【青学三次】青学スパイ達の徒然なる日々【短編集】 作:VISP
後一個だけありますが、それはまた後日で
青学支援校ネタ2
【オレ達が】馬娘自治区支援スレ【トレーナーだ】
1:名無しの青学生
ここは旅行部の見つけた馬娘が沢山の自治区を支援するためのスレです
邪魔する者は誰であろうと○す
マナーを守って破産しない程度に頑張りましょう
3:名無しの青学生
立て乙
6:名無しの青学生
乙乙
8:名無しの青学生
よろしい早速支援だ
9:名無しの青学生
支援先の学校の同意も取れた
資金に関しては生徒会からの許可も捥ぎ取った
満額じゃないが相応の額は引き出せた
12:名無しの青学生
銃火器の使用制限に関しちゃ先輩方の内銃使ってない人達から訓練受ける事になった
金策とか事務仕事とか分からん組は第3演習場に来てくれ
つ【青学自治区内の第3演習場の地図】
13:名無しの青学生
よし、前世弓道部トレーナーとして参加させてもらう
16:名無しの青学生
銃は前から苦手だったからそっちに行くわ
20:名無しの青学生
両手に盾持ちは有りなら行く
24:名無しの青学生
使用可能な武器は近接系の他にクロスボウにコンパウンドボウ、鎖やワイヤー付き分銅や鉄球
後は投げナイフに投げ斧、投げ槍なんかか?
26:名無しの青学生
火炎放射器も許可出たぞ
30:名無しの青学生
レーザー兵器とレールガン搭載自走砲は入ります?
33:名無しの青学生
それはまだ試験運用中だろがい!
34:名無しの青学生
考え方を変えよう
余所の自治区での試験運用と考えるんだ
それなら技術部からも人手を持ってこれる
37:名無しの青学生
成程納得
ついでだから最近仕事減ってる開拓部にも声かけよう
41:名無しの青学生
必要なものリスト揃ったー?
現地の食料自給率低いから園芸部や農業部で作った野菜持っていこうと思うんだけど良い?
44:名無しの青学生
OKOK
ギリ飢えてないけど余裕は無いらしいからヨシ!
48:名無しの青学生
興業するなら箱物が圧倒的に足りん
最低でも観客席付きレース場に宿泊施設、飲食店にお土産品なんかのショッピング施設は必要
50:名無しの青学生
後現地の馬娘ちゃん達の練習施設は必要だろ
芝とダートと距離、コースも多様なのがいるし
53:名無しの青学生
練習用の靴も通常の運動靴じゃ耐久性が足りんぞ
蹄鉄付きの特性シューズじゃないと
55:名無しの青学生
それを言うなら勝負服を始めとした衣装もだぞ
特に勝負服は物理法則を一部無視する程だ
56:名無しの青学生
そっちは神秘研究組に声かけてみるわ
特製制服や戦闘服以外のテーマだから興味あると思う
58:名無しの青学生
レース戦術に関する知識もいるし、ライブもやるなら振り付けとかも練習するべき
・・・うーん無理では?
62:名無しの青学生
先日できたアイドル部にお願いしよう
あっこも地味とはいえ実績になるなら断らんだろ
64:名無しの青学生
あぁ、あのオーガの・・・
68:名無しの青学生
日高舞じゃなくてマイだから・・・
72:名無しの青学生
前世本職でも中身オレらでフレッシュさが感じられないのはちょっと・・・
76:名無しの青学生
なんだぁテメェ・・・?
78:名無しの青学生
草
80:名無しの青学生
喧嘩は余所でなw
84:名無しの青学生
大凡必要なものは出揃った、か?
86:名無しの青学生
後は予算と設備と人員、資材や重機だな
87:名無しの青学生
まだまだペーパープランやなー
90:名無しの青学生
生徒会と話してきたが、これを期に何とか他自治区と友好関係築きたいから色々融通してくれる事になった
92:名無しの青学生
んん?どゆこと?
95:名無しの青学生
あー・・・まぁ初代からこっちドリフターズっていうかフォールアウトしてたらね・・・
99:名無しの青学生
Q 周囲全部に噛みついて拡大してたバーサーカーと話し合いとか出来ます?
A 無理に決まってんだろ
Q バーサーカーだけど銭勘定と話が通じるなら?
A それならまぁ・・・ギリ?
100:名無しの青学生
狂犬が後ろにいるのは怖いからね、仕方ないネ
101:名無しの青学生
今後の活動に向けた対外アピールって事ね了解
104:名無しの青学生
実際頭戦国だと何時後ろから刺されるか考えちゃうからね
色彩が来た時にもそんなじゃ困るし、お互いに雪解けは必須よ
108:名無しの青学生
連邦生徒会はまぁまだ話は分かるんだけどね・・・
112:名無しの青学生
会う度に相手が変わるトリニティ!
