Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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評価、感想、お気に入り、ここすき、誤字報告ありがとうございます。

いつの間にUAが一万近く、お気に入りが250件を越えていました。私の作品を読んでくださりありがとうございます!

前話の感想で結構あったホシノがなぜ一般男子への殺意は高いのかですが、簡単に書くとこんな感じだからです。

後輩を守らないとという過剰な想い+寝不足+一般男子の性別が男+ある大人からの呪いを数カ月間受けている。

今回主人公はほぼ出てきません!


アビドス高校の現状

先生Side

 

「えっと借金?借金してるの?」

 

シロコちゃんの案内でアビドス高校に着いて直ぐにカタカタヘルメット団っていう組織に学校を襲われたから物資を支給して撃退、その後はアビドス廃校対策委員会の皆に挨拶したよ。

 

私を案内してくれた砂狼シロコちゃん、しっかり者の奥空アヤネちゃん、ツンデレ気質っぽい黒見セリカちゃん、雰囲気がほわほわしてる十六夜ノノミちゃん、そしておじさんと自称する小鳥遊ホシノちゃん、濃いメンバーだね!

 

挨拶した後はホシノちゃんの提案でカタカタヘルメット団のアジトを強襲、皆強いね!

 

それでアビドス高校に戻ってきて皆からお礼を言われた時にアヤネちゃんがポロっと借金という言葉を零したね。学生で借金は見過ごせないから聞かないことには出来ないかな。

 

「ちょ、ちょっとアヤネ!?」

 

「ご、ごめんセリカちゃん!」

 

「いや隠すことないんじゃな〜いセリカちゃん、もう先生の耳に入っちゃったんだし。」

 

アヤネちゃんに怒ろうするセリカちゃんをホシノちゃんが止めている。普通は言いたくないよね。

 

「だからと言って態々話すような事でもないでしょ!?これは私達の問題なんだから!」

 

私ってそんなに頼りないのかなぁ。

 

「確かにそうだけどさ〜、もうバレてるし隠すような事でもないでしょ。それに、先生は私達を助けてくれた大人だしね〜。」

 

「ん、ホシノ先輩の言う通り。セリカ、先生は信頼していいと思う。」

 

「ホシノちゃん!シロコちゃん!ありがとう!」

 

「確かに先生は信頼できるかもしれないけど!でも、結局のところは部外者じゃない!」

 

セリカちゃんが納得出来ませんという表情で反論する。うーん、これは想像以上に根が深いかも。

 

「私も先生には借金の事は話してもいいと思いますよ☆」

 

「ノノミ先輩まで!?でも!先生はさっき来たばかりじゃない!今まで大人達が、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった!?」

 

セリカちゃんがそう言うと、セリカちゃん以外の皆は困った表情になった。そっか、何回か他の人を頼ろうとしたんだね。

 

「連邦生徒会に伝えても何もしてこなかったじゃない!この学校の問題は、ずっと私達だけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて!」

 

「私は認めないッ!!」

 

セリカちゃんは机をバンッ!って叩いて立ち上がった後、教室から出て行っちゃった。それを見たノノミちゃんが慌てて追い掛けていく。

 

若いなぁ、先生もセリカちゃんみたいな時期があったよ。まるで昔の自分を見てるみたい。

 

「⋯⋯気まずい雰囲気になったけど、おじさんから説明するね。簡単に言うとこの学校には借金があるんだ〜。まあありふれた話だよ。」

 

「あ、ありふれた話かなホシノちゃん?」

 

外の世界じゃ学校が借金を抱えている事を知っている生徒はほぼいないよ?全然ありふれてないよ!

 

「でもその問題は金額、9億円もある。」

 

「ほへー、えっ、きゅ、9億円!?」

 

先生の聞き間違いかな!?

 

「厳密には9億6235万円です。」

 

「約10億、ちょっと想像出来ないね。」

 

「これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります。ですが、実際に返済できる可能性は0%に近く、ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて去ってしまいました。」

 

「そして、私達だけが残った。」

 

な、なるほどね。ほぼ廃校寸前にもめげないで必死に抵抗し続けてきたんだね。本当にすごいよ!

