Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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評価、感想、ここすき、お気に入り、誤字報告ありがとうございます!

今話は原作とそこまで変化はないためギャグ少なめ、ここは飛ばしたくないので書きました。

次回からちょっとシリアスが増えます。


有名な台詞

『待ちやがれテメェら!』

 

「待てと言われて待つ奴がいるか!?ヒフミ、体力は大丈夫か?うおっ!銃弾ぶっ放して来やがった!」

 

ブラックマーケットにてキャッキャウフフ(物理)な追いかけっこをしている一般男子だ。不良しつこいな本当!

 

「私は大丈夫です、あっ!大将前見てください!」

 

ヒフミに言われて前を見ると少し向こうの通りが工事中で通れなくなっていた。厳密には道路工事中だな。

 

「おいおい袋の鼠じゃねえか俺達、どこか迂回出来る場所は⋯⋯無いなこんちくしょう!」

 

一応近くに小さなコンテナがあるからそれに登ってそこからジャンプすればギリギリ道路工事中の閉鎖部分を越えられるか?いや俺は大丈夫でもヒフミが分からないな。

 

使えるアイテムは⋯⋯クローショットやフックショットは引っ掛ける部分がない。だとすると、あれしかないか。

 

「ヒフミ、そこのコンテナに登ってくれ。」

 

「分かりました大将。あっ、大将が先に登ってくださいね!し、下着が見えちゃいますから!」

 

いつも原作のEXスキルでパンツ見せてんのに何言ってんだ?

 

「よいしょっと、ほらヒフミ。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

ヒフミの手を握ってコンテナを登らせる。よし、上から見てもアレをすれば向こう側に行けるな。

 

「大将!不良達がすぐそこまで来てます!何する気なんで「ちょっと失礼!」きゃっ!」

 

右腕でヒフミを抱き寄せ、左手にポーチから『疾風のブーメラン』を装備してっと。標準は向こう側の高い位置にある街灯でいいかな。

 

「あ、あの、大将?」

 

「⋯⋯そいっ!」

 

疾風のブーメランを投げ付け、戻ってくるタイミングより前でコンテナからジャンプ斬りをする!

 

「へ?きゃあぁぁぁ!」

 

するとあら不思議、疾風のブーメランを投げた位置に向かって体が引き寄せられてロングジャンプが出来る。これ確か名前は『LJA』だったかな、ぶっつけ本番だったけど上手く行って良かった。

 

「よっと、上手く向こう側に行けたな。悪いなヒフミ、急に抱き寄せちまって。」

 

「だだだ、大丈夫れふ!」

 

ヒフミは顔を赤くしながら目をぐるぐるさせてる。自分から抱き着く時は慌てないのに、あとめっちゃヒフミからいい匂いする。

 

不良達はギャーギャー騒いでるな。やかましいったらありゃしないぞ。

 

「うへぇ、また君と会うなんてね〜。それにしても、昼間からお熱いじゃな〜い。」

 

「っ!!」

 

小鳥遊の声が聞こえた瞬間にヒフミはバッと俺の体から離れた。声がした方を向くと先生と奥空以外のアビドス高校メンバーがいた。

 

何か小鳥遊と十六夜と先生がニヤニヤしながら見てくるんだが?

 

「ん、サーフィンの人。楽しそうだから今度私にもサーフィンを教えて欲しい。」

 

「時間が空いたらな砂狼。それより、初めましての人が多いか?俺はD.U地区で料理店を営んでいる一般男子だ。皆からは大将って呼ばれてるぞ。よろしくな十六夜ノノミと黒見セリカと奥空アヤネ。」

 

「先生が前に出して頂いたおにぎりは大将さんが作ってくれたんですよね?とても美味しかったです☆」

 

「女子として負けた気分にはなったけどね。よろしくお願いするわ大将。」

 

『どうして私達の名前を知ってい「便利屋から聞いたからな。」なるほど。』

 

あっぶね!砂狼と小鳥遊には会ったことあるからそのノリで残りのメンバーに接してた。これが初会合だったな。

 

「そしてあっちであわあわしてるのがトリニティの生徒である自称普通の生徒である阿慈谷ヒフミだ。」

 

「自称ではないです!私はちょっと行動範囲の広い普通のトリニティ生徒です!」

 

普通のトリニティ生徒ならブラックマーケットや山海経、レッドウィンターなんかには行かねえって。

 

「よろしくねヒフミちゃん!ところでヒフミちゃんは大将の友達?親友?ガールフレンド?先生気になるなぁ!」

 

「えっと、ガールフレンドです!」

 

「俺を慕ってくれている友人ですよ先生。ん?どうしたヒフミ?頬を膨らませて?」

 

ガールフレンドじゃねえし、そんなこと認めたらナギサ達がすっ飛んでくるから。

 

さっきから俺の携帯にダウンロードしているモモトークのメッセージ受信音が鳴りまくってるのは気にしないでおこう。

 

「むむむむ!」

 

「大将?女の子の気持ちに鈍感なのは駄目だよ?」

 

「⋯⋯ところで先生達はブラックマーケットに何しに来たんだ?前に柴関ラーメンで話してた武器の調査にでも来たのか?」

 

「露骨に話を逸らしたわね大将。」

 

黒見からジト目で見られる、好意はなるべくあしらわないといけないんだよ。俺はこの世界での死に場所を決めてるんだし。

「そういう大将は何しに来たの?デートにしては物騒な場所だよね?」

 

「いやデートじゃなくてな先生、ヒフミがモモフレンズグッズを買いたいって言うからその護衛に来てんだよ。」

 

「ちなみにモモフレンズグッズはこれですよ先生!私のイチオシはペロロ様です!」

 

ヒフミは鞄の中からペロロの人形を取り出して先生達に見せた。

 

「(すっごいキモいデザインだね!)な、中々個性的なキャラクターだね⋯⋯。」

 

「モモフレンズは私も大好きですよ!私はミスター・ニコライが好きなんです!」

 

「分かります!ニコライさんも哲学的なところがカッコ良くて。最近出たニコライさんの本『善悪の彼方』も買いましたよ!それも初版で!」

 

ヒフミと十六夜が意気投合したな。それと先生?すっげぇキモいデザインだなって言おうとしてなかった?

