【青学三次】青学スパイ達の徒然なる日々【短編集】 作:VISP
【原作】青学スパイ総合掲示板【遵守】 Part○○
57:名無しの青学生
えー先行調査結果が出ました
犯人達は諸々を加味して微罪となりました
現在はミレニアム中央病院の隔離区画にて治療中です
61:名無しの青学生
えー残念
65:名無しの青学生
暫く懲役や矯正局行くらいはあっても良いのでは?
66:名無しの青学生
最低でも無期停学乃至退学でしょ
70:名無しの青学生
本来ならそうだったんですが、件のAI研究室に所属ミレニアム生三名に身体的異常を検知
調査の結果、アルコール成分が確認され、所謂「アルコール依存症」である事が判明しました
74:名無しの青学生
はぁ!?_
76:名無しの青学生
おいおい
80:名無しの青学生
キヴォトスの生徒にとっては基本違法だよね?
81:名無しの青学生
青学じゃ合法だけど、それはオレらの中身故だ
82:名無しの青学生
なおアカ冬
83:名無しの青学生
元ネタが血液=ウォッカのお国だから・・・(目反らし
86:名無しの青学生
ここキヴォトスの生徒達のアルコール耐性は基本的に外の人間と比べても低い事が確認されています
恐らくは中長期的にアルコール入りの食品を与え続け、徐々に依存させていき、手駒となるようにしていたのかと
87:名無しの青学生
真犯人は見つかってない4人目で間違いない感じ?
91:名無しの青学生
生塩書記の記憶からでも「この様な生徒は見た事がない」との事です
記録は偽造又は書き換えられたものかと
92:名無しの青学生
だが、確かに当該生徒はミレニアムに出入りしていた
93:名無しの青学生
変装した生徒?
94:名無しの青学生
可能性はあるけどカイザーのが高いと思う
原作でもヴァルキューレ生徒に変装したロボ兵士が先生に気付かれなかった実績あるし
96:名無しの青学生
確かに大人なら生徒よりもアルコール入手の難易度は低いか
97:名無しの青学生
工業用・医療用すら管理厳しいけどな
98:名無しの青学生
どっかの馬鹿がアカ冬で密造酒作って売ってるだろ?
存在自体は知られてて、更に作り方に関しても頑張れば知れる
100:名無しの青学生
あーそう言われれば確かにカイザーなら出来るだけの下地があるな
102:名無しの青学生
これは・・・赤冬スパイ勢の責任もあるのでは?
104:名無しの青学生
まぁはい
107:名無しの青学生
せやな
108:★七武
赤冬スパイ勢は後でちょっとお話してもらう事になるでしょう
111:名無しの青学生
ヒェ
112:名無しの青学生
残当
115:名無しの青学生
で、捕まったミレニアム生はどうすんの?
セミナーはなんて?
119:★七武
公式としてはこの事件は無かった事になる
非公式にセミナーとうちの合同捜査で事件の真相究明と再発防止に努める
酒狂いにされた生徒達に関しては医療関係者の人材交流に託けてこっちの人材回して治療する予定
120:名無しの青学生
あーアル中の治療なんて経験無いだろうしな生徒達は
123:名無しの青学生
山海経の錬丹部部長ならワンチャン?
126:名無しの青学生
あの人は人体実験とか怪しげな漢方薬作ってるけど分野違いじゃね?
129:名無しの青学生
にしても、よくミレニアムの生徒データなんて偽造できたな?
132:名無しの青学生
そりゃ金に困ってる生徒に依頼すりゃ一発よ
モモイすら公文書・学籍偽造するんだぞ
135:名無しの青学生
落ち目と言えどカイザーの方がキヴォトスでの活動期間は遙かに長い
どこに伝手があるか全容を把握し切る事は不可能だと思え
137:名無しの青学生
こればかりはどうにもならん
140:名無しの青学生
自力でも頑張れば出来ない事は無いだろうけど、頑張ってる隙にドカン!されそう
143:名無しの青学生
そりゃリオヒマがいるんだしね
後は場所割り出してネルパイ達がカチコめば大体は終いよ
144:名無しの青学生
流石有能揃いのミレニアム三年生だ
146:名無しの青学生
取り敢えず、カイザーが悪いって事でおk?
147:名無しの青学生
おk
149:名無しの青学生
ってか今回の事件を起こせる犯人候補がゲマとカイザーだけ
で、ゲマはそんな事する理由が無いので自動的にカイザー
152:名無しの青学生
後はオレら位か?
