ちょいとグロ表現ありです。
RABBIT小隊の事情聴取を終えたから釈放された後、そのまま家に帰った。
「しかし、何回見ても慣れねぇな。」
ミノリが新しく建て直してくれた家が広いんだよ。元々2階建てだったのが5階建てになってるし。
家の中にエレベーターあるし、厨房と食事処部分も広くなったし。一階部分はただ広くなっただけだけど。
「二階部分は共同スペース、そして風呂。風呂はマジで広い、普通の温泉施設くらいの大きさ。」
「三階以降はそれぞれの部屋、俺の部屋は三階だ。」
掃除は来たらそれぞれやる感じだ。まあ大体夜中に俺が掃除するんだけど、寝れない時のいい時間潰しになるからな。
「さあて、今は真夜中だし厨房でポーチに入れる用の料理を作って、掃除して、地下室の鍛錬所で鍛錬するか。」
地下室はミレニアムにある鍛錬室の簡易版の部屋がある。主に俺専用の鍛錬室だ。
「フンフンフフーン♪」
料理を作りながら俺以外でも作れるようにレシピを書いていく。ゼル伝の料理はキヴォトスの食材でもちゃんとした素材を使って手順を踏めば再現出来ることがわかったし。
これなら俺が居なくても食事処の営業を任せられる。俺が居なくなった時の準備もこつこつ進めていかないと。日中には出来ないから夜中でやらないとな。
「うし、料理も作ったしレシピも書いて掃除も済ませたから次は鍛れ「何時だと思ってるんですか大将、寝てください。」げっ、氷室。」
厨房から出たらカウンターの椅子に氷室が座っていた。いつ入って来たんだよ。
表情は怒ってる、というより氷室が寝たほうがいいんじゃないのか?俺よりも疲れてるだろ絶対。
「鍛錬し終わったら寝るよ。だから心配す「嘘です!マスターはそう言って寝たことがありません。だから強制的に寝かせます!」エリィ!?」
逃げようとしたら後ろからエリに羽交締めにされた!?しかもエリの服装はパジャマだからいつもよりも柔らかい感触がダイレクトに伝わる!?
「ありがとうございますエリさん。さあ大将、歯磨きは私の方でしますので、大人しくしてくださいね。」
「マスター、暴れたらわかってますよね?」
トホホ、エリは怒らせたらマナの搾取とか言ってギュッと俺の後頭部を抱き締めて上からずっと見てくる、そして膝枕して胸を押し付けて気絶させて来るから大人しくするしかないか。
子ウサギ公園前
氷室とエリによって強制的に寝かされた翌日、RABBIT小隊と先生の様子を見に子ウサギ公園に行く。
確か先生はRABBIT小隊が無事に過ごせているか確認しに子ウサギ公園に行ってるはず、そこでRABBIT小隊が仕掛けたトラップに引っ掛かる。
原作だと何のトラップに引っ掛かったか分からないけど、地雷も近くにあるって言ってたからそれに引っ掛かる可能性がある。それは避けさせないと。
「先生は、いたいた。」
子ウサギ公園を何の警戒も無く歩いている先生が居た。『シッテムの箱』は、持ってるな。
「先生、おはようございます。」
「あっ、大将!おはよう!」
俺を発見した先生はパアッという効果音が付くような笑顔を浮かべてこっちに歩いて来る。
今のうちに地雷が何処に設置されているか確認するか。『ウルトラハンド』を待機状態にし、て、とっ!?
「先生ストップ!それ以上俺に近付くな!」
先生が進む方向に地雷が埋まっている!あと数歩歩いたら先生が地雷に引っ掛かる!いくら『シッテムの箱』のバリア機能があるからといっても対応出来ない可能性がある!
地雷に引っ掛かって先生が怪我や死んだらヤバい!それは阻止しないと!
「いきなりどうしたの大将?ここは共用の公園で周りに誰もいないから大丈夫だよ。」
こんの能天気は!あと2歩で地雷を踏んでしまう!アイテム装備して引き寄せたり吹き飛ばしたりは間に合わない!
