車での移動の最中、エージェントから電話がネロの携帯電話のもとへ掛かってきた。
エージェントのコードネームはwater9であった。
water9「もしもし?aquilaか?」
ネロ「ああ、そうだ」
water9「water9だ。
ゼンカーの奴ら、*BMP1などを保有している。
savageを連れてきた方がいいだろう。
バグダサール・ギシェリャンはソルブ村にいる。
それとだ、アナヒト・ギシェリャン はサルブ村の隣町「ハジョルド」の「ハジョルドホテル」にいる。
だが、どの部屋かまではわからない。
twilightの力が必要になるだろう」
*旧ソ連で開発されたBMP1歩兵戦闘車、戦車に近い見た目をしている
ネロ「了解した。
そちら側の身の安全は確保されているか?」
water9「ああ、私と標的の二人はnightmare同士ってことで、私は気に入られているんだ。
それに、私が*モールだということを把握していない。
身の安全に関しては心配しなくていい。
あと、標的の二人がうちの戦闘員を殺したことは確定した。
自慢げに語っていたな」
ネロ「ok。
なぶり甲斐があるじゃねえか、そりゃあ....」
エージェントからの電話は切れた。
部隊は「ハジョルドホテル」に部屋を手配し、そこまで移動し、そこで作戦概要を固め始めた。
*スパイ、エージェントの隠語
ネロ「よし、今回は二手に分かれよう。
俺のチームとエドワードのチームに分ける。
カスパー、ダスク、エーリヒは俺と一緒にアナヒトを抹殺する。
イヴァン、誠士郎、ケインはエドワード側につき、バグダサールを駆逐しろ」
全員は納得した様子で頷き、エドワードが補足をする。
エドワード「僕のPCにwater9が現場の様子の写真を転送してきた。
どうやら、サルブ村はかなり戦闘で荒廃している様子だ。
ボスニアを思い出すな」
カスパー「以前の任務地か?」
エドワード「そうだ。
もう10年以上前になるのか。
それはそうと、僕たちは用意したゼンカーの戦闘員のふりをして標的を抹殺しよう。
そして、隙を見てバグダサールを抹殺する」
写真には、高い建物が写っており、エドワードたちはその建物に侵入し、ピンポイントに標的を誘導し、高い位置から標的を狙撃しようと考えていた。
ネロ「俺たちは、アナヒトがいる部屋を割り出し、隙を見て人目のつかない場所に連れ出し、殺す方向でいく。
よし、作戦を開始しよう。
鮮やかに敵を屠ろうじゃねえか、それが我々部隊の流儀さ」
一同は作戦を開始した。
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エドワードたちが移動を開始し、しばらくした頃、サルブ村ではゼンカーによるアゼルバイジャン系住人に対する殲滅作戦が行われていた。
村中に血と硝煙の匂いが漂っており、バグダサールは村のとある建物内にいた。
バグダサールの部下「リーダー、付近のクズ共はあらかた片付きました。
ガキが瓦礫の下に隠れてやがりましたよ。
ぶっ殺した時、最高に爽快でしたね」
バグダサール「りょーかーい!
ちともったいねえ気もするが、このまま全滅させちまうか」
バグダサールが喋っている間も絶え間なく遠くから銃声が響き渡っていた。
バグダサール「向こうの方はまだ、残っているようだぞ。
まあ、それだけ......ん?」
バグダサールがいる部屋のドアをノックする音がし、入るように声をかけると、血まみれのゼンカーの戦闘員がバグダサールの建物に入ってきた。
バグダサール「おい、どうした?」
血まみれの部下「...はい、な、謎の人物が奇襲をしてきました...。
すぐに、我々も応戦したのですが、歯が立ちません...。
と言うよりも、死なないのです...。
相手は確実に重症なはずなのに...」
バグダサールの部下「死なない?
お前が錯乱しているだけじゃないのか?」
血まみれの部下「いや、そんなはずは...」
バグダサール「何だと?
そいつはどこにいる?」
血まみれの部下「....A地点付近に今はいるはずです。
この建物にもいずれは来るかもしれません....」
バグダサール「わかった。
すぐにアレを出すぞ。
お前は傷の手当てをしておけよ」
バグダサールの部下「へい、リーダー」
バグダサール「さあ、武器《宝石》の輝きをこの目に刻もうか!」
部下を引き連れ、建物の近くに駐車してあったBMP1に乗り込み、A地点付近に向かった。
一方、A地点付近にいたバグダサールの部下たちは次々と殺害されていた。
バグダサールの部下1「おい、何なんだよあいつは!?」
バグダサールの部下2「知らねえよ!!」
???「そこですか.....」
物陰に隠れていた部下たちは、次々と撃ち殺された。
バグダサールの部下1「リーダー!リーダー!がああああああああああ!!!」
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エドワードたちはサルブ村までは手配した一般乗用車で移動しており、あと少しで到着するといったところであった。
運転中のエドワードが喋り始めた。
エドワード「もうすぐ、到着するぞ。
皆、支度を整えておいてくれよ。
特にサイレンサーは忘れないようにね」
メンバーは覆面を装着し、ゼンカーの戦闘員たちと同じ、ロシア製の装備を身に着けた。
ケイン「ちっ、俺、ロシア製の武器嫌いなんだよなー」
エドワード「我慢してくれ。
聖書を読むよりはましだろ?」
ケイン「やめろ。
そんなワード聞きたくもねえ」
誠士郎「.....確か、ダスクもロシア製の武器は性に合わないんだったな。
俺は扱いやすくて、嫌いじゃないが」
ケイン「赤共が使う武器ってかんじがして使う気になれねえ。
それにアメリカ製の武器と違って華がねえ」
エドワード「イヴァンは逆にアメリカ製の武器が嫌なんだろ?
ここでも、冷戦は展開されているわけだな」
イヴァン「.....ああ、アメリカ製の武器は品性が足りない。
というよりも、やはり祖国の武器は体に馴染むといったところだ」
ケイン「お前とは分かり合えそうにねえな」
そんな会話をしているうちに村に到着した。
エドワード「よし、到着だ。
まずは写真にあった高い建物を目指そう。
だが、ゼンカーの戦闘員がいる可能性が高い。
隙を見て殺し、奴らの装備品を奪い、ゼンカーの戦闘員のふりをする。
イヴァンが狙撃地点を設定、誰かに標的をおびき寄せてもらい、ピンポイントまで連れてきてもらったら狙撃といった流れでいこう」
一行は建物に慎重に侵入したが、誰もいなかった。
ケイン「なんだよ、誰もいねえじゃねえか」
エドワード「これじゃあ、装備品が奪えないな。
さっきまでここにいた形跡はあるが.....
....ん?」
エドワードの衛星電話へwater9から電話が掛かってきた。