今回でカルバノグ第1章終了です。
「じゃ、早速やろうぜ!あたしを楽しませてくれよ!」
ネルは2丁のサブマシンガンを構えながら獰猛な笑みを浮かべる。それに一瞬だけ気圧された月雪達だけど、すぐにそれぞれの銃を構えた。
「頑張れミレニアム仮面!俺はここで応援してるからな!」
「いやお前は戦わないのかよ!?」
「流石に弱い者いじめが過ぎるかなって。」
ここで月雪達を倒したら駄目だから俺まで戦いに加わったら一分足らずで制圧出来ちゃうし。
空井は悔しそうな表情をしてるけど、それが現実だから仕方ないね。もっと強くなってくれよ。
「オラオラ!ボサッとしてたら蜂の巣にすんぞ!」
ネルが2丁のサブマシンガンから銃弾を放つ、月雪達は盾とか持ってないから咄嗟に廊下の陰に隠れたか。
さあそこからどうするんだ?作戦会議でもするのか?
「いきなり銃弾放つのかよ。しかもサブマシンガンがチェーンで繋がってるから嫌な予感しかしないぞ!」
「物陰に隠れながらこちらも銃弾を放ちましょうサキ。私達の目的は屋上に行くことです、ならあのミレニアム仮面に必ずしも勝つ必要はないということです。」
「わ、私はどうすればいいのミヤコちゃん?」
「ミユは今回の戦いのキーマンになります。ミレニアム仮面に隙が出来たらサブマシンガンを撃ち抜いてください!」
何か物陰で月雪達が話した後、空井が物陰から体を半身だけ出してマシンガンの銃弾をネルに放つ。
でもネルは空井から放たれたマシンガンの銃弾を身軽な動きで避けていく。廊下の壁や天井を蹴ったりして速度を付けて、狭い室内ならネルに攻撃は中々当たらないもんなぁ。
「くそっ!アズサ先輩と言い、このミレニアム仮面と言い、大将の知り合いは銃弾を避ける奴等しかいないのか!?」
「どうしたどうしたァ!?SRTもその程度の実力かよ?大した事ねぇ「今です!」あん?」
空井から放たれる銃弾を全て避けたネルが距離を詰めるけど、それを見た月雪が自走式のドローンを操作してネルの足元まで接近させる。
あれは閃光ドローンだから食らったら目眩状態になるのか。普通だったら避けられないな。
「無駄なんだよ!」
自走式ドローンを見たネルはその場で止まり、片方のサブマシンガンを自走式ドローンに向かって投げ付け、サブマシンガンの銃身に当たった自走式ドローンは破壊された。
「今、です!」
手に持ってるのは片方のサブマシンガンだけになるから、それを見逃さなかった霞沢がスナイパーライフルの銃弾を放ち、ネルが手に持っているサブマシンガンの銃身に当てた。
威力が思っていた以上に高かったのか、ネルの手からサブマシンガンが離れ、地面に解き放たれた。
「ナイスだミユ!武器が無ければ怖くない!これで終わりだミレニアム仮「なわけねぇだろうが!」ぐぶっ!?」
ネルを制圧しようと近付いた空井だったけど、ネルは少しも慌てないで地面を強く蹴って空井の懐に潜り込んで、前蹴りを空井の腹に食らわせた。
「サキ!やはり銃を手から離しても「戦闘続行出来るんだぜ!覚えとけヒヨッコ共ォ!」ぶべっ!?」
月雪が吹き飛ばされた空井の方を見た一瞬の隙を付いてネルは月雪との距離を詰め、ジャンプして月雪の顔面に掌底を食らわせた。
そのまま霞沢を攻撃しようと気配を探るネルだけど、霞沢の気配を感じ取れなくて首を傾げていた。
「あのちんまいスナイパーの気配が感じ取れねぇ。気配を断つのはかなりウメェみてぇだな。いいスナイパーじゃねぇか。」
ネルの攻撃を食らった月雪と空井は咳き込みながら立ち上がった。思ってたより回復が早い。
「はぁ、はぁ、アズサ先輩の攻撃を食らっていなければ今頃気絶していたでしょうね。」
「ミヤコと同意見だ。でもこれは何度も食らうことは出来ないぞ。」
「ほぅ、意外と根性あるじゃねぇか。気に入ったぜ、テメェらは銃を使わずに素手でブチのめしてやるよ。」
ネルはニヤリと笑いながら指をポキポキと鳴らす。さあどうするRABBIT小隊?
