Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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投稿ペースが早い理由は来月から投稿出来るか怪しいので今の内に書いています。

今回はブレワイとティアキンのネタ多めです。


対策委員会編第1章
これは食べ物ですか?


病院を退院してから3日経った、やっと皆のお世話から解放される!

 

「もうちょっと先輩のお世話をしたかったんですけどね。先輩が逃げ回るから最低日数の2日間しか出来なかったじゃないですか。」

 

「2日でも長いっての。1日中世話されっぱなしだったんだぞフウカ。」

 

昨日までは本当に大変だった。朝起きたらハナエとカンナが添い寝してきてるし、ご飯は皆ローテーションであーんして来るし、ネルに頭よしよしされるし、何かしようにも最低一人は俺の傍にいるし。

 

更にフウカとアルに膝枕されるし、トイレにはユズかキサキが付いてくるし、風呂にはナギサかリオが突撃して来るし、寝る時はチナツとエリが両隣にいたし!

 

甘やかされっぱなしだったよ本当。耐えるのに限界を感じて逃げようとしたら皆追い掛けて来るし、そして昨日の夜はヒフミのせいでとんでもない目にあったし。

 

「でも流石ヒフミ先輩でしたね。あの行動力は見習わないと!」

 

「やめて!本当にやめて!あれは見習わなくていいから!」

 

何があったかと言うと、性的に襲い掛かってきた。ヒフミが『大将って童貞ですよね!?なら皆で襲えば忘れられない思い出になるので大将もきっと反省するはずです!』ってさ。

 

家の中じゃ逃げようがなかったから『フロルの風』を使ってシャーレに逃げ込んだ。ついでに先生がお腹を鳴らしながら仕事してたから『魚貝トマトスープ』を作って置いてきた。

 

少しして家に戻ったらあっけなく押し倒されたよね。まあ襲われなかったけど俺の周りを囲うようにして皆で雑魚寝した。甘くていい匂いが充満してあんまり寝れなかったけどな!

 

「それにしても、先輩が来てくれて本当に助かりました。私一人ではどうしても厳しかったんです。」

 

「この量を一人で作るのは骨が折れるもんなぁ。毎食5000人分とかやってられないだろ。」

 

おっと言い忘れていたが、俺は今ゲヘナ学園の厨房でフウカと昼食を作っている。なんでも牛牧ジュリが風邪引いたんだと、それで1人じゃ大変だから助けてってフウカから連絡が来たからな。

 

流石にゼル伝の素材で料理は提供出来ない。まあ、外にいた頃から料理は趣味だったから普通に早く作れるぞ。男子高校生はたくさん食べたいから自分で作ればいいし。

 

「でも先輩と出会う前よりはかなり楽になりましたよ?最新の調理器具や機器も貰っちゃいましたし。本当に申し訳ありません。」

 

「気にすんなフウカ、俺がやりたくてやってるわけだしな。」

 

よし、5000人分提供完全っと。仕込みも終わったし後はゴミを捨てるだけだ。

 

「もう終わっちゃった。もっと先輩と一緒に料理を作っていたかったな。」

 

「ちょっとゴミ捨ててくる。フウカは先にゆっくりしてろよ。」

 

「あっ、ありがとうございます先輩。」

 

ゴミをゴミ捨て場に置いてと。さて、戻って手を洗ったら俺も休憩するかな。店は今日休みにしてるからゆっくり出来るぞ。

 

「ごきげんようフウカさん。」

 

「げっ!ハルナ!?」

 

ん?フウカの嫌そうな声、また美食研究会の奴等が来たのか。普通にご飯食う分には問題ないんだけどさ。それが目的ではないよな絶対。

 

美食研究会ってのは名前の通り美食を求める部活。それだけならいいんだけど、リーダーの黒舘ハルナの口に合わない場合はその店を爆破するっていう連中だ。ぶっちゃけテロリスト。

 

俺はちょっとこいつらは好きになれないな。食べることもままならない子供達がいるのを俺が知ってるからかな

「今日はジュリさんはいらっしゃらないのですね。これは好機ですね、ちょうどフウカさんを連れて行きたいお店がありましたので。」

 

「嫌って言っても縛って連れて行く気なんでしょハルナ!?」

 

「よくお分かりで。アカリさん、イズミさん、ジュンコさん。フウカさんを拉致りますわよ。」

 