最高速度で先生に近付いた後、先生の胸元を押して突き飛ばす。けどそれによって俺が地雷を踏んでしまった。
「あいたっ!?大将何するの!?」
「先生、RABBIT小隊を責めないであげてくださいね。」
そこまで先生に伝えた瞬間、爆発音と共にふっ飛ばされた。
先生Side
大将に突き飛ばされた後、どうしてそういう事をしたら聞く前に目の前で爆発が起こった。
爆発?何で目の前が爆発してるの?一体何が起きてるの!?
「侵入者か!?手を挙げろ!」
子ウサギ公園の奥からサキちゃんとモエちゃんが銃を構えながらやって来る。
「何だ、先生か。不審者かと思ったぞ。」
「それよりも、誰かが設置した地雷に引っ掛かった感じかな。」
「公園に罠とか危ないでしょ!?それのせいで、それの、せいで⋯⋯。」
「侵入者を防ぐ為にはこれくらいやらないと。これでも最小限の自衛手段だ。本来なら「それは作戦中の話だろうが、公共の場でそんな事やるなアホ共。」アホとは何だ!?」
大将の声!?声が聞こえるって事は死んでないんだね!無事でいてほ、し、い⋯⋯。
爆発の煙が晴れると立っている大将の姿があった。でも、でも!
「トラップを仕掛けるのは百歩譲っていいとして、地雷は仕掛けるんじゃねぇよ。ヘイローがある生徒ならまだしも、ヘイローが無い先生や獣人やロボットが引っ掛かったらどう責任取るつもりだ?」
「うるさい!引っ掛かる方が悪い!私達は拠点確保の為に習った事を実践している、だ、け⋯⋯。」
「あちゃー、やっちゃったねこれ。」
太腿部分までのズボンが消し飛んでブーツも消し飛んで、右足は皮膚が焼け爛れて筋肉や神経や骨が見えるくらいの大火傷。
そして左足は根元の部分から消し飛んで血が噴き出して、神経のような糸がはみ出ている大将の姿だった。
「な、ななな、何で、そんな、怪我をっ!?」
「ヘイロー無しが地雷に引っ掛かったらこうなるだろうが空井。これでも被害は抑えた方だ、本来なら下半身全て消し飛んでてもおかしくないからな。」
サキちゃんは顔を青くしてガタガタ震えながら大将に聞くけど、大将は頭をガシガシと掻きながら答えている。
モエちゃんはなるべく怪我の部分を見ないようにしてる。
いやどうして平気そうな顔して話してるのさ!?絶対痛いでしょ!?早く料理食べてよ回復してよ大将!
「⋯⋯ごめんなさい大将。」
「まっ、大袈裟に責めるつもりはねぇよ風倉。こうなったのも俺が先生に声を掛けた事が原因でもあるし。」
そんな事ない!大将の警告を素直に聞かなかった私が悪い!なのに、どうして大将は自分のせいにするの!?
「サキ、モエ、何か問題でもあり、ヒッ!?」
様子を見に来たミヤコちゃんとミユちゃんだけど、ミヤコちゃんは地面に流れている血と大将の姿を見て腰を抜かして尻餅を付いて、ミユちゃんは目を回して気絶した。
「月雪、お前の部下のせいでこうなったぞ。小隊長としてどう責任を取る?」
柔らかい雰囲気から冷たい雰囲気に変わった大将がミヤコちゃんに威圧を掛けてる。これは大将を止めたほうがいい?でも大将の言う事も一理ある。どうすれば⋯⋯。
「⋯⋯⋯⋯。」
ミヤコちゃんは涙を流しながら体を震わせてる。事の重大さが分かってるから言葉を発しようにも発することが出来ない。
まさか大将はRABBIT小隊が公園に地雷を設置している事に気付いていた?それをやってはいけない事だと理解させる為に敢えて引っ掛かったの?
「わ、私は⋯⋯、ううっ、ぐすっ。」
「これは私がやったことだ。私が責任を取る!だから「とまあ、獣人やロボットが引っ掛かったらこうなる事もある。だから地雷や爆弾設置は止めておけよ。」へ?」
元の雰囲気に戻った大将が何処かから取り出した瓶に入ってる薬を飲み干す。すると大将の怪我や消し飛んだ部分が元に戻った。
「な、治るのかよ。」
「まあな、これくらいの怪我なら薬を飲んだり料理を食えば治るんだ空井。月雪、悪かったな、立てるか?」
大将が呆然としているミヤコちゃんに手を差し伸べる。それに気付いたミヤコちゃんが大将の手を取って立ち上がった。
よ、良かった。でも二度としないでよ大将!