別にネルを倒す必要はないんだぞ?その事に気付けるか?そしてそれを実践出来るか?
「⋯⋯サキ。あのミレニアム仮面を撃退する方法が一つだけあります。ですが、その為にもう一回だけ攻撃に耐える必要があります。出来ますか?」
「出来る出来ないかじゃなくて、やるしかないってことだろミヤコ。ならやってやる!」
「では、行きます!」
月雪は空井と霞沢とアイコンタクトを取った後、サブマシンガンの銃弾をネルに放つ。同時に空井もマシンガンの銃弾を放ちながらネルに近付く。
霞沢は、なるほど、ネルが持っていたサブマシンガンを取りに行ったか。
「何か考えてるようだが、そんな弾幕当たらねぇんだよ!」
さっきと同じようにネルは月雪と空井から放たれる銃弾を避けて行く。
そして空井との距離を詰める。銃身を振りかぶって空井はネルに攻撃しようとするけど、ネルはしゃがんで銃身を避け、アッパーカットを空井の顎にぶつける。
「がっ!?」
「次はテメェだぜ隊「なめ、るな。SRTを、舐めるなよ!」ヤベッ。」
顔が跳ね上がった空井だけど、すぐに下ろしてネルに向けてタックルの要領で掴みかかり、押し出した。
空井が押し出した先は廊下の窓、つまり自分諸共ネルを窓を突き破り、外に追放したってことか。
しかもここは結構な高さだから落ちたら戻って来るのに時間が掛かる。
「ミユ!」
「は、はいっ!」
霞沢がネルのサブマシンガンの片方を空井に向けて投げ付ける。キャッチした空井はサブマシンガンにぶら下がった状態になり、ネルはそのまま地面に落下していく。
「後でちゃんと返せよォォォォォ!」
ネルの叫び声がこだまする中、月雪と霞沢でサブマシンガンのチェーンを引っ張り、空井を廊下に戻した。
「はぁ、はぁ、もう二度とやんないぞ!」
「ですが、これでミレニアム仮面は撃退しました。残るは大将のみです!」
月雪が肩で息をする空井を見た後、改めて自分のサブマシンガンを持って構えた。そろそろカンナも屋上に着いた事だし、潮時かな。
「ミレニアム仮面の撃退お見事。私はか弱いキモトス仮面なのでこれにて失礼する。」
「お前がか弱くなんかないだろ!?というかお前何しに来たんだよ!?」
空井からツッコミが入るけど、ヘイローが無いからか弱いでいいだろ。何しに来たって?時間稼ぎだよ。
「サラバだ、また会おう!」
ネルのサブマシンガンを回収して廊下の窓を開けて外に飛び出す。気分は某燕尾服仮面だぜ!
「HA☆HA☆HA☆HA☆HA☆HA☆」
「「「⋯⋯ほんと何しに来たんだろう?」」」
数日後
「うーん、どのチャンネルも同じニュースしか流れてない。」
RABBIT小隊がヴァルキューレ警察学校に不正取引の証拠を掴む為に潜入してから数日後、どのニュースもヴァルキューレの不正取引の件が流れていた。
この様子だと、先生はマスコミにでも不正取引の証拠を流したかな?
中継でレポーターに対応しているカンナはお疲れ気味だ。後日メンタルケアしてあげないと、またあのおでんの屋台にでも誘うか。
「ここが大将のお店ですか。意外とおしゃれな店ですね。」
今後の予定を考えてると食事処の扉が開き、月雪達が中に入って来た。
カルバノグ第1章も無事に終わったからそのお祝いに月雪達を呼んだぞ。その理由は俺だけで月雪達にはヴァルキューレで敵対した事の詫びも兼ねて料理をご馳走するという話をしている。
「メニューは、って料金安っ!?こんな安い料金で元は取れるのかよ大将?」
「この食事処は趣味みたいなものだから元を取ろうとか考えてねぇよ空井。貯蓄は充分過ぎる程あるし。」
口座の残高を見たら20億円とか表示されたからな。これ俺を慕っている生徒皆でお金入れてないか!?
