トリッカル お前が教主になるんだ   作:アイド

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モモかわいいよモモ
意外とエグい服着てるねモモ


モモ、参上であります!

「分身の術!」

 

「おお…」

 

「これで」「小生は」「3人分の力を」「「「秘めているのであります!」」」

 

「これはおおだろ。それで、3人それぞれのモモに意思はあるんだよね?」

 

「その通りであります!」「小生はモモなので2人も小生であります!」「忍術!新しい忍術!」

 

1人ちょっとおかしくない?まぁこれもモモなんだろうけど…いかん、頭がこんがらがるなこれ

 

「見せてくれてありがとう。いや〜これで魔法とは違う物なんだよな…本当に何処で学んだんだ?」

 

「それは秘密であります…如何に教主殿と言えど、忍術の巻物を教えるわけにはいかないのであります」

 

その辺のガードをしっかりしようとしてる辺り、本気で忍者になりたいんだなぁ…どっかのスパイとは違うな

 

「ん〜で、新しい忍術がなんとかかんとかって…」

 

「はい!以前、宴会場で新しい忍術を開発したいと申した時、4大元素を使った忍術はどうかと言っていたのであります!しかし、今の小生の力では中々編み出すことが出来ず…何か知っている事はありませぬか?」

 

あ〜言ったような、言わなかったような…でも新しい忍術って言われても、私自身に忍術って使えないしな。あ、そうだ

 

「じゃあ出来るかどうかは全く分からないんだけど、私が覚えてる有名なやつでいい?」

 

「おおっ!まさか、教主殿も忍術を!?」

 

そんな大層な物じゃないし、結局使えないから…まぁ、昔小さい頃に憧れてた技だから自然と手が覚えてるんだよねこれ。いくぞ…!

 

巳 未 申 亥 午

 

そして!

 

「虎ァ!」

 

火遁豪火球の術ぅ!

 

…うん、出ないことは知っていたさ。でもさ、エーリアスっていう地球とは違う場所なんだし少しくらい希望を見せてくれたっていいじゃないか!!

 

「い、今の印は何でありましょう?教えて下さい教主殿!」

 

「いやぁ…私が覚えてた火遁・豪火球の術って言うやつ…漫画で有名だったんだよなこれ…出なかったけど」

 

「なるほど!火遁という名と豪火球という技名から想像するに、大きな炎の弾が出る技!」

 

「出せればね…私は出なかったけど…とほほ」

 

「いやしかし、教主殿の印の結び方は見事でありました!あれほど正確に結ぶにはそれなりに修行が必要だと思うのでありますが…まさか、教主殿は地球で忍術を!?」

 

「いやいや、そういうわけじゃないさ。昔憧れた…厨二病の残り香ってやつさ。正直恥ずかしい…ん?」

 

気がつけばいつの間にか一人に戻っていたモモは、さっき見せた印をサササッ!と結ぼうとしていた。覚えるの早い

 

「モモ流忍術!リスファイアーの術!」

 

…何も出ないね?流石のモモでもいきなり出来るとかそういうものではないか。てか出来るとも限らないし、そもそもこれ某忍者漫画の技だし

 

「…何か、掴めそうであります。教主殿、明日もここに来て欲しいのであります!小生が一晩でこの忍術を習得してみせてやるのであります!」

 

「おお…やる気がすごいね。もし出たら凄いだろうなぁ…楽しみにしとくよ」

 

もし本当に出たら、モモがもっと強くなって進軍も楽になるだろうな〜。え、マジで楽しみにしとこう

 

〜後日、獣人村〜

 

「教主殿…」

 

うん、凄い落ち込んでる。もしかして出なかったとか?

 

「火遁は…村長に禁術指定されてしまったのであります…」

 

「あ、ディアナがダメって言ったから落ち込んでたんだ。てっきり出なかったのかと」

 

「出たには出たのありますが…森の中で無闇に火を扱うなと怒られたのであります。小生は気を付けていたのでありますが…」

 

「うーん…まぁ、ディアナの言うことは全然分かるな。誰が何処から飛び出してくるか分からないしねここ。後普通に色々燃え移りそうだし。特にビッグウッドとか文句言うんじゃないか?」

 

「その通りであります。森に被害が出たら責任は取れないのであります…この忍術は禁術なのであります!」

 

「エーリアスにおける火遁とサイコラは禁術なのだ…」

 

まぁ教えた手前、見れないのは悲しいけどね。てか本当に使えるのかよ!私も使いたいよ!

 

「でも、使えるだけ凄いな。よくやったぞ!よ〜しよしよし」

 

モモの頭をワシワシすると、私の手をほっぺに近い位置に持ってくる

 

「そこじゃなくて、もっと横の方がいいのであります」

 

「こんな感じ?」

 

「そうであります。気持ちいい…」

 

獣人達って撫でると気持ち良さそうな顔するからいいよな。皆純粋だし、毎日会いに行きたい種族だ

 

「よし、こんなもんだろ!教えたのが見れなかったのはちょいと残念だけど…他にも術を編み出すことが出来るでしょ。新しいのが出来たら教えてよ」

 

「それなのでありますが…あの…その…」

 

うん?もう新しいのが出来たの?

 

「しょ、小生は大変不本意でありながらも新しい忍術について知ってしまったのであります…見たいでありますか?」

 

うわ!気になる。でもなんでこんな渋ってるんだろう?火力が死ぬほど高いとか?

 

「見たいけど、その様子だと何か問題が?」

 

「くノ一という女忍者を目指すなら覚えるべき技だと…書かれていたのであります…」

 

あ、うんまずいね。私は健全なもちほっぺライフを送りたいからこれは辞めておこう。だから恥ずかしそうなんだ

 

「それはやめよう。絶対碌なもんじゃないよね。ていうかそれも禁術にしよう」

 

「お色気の術は禁術であります!」

 

「そうだ!また別のやつにしてね」

 

「了解したであります!それでは、サラダバー!」

 

おわり




お色気の術!であります…(顔真っ赤で投げキッスをするモモ)
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