「た、大将。本当に、大丈夫なのですか?」
「大丈夫だって。ほら、普通に歩けるしジャンプも出来る。」
「大変申し訳ありませんでした大将。」
大将の無事を確認したミヤコちゃんは深々と頭を下げた。それに続いてサキちゃんとモエちゃんも頭を下げる。
こういう時、私はどうすればいいのかな。ミヤコちゃん達を注意すればいいんだろうけど、大将は気にしてる様子は無い。駄目な事は駄目って大将がもう言っちゃった。
私じゃなくて大将が先生になるべきじゃなかったのかな。
「先生、深刻そうな顔をしてますけど、どうかしましたか?」
「な、なんでもないよ大将!そうだ、何か困ってる事がないか聞きに来たんだった!」
色々あって本来の目的を忘れる所だったよ。
「いえ、何の問題もありません。SRT特殊学園はキャンプ生活に慣れてますから。」
「それにここは水が使えるし、寧ろ快適なくらいだね。」
「だからさっさと帰れ先生!」
ぐぎゅるるる
サキちゃんがそう言った瞬間、公園全体に誰かのお腹の音が鳴った。もしかしてだけど。
「⋯⋯雷が近いのかもしれないな。」
「ブッホ!!」
「わ、笑うな大将!」
サキちゃんがとぼけた瞬間に大将が噴き出した。いくらなんでも雷が近いは無理があるよサキちゃん。
「⋯⋯あらためてですが、何の問題もあり『ぐぎゅるるる!』ま、せんよ!無いったら無いのです!」
今度はミヤコちゃんのお腹が鳴った。公園じゃ食料調達は難しいから何も食べてないんだね。
「⋯⋯本当に?」
「本当です!だから『ぐぎゅるるる!』くっ!」
また誰かのお腹の音が鳴った。お腹空いてるなら素直に「悪い、今のは俺の腹の音だ。」大将⋯⋯。
「というわけだから、俺は持ってきた料理を食う。先生やRABBIT小隊も食べるか?」
大将は少し歩いてテントの前にあるテーブルに料理を置き始めた。どれも美味しそうだね!
「良いの大将。じゃあいただきます!」
「ほら、月雪達も食えよ。料理はまだまだあるから心配するな。」
「じゃあ食べ「いりません。簡単に受け取ってはいけません。」いいじゃん別にー。」
モエちゃんが料理を食べようとしたけど、ミヤコちゃんがそれを手で制した。多分大将は見返りなんて求めてないよ?
「追い詰められた環境において、重要な物資を提供する素振りを見せ、その見返りとして更に大事な物を要求する。」
「よくある手口です!真意も分からない状態で受け「黙って食え!」とぶぐっ!?」
長々と考えを言うミヤコちゃんに痺れを切らした大将がスプーンで一口くらいの量を救ってミヤコちゃんの口にブチ込んだ。
思わず咀嚼したミヤコちゃんは大将を睨みつけるけど、すぐにパアッという効果音が付くように顔を輝かせた後、料理を食べ始めた。
「大将の料理は今までで一番美味しい料理かもしれないからな。ミヤコが食べ始めるのも納得だ。仕方ない、今回だけだからな。」
「サキちゃんの、言う通り、大将の料理には、抗えない。」
「イヒッ、いただきまーす!」
うーん、何かカップ麺でミヤコちゃん達を誘惑する光景が一瞬浮かんだけど、気のせいだよね?
一般男子
エデン条約編という山場を越えたがまだ眠れないので基本寝ない。
地雷に引っ掛かったのは自分も焦ってたから、でもヘイロー無しが地雷なんて引っ掛かったらどうなるかRABBIT小隊に見せたかったから結果オーライかなと思っている。
先生
実は結構自分を責めており、自分は先生としてやっていけるのかなと不安を抱き始めている。
諸々落ち着いたら先生の役割を大将に託す可能性が出てきている。
氷室セナ
救急医学部の活動終わりに結構一般男子の家に寄っている。そこで一般男子が寝ていないようなら強制的に寝かし付けている。
白尾エリ
一般男子の事がとても心配、怒った時は一般男子の顔を抱き締めて離さない。
Q.これ先生居なくなるパターンもある?
A.ifルートではありますよ。
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