会う度に言う事が変わるゲヘナ!
会う度に会話が明後日に向かうミレニアム!
113:名無しの青学生
最後ちょっと待てw
115:名無しの青学生
話の合いそうな奴向かわせると研究や技術談義になってねぇ
116:名無しの青学生
草なんだ
120:名無しの青学生
Q やっぱキヴォトス存続無理ゲーでは?
A 何を今更
122:名無しの青学生
オレらが今考える事はそれじゃない
大事なのはこの世界で馬娘のレースとライブを再現できるかだ!!
123:名無しの青学生
ハッ!
125:名無しの青学生
( ゚д゚)ハッ!
127:名無しの青学生
Σ(*゚д゚*)ハッ!!
131:名無しの青学生
(;°ロ°)ハッ
132:名無しの青学生
ネタは良いから真面目にね
早急に必要かつ出来る事は現地の計測と食料支援かな?
134:名無しの青学生
建築部には声かけたから今希望者から人員選定中
一両日中に出発できる
137:名無しの青学生
食料支援に関しては日持ちする野菜や乾物とか優先で送る予定
長期保存可能な非常食に関してはサンプル持っていって好みを後から持っていく
139:名無しの青学生
あぁ、馬娘なら味覚や嗅覚が鋭くて保存料や香辛料が駄目な子もいるか
141:名無しの青学生
先ずは向こうに与えてまくって警戒心無くして
その上でこっちのお願い通りレースとライブしてもらう方向かね
143:名無しの青学生
青学生ならほぼ全員は一度は行きたがるだろうけど、外部にお見せできるかどうかはオレらと馬娘ちゃん達次第か
145:名無しの青学生
今後考えると是非成功させたい
ので、生徒会からも人員出してくれるそうだ
面倒な話し合いはこっちに投げてくれて良いそうだ
147:名無しの青学生
マジで!?助かる!
148:名無しの青学生
でもちゃんと何か始める前に一言言わないとキレるからな?
その辺は気をつけろよ
150:名無しの青学生
今回の件で既にもう一回キレてるからね!
皆も気をつけよう!下手すると粛正だぞ!(1敗)
151:名無しの青学生
草なんだ
・・・・・・・・・・・・・・・
大凡大学校として十分な領土と規模を得てからの青学はそれまでよりも領土的な成長は緩やかになったものの、その成長速度が衰えるという事は無かった。
寧ろそれまで手を抜かざるを得なかった分野、内政や外交、各種産業といった部門の充実化は凄まじいものがあった。
それはそうだろう、彼女らの中身の多くは大人なのだ。
キヴォトスと違い、戦闘よりもそれ以外を得意とした者の方の割合が大きく、寧ろそちらの方が得意ですらあった。
勿論転生前も子供だった者もいたが、このキヴォトスで新たに歳を重ねて人生経験そのものは一般的なキヴォトスの生徒よりも長く豊富だ。
それ以外の者も元々大人だけあって社会人として働いてきた経験からハッチャケて良い時と場所とそうでない場合を多くの青学生は学んでいるし、前世の職業に関しての知識と経験もある。
そんな彼女らが続々とキヴォトス全土から集まる青学が発展しない訳が無い。
多くの周辺自治区を併合(実際は将来ブラックマーケットとなる自治区を救済合併)していき、ある程度の防衛力を確保してからはその膨らんだ領土に見合う実態を持たせる事に終始した。
そんな青春と仕事双方を成している青学において、その舵取りをする生徒会は頭を抱えていた。
「「「「「「「資金が足りないッ!!」」」」」」」
そう、お金が無かったのである!
