私は古夜ネア。
不思議なことに空から傷だらけの姿で降ってきたらしい。
とりあえず、青色の患者衣に着替え部屋を出る。
連れてこられたのは、同じ建物内にあった事務室のような部屋。
ここは……
「ここはシャーレの部室だよ。」
そこには少しやつれた顔をして、スーツを着ている男が立ってた。
「あなたは?」
「私は先生」
先生?シャーレ?もしや……私の頭の中でとあることを思い出す。
「キヴォトス?」
「そうだよ」
まじか、あの作品なんだ。
ここの事は転移前に軽く見聞きはしたがまさか自分が来ることになろうとは思わなかった。
ふと、頭の上を見上げる。
紫色の幾何学模様が星の様にキラキラ輝いている。
『自分も生徒側か』
と、思っていた。
「ふむ、」
セナの言う通りか――先生は不穏な言葉を発した。
「どういうことですか?先生」
「いや、ネアさん。君ここに来るまでの記憶とかってある?その前に……」
『君は何者なんだ』
その言葉に背筋がゾクッとする。
息が少しづつ早くなり周りをキョロキョロと見始める。
すると、苦しくなってその場に崩れ込んだ。
セナがサッとフォローしてくれて転倒するのは免れた。
「大丈夫かい?怖がらせるつもりはなかったんだけど……」
「先生」
ごめんごめん――彼は軽く謝罪を述べるが心の底ではかなり心配しているのだろう。
「で、君にはみっつ。伝えないといけないことがある」
先生は1つ深い息をついた。
「まず、ひとつめ。君の生徒情報はない」
えっ、どういう事だ。生徒ではない?
「じゃあ、どうやって名前がわかったんですか」
先生は端末を少し触ってそれを見せる。
「これは私の801!」
緑色のメインカラーに白い英字のロゴが目立つbati 801RR。
「この車両を見させてもらったけど、この車の自賠責保険証が載ってた。そこに記載があったんだ」
なるほど、正直知らない人が自分の名前を話して少しびっりしてたんだけど……あれ?
「名前がわかったんでしたら、探せば出てくるのでは?」
それを言われた先生は苦い顔をした。
「いや、逆に面白いものを見つけてしまった。君の教員証明書だ」
「はぁ?」
生徒じゃないと言われた挙句、出てきた情報は教員?
私は意味不明な状況に困惑していた。
「だから、君は私と同じ立場に立てる」
形上はね──今度は深いため息を着いた。
「じゃあ、私は……」
何をすればいいんですか――明らかに異質の存在。この世界でも私の居場所はないのか。
「1つ提案があるんだけど」
「……なんですか?」
「生徒じゃなければ、生徒になればいい」
「だけど、教員証明書があるんですよね?」
ふふふ――先生は不敵に笑みをこぼす。それはある意味不気味にも見えた。
「ネアさん、君”臨時講師”にならないかい?」
臨時……講師?。どういう事だ?――突然の聞きなれない単語に頭が混乱する。
「君が昏睡している間、君の神秘について少し調べさせてもらたんだけど」
私の神秘――先生曰く私の神秘は”人”に関係するものらしくその影響下であれば人を成長を進めることも戻ることも出来るらしい。
「とりあえず、今から私の言う通りにしてみてよ。」
目を閉じて――先生に言われるがまま、目を閉じる。
暗闇に意識を向けると心臓の熱に負けないくらいの熱を下腹部から感じる。
「そこは君の大切なところだ。それを全身に巡るようにイメージして」
秘部の熱を全身に回すと身体が燃えるように熱くなると言うか……暑い。
「はぁ、はぁ。んっく、ぁあ」
「先生!」
「セナ」
見てて――ネアの身体が光り輝く。彼女の
が徐々に上方向に伸びていきある程度になると光は自然と落ち着いていった。
「ん、はぁ、はぁ……ぇ?」
荒い胸の呼吸に上下する柔らかな大きな胸。
ハリのある太腿の見える長い脚。
その背に負けるないように腰まで伸びる頭髪。
そこには元の姿の彼女はおらず、表現するならこの世界に存在しない”大人の女性”だった。
「ネアさんですよね?」
「あっ、はい」
貴方が”臨時講師フルヤ”さんだ。
先生は興奮気味にそう言い放った。