「……」
私は今、ガヴィアとなぜか見つめ合っている。気まずいんですけど?
「……!」
おお。凄く柔らかそうな笑顔で笑ってる。私と見つめ合ってて楽しいのかな?普段無口な子がこうやって笑うのいいよな
「…?」
今度は首を傾げて…?ダメだ、何もわからん。やっぱ何か話してもらわないと何も分からねえわ
「なぁガヴィア。私を見るのは別に良いんだけど、何か言ってくれないと分かんないよ」
「……んぅ」
不満そうに地面に文字を書き始める
【何も言わなくても想えば伝わると思った】
「ええ…私はエスパーではないから分からないよ」
【でも教主、たまに僕の考えてる事を見透かしてるような感じがする】
「たまたまじゃない?ガヴィアを知っていれば、ガヴィアならこうするって予想も付けられるし」
【本当?】
う〜ん…多分、本音を見る力を感じ取っているんだろうな。誰かに本音を見透かされるのは気持ち悪いと思われるだろうし、そもそもバレたら心を読む力ってあんまり意味ないから隠してたけど
【それに、教主がもし僕の心を読めるなら、話したり地面に文字を書かなくてもいいから良いなって思った】
「う〜ん…そっか」
どうしようかな…ガヴィアに言っても大丈夫なのか?口は堅いだろうし、誰にも言わないでって言ったら誰にも言わない信頼感はあるな。それなら言ってもいいかも。あ、でも一回秘密を言っちゃったらズルズルと他のことも言っちゃうからやっぱ辞めとこう。ガヴィアにも秘密だ
「うーん…ガヴィアには悪いけど、私にはそんな力はないんだ。ただの教団の教主で、無能力な人間なんだ。魔法も使えないしな」
【そっか。じゃあ、心が読めるって思ったのは、教主が僕の事をちゃんと分かってるからそう感じたのかな?】
「きっとそうだね。ガヴィアは物静かで優しいけど、怒る時はちゃんと怒れる良いやつだって知ってるよ。あ、もちろん静かに暮らしたいって事もな」
あ、ニコって笑った。多分これで良いんだろうな。私にとっていい友人だし、ガヴィアとはこれからも仲良くしておきたいな
【じゃあ、僕をもっと知って欲しい。視線だけで理解出来るような…以心伝心な関係がいいな】
難しいけど、やってみようか。ちょっとズルも出来るしな!
『ジーっと教主の頭を見つめる』*1
ガヴィアの頭を撫でてあげる
『教主の手をちょんちょんと触る』*2
ガヴィアの手を握ってあげる
『大の字で寝っ転がる』*3
ガヴィアの隣で真似する
『丸くて綺麗な石と、キラキラ光る石を置く』
難しいな…でも、ちょっと楽しくなってきたからズルはせずに考えて動こう。丸くて綺麗な石を取る
『教主をじっと見つめる』
私も見つめ返す
『教主の懐に潜り込む』
優しく抱き抱えてみる
試験は終わったのか、ガヴィアが私から離れる
【凄いね…結構当たってるよ】
「お、そうなの?でもこうしてやってみると、行動に移してくれると分かりやすいね?選ぶ系とかどこかを見てる系は難しいけど」
ガヴィアが地面に文字を書くのをやめて、私の耳元で言葉を話す
「教主…いい…とも…だち。付き…あって…くれて…ありが…とう」
「いいや、こっちも結構楽しかったよ。空気を読んで合わせて動くのは意外と悪くないね?」
「教主………」
後半、何を言ってるのか全く分かんないけど、喜んでるようなら何でもいいか。良い友達は大事にしていかないとな?
「また、遊びに行くよガヴィア。今度はギデオンとも一緒に遊ぼうな」
こくり
「よし、じゃあ私はそろそろ教団に帰るよ。あ、そうだ。さっきの丸い石は返そうか?」
「ううん…貰って…いい…」
「そう?じゃあガヴィアだと思って大事にするよ。この丸い石、まるでガヴィアみたいに優しそうな感じがするしな?」
ガヴィアは赤くなって逃げていった
「…まさか、考えが外れた?マジか…あとで謝らないとな」
おわり
ガヴィアかわいいね
夜に添い寝もちほっぺをこの世に下さい
ガヴィアとギデオンは必要だろ