そしたら教主が仕事中にチラッと水晶玉見たらじーっと見てくるシェイディがいました
あ、1000UAありがとね
今日はサボることが出来ない程仕事が溜まっている。日頃のつけだと言わんばかりにネルも見張っているので、そそくさと抜け出して遊びに行くことも出来ない。毎日仕事が多いのが悪いんだもん…
「はぁ…もう疲れたよ。なんで教団にはこんなに書類の仕事があるんだよ」
「教主様がサボるからですよね?精神教育を受けたいのですか?」
「う…ちゃんとやるから…ネルも仕事あるんじゃないの?」
「私は教主様や女王様のように仕事は溜めませんので。ご心配は要りませんよ」*1
サボる隙が見つからねぇ…!今日は徹底的にやらせる気だな。もう諦めて全力で書類を片づけた方が良いんだろうな。気合を入れて書類仕事に取り掛かるが、やはり普段からサボっているからか、一つ一つ処理するだけで体力がかなり持っていかれる。いつかこうなるならちゃんと真面目にやってれば良かったな…
「はぁ…もう面倒くさいな…」
私が作業している机の上には、沢山の使徒達の贈り物がある。最近だとシェイディが水晶玉を贈ってくれたな〜。色々触ってみた時に正面から私をガン見するシェイディが映ったっけ…
「にしてもなんで水晶玉なんだろう…」
今はただの水晶玉に戻っている。また触ったらシェイディが映るのかな?そう思って水晶玉をなんとなく手に取ると、また謎に圧がある正面シェイディが覗き込んできた
「うーん…なんで変な圧を感じるんだろう…ていうかなんでシェイディはこの画面を設定したんだ…?」
「教主様?何を見てるんですか?」
「ん?あぁ、最近シェイディから貰った贈り物だよ。この水晶玉を触ると凄く謎の圧を感じるシェイディの正面顔が映るからちょっと面白くてね。ネルも見る?」
「教主様…それ…」*2
「うん?」
私は身体が浮くような感覚を感じたと同時に、尻餅をついた。周りを見渡せば歪んだような空間が広がっており、某TRPGのような急激な周りの変化に頭が混乱する
「何!?どういう事!?ここは何処なの!?」
「あら〜教主ってやっぱり面白い反応するわよね。イタズラしがいがあるわ」
「その声は…シェイディ!」
「当たり〜♡久しぶりね教主」
「私をどうやってこの変な空間に連れてきたの?」
「いくら教主でも、どうやって連れてきたかくらいは検討ついてるでしょ?」
突然連れてくる事だって出来そうな物だけど…あ、もしかしてあの水晶玉!シェイディが映るから面白いと思ってたけど、もしかしてあれがある時はシェイディが水晶玉を起点に色々出来るのか…?
「分かってるとは思うけど、教主を連れてきたのは水晶玉よ。教主が私の水晶玉から目を離したから、いきなり私の空間に連れてきたら面白い反応してくれそうだなと思ってやったのよ」
「誰でもいきなりこんな事されたらびっくりするだろうよ…あの水晶玉に映るシェイディって、もしかして謎の圧がある正面からの顔を映しながら私をずっと見てたの?」
「そうよ?」
…割とあの顔かわいいから私は好きだけど、本当にあの顔しながら待ってたんだ…想像したらちょっと面白いな
「何はともあれ、私を元の場所に戻してくれない?まだ教団の仕事が山程残ってるんだよ。今すぐ戻らなきゃネルになんて言われるか…」
「いいわよ。でも…」
「でも?」
「ここから脱出出来たらの話よ!じゃあ私は沼に戻るから、教主は頑張ってね」
「は?いや私はこの空間初めて来たし、そもそもここからの脱出方法なんて知らないよ!?」
「それじゃあね〜」
シェイディは鎌で空間を切り裂いて出ていった。急いで私も続こうとしたが、すぐに空間の亀裂は閉じてしまった
「………………」
どうしよう。マジで出る手段なくない?え、私ずっとここに閉じ込められたままとか嫌なんだけど。頼む、誰か私をここから出してくれ…!
〜数時間後〜
「ありがとう…ありがとうシオン…!」
「…あの空間を1人は辛いからな、我もそれは知っている…」
「どうして場所が分かったの?」
「司祭長がシェイディが映る水晶玉に教主が吸い込まれたと騒いでいたのでな。我も一度あの幽霊にここへ閉じ込められた事があるからまさかと思って来てみたのだ」
「そうか…ありがとうシオン…!」
「…一応、シェイディを嫌わないでやって欲しい。我は影から見ていたのだが、小さい亀裂をずっと覗いて教主の事を見守っていたみたいだ。もし本当に困り果てた時には出す気だったみたい」*3
「うーん…そっかぁ…本当にそうならまだ許せるか。でも本当に困ってたし、今度会ったらイタズラ仕返ししてやらないとな」
おわり
シェイディとか割と本気でこういうイタズラしそうだよね。シオンに対してもイベストで容赦なく混沌空間に入れて放置してたし…好感度上がってもそれはそれで全然こういう事しそう
まだ空間から出す気があるのでセーフだな!