急いで戻らないとな。急いで戻って食堂の扉を開けたら縄で縛られるのを抵抗しているフウカがいた。流石に4人同時相手はフウカ1人じゃキツイか。

 

「はいそこまで。取り敢えず気絶しろお前ら。」

 

「「「「あばばばば!?」」」」

 

兵士の剣にトパーズをスクラビルドして黒舘達をぶん殴る。トパーズをスクラビルドすると敵を感電させる事が出来るからな。電撃で気絶してもらおう。

 

「先輩ありがとうございます!ハルナ達どうします?」

 

「取り敢えず縄で縛るか。」

 

ブラックマーケットに売ってた風紀委員長を2時間縛れる縄で黒舘達を縛ってっと。

 

「っ!全く酷くはありませんか大将?いきなり背後から女性を襲うとは。」

 

「お前らが店を爆破しないって言うならもうちょっと優しくしてやるよ。」

 

「それは無理ですわね。」

 

だと思った。さて、チナツに美食研究会の奴等を引き取ってもらうよう連絡はしたけど、このまま放置したら縄を解きそうなんだよな。

 

「お前ら、俺の作った料理って食べたいか?」

 

「それはもちろんいただきたいですわ。皆さんもうんうん頷いております。」

 

「仕方ない、ちょっと待ってろ。もし縄を解いたら作ってやらねぇからな?フウカ見張っていてくれ。」

 

「えっ!ハルナ達に料理作ってあげるんですか?先輩はハルナ達には作ってあげないのに。」

 

フウカのびっくりした声を聞きながら厨房に入る。おいおい、俺が何時普通の料理を作るって言ったか?

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

「あら、お肉とスパイスの香りが。肉料理ですか、これは期待が持てますわね。」

 

「とても美味しそうな匂いですね☆」

 

よし、完全っと。黒舘達の分と俺が食べる分も持って行くか。

 

「待たせたな。作ってきた料理を持ってきたぞ。特製最上級ロース「肉を使った料理でしょうか?」岩だ!」

 

「「「「岩!?岩って言いましたか大将!?」」」」

 

おーびっくりしてるびっくりしてる。もしこれがストーリーだったら例のBGM*1が流れてるかも。

 

「言ったぞ。『特製最上級ロース岩』ってな!」

 

「食べ物ではなく岩を提供するってどういうことですか!?とても美味しそうな匂いがしていたお肉は何処に行ったんですか!?」

 

「何処に行ったも何も、お前らの目の前にあるロース岩から発しているだろ?」

 

黒舘達はあり得ないといった表情でロース岩を見てる。フウカは例の顔*2をしながら俺を見てる。

 

「早く食べろよ?冷めると美味しさ半減だぞ?」

 

「これは食べれるものではないでしょう!?一体どなたが食べる料理なのですか!?」

 

「俺だが?んじゃ、冷めない内にいただきます。」

 

自分の分のロース岩を持って齧り付く。最初は岩感が強いけど噛めば噛むほど肉の美味しさが溢れてくるんだよな。うんまい!

 

ガコッ、ゴリッ、ゴジュッ、カキン!

 

「明らかに食べ物を食べてる音ではありませんよね!?大将以外にこれを誰か食べた方はいらっしゃるのですか!?」

 

「ゴクン、連邦生徒会長はむしゃむしゃ食ってたぞ?あとフウカも一度食べた事あるしな。」

 

ロース岩を食べてる連邦生徒会長をリンはドン引きした目で見てたけどな!

 

「もう2度と食べたくないです先輩。歯が無くなるかと思ったんですよ?味はとても美味しかったのは認めますけど。」

 

「そういうことだ。ちゃんと食べろよ。」

 

「「「「ぐぬぬぬぬ!」」」」

 

そんなやり取りをしていると風紀委員を連れたチナツが食堂に入ってくる。

 

「大将、貴方美食研究会に何を食べさせているんですか?人の心ないんですか?」

 

「人の心は底なし沼に捨てました。チナツ、美食研究会の連行頼む。ロース岩は牢屋の中に入れといていいぞ!」

 

「「「「鬼!」」」」

 

美食研究会を連れてチナツと風紀委員は去っていった。あーロース岩美味かった。

 

「なんでも食べますよね先輩。あれ?先輩の携帯鳴っていますよ?」

 

「ほんとだ、相手は先生か。もしも「大将、助けて。アビドス高校に、行こうとしたら、遭難、しちゃった。」準備はちゃんとしてから行ったんですよね?」

 

何も準備無しに砂漠なんか行かないよな?

