今日は獣人の村に来ている。コミーと遊ぶ約束したからな
「コミー!居るだろ〜!」
コミーの家の扉を叩いてみるけど、反応がない。絶対寝てるだろこいつ
「コミー!!!!!」
「うるさいにゃあ…そんなに大きく叫ばなくても聞こえてるにゃ。他の獣人達に迷惑になるにゃ」
「最初に出てこない方が悪くない?」
「まぁそんなことは置いておくのにゃ」
適当にはぐらかすんだよなぁ…まぁいいけど。さて、来いと言われてきたけど何するんだろうな?
「さて、教主が来てしまった事だし遊んでやるのにゃ」
「来いって言ったのコミーだよね?何でそんな上から目線なのさ!」
「コミーはかしこいにゃ。教主は今日の遊ぶ約束で教団から抜け出してきたに違いないにゃ」
こいつ…!よく分かってるじゃないか
「今頃エルフィンは大変だろうなぁ…まぁいつもそうだからそんなに変わらないと思うけど。さて、何をするんだ?」
「うーん……そうにゃ。バターが隠したアニマル缶を探すゲームにゃ!」
「バターが隠したって…地面に掘って隠してるやつ?」
「そうにゃ。バターはいつも隠したまんまで、すぐに掘った場所を忘れちゃうのにゃ」
「それは取ってもいいものなのか…?」
「大丈夫にゃ!バレたらコミーに全て任せるにゃ」
うーん…まぁコミーなら言いくるめ出来るよな!それに、お宝探し的な感じがして楽しそうだ
「よし!じゃあ今からやるか!」
「ちょっと待つにゃ。バターの様子を確認するのにゃ」
「あ〜…掘り返すからバレないようにってこと?」
「おお!教主、今日はよく冴えてるにゃ」
「今日はってなんだよ。とりあえずバターの家を見に行くか」
「チッチッチ…教主はやっぱりバカにゃん。この時間のバターは、いつも新しいアニマル缶を埋める場所を探してるのにゃ」
「いや、知らないよ!でも、行動が分かってるならバターの様子を見に行かなくてもよくない?」
「何を言ってるにゃ。そこも取るにゃ」
えぇ…コミー、流石の私でも引くぞ
「とりあえず教主は先に始めてていいにゃ。コミーはバターを見に行くにゃ」
「ふん…後から始めて追いつけるかな!?」
とりあえずバターが掘ってそうなところに目星をつけて掘り返す。すると結構深い位置にアニマル缶の蓋が浮かび上がってきた。バター…深く埋めすぎじゃないか…?しかも深い位置にあるせいでめっちゃ疲れるなこれ。でもコミーに負けたら煽られるから絶対勝つぞ!
数時間後…
「ふっふっふ…20個も見つけてやったぜ!さて、コミーは何処に行ったかな?」
「教主様…何をしてるんですか?」
「え?」
振り返ると、目が怖いバターが後ろに立っていた。不味い、バターにバレた!
「い、いやバター!これは違うんだ!」
「何が違うんですか?埋めてあるアニマル缶は全部私が埋めた物です!」
「いや…実はコミーにアニマル缶探しゲームを持ちかけられただけなんだ!私はこれがバターのものだと知らなくて…!」
「でも、コミーは教主様がバターのアニマル缶を掘り返してるって聞きました。やっぱり教主様が…!」
こ…これはッ!コミー!ハメやがったな!!
「違う!聞いてくれバター!私の話が本当なんだ!」
「99…」
99!?ここに来るまでにイエローカード貯まりすぎだろ!!コミー!!!
「私のアニマル缶を狙う教主様なんて…嫌いです!」
カ゛ル゛ル゛ル゛ル゛ル゛ル゛
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
私はバターに追い回さて獣人村から逃げ出した。バターの怒りが収まった頃に謝りつつ説明をしたら納得してもらえたから良かった
「いやぁ…本当に疲れた…」
…ちょっと気になることがあるからコミーの家を見に行こう。絶対アニマル缶がある
「にゃあ〜!アニマル缶!アニマル缶!美味しいにゃ!」
見に行けばそこには、私が掘り返した20個のアニマル缶が積まれていた。しかも全部食い終わった後だ。゛許゛さ゛ん!!
おわり
「コミー!!!!!!!!」
突然…脳内に浮かび上がったんだ…コミーが教主にアニマル缶を掘り返させて、教主を密告して、追いかけ回されてる間にアニマル缶をパチって家に帰るコミーの姿が…