Nightmares Never Die   作:山田夜守

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第3話夜に紛れる狩人たち night hunters

真夜中に差し掛かり、bwss社の戦闘員が動き出し、しばらく経った頃、カスパーは不吉な予感、というより身を刺すような鋭い感覚を激しく感じていた。

 

ここイラクに足を踏み入れてからずっと感じていた。

以前からカスパーは戦場にいるとき、また戦場でなくても病院などにいるときにこの感覚を発症していた。

そしてさっきからこの感覚が増してきている気がしていた。

 

そんなとき突然、地下室に民兵が一人降りてきた。

民兵3「おい、交渉が始まったみたいだぞ。

いたぶるのはそのへんにしておいたほうがいいんじゃないか?」

民兵1「ああ、来たか。

ちっ、お前命拾いしたな、団長から殺すなとの指示がなかったらてめえなんかとっくに死んでるころだぞ。

寛大な団長に感謝するんだな」

 

そんなとき銃声がなり、同時に上の階から断末魔が響き渡っていた。

民兵3「なんだ!!何事だ!!」

すぐさま民兵は階段を駆け上がっていく。

民兵2「まさか、相手が裏切ったんじゃねえのか!?明らかにあいつらの声だろ!?」

民兵たちが困惑している最中にも銃声は次々と響き渡っていった。

そして、先程地下室に降りてきた民兵と思われる悲鳴も聞こえた。

 

民兵1「くそう!

卑劣な野郎だ!

やっぱアメリカなんて信用するべきじゃなかったんだ!」

民兵2「せめてこいつだけでも殺さねえと気がすまねえ!

くたばれ!!」

と民兵たちが語気を強めて、AK47の銃口をカスパーに向け、射殺しようとした瞬間、事は起こった。

民兵1「え!?え!?なんだこいつ!?」

民兵2「うわあ!化け物だ!!!」

 

________________________________

 

ときを同じくして、bwss社の戦闘員たちが交渉場所付近に到着し、無線機での会話を始めていた。

ネロ「よし、ここらにハンヴィーと止めるぞ。

....各自、こちらaquila、ここからはコードネームで呼び合うぞ。

無線は快調だな?over」」(ここからは無線通信は二重カッコを用いることにする)

 

イヴァン「「....こちらsocol、問題ない。

手筈通り、リトルバードから降下し、配置についた。

交渉場所の建物入口を監視中」」

ケイン「「....こちらsavage、無線は正常だ。

現在、yamanekoとともにリトルバードにて建物上空で待機中」」

エドワード「「....こちらparadox、こちらも至って正常だ。

aquila、心得た」」

ネロ「「....こちらaquila、全員の無線良好を確認」」

 

そう言うと片方のハンヴィーの運転手であるネロは車を止め、その後方を走行していたエドワードもハンヴィーをネロが運転していた*ハンヴィーの横に止める。

*軍隊で使用される汎用車両ハンヴィー、ここで使用されているのはM1114ハンヴィー

 

そして段取り通り、顔、それからほとんど全身を隠せるマントのようなものを車から降りたネロ、エーリヒ、ダスクが被り、民兵の捕虜に見立てる。

そのとき各々がマントの中に武器を隠していた。

 

ネロ「「....savage、yamaneko、こちらaquila。

リトルバードから降下、建物に潜入を開始せよ。

その際、*サプレッサーの装着を忘れるな、over」」

*銃の音をかき消す効果がある。

 

ケイン「「....こちらsavage、了解した」」

誠士郎「「....こちらyamaneko、了解した」」

そう言うと二人は*リトルバードからロープで建物屋上に降下し、ドアをケインがサプレッサー付き*M870で屋上入口のドアを破壊し、すぐさまケインがM203とサプレッサー付きの*M4A1、誠士郎がサプレッサー付き*FN FNCに持ち替え突入する。

*軍隊で使用されるMH6汎用ヘリ

*アメリカで開発されたアサルトライフル

*アメリカで開発されたショットガン

*ベルギーで開発されたアサルトライフル

 

一方、ネロたちは交渉場所の建物入口まで移動し、エドワードが交渉を開始していた。

 

訛った英語で、交渉役の民兵が語りかける。

民兵「お前がアメリカ側の代表か?

で、後ろの三人が我々の同胞だな?」

エドワード「ええ、私がそうです。

それにアラビア語でも構いませんよ」

民兵「いや、英語でいい。

それじゃあ、同胞を解放してもらおうか」

エドワード「そうはいきませんね。

あなた方も人質を外へ連れてきていただかないと。

私たちは捕虜交換を行うのですよ、つまり対等な関係であるはずだ。それなのに一方的にこちら側だけが要求を受け入れるのは筋違いでしょう」

 

明らかに民兵は不機嫌な様子であったが、渋々了承し、民兵「ただし、三人だけだ。あとの者たちはそちら側が解放し次第、解放する」

民兵は中から米軍部隊のリーダーらしき男と、ほか二人を外へ連れてきた。

その際、抜かりなく、人質の後ろにAK47を装備した男をつけてきていた。

 

民兵「さあ、連れてきたぞ。

ではそちら側も解放してもらおうか」

その言葉にエドワードは口を開かなかった。

民兵「どうした?何かやましいことでもあるのか?

それに、その身につけているマントを外して顔を見せてもらおうか」

 

民兵が訝しんだ次の瞬間、エドワードが時計に一瞬視線を移し、それを合図に、ネロがマントの中に隠していた胸元の無線機のボタンを押し、「今だ!」と叫ぶ。

 

それを聞いたイヴァンが*L96A1で交渉役の民兵をすかさず狙撃、頭を撃ち抜いた。

そして手慣れた手つきで素早く*コッキングを行う。

*イギリスで開発されたスナイパーライフル

*銃弾を再度撃ち込める状態にすること

 

一瞬の出来事に全く、民兵は対応できず、それを確認したエーリヒが電光石火の如く、マントを脱ぎ捨て、隠し持っていた*MP5で人質の後ろ側にいた民兵を蜂の巣にし、建物内部に突入した。

死体とともに大量の空薬莢が床にこぼれ落ちた。

*ドイツで開発されたサブマシンガン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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