153:名無しの青学生
出来る出来ないかで言えば出来る
けど聖典知ってるオレらが態とそこから外れる事はせんだろ
革新派だって意味ない所で原作崩壊しても意味ないし、そもそも一般生徒を嵌めた所で意味が無い
155:名無しの青学生
カイザーは邪魔な青学潰すのにこれまた邪魔なミレニアムと潰し合わせるのはまぁ有りだわな
156:名無しの青学生
じゃあ取り敢えずカイザーの株価下げるわ
157:名無しの青学生
オレはカイザーインダストリの株式大量に売り出しておくわ
159:名無しの青学生
カイザーPMCの公式サイトに低評価レビューつけちゃえ
160:名無しの青学生
クズ接客とクソクオリティで有名なカイザーフーズ系列店を美食のSNSに通報しておいた
161:名無しの青学生
草w
163:名無しの青学生
カイザーの新事業潰して青学系企業の養分にしてやろう
卑怯もまた兵法よ・・・
167:名無しの青学生
カイザーバンクに入れてた活動資金10億一気に引き出しちゃおw
卑怯とは言うまい・・・
169:名無しの青学生
お前ら一気にやり出すじゃん
171:名無しの青学生
あんま弱らせ過ぎると本船発掘時に困るぞー
174:名無しの青学生
怒らないでくださいね
生徒をアル中にして使い捨てる下衆に情けなんて不要なんですよ
176:名無しの青学生
それはそう
180:名無しの青学生
これから毎日カイザーグループの株価下げてやろうぜ!
182:★七武
お前ら一旦止まれ
報復及び諜報は七武肝いりのカイザースパイの面々にやってもらう
過剰な手出しは厳禁な
186:名無しの青学生
えぇー
187:名無しの青学生
もっとカイザーいじめたい!
190:名無しの青学生
折角自由に殴れるサンドバックなのに・・・
193:名無しの青学生
そんな!じゃぁオレ達は誰を虐めれば良いというのですか!?
194:名無しの青学生
隔離区画のランカー相手に挑めば?
197:名無しの青学生
ミレニアム廃墟の無人機
198:名無しの青学生
畑荒らす害獣
200:名無しの青学生
やらかしてる不良
202:名無しの青学生
やらかしてる青学生
204:193
いいですか落ち着いて聞いてください
それら相手じゃ気分の良い弱い者いじめなんて出来ないじゃないですか
相手が悪党で自分より弱い、この二つあってこそなんですよ
207:名無しの青学生
畜生で草
210:名無しの青学生
うーんこのw
212:名無しの青学生
気持ちは分からんでもないがw
215:名無しの青学生
所で保安部スパイは?
そっちから見て何か気付いた事無いの?
219:保安部スパイ
やたら手がぶるぶるしてたのはすぐ分かった
犯罪に慣れてない、追い詰められた人間特有の落ち着きの無さもあったからそれが原因かと思ってたが・・・
まさか外なら兎も角キヴォトスで薬中ならぬアル中にされてたとはな
220:名無しの青学生
こういう事例ってよくあるの?
221:名無しの青学生
ブラマスパイだが少ないが前例はあるぞ
悪党にとって学籍の碌に無い不良達は使い捨ててなんぼだし
商品とか縄張りに手出しされたら警察に突き出さず殺処分よ
それで何度か救助活動もした
224:名無しの青学生
ヘイロー持ってようが窒息や熱中症、栄養失調に病気や毒は通用するからな
簡単なのは重し付けて沈める事だが
225:名無しの青学生
態々アル中にするってのが質悪い
227:名無しの青学生
アル中にするってどうやったんだろ?
酒は人によって好き嫌いあるだろうに
228:名無しの青学生
お菓子に混ぜて忌避感無くしてからジュース割呑ませてって感じで段階踏んでたらしい
231:名無しの青学生
酒入りお菓子・・・チョコレートボンボンとか
232:名無しの青学生
ブランデーケーキもあるぞ
233:名無しの青学生
少し違うが酒粕饅頭とか洋酒のゼリーとかもある
235:名無しの青学生
缶チューハイとかほぼジュースだろ
237:名無しの青学生
意外と多いな
239:名無しの青学生
料理だが酒蒸しとかワイン煮込みにビール煮もある
なんだったらみりんや料理酒使う和食は皆該当する
240:名無しの青学生
多いなぁ!