「朝なのであまりガッツリしたものは食べれないですね。ここは『海鮮おにぎり』と『野菜ミルクスープ』をお願いします。」
「私達皆それでいいからな大将。」
「了解、ちょっと待ってな。」
4人分の『海鮮おにぎり』と『野菜ミルクスープ』を作ってと。
「ほいお待たせ、出来たてだから火傷に気を付けて食えよ。」
RABBIT小隊が座っているテーブルに料理を置いてと。ん?『野菜ミルクスープ』を見た月雪と空井が驚いてる?
「このスープ、やはり雨の日にスープを置いていってくれたのは大将だったのですね。」
「このスープのお陰で私達は風邪を引かなかったんだ。ありがとな大将!」
「あ、ありがとうございます。」
「大将はほんと気配り上手だねー。ありがと♪」
RABBIT小隊皆から笑顔でお礼を言われた。あれぇ?何でバレてるんだ?
「いただきます。やはり美味しいですね♪」
皆それぞれ笑顔でおにぎりを食べ、スープを飲んでいる。そうそう、こういう笑顔を見るために食事処を経営してるんだよ。
ちなみに先生は子ウサギ公園に通っていた間、後回しにしていた書類を片付けるためにシャーレに缶詰状態になっているから来てない。
怒った顔の扇喜は中々怖かった。
「⋯⋯決めました。」
料理を食べ終わって食休みをしていた月雪と空井がガタッと椅子を引いて立ち上がった。いきなりどしたん?
二人で目を合わせた後、俺の近くまで歩いて来る。
「大将、私とサキもグループモモトークメンバーに入ります。よろしくお願いしますね♡」
「ああ、ナギサ先輩達にも許可を貰っている。よろしく頼むぞ♪」
「俺は全然よろしくないんだけど!?」
えっ?そこまで月雪と空井の好感度を稼いでたのか!?今回は二人の脳を焼いたりとかはしていない筈!?
「ですので、私の事はミヤコと呼んでください大将。サキの事もですよ!」
「急過ぎるぞ月「名前で呼んでください。」あ、これは名前で呼ばないと襲われるパターンっすか。わかったよミヤコ、サキ。」
いつものように月雪と呼ぼうとした瞬間にずいっと二人は距離を詰めてきたよ。椅子に座ってゲラゲラ笑ってる風倉は止めてくれよ。
「こ、ここにいたか!」
ん?食事処の扉が開いて謎に装飾を着けてるロボットが来たんだが?こいつ誰だ?
⋯⋯デカルトだったかこのロボット、確かそのイベントは俺関わってないから知らないんだよ。
「大将、このロボットは不審者です。早急に追い出しましょう。」
「待て待て待て!不審者じゃない!挨拶に来たんだ!ごほん、君達には助けられてしまいました。どうやら危険を顧みずヴァルキューレに潜入し、彼女達の陰謀を暴いたのだとか。」
「お陰で私達の聖所、子ウサギ「話長いんだよ。お礼を言いたいならさっさと言え。」長くても良いではないか!というより君は誰かね!?」
話が長くなりそうだから横槍入れたらロボットはプンプンと怒り出した。求道者かなんだか知らないけどもうすぐ開店時間なんだよ。
「んんっ!君達の為に、特別な食べ物をプレゼントしにきたのです。」
「食べ物ですか、受け取れるなら受け取りましょう。」
ロボットはそう言って持っていた袋から何かを取り出した。っておいコラ!
