トリッカル お前が教主になるんだ   作:アイド

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マヨちゃんかわいいね
だから麻酔向けるのやめてね


マヨこわい

「教主…もう逃げられないっす」

「た…助けてくれ!!!」

 

時はある朝。私はいつも通りネルから逃げながら妖精の街を歩いていたんだ。最近マヨの所行ってないし、コレクションはなんだかんだ見てるのは面白いから見に行こうと思ったんだ

 

「お〜いマヨ〜。居るか〜」

 

どうやら不在らしい。じゃあ教主特権で中に入るから…

 

「いつも思うけど、質屋というよりかはコレクション展だよな…?お、やっぱり増えてる」

 

店の奥の方には最近増えたであろうコレクションで沢山だ。石像、誰のか分からん髪、私の写真集…私の写真集!?!?

 

「え、嘘だよな…マヨ…?」

 

手に取ってみると、確かに私の写真集だ。いつどっから撮ってるんだ?画角的に上から…でも真横の顔とか正面の顔とかあるな…あ、体の部位毎に丁寧に分けられてるんだこれ

 

「えぇ…これも売れるのか…?」

 

戸惑いながら写真集の中身を見てると、玄関が開く音がした。そして私は咄嗟に隠れてしまった

 

「ふっふっふっ…コレクション、また増えるっす。そろそろ2階もいっぱいっすねぇ…」

(マヨが帰ってきただけだけど…この写真集見ちゃったのなんかマズイ気がする…)

「教主コレクションの場所…もうちょっと増やさないといけないっすね…ふ、ふへへへ…」

(なんかすげー怖い!?)

 

私はマヨが2回に上がった瞬間を狙い、物陰からゆっくりと這い出す。マヨにバレないように、そ〜っと…

 

「あれ?教主?」

(み、見つかった…)

「あ〜…えっと、マヨ。久しぶり」

「久しぶりっす。マヨが居ない間に入ってたんすか?」

「そうそう、久々にコレクションが見てみたいな〜って…来てみたら居ないから先に入っちゃったんだ」

「そういう事っすか。ま、教主は盗むことないだろうし、大丈夫っす」

(なんか乗り切れそうだな。このまま行けば…)

「ん?教主、手に持ってるのは何すか?」

「やっば…」

 

私の写真集、ずっと手に持ったままだった…這い出る前にその辺に置いておけよ私!

 

「いや…中身はまだ見てないから!」

「う…う…」

「う?」

「うぁぁぁぁぁん!!!」

「はい!?」

 

マヨがガチ泣きしてる!?嘘でしょこんな事あるの!?と、とりあえず泣き止ませないと…!

 

「マヨ!本当に中身は見てないんだ!私はまだ来たばっかで…なんだろうと思って手に持ってただけなんだ!」

「うぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「頼むマヨ…!信じてくれ…!」

 

必死に頼むと、マヨが立ち上がり書類を差し出す

 

「……これにサインするっす。」

「サインしたら許してくれるのか…?」

「うん。特別に教主を許してやるっす」

「ん?待てよ…むしろ私が盗撮されてた事に怒るべきか…?」

「うぅ……」

 

待ってまた泣いちゃうと私が困る。とりあえずサインしたら泣き止むって言うならサインでも何でもしてやるよ!

 

「ほ、ほら!書いた!書いたよ!」

「うん。よくやったっす」

「は?」

「どうかしたっすか?」

「いや、さっきまでめっちゃ泣いてたじゃん。そんなスンって泣き止む物なの…?」

「泣いてないっすよ?ただそれっぽくしたら教主は焦って何も考えられなくなるとわかってたっす。これは戦略的な泣き真似っすよ」

 

クソっ!!してやられた!!そうだよマヨがこの程度で泣くわけねぇんだ!冷静に考えりゃ分かる事だった!今すぐ取り上げて破かねぇと!

 

「ふ、ふふふ…これで教主は終わりっす。」

「まだ終わってない!」

 

素早く取り上げてめちゃくちゃに細かく破いた。もう復元不可能にしてやったぜ

 

「あ、あぁ…」

「ふっふっふ!やってやったぜ!」

「こうなったら、教主をコレクションにした後でも遅くはないっす!」

「うわぁぁぁ!?待てマヨ!麻酔矢撃って来ないでぇ!!」

 

こうして私は運良く逃げおおせた。マヨこわい

 

おわり




マヨマヨマヨ〜ん
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