第1話殺戮の嵐 storm of slaughter
ケイン「またかよ。
もううんざりだぜ」
bwss社の暗殺者《アサシン》部隊は本社のブリーフィング室にてブリーフィングを受けていた。
Leitz「ああ、君には申し訳ないんだが、そうなんだ」
ケイン「........そういえば、あの女はどうなったんすか?」
Leitz「エスクーロ君は*bwls社の浸透《ペネトレーション》部隊に配属が決まったよ。
君とはあまりにも相性が悪いだろうからな」
ケイン「まあ、そうっすね」
ダスク「浸透《ペネトレーション》部隊だけは俺たち、共同任務を行ったことが未だにねえよな。
どんな奴がいるかも全く知らねえ」
エドワード「僕もあまり知らないんだが、あまりいい噂は聞いたことがないな」
*black warrior holdings傘下のblack warrior logistics services。
ドイツ、フランクフルトに本社があり、浸透《ペネトレーション》部隊ほ保有している。
Leitz「そういえば、そうだったか。
まあいずれは共同作戦を行うことがあるかもしれない。
よし、では今回の作戦概要の説明に戻ろう。
先程も述べたが、今回の任務地はフィリピンになる」
bwss社が暗殺者《アサシン》部隊の派遣を決定するに至った経緯はとある一連の事件によるものであった。
アメリカ各地でキリスト教の聖職者、聖女《シスター》、キリスト教関係の団体などを狙った殺人事件が多発しており、しばらくすると、フィリピンでも同様の事件が頻発した。
bwss社は事件発生当時、フィリピンでnightmareである「ガビ-ノ・マルコス」の存在を確認しており、その男の仕業である可能性を見出し、部隊の派遣を決定した。
Leitz「それでだ、アメリカ政府は調査のため、CIAの職員の派遣を決定したそうだ。
君たちはその職員の護衛に徹してくれと依頼された。
職員の護衛に徹しつつ、隙を見て「ガビ-ノ・マルコス」に接触してくれ。
無論、職員にはnightmareに関することを悟られてはならないぞ」
そう言うと、Leitzはガビ-ノの写真を提示した。
Leitz「もし、一連の事件がその男の仕業であったなら、処分してしまって構わない」
ネロ「ええ、承知しました」
Leitz「今回はわが社に直接依頼が入ったからな。
特に何か別の素性に偽る必要はない」
ネロ「ええ、わかりました」
暗殺者《アサシン》部隊のメンバーはCIA職員と待ち合わせの約束をしていたとあるカフェに車二台で向かった。
片方はネロ、もう片方はエドワードが運転していた。
カフェに到着すると、ネロとエドワードの二人がカフェに入った。
CIA職員はすでにおり、二人に手招きをした。
職員のコードネームは「poker」であった。
poker「やあやあ、待っていたよ。
君たちだね?今回私の護衛を担当してくれるのは」
ネロ「ええ、私たちbwss社にお任せを」
poker「頼もしいね。
よろしく頼むよ。
全くFBIときたら不甲斐ないもんだ。
ほどんど、事件の解明に至っていないそうだ。
やった仕事といえば、アメリカでの一連の事件とフィリピンで起こっている事件の因果関係がある可能性を示したぐらいだ」
エドワード「フィリピンで聖職者などを狙った事件が起こっているのは現在、次期ローマ教皇の有力候補であるトマス・ヘッケル氏がフィリピンを訪れているというのと関係があると私個人は推測しているのですが」
poker「ああ、私たち中央情報局もそれについては同感だ。
今はフィリピン政府が厳重にトマス・ヘッケル氏を保護しているとのことだ」
ネロ「犯人のおおよその推測はついているのですか?」
poker「我々は一連の事件を近年、世界を騒がせているテロリストの仕業ではないかと推測を立てている」
エドワード「なるほど、アル・カイダのような連中であれば、キリスト教徒を狙う理由にも辻褄が合いますしね」
poker「だが、これはあくまで推測だ。
とりあえず、現地に飛んで調査を行うしかあるまい。
ところで、あまり私は君らの企業に詳しくないんだが、bwss社は情報提供なんかを得意としているんではなかったかな?
護衛や戦闘なんかは専門ではないんじゃないのか?」
ネロ「専門は情報提供などになりますが、護衛や戦闘も問題ありません。
わが社にも元特殊部隊出身や軍で活躍した者はたくさんいますから」
poker「そうか。
すまない、失礼な質問をしてしまったね」
その頃、車内で待機中のケインが疑問を述べた。
ケイン「てかよ、なんでCIAの野郎は俺ら会社に護衛の依頼をしたんだ?
あいつら、確か自前で部隊を持っていただろ?」
エーリヒ「どうやら、アフガンやイラクに出払っていて俺らに頼るしかなかったようだ」
ケイン「めんどくせー話だな」
しばらくすると、pokerを連れてネロとエドワードが車に戻ってきた。
pokerはエドワードが運転する方の車に乗り、その他に誠士郎、イヴァン、ダスクが乗っていた。
ネロの方にはカスパー、ケイン、エーリヒが乗っていた。
そして、そのまま空港に向かった。
誠士郎「フィリピンか.....
しばらくぶりだな..........」
エドワード「そうか、君はそうだったな」
誠士郎「あまりいい思い出はないがな」
poker「ちなみに私も初めての土地になる」
ダスク「フィリピンといえば、マッカーサーの「I shall return」が有名だな」
エドワード「君がそんなことを知っているとは驚いたな」
ダスク「お前、馬鹿にし過ぎじゃねえか?」
エドワード「僕が君を馬鹿にしなかったことはないぞ」
ダスク「気を付けるんだな。
お前の頭がいつの間にか、なくなっているかもしれねえぞ」
poker「君たちはあまり、緊張感がないんだな。
歴戦の猛者ゆえの余裕ってやつかい?」
エドワード「ええ、まあそんなところですね。
あまり気負い過ぎると逆に足をすくわれると私たちは考えていますから」
一方、ネロの方は少し険悪な雰囲気であった。
ケイン「ちっ、だりいな」
ネロ「悪いが、今回もなんとかこらえてくれ」
ケイン「ああ、わかっているとも。
輪を乱したりはしねえよ」
二台の車両は空港に到着し、フィリピンに飛行機で飛んだ。
そして、フィリピンの空港に到着した。