触りたくなるだろうが
教主 に こうかばつぐん だ!
「今日の教主の運勢は〜」
今、私の目の前には真剣な雰囲気でタロットカードをシャッフルするアリスがいる。幽霊の沼に来てみたらアリスと会ったので、せっかくだからということで占ってもらっている。もちろん、結果を信じる事はないけど…一つだけ占いとは別に、凄く気になることがある
「凄く最悪ね!」
「最悪なのかよ。もっといい運勢とか占えないの?」
「運勢の良い悪いに関われるわけないじゃない。その日の運はその日にしか分からないんだから」
「占いが出来るアリスでもそういうのは変えられないんだ。最悪かぁ〜…」
「運勢を素直に伝えただけマシじゃない?心構えが出来るじゃない!それに、別に運勢が最悪だからって何か起きるわけじゃないのよ」
「まぁ…そうなのかな?」
私が気になるのはこの占い内容じゃない。さっきから話し終わる度にチロッと出てる舌が凄く気になる。獣人じゃあるまいし、しまい忘れなんて事はないだろうからね。あぁいうの見ると触りたくならない…?あぁならない…そっか…
「ねぇ教主、さっきから私の顔をじっと見てどうしたのよ?何か付いてるの?」*1
「いや…別に?人の話は顔を見て聞かないとな」
正直に言うと、なんで出してるのか聴きたい。でもストレートに聴いていいのか分からない。後触りたい欲求が高まる…溢れる…!
「ふ〜ん?じゃあ占いも終わったし、エスピーの家にでも行きましょ」
「エスピー?まぁ、いいけど。何をする気なの?」
「それはもちろん…着いてからのお楽しみよ!」
〜エスピーの家〜
「危なかった…裏口からじゃないと眠りの罠にかかっちゃうんだったね」
「ちぇ…ちょっとは期待してたのに」
「せっかくここまで来たのに眠って時間を無駄に使うのは嫌だよ!どうせなら遊んでいたいんだよ」
「まぁまぁ、せっかく来たんだからお茶でも飲みなよ。ほら、教主のはこっち」*2
お前、それ分かってるからな。睡眠薬入ってるの丸聞こえだからな。でも分かったからと言っても、出された物を飲まないのは不自然だし…あ、そうだ
「ねぇアリス、私の飲み物交換しない?」
「別にいいわよ?こっちの方が気になるの?」
「まぁ、そんなところかな。ありがとう」
「それじゃあ頂くわねエスピー!」
すぐに寝息を立てたアリス。即効性あるの怖すぎるだろ…所で、ずっと気になってた舌はまだ出てるのかな。見てみるか
「くぅ〜…すぅ〜…」
うん。出っぱなし。めっちゃバターみたい。え、これ触ってもいいよな?出してる方が悪いもんな。そんな寝てる犬の舌を押し込む感覚でアリスの舌に指先で触れてみると、ぺろぺろと舐められた
「うぉっ!?本当にバターみたいだ…」
「さっきから何をやってるの。アリスにイタズラでもするの?」
「うーん…これは…イタズラになるのかな…?」
「アリスが舌を出しっぱなしにしてるの、気になるでしょ?」
「うん。何か知ってるの?」
「シェイディ様よ」
シェイディ?シェイディと何の関係があるんだ
「分からん。シェイディと何が関係してるの?」
「ほら、シェイディ様は時々舌をピロピロ〜って出してる時があるでしょ?あれの真似」
「えぇ…シェイディのやるイタズラとかが好きなのは知ってたし、シェイディ様なんて言うから尊敬はしてるんだろうなとは思ってたけど…そこ真似するんだ」
「私にはさっぱりだけどね。意外と気に入ってるみたいよ?」
「その結果私が気になって触っちゃったんだけどね…犬みたいだった…」
普通にびっくりしたけど、ちょっと可愛いなとも思った。今アリスを見てみると、今度はちゃんと仕舞われており、規則正しい寝息を立てていた
「しばらくは起きないだろうし、教主は邪魔だから帰って。アリスは私が面倒見るから」*3
「え?そう?じゃあ教団に帰るわ。今日はちょっと面白い物を見れてよかったよ」
おわり
はい!教主はアリスの物です!
これ違うアリスだな…でも私のアリスって書いてるし同じか…(好感度30)