242:名無しの青学生
それだけ人類史と長く共に在った訳でして
244:名無しの青学生
まぁ青春テクストで覆われたキヴォトスだとほぼほぼご禁制品でして
246:★七武
何にせよ再発防止のためにもミレニアムと合同捜査だ
参加する人員は各自頑張ってくれ
248:名無しの青学生
了解
250:名無しの青学生
今回は法務委員会刑事局及びミレニアム外交局に総合医学部から選抜メンバーが出向予定
252:名無しの青学生
取り敢えず、犯人見つけたらしっかり裁きを下してやろうぜ
253:名無しの青学生
子供をアル中にして使い捨てる外道に容赦はいらねぇ
255:名無しの青学生
そうだな!オレらは兎も角として!
259:名無しの青学生
いや、オレらは自分から酒飲むし自分を実験台にしたりなったりだから前提が全然違うだろ
263:名無しの青学生
オレらじゃなく本物の子供達こそ大事
なのでカイザーへのスパイ活動は任せて頂きたい
・・・・・・・・・・・・・・・
「ふーん、大凡予想通りかぁ。」
カイザーセキュリティーサービス、その社屋内の一角にて一体のロボ市民が呟いた。
だが、それは外側だけである。
その正体はカイバーの社長らとタッバという科学力に優れる革新派二名の七武生肝いりで作成された偽装用パワードスーツである。
他にも一般カイザーPMCロボ兵士仕様の量産型もあるが、こちらは逆にハイエンドの高性能機である。
性能にデザインも他とは一線を画すものであり、青学生からの人気も高い。
「主任、どうかされましたか?」
「べっつにー。ただ振り切れてないなぁって思っただけさー。」
「・・・あぁ、ジェネラル閣下からの例の案件ですか。」
偽装した彼の名はハングドマン、通称はその役職から主任と言われる。
秘書役の青学生の偽名はキャロル・ドーリーを捩って大取カヲル。
如何にも生真面目で神経質そうな高身長かつツルペタストーン、眼鏡に茶色のひっつめ髪な主任の相方である。
「この作戦、時間がかかってる割に費用対効果がねぇ。」
「仕込みに時間がかかるとあっては仕方ないかと。」
この二人がカイザーグループ、それも秘匿性の高いセキュリティーサービスに潜り込めた理由。
それはこの二人が余りにもアンダーグラウンドな行為、ウェットワークを忌避感無く熟せるが故だった。
この二人がキヴォトスに転生する前が何者であったか、それは七武生すら知らない。
この2名を含む極めて少数の者達は七武生が一般スパイ達にすら一切知らせていない、本気中の本気のスパイ達だ。
それこそカイザーグループに潜入中の他の一般スパイすら二人の存在を殆ど知らない程だ。
彼女らはキヴォトスにて最も危険度の高い場所にてスパイ活動を行う精鋭達であり、一切の私情を廃して任務を遂行可能な工作員だ。
青学内で有名なぐろぐろヘルメット団の団長も含まれると言えば、その任務内容も推し量れるだろう。
場合によっては市民の破壊や屠殺、青学生以外の生徒の排除すら視野に入れて行動するのが彼女らの仕事だ。
実際、生徒への殺害こそ未だ行われていないものの、それ以外の悪行は大体必要に応じて過不足なく行ってきている。
ブラックマーケットの深部、キヴォトスの暗部の中の暗部においてなおアンタッチャブルとされる程に暴虐の限りを尽くした傭兵ハングドマン。
その行動は一見して狂気と嗜虐に満ちていて、しかし実態は何処までもクレバーだった。
そんな人材だからこそカイザープレジデントの目に留まり、ジェネラルの反対を押し切って雇用され、非正規部門の指揮官の一人としてカイザーセキュリティサービスに籍を置く事になった。
全ては七武生の、ハングドマンの計画通りであった。
しかし、その余りのやり口に僅かながら危機感を抱いた七武生が監視役兼連絡役兼相方として送ったのが大取カヲルである。
「費用無視してやるんならさぁ、それこそ三大校全部に加えて連邦生徒会にも同じ事すべきだったんだよ。その方が盛大なお祭りになったってのにさー。ったく、ジェネラルの打つ手は手堅過ぎていけねぇ。」
「今はまだ時期ではありません。キヴォトス全土が混乱に陥っては、それこそグループにとっても不利益となります。」
加えて言えば、現在は未だ連邦生徒会長が行方不明となっていない。
もしもあの超人がアル中生徒を傀儡にして複数の学校を全面戦争へと追い遣ったと知ったならば、如何に往事を過ぎたと言えどカイザーグループであっても解散は必至、経営陣全員が逮捕されかねない。