 

「学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、全てこの借金のせいです」

 

「借金の原因は、数十年前の砂嵐かな?アビドス高校について調べている時にそれの情報は見付けたよ。当時は大ニュースだったみたい。」

 

「はい。この地域では以前から頻繁に砂嵐が起きていたのですが、その時の砂嵐は想像を絶する規模のものでした。」

 

「学区のいたる所が砂に埋もれ、砂嵐が去ってからも砂が溜まり続けてしまい。その自然災害を克服するために、我が校は多額の資金を投入せざるを得ませんでした。」

 

確かに、自然災害の対処にはかなりの資金が必要だしね。

 

「しかしこのような片田舎の学校に、巨額の融資をしてくれる銀行はなかなか見つからず……、結局、悪徳金融業者に頼るしかありませんでした。」

 

「それがアビドス高校名義でお金を借りている企業ってことだね。」

 

えっと、アヤネちゃんが渡してくれた資料を見ると、大手企業のカイザーから借りてるみたいだね。

 

カイザー?大将が警戒しておけって言ってくれてた企業!

 

「最初のうちは、すぐに返済できる算段だったと思います。しかし砂嵐はその後も、毎年更に巨大な規模で発生し、学校の努力も虚しく、学区の状況は手が付けられないほどの悪化の一途を辿りました。」

 

「そしてついに、アビドスの半分以上が砂に呑まれて砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです。」

 

アヤネちゃんが地図を広げて現在のアビドスの状況を教えてくれた。これシャーレに保管してあるアビドスの地図とは全然違うよ!?

 

「私たちの力だけでは、毎月の利息を返済するので精一杯、弾薬も補給品も、底をついてしまっています。」

 

「調べるどころか、話を聞いてくれたのは、先生、あなたが初めて。セリカがあそこまで神経質になってるのは、これまで誰もこの問題にまともに向き合わなかったから。」

 

これは大半の大人は投げ出しちゃうね。気持ちは分からなくもないよ。

 

「……まあ、そういうつまらない話だよ。でも先生のおかげでヘルメット団っていう厄介な問題が解決したから、これからは借金返済に全力投球できるようになったってわけなんだー。」

 

「……ありがとう、先生。話を聞いてくれて。もう大丈夫。先生は十分力になってくれた。これ以上迷惑をかけられない。」

 

⋯⋯そっか、皆は大人は力を貸さないもの、大人はみんなを見て見ぬふりをしてくるもの、大人は誰も助けてくれないと本気でそう思っているみたいだね。

 

「見て見ぬふりは出来ないかな。まだアヤネちゃんからの依頼は達成出来てないよ、物資の補給とヘルメット団の撃退だけとは書かれていなかったからね!私も問題解決に向けて全力で力を貸すよ!」

 

さあ気合いを入れろ私!先生としての初仕事だ!

 

「こんな面倒な事に自分から首突っ込もうなんてさ〜、先生って変わってるね。」

 

「変わってないと先生なんてやってないよ!改めて、これからよろしくね!」

 

私が手を差し出しながら言うと、ホシノちゃんはにへっと笑いながら私の手を握り返してくれた。

 

同様にシロコちゃんやアヤネちゃん、戻ってきたノノミちゃんにも手を差し出すと握り返してくれた。

 

「あっ!もうこんな遅い時間だね。改めて色々調べに私は一度帰るね。」

 

「うへぇ、こんなに時間経ってたんだね。先生、駅まで送っていった方がいい?」

 

「大丈夫、道はもう覚えたから!あっ、これを渡すのを忘れてた!よかったら皆で食べていってね!」

 

確かここら辺に⋯⋯あったあった、大将から貰ったおにぎりセットを取り出してっと。

 

「わぁ!とても美味しそうなおにぎりですね☆先生が作られたのですか?」

 

「私じゃないよ、D.U地区で料理店を営んでいる男の子の生徒が作ってくれたんだよ。大将って呼ばれてる子だよ。」

 

「⋯⋯へぇ。」

 

