黒いかと思います」
Leitz「....だな」
ネロ「......その人物に今回の作戦概要を話していたのですか?」
Leitz「....ああ、説明したな。
その人物の名は「カール・シュバルツ」。
特殊作戦部の「情報分析課所属」の人物で過去に多くのnightmareの発見に貢献していたから、かなり私が信頼を寄せている人物だ。
だが、すぐにでも彼について取り調べた方がよさそうだ」
ネロ「私たちの出番というわけですか?」
Leitz「いや、内部保安課に任せようと思う」
カスパー「....何ですか?それは?」
Leitz「うちの部署、というよりも企業の治安やスパイを取り締まる課だ。
過去、FBIのエージェントが特別作戦部内に紛れ込んだことがあり、危うくnightmareについて世間に漏れる一歩手前までいったことがあった。
その反省から課を設置することにした」
エドワード「ああ、そのことについては耳にしました。
それと、言い忘れたことが一つございます。
今回の謎のnightmareの集団の遺体を確認してみたところ、ヘブライ語の文字が刻まれているのを発見しました。
これは大きな犯行の裏付けになると思われます」
Leitz「ああ、確かに彼はユダヤ系だったはずだ。
彼がもし、今回の陰謀を手引きしたとなれば、君たちを今回襲撃した部下がユダヤ系でも不自然なことではあるまい」
ネロ「一つ気がかりなことがあるのですが、動機はどういったものになるのでしょうね?
カールはカスパーを狙っていたとのことですから」
Leitz「うーむ。
それについても見当がつかないな。
本人の口から聞き出すしかないだろう」
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カール「クソ!しくじったか!」
カールの部下「......勘付かれるのが、こんなに早いとは.....」
カール「まずいな.....どこかへ、安全な場所へ身を寄せなければ.....」
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Leitz「まあ、この件に関しては私に任せてくれ」
ネロ「ええ、わかりました」
エドワード「もう一つ、質問なのですが、カスパーが個人で記事を書きたいと要望を言っており、この場合、ご許可はいただけるのですか?」
Leitz「.....記事か.....
まあ、nightmareに関わることやうちの企業ホールディングス全体のイメージダウンに繋がるようなこと、特殊作戦部の人員に触れる内容でなければ構わないさ。
因みに、どういった目的だい?」
カスパー「僕は世間の人間に少しでも世界で起きている不条理を見せて、人々を刺激し、不条理を取り除いていきたいと考えております。
それと、真実を書き、人々から偏った認識を少しでも減らしていきたいと考えております」
Leitz「なるほどな。
わかった。
ただし、完成した記事は必ず、一回私の目を通した上で世間に公表してくれ」
カスパー「はい、ありがとうございます」
ネロ「よかったなカスパー」
カスパー「ああ」
カスパーは信念に基づき、行動を起こすと決めた。
たとえ、どんな困難が待ち受けていようとも....
どんな闇が彼を引きずり込もうとしても......