そりゃそうである。
今まで生き延びる事に全力だった青学において、対外輸出向けの特産品とか開発してる暇なぞ有るわけも無かった。
食料生産は量と栄養価が最優先で、研究も神秘と医療、軍事系最優先ともなれば、そりゃそうだろうとしか言えない。
最低限自分達が消費するための美味しい食事は確保していたが、前世サブカルチャーと飽食大国出身だった彼女らにはその程度では余りにも供給が足りていなかった。
かと言って、そういったものを開発する余力は今現在も存在していない。
辛うじて連邦生徒会へと正式な開校手続きを行ったために生徒数に応じた運営資金を最低額支給されているが、それ以上は自分達で稼ぐ必要がある。
そして、青学の目指すキヴォトス滅亡回避、最低限自分達の生存にはそれ以上が不可欠だった。
「で、どうやって稼ぐよ?」
「工業生産物はミレニアム系に質、カイザーにコストで負けてるよ。少なくともすぐは無理。」
「オーパーツ使ってる兵器や機械類はどうしても高いからね。うちらの基礎技術力がミレニアムに負けてるのもあるけど。」
「観光の目玉になりそうなものも無いしね。農作物とか嗜好品もゲヘナにトリニティ、百鬼夜行ブランドが強いし。」
「治安の良さと万全な医療体制はあるんですけどね。」
「外部から企業呼び込んでるけど・・・今ひとつだね。」
「そりゃ基本自給自足だからねウチら。」
だが、外貨獲得に使えるような産業がこれといって無かった。
一応観光客も遊べるような遊園地だとか飲食店だとか整備された海岸や自然公園などは存在するが、それだけで客が来る程ではない。
まぁそもそも合併した場所は何処も程度の差はあれど荒れ果てていた自治区なのだから、そりゃ当然と言える。
元は産業があっても衰退や荒廃しているのが殆どで、それらを復活させるにしても時間がかかるし、こちらもお金が掛かり、利益を生むのも先の話だ。
大体のものは自給できるにしても、どうしても外部から購入しなければならない物品は存在する。
青学生や息の掛かった大人が設立した企業群も頑張っているので業績自体は上向きであるものの、今後を考えれば予算は幾らあっても足りない。
どう考えても今直ぐにとはいかなかった。
「ほ、報告します!一般生徒の一部が外部に接触し、多数の生徒が活発に動いている模様!」
「「「「「「「はぁ!?」」」」」」」
そんな中、突然の報告が生徒会へと届いた。
そうして詳細を聞き、その余りの厄介事に当初は頭を抱えていた彼女らだったが・・・次第に発想を転換させていった。
「初期投資はデカい。デカいが・・・複数のコンテンツと合わせれば行ける、か?」
「成功すれば凄まじい利益を見込めるのは向こうの歴史が証明している。試す価値はある。」
「問題はその予算を何処から捻出するかって事なんだよなぁ・・・。」
「万が一転けたらただでさえカツカツの予算がマジでマイナスに突入するぞ。何かしらの保険は欲しい。」
「だが、外部への融和を示すためには必要な措置でもある。」
うーむ、と当時の青学生徒会は悩んだ。
無い袖は振れないのは何処の世界・業界も同じだったが・・・このままポシャらせるには余りにも惜しい。
「うーん・・・しかしこの熱意を汲まずに放置すると後が怖い。」
「何も全額こちらで出す事も無いでしょう。希望額の半額だけを出して、残りは希望者達が頑張って稼ぐというのは?」
「どう考えても恨まれそうですよソレ?・・・せめて3分の2にしましょう。」
「それと件の自治区の治安維持用戦力として希望者全員を鍛えて派遣しましょう。治安維持費用はそれで削減できますし、本校としても戦力の拡充に繋がります。」
「武装も銃声や爆発音のしないものを自費で揃えさせて、こちらからは対装甲兵器として試作品のレーザー砲やレールガンを出せば十分かと。」
「ではその方針で調整していこう。」
こうした青学生徒会(まだ七武生という名称が出来る前)は方針を決定したのだが、事態は思わぬ方向へと転がる事となる。
「何か・・・参加者多くない?」
件の自治区への支援、そして馬娘によるレースとライブを見たいという生徒の数は生徒会の想像以上だったのだ。
「一般区域から出てこない連中の7割が参加しているとの事です。」
「そいつらが持ち合った予算でかなりの額が動いています。正直、我々が出す額よりも大きくなりそうです。」
「・・・仕方ない。ここで芋引いてたら生徒会に従う奴が減る。無理してでも予算出すぞ。」
「幸い、神秘研究組や開拓組、防衛部からも人手は来てくれてます。その分を通常の部活動や研究の予算とし、予備費を動かせばギリギリ行けますね。」
「それで行くしかないか。」
「ただ、来年は無理です。正式に予算を組んで貰わないと。」
「分かった。審議にかけてみよう。」
こうした紆余曲折の果て、次年度の青学の予算に「他自治区支援金」が計上される事となった。
この予算は件の馬娘自治区の経営が大幅黒字になって以降、他の青学に支援を求める弱小自治区の支援に運用される事となる。
これにより本来ならば連邦生徒会や三大自治区他大学校が見捨て、ブラックマーケットに呑み込まれる筈だった弱小自治区はその命脈を繋ぐ事に成功する。
これに恩義を感じた小自治区連合は後に派遣された青学スパイ達が主導となって設立したCSAD(小規模校自治区包括的連携機構)に加盟し、大自治区すら無視できない勢力となっていく。
「青学に餌を貰って尻尾を振る狗と笑わば笑え。だが我らは受けた恩と見捨てられた怨を忘れぬ。」
彼女らは派遣された青学スパイは元より、本校の生徒達にすらじっとりと重たい感情を抱きながら、日々を青春と共に生きていく事となる。
「何か支援校の子達、こっちを見る目がおかしくない?」
「気のせいじゃね?」
「やっべ、馬娘ちゃん達見過ぎてセクハラに思われたかな?」
勿論、オレ達が彼女らの内心に気付く事は無かったのであった。