至らぬところが多いですがよろしくお願いします
とりあえずプロローグはこんな感じで
[THE WINNER]
92年、日本ダービー
ダービーを走れなかった父の無念を晴らすべく、その息子はダービーを走った
1度も先頭を譲らずに叩き出したタイムは、当時のレコード2分25秒3を塗り替えた2分23秒5
圧倒的な速さで、血統を再び世に知らしめた
その馬の名は―――――
1989年、3月4日の早朝、青森県のある諏訪辺牧場にて一頭の繁殖牝馬からその馬は産まれようとしていた
「よし、頭が出てきた」
「もうすぐだ、頑張れルビー」
柵の中に居る母馬に向けてスタッフの1人が言う
産まれようとして居る仔馬は、バタバタと前腕を動かしながら両足を動かして、母親の膣からもがいて外に出ようとしている
暫く経つと、ボトッと音をたてて地面に落ちる
「やった、やったぞ」
「ルビー、お前の子供が産まれたぞ」
牧場のスタッフがそう言うと、ルビーと呼ばれていた母馬が仔馬の身体をペロペロと舐め始める
そして仔馬の身体を舐め終えたのを確認した牧場のスタッフ達は、柵の中に入って仔馬の全身をタオルで拭いていく
「しっかし無事に産まれてきて良かったよ、相手は幻の三冠馬ミホシンザンだったらしいから結構種付け料もかかったんじゃないか?」
「内国産種牡馬は軽視されているとは言っても安くはないわよね」
「血統的に見れば走れなくは無いだろうから、中央で1、2回勝てれば良いんじゃないか?最悪ルビーみたいにダート走らせれば良いだろう」
それでも走らなかったら即肉行きだろうけどなとスタッフの1人は笑いながら言う
「でも結構綺麗な黒鹿毛ですね、父方と母方だとどっちに似たんでしょうね?」
「鹿毛でも栗毛でもないからこりゃ先祖帰りかな、綺麗に育てば肉じゃなくて牧場の乗馬用でもいけそうだな」
綺麗に身体を拭いた後、女性スタッフの1人が仔馬の開いた口に用意していた哺乳瓶のよりは先を突っ込み、顎の下を動かないように押えてゴクゴクと飲ませていき、別のスタッフが仔馬の股を確認する
「飲む勢いが凄いですよ、ほーら、一杯飲んで元気に育つんでちゅよー」
「付いてるって事は牡馬か‥‥なら父親が取れなかったダービーも取って欲しいがどうだろな」
哺乳瓶の中身を飲み終えた仔馬は、暫くキョロキョロと周りを見渡す
母馬が心配そうに『ヒヒン』と子馬に向けて声をかけると、ヨロヨロとゆっくり立ち上がる
上手く立てず、2,3回横向きにコテンと転ばるが、4度目でようやく立ち上がる
その時間は産まれてから25分であった
「は、え、もう立ったの?30分も経ってないぞ」
「普通は立つまでそれくらいかかるはずですよね‥‥あのシンボリルドルフも30分経たないで立ち上がったって聞きますけど、この馬ももしかしたら」
「まだ立ち上がった時間だけで判断するのも難しいが、もしかしたらするかもしれん」
周りのスタッフが仔馬に対してそう評価を下している中、牧場の責任者である男はこの仔馬の幼名を考えていた
「うん、黒い馬だから幼名はまっくろくろすけにしよう」
「ちょっとそれは‥‥」
「著作権とか的に不味いんじゃないですか?」
あまりに安直な幼名の是非に、関係者の間で論争を巻き起こす
そして結局、幼名はコーナンルビーの1989となった
幼名 コーナンルビーの1989
父の父 シンザン
父の母 ナポリジョオー
父 ミホシンザン
母の父 ダテホーライ
母の母 ダテモアー
母 コーナンルビー(ルビー)
史実でもコーナンルビーの1989は居ますが、この作品の馬とは無関係ということでお願いします
血統的には父方はヒンドスタンの末裔、母方はナポレオンから徳川幕府に贈られた馬である高砂の末裔という化石血統らしいですよ
競馬初心者なので至らぬ所が多いと思うので、誤字脱字等もありましたらご指摘の程よろしくお願いします
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