「様々な鳥の骨を揚げた唐揚げです!しかも山菜と何かの実を添えて!」
「⋯⋯一つ聞くぞロボット。その山菜と『ポカポカの実』は何処から採ってきた?」
「そんなもの、この建物の近くに生えていたからありがたく採「オラァ!」ぶべらっ!?」
何の悪気も無いロボットの胴体を蹴飛ばして店の外に出す。テメェそれ窃盗じゃねえか!畑で栽培している物を勝手に採るんじゃねぇぞ!
「いきなり蹴飛ばすとは!?やはり『所確幸』は貴方達と相容れない!」
「相容れない以前の問題だドアホ!」
「こんな珍しい山菜と実を栽培する人なんていないと思ったのですよ!情状酌量の余地ありですよ!?」
「んなもんない!風倉!『ボムチュウ』使いたがってたよな!?渡すから遠慮無くあのロボットにぶち当てろ!」
「よっしゃ!派手に爆発させよう!」
「⋯⋯またこうなるんですか。」
逃げるロボットを風倉と一緒に追い掛けて『ボムチュウ』をぶっ放す。窃盗にはお仕置きだぜヒャッハー!
カルバノグの兎第1章 完
NEXT 時計じかけの花のパヴァーヌ第2章 因縁の連鎖に撃鉄を落とせ
セミナー会計と書紀、ヴェリタス、エンジニア部、ゲーム開発部、C&Cは全員拉致、トレーニング部と野球部は遠征させ、他自治区からの増援も禁止させました。詰み、ですねぇ大将。
舐めんなクソババア、まだ俺ら問題児3人が残っている!
さあ、根比べと行こうぜケイ!
一般男子
ネルとRABBIT小隊の戦いは見守るだけにした。ここでRABBIT小隊を拘束するとストーリー上詰みになるため。
結果的に邪魔したので詫びとしてRABBIT小隊に料理を食べさせた。
ミヤコとサキがグループモモトークメンバー入りしたので邪魔した意味ないじゃん!と頭を抱えている。
美甘ネル
実はかなり手加減していた。一般男子からあくまで時間稼ぎにして欲しいと頼まれていたから。
ヴァルキューレから外に押し出された後、無傷で地面に着地している。
月雪ミヤコ
アズサとの手合わせのお陰でネルの攻撃に耐えられている。
食事処で出されたスープを見て雨の日にもスープを置いていったのは一般男子だと分かった。
しかもナギサ達から一般男子について色々と語られ、意気投合してグループモモトークメンバー入りした。
空井サキ
アズサとの手合わせのお陰でネルの攻撃に耐えられている。
ナギサ達から一般男子について色々と語られ、私もいないと駄目だなと感じてグループモモトークメンバー入りした。
風倉モエ
ミレニアム仮面はネルだと分かっていたが、指摘すると面倒な事になると思ったから黙っていた。
ナギサ達から一般男子について色々と語られたが、気楽に接する感じでいる方がいいや、と思ったのでグループモモトークメンバー入りはしてない。
でも一般男子への好感度は高めである。
霞沢ミユ
上手く気配を殺していたのでネルの標的にはならなかった。ミユが気配を殺せばネルでもミユを探し出すのは難しい。
それでも探し出せる一般男子がおかしいだけである。
Q.パヴァーヌ第2章はハードモード?
A.ハードモードです。味方がほぼいない中でエリドゥに突入します。先生、変態、問題児、問題児で突入します。
Q.ミレニアムで片方の問題児は分かるけど、もう片方の問題児って?
A.それはパヴァーヌ第2章の最中に分かりますよ。
イベントストーリーは何が見たい?(船上のバニーチェイサーは確定)
-
桜花爛漫お祭り騒ぎ!
-
不忍ノ心
-
キヴォトス晄輪大祭
-
白亜の予告状
-
龍武同舟
-
聖堂のメリークリスマス
-
Say-Bing(ヴァルキューレ夏イベ)
-
Sheside outside
-
CODEBOX(ミレニアム周年イベ)
-
陽ひらく彼女たちの小夜曲
-
夏空のやくそく
-
我らオカルト研究会!
-
魔法少女ヘヴィキャリバー
-
アンケートに無いイベスト
-
そんなことよりメインを進めて!