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イザベル・エスクーロはポルトガルのキリスト教カトリック信仰が強い農村で生まれ育った。
父親は衛生兵として、戦場で多くの仲間の命をたくさん救っており、熱心にキリスト教カトリックを信仰していた。
そんな父親に憧れ、彼女も同じ道を志した。
そんな父親はある時、戦場から帰還した時、見違えるように若返っていた。
家族は本当に本人であるか疑うほどであった。
だが、話をする限り、間違いなく父親ではあった。
そして、ある日突然父親は失踪し、二度と家には戻らなかった。
イザベルは父親の行方を追ったが、結局見つからなかった。
彼女はその後、衛生兵を希望していたが、射撃の腕を買われ、通常の歩兵部隊に配属された。
1970年代前半、若き日の彼女はアフリカ南部の国「アンゴラ」に兵士として赴いていた。
当時、ポルトガルの植民地では発生した独立戦争を抑え込もうとして、ポルトガル本国は植民地と戦争状態に陥っていた。
彼女の上官は捕虜を平気で殺すような男であり、そこで捕虜の扱いを巡って上官と対立していた。
イザベル「サラザール一等軍曹殿、このような捕虜の扱いはイエス様の精神に反します。
何卒、ご再考を」
サラザール「ちっ、うぜえなー、エスクーロ上等伍長。
あのさー、イエス様の愛とか言うけどさー、逆に考えてみ?
俺は愛があるからぶっ殺しているんだよ。
死ねば、現世の苦痛から解放されるんだぜ?
いやー、俺ほどイエス様の精神を忠実に実行しているやつはいねえだろ~」
エスクーロ「そんなものはイエス様の精神ではありません。
ただの虐殺です」
サラザール「君さー、射撃の腕を買われてここにいるんだっけ?
どっちかというと修道女《シスター》とかの方が向いているんじゃね?」
イザベル「志したことはあります。
それはそうと、あなたは軍法会議にかけられなければなりません」
サラザール「ふん、やれもんなら、力ずくでやってみるんだな」
そう言うと、サラザールはナイフを取り出した。
サラザール「君か俺のどちらかが首元にナイフを突きつけられたら負けだ。
君が勝てば殺すのを改め、大人しく軍法会議にかけられよう」
イザベル「...私が負けたら?」
サラザール「君は俺の奴隷になってもらう。
俺の言う事を何でも聞いてもらうぞ」
イザベル「.....どこまでも貴方は...
ですが、いいでしょう」
イザベルもナイフを取り出し、勝負が始まった。
しかし、不正を行い、彼女は敗北してしまった。
サラザール「はい、俺の勝ちー!」
イザベル「ひっ、卑怯です...外野の手も借りるなんて」
イザベル「不正をしちゃいけねえルールなんかなかったはずだぜ。
さあ、俺の言うことを聞いてもらおうか。
ちなみに、俺は可愛い娘をいたぶるのが趣味なんでね。
君では大いに楽しめそうだ」
彼女は上官や他の部下から執拗に暴行を受けた。
サラザール「よし、今度はお前いいぞ」
部下「へい、ありがとうございます。
戦場の疲れを癒すには最高ですね」
その後、上官や部下は戦闘で死亡した。
彼女は命は助かったものの、上官たちから受けた仕打ちによって、精神的に負担を負っており、本国に戻ることになった。
その後しばらくは、故郷で時間を過ごし、精神が回復した頃にとあるキリスト教の精神に基づいた慈善団体に所属し、アフリカや東欧の紛争地域に赴き、慈善活動に従事していた。
そのような活動を始め、数年足ち、西暦2000年代に突入したある日、彼女はアフリカでテロに巻き込まれ、死亡してしまった。
その瞬間、彼女は夢のような空間の中でイエス・キリストが降臨し、彼女は永遠にも等しい命が与えられること、特別な力が与えられること、愛を知らないものを断罪せよとの使命に近いものを伝えられた。
そして、彼女はnightmareとして復活した。
それと同時に、かつて父親はnightmareになったのだと理解した。
彼女は復活後、死の淵で伝えられたことを実行し始めた。
アフリカの国々や中東の国々で暴虐をはたらく民兵組織やテロリスト、犯罪組織などを襲撃したりした。
そして、アルメニアで起こったことを聞きつけ、アルメニアに赴いた次第であった。
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イザベル「ちなみに、本社はどこにあるのですか?」
ネロ「アメリカだ。
アメリカのバージニア州にある」
イザベル「アメリカですか......
新大陸の土を踏むのは実はこれが初めてです」
ネロ「ああ、俺も最初アメリカに行った時はそんなことを思ったな」
イザベル「あなたのご出身は?」
ネロ「イタリアさ」
イザベル「イタリアですか!私の出身はポルトガルなんですよ。
地理的に近いではありませんか」
ネロ「そうだな。
ちなみに俺は何度かポルトガルには訪れたことがある。
よし、そろそろ空港に着くぞ」
十人は車を降り、飛行機に乗り、アメリカに向かった。
そして、一般乗用車でバージニア州にあるbwss社の本社に向かった。
本社に到着し、ネロとイザベルはLeitzのいる部屋に入った。
Leitz「やあ、任務の方、ご苦労だった。
んで、君が..........」
イザベル「イザベル・エスクーロと申します」
Leitz「ああ、そうだったね。
フェルナンデス君からnightmareに関してや、うちがどういった目的のもと動いているのかは聞いているね?」
イザベル「ええ、世界中に散らばるnightmareを収集しているんでしたよね?それで、その目的というのが、人間の社会に認知されないようにすること、危険なnightmareを排除し、安全を守ることと.......」
Leitz「ああ、概ねそんなところだ。
そして、君にはこれから適正検査を受けてもらう」
イザベル「適正検査とは?」
Leitz「ああ、nightmareに関する業務を担っているところがこの特別作戦部なのだが、この部署にも様々な役割をもつ課があるんだ。
以前、諜報機関にいたものなら、そのノウハウを活かしてもらうし、ここにいる彼らのように軍に携わっていたものならその力を振るってもらう」
イザベル「.........一つ質問が。
一人、人間の方がいましたよね?他の方々は全員nightmareであるのに、何故彼だけは人間なのですか?
人間社会からnightmareを隠すのではなかったのですか?」
Leitz「ああ、彼については例外だ。
何しろ、特別な力を持っている」
イザベル「なるほど、特別な力....ですか。
それに、彼は勇敢であると感じました。
人間でありながら、土壇場であのような行動が取れるのは私は中々に評価できると思います」
Leitz「ああ、彼の特筆すべき特徴だ。
では、適正検査について詳しく話そう」
イザベルだけ部屋に残り、ネロは部屋を出た。