ん?私が大将と言った瞬間にホシノちゃんの雰囲気が変わった?敵意?殺意?が急速に膨れ上がってる⋯⋯。

 

「D.U地区にそんなお店があったんですね。ありがたくいただきますね。」

 

「先生、大将ってもしかして昼間に会ったサーフィンの人?」

 

「そうだよシロコちゃん!」

 

「⋯⋯ふーん。あっ、そうだ。おじさん用事を思い出しちゃった。おにぎりは皆で食べてていいよ。」

 

「ホシノ先輩?」

 

ホシノちゃんは目付きを鋭くしながら教室から出て行った。何か、とても嫌な予感がする。

 

「ホシノ先輩どうしたんでしょうか?」

 

「あの雰囲気、何かしそうな気がする。」

 

まさか、いやそんな事はしないよね?でも、この嫌な予感は⋯⋯、念のため連絡しておかないと!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホシノSide

 

夜の砂漠を歩きながら装備の確認をする。いやぁ、危うく後輩達の前で感情を出すところだった。抑えるのに精一杯だったよ〜。

 

「アイツは今アビドスに来ている。なら、ここで殺すしかないよねぇ?

 

アイツを殺したいという感情が溢れてくる。早く見付けないと私が狂いそうだ。

 

「アイツは誰も知らない筈のユメ先輩の墓の前にいたんだ。アイツはユメ先輩の墓の前で何かしてたんだ。きっとアイツはユメ先輩の墓を暴きに来たんだ!そうに違いないんだ!アイツはユメ先輩を弄んだんだ!」

 

あの時は目を離した隙にアイツは居なくなってた。でも今度はニガサナイ。

 

「次はシロコちゃん達を弄ぶ気だ。そんな事はさせない、私が護らないと、私だけがシロコちゃん達を護れるんだ。今度こそ、護るんだ!」

 

アイツは男だ、男は最低な奴等しかいない。カイザー理事や黒服、どいつもこいつもクソだ。

 

「早く殺さないと、アイツは殺しても復活するから復活しなくなるまでショットガンを叩き込めばいい。」

 

皮膚が赤い女(・・・・・・)が黒服に対してそう呟いていた、皮膚が赤い女と会ってから毎日頭の中で声が聞こえる。

 

梔子ユメを弄んだのはあの男だ、あの男は梔子ユメに飽き足らずお前の後輩達も弄ぶぞ?あの男が生きているとアビドスが滅ぶぞ?あの男を殺せ、殺せ!殺せ!!

 

「⋯⋯ミツケタ。」

 

あのシルエット、間違いない。アイツだ、アイツに違いない。

 

「もう少し待っててくださいねユメ先輩。ユメ先輩の尊厳は私が取り戻しますから。」

 

サア、アイツヲコロ「ヒヤッホォォォゥ!!さいっこうだぜぇぇぇぇ!!」うへっ!?

 

「ほほほ、ほぼ全裸で夜の寒い砂漠の中で奇声を上げながらサーフィンしてる!?」

 

えっ?何あれ?どういう事?




先生
借金の話を聞き、先生として手を貸す事になった所までは原作通りだが、帰る際に一般男子の作った料理を出してしまい流れが変わった。

人の気配の変化には結構敏感、ホシノが一般男子の名前を聞いた途端に気配が変化したのに気付いている。

とてつもなく嫌な予感がしたため一般男子に連絡したが、繋がらなかったためチナツに連絡済み。


小鳥遊ホシノ
前書きにも記載したが一般男子への殺意が高い。一番の理由はある生徒会長に出会った時に呪いを掛けられたため、寝不足+洗脳のコンボを数カ月間受け続けていた。

このままだとバットエンドルートに行ってしまうが?


とある生徒会長
フフッ、これで忌々しい一般男子を殺せますね。暁のホルス相手では生存は無理でしょう。これは勝ちましたね。

さて、崇高に至る準備を進めなくては。


一般男子を慕う生徒達
現在アビドス砂漠へ急行中。


一般男子
夜空に浮かぶ星々がすっごーい!サーフィンたっのしー!

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