その場合、あの超人が指揮下のSRT全部隊を率いて全ての戦争参加校を平定し、今度こそキヴォトス全土を連邦生徒会の下に完全統一しかねない。
その対象は青学本校すら例外ではなく、それを行えると思わせるだけの凄みがあの超人にはあった。
「ま、最終的にどっちに転がるにしろ、カイザーにはまだまだ頑張ってもらわないとねぇ。」
「本件についての証拠隠滅は完了しています。忍び込ませていた偽装オートマタは処分済みですし、電子的痕跡も残していません。青学が感情的になってカイザーグループを攻撃する事はあっても、逆に言えばそれだけでしょう。」
「・・・だといいけどねぇ。」
今回、彼らはジェネラルの指揮下でミレニアムと青学間の離間工作の補助を担当した。
勿論、今回の事件が発生する前に主任らは大凡の作戦内容を把握していた。
していた上で青学への報告は遅くした。
直ぐに報告して事前に対処できていてはカイザーの機密性の高い位置にスパイがいるとバレるからだ。
故に敢えて遅らせ、実行段階が過ぎてから七武生に報告した。全部正直に理由付きで。
七武生は揃って頭を抱えたものの、最終的に主任らの行動を許した。
最終編を生き延びれねば、彼女らもキヴォトスも滅びるのみ。
そうならないためにも過度なカイザーの弱体化は青学も望む所ではない。
だからこそ主任らを許した。
しかし同時に次はないと宣告もした。
その判断は責任者である七武生が下すべきものであり、主任が判断すべき案件ではないとキッパリと宣言したのだ。
その通達に主任は満足して了承し、以降は七武生の優秀で忠実かつ冷徹な駒に徹している。
今回の件は主任からの、彼女なりにまだまだガキくさい七武生へのテストでもあり、気遣いでもあった。
彼女らが本当にキヴォトスを救うために汚泥を被る覚悟があるのかと確認するための試練。
これで主任を罵倒するだけであったのなら、主任は独自に動こうと決めていた。
何だかんだ善人である彼女らがこれ以上苦しまないように自分が自己の判断で悪事に手を染めようと思っていた。
それが主任なりの優しさであり、思い遣りだった。
しかし、七武生はしっかりテストに合格したため、今も彼女はスパイのままだった。
「青学のAI、それも新バージョンはサイドチャンネル攻撃やTPMへの直接攻撃が可能だって言うじゃない?ミレニアムすら手子摺るもんをカイザーの技術でどうにか出来るのかねぇ?」
「それは・・・何とも。断言しかねます。」
「万が一情報が漏れた場合、カイザーは完全に生徒達を敵に回す。企業帝国を夢見るのは自由だけどさ、その可能性も考慮に入れて活動すべきだ。」
別に覇権を握らずとも生きていく事は出来る。
だが、キヴォトスの大人らしくカイザーは強欲だった。
それが臆病で卑屈ながらも何処かでキヴォトスを見下している青学との最大の相違だった。
○主任/ハングドマン
前世から現在までの経歴一切不明の七武生肝いりのカイザー系ガチスパイの一人。
一応青学生なのだが、その素顔を知る者は七武生以外は存在しない。
一見してクレイジーな言動だが、その実態はクレバーというACV原作ラスボスに相応しいキャラ付けをしている。
中の人の詳細は不明だが、熱烈な焼け野原広ファンにしてフロム信者である事だけは確か。
革新派のカイバー社長とタッバらが作った渾身のハングドマン風パワードスーツを常に身に纏っている。
当初はブラックマーケットで最もヤバい奴として暴れ回っていたが、その悪名と実績に目を付けたカイザープレジデントによりスカウトが派遣され、現在はカイザーセキュリティーサービス実働部隊の主任となっている。
なお、隊長や社長などは別にいる。
ジェネラルのやり方を批判してはいるものの、堅実な手腕自体はしっかり評価している。
何だかんだ言いつつも悪事をしてでもキヴォトスを、青学を存続させようという意思を持っている事からキヴォトスでの生活を大事に思っているらしい。
最近の悩みは同じスパイにして秘書の大取カオルが頻りに中身を見ようとしてくる事。
「仮面キャラや変身ヒーローの中身を知ろうとするなんて無粋じゃなーい?」
「嫌です。直感ですが主任はかなりお可愛らしい姿をしていると思いますので、確認のために是非ともそのお顔を見せて頂きたいです。」
「いや青学外で脱ぐ予定は無いから無理だって。」
「ほぅ、つまり入浴や排泄はその中だと・・・?」
「これ、カイバー社長達が頑張っただけあって凄いのよ。食料以外は内部で生活を完結できるの。」
「境ホラでもありましたね、そういう機動甲殻とかいう大鎧が。」