 

「こんなに、砂漠が、広がってるとは、思ってなかったから、何も準備していないよ⋯⋯⋯。」

 

「何やってんだ先生ェェェェェ!?」

 

「アビドス高校に、行きたいのに、救援が、来てるのに、もう疲れちゃって、全然動けなくてェ⋯⋯。」

 

「アホなんですか先生!とにかく直ぐに向かいますから!日陰に移動して待っててくださいよ!」

 

ポーチから『ゴーゴー薬レベル3』を取り出して飲む。美食研究会のやり取りの後で良かった。

 

「先輩!?どうやって向かうんです!?」

 

「ちょっとBダッシュで行ってくる!」

 

ここからアビドスまでそう遠くない、急げ急げ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧アビドス街

 

「先生!生きてますかぁぁぁぁ!?生きてたら返事してくださぁぁぁぁい!」

 

あの後ダッシュでアビドスまで向かって直ぐに着いた。プルアパットの望遠鏡機能で先生を発見したから生きてるはず!

 

「生きてるよ大将!」

 

「声はこの辺りから、よし先生発見!」

 

「ん、うるさい人が来た。」

 

先生の他にサイクリング用の自転車を押している生徒がいた。あの獣耳あのマフラー、砂狼シロコだな!

 

「来てくれてありがとう、シロコちゃんに助けて貰ったから大丈夫だったよ!」

 

「良かった良かった、あと初めましてか?俺は「あっ、サーフィンの人。」いやどんな覚え方!?」

 

確かにたまにアビドス砂漠に来て『盾サーフィン』してるけどさ。

 

「砂漠で奇声を上げながらサーフィンしている人は貴方しかいないから。これから私と先生はアビドス高校に向かうけど、サーフィンの人も来る?」

 

「⋯⋯いや遠慮しておく。先生の無事を確認したかっただけだからな。それじゃあ先生、次は準備してから行ってくれよ?」

 

「あはは、はい⋯⋯。」

 

さて、店に戻りますか。

*1
UnWelcomeSchool

*2
눈_눈




一般男子
たまにゲヘナ給食部の手伝いをしており、その度にフウカを拉致しようとしてくる美食研究会の生徒をシバいて風紀委員に連絡して連行してもらってる。料理は何でも食べる、硬すぎ料理もバリバリと食べる健啖家。

ちなみにシロコの誘いを断らずに受けてアビドス高校に付いていくとバットエンドルートに入る。

具体的には原作通りにヘルメット団のアジト強襲後、帰ろうとした際にホシノに連行されて至近距離でショットガン千発程喰らい、妖精を使い果たして回復出来ずに死ぬ。


愛清フウカ
大将の事は先輩と呼んでいる。たまに給食部で一緒に大将と料理する時間をとても楽しみにしている。


牛牧ジュリ
給食部の部員。大将の事は慕っているがグループモモトークには入っていない。ちなみに大将が監修してジュリが料理を作るとマモノ料理が出来上がる模様。


美食研究会の面々
あの後、牢屋に入れられた。もちろんロース岩も一緒に。4人共頑張ってロース岩を完食した模様。


先生
出発前にシッテムの箱にいるアロナにアビドスの地図を持ってきてもらって場所を確認してから行ってはいる。だが原作通りに遭難した。


砂狼シロコ
原作通りに先生を発見した。大将の事はサイクリングしている最中に盾サーフィンをしている姿を何度か見ているため知っているが、料理店を営んでいるとは知らない。



『フロルの風』
時オカに出てくるアイテム。ダンジョン内で使うとワープすることが出来る。一般男子はシャーレ居住区域にフロルの風のポインターを設置している。


『魚貝トマトスープ』
ティアキンに出てくる料理、魚類とハイラルトマトで出来る。見た目はとても美味しそう。


『ロース岩』
ゼルダの伝説シリーズに何度か出てくるゴロン族の食べ物、ブレワイではリンクがあるゴロン族に渡されたロース岩を食べている。一般男子ももちろん食べる事が出来る。


『ゴーゴー薬』
ブレワイとティアキンに出てくる料理、移動速度を上げることが出来る。これがないと特にブレワイは探索なんてやってられない。


『盾サーフィン』
ブレワイとティアキンに出てくる技。装備している盾で坂道、雪道、砂漠を滑ることが出来る。一般男子はストレス解消の為に、たまにアビドス砂漠で盾サーフィンをしている。

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