 

「……いやぁ〜、おじさんには何の話かさっぱりだな〜。」 

 

「右に同じく。」

 

「ホシノ先輩やシロコ先輩はこういうファンシー系にまったく興味ないでしょ。」

 

「そういう黒見もあんまり興味なさそうだな。ちなみに俺はウェーブキャットが好きです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあモモフレンズ談話をしていたが、先生からブラックマーケットに来た本来の目的を教えてくれた。やっぱり違法武器が流通された理由の調査だったか。

 

それでブラックマーケットに詳しい俺とヒフミで案内することになったんだが、まあブラックマーケットは広い。数時間歩いても手掛かりはあまり掴めなかった。

 

「ふへぇ〜、おじさんもうくたくただよ〜。」

 

「先生もくたくただよ〜、シロコちゃん達はよく平気だね?」

 

「私は休日にサイクリングしてるから平気。でも手掛かりがあまり掴めないからちょっと疲れた。」

 

皆疲れた表情になっていた。何処か休めそうな場所あったかな?

 

「あっ!皆さん、あそこのキッチンカーでたい焼きが売ってますよ!」

 

「ならあそこで休憩だな。たい焼きは俺が買ってくるから近くにあるベンチで先休んでていいぞ。」

 

味は、クリームとアンコを4つずつ買えばいいかな。うっ、意外とたい焼き高いな⋯⋯。

 

「ほら、買ってきたぞ。」

 

「ありがとね大将〜。ハムハム、旨いね〜!」

 

「疲れた時には甘い物よね。クリームの甘さが体に染みるわ。」

 

「奥空には今度俺の店のデザート一品無料券をあげるからそれで勘弁してくれ。」

 

『あ、ありがとうございます!』

 

さて、俺もたい焼き食べてっと。うん、ちょっと高いから凄い旨い!

 

「しばしブレイクタイムだね〜。ところで大将の店のデザートって何あるのかな〜?」

 

「むがごくっ。俺の店のデザートか小鳥遊?果実煮込みやプリンやクレープ。あとケーキやパイもあるぞ。」

 

「意外とあるんだね〜。今度おじさんも行くから安くしてくれると嬉しいな。」

 

「あはは、大将?ちゃんと噛んで食べてくださいね?」

 

とまあ少しの間休憩がてら雑談する。にしてもこんだけ探しても情報があんまりないなんてな。

 

「こりゃ意図的に誰か隠してるな。」

 

「そうですね大将。販売ルート、保管記録、その全てを何者かが意図的に隠しているような、そんな気がします。いくらここを牛耳っている企業でも、ここまで徹底的にブラックマーケットを統制することは不可能なはずです。」

 

「そんなに異常なことなの?」

 

砂狼が疑問を口に出したな。まあ普通の自治区なら出来ないこともないんだけどな。

 

「いえ、異常というよりは、ここまでやりますか?という感じですね。ここに集まっている企業はある意味開き直って悪事を働きますから、逆に変に隠したりしないんです。」

 

「逆に隠してると悪事してますよとアピールしてるようなもんだからな。」

 

となると、もしかしたら『お取り込み中失礼します!武装集団がそちらに接近中!』

 

「皆!隠れ「待て待て先生、変に隠れたら私達怪しいですよと言ってるようなもんだ。幸い武装集団は俺等を見てないから堂々としていようぜ。」そ、そうかな?」

 

そうこうしている内に武装集団に護衛されている現金輸送車がやってきて建物の中に入っていく。中で何かやってるな、集金か?

 

「……え、あれって!」

 

「闇銀行の中に入っていったな。先生?あれは何の車か知っているんですよね?」

 

「毎月利息の催促に来る車。」

 

「ということはカイザーローン?」

 

「カイザーローンですか!?」

 

ヒフミが驚いたような声を上げ、それに釣られて皆ヒフミの方を見る。

 

「ヒフミちゃん、知ってるの?」

 

「カイザーローンと言えば、かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者で、カイザーグループは合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振る舞っている多角化企業なんです。」

 

「もしかしたらあの中に集金確認の書類があるかも。こうなったらあれをするしかない。」

 

おっ、来るか?ブルアカ屈指の有名台詞が!

 

「普通に行っても私達は追い出される。潜入してもバレるまでに書類は見付かる可能性は低い。となると残された方法は一つ。」

 

「えっと、シロコちゃん?」

 

「ん、銀行を襲う。」




一般男子
先生と合流してからは好みの女の子はどんな子なのかをずっと聞かれていた。ゼル伝のバグ技は一部しか使えない。

有名な台詞を直で聞けてテンションが結構高くなっている。


阿慈谷ヒフミ
大将から迫られるとあわあわする子。自分の事を『ちょっと行動範囲が広い普通の生徒』と言うが、大体『お前のような普通の生徒がいるか!』とツッコミを喰らう。


先生
一般男子とヒフミが抱き合ってるのを見てちょっとテンションが高い。一般男子は無茶するからブレーキ役を見付けてほしいと思っている。

シロコの銀行を襲う発言を聞いた時は、口を開けてポカンとしていた。


『疾風のブーメラン』
トワプリに出てくるアイテム。最初のダンジョンで手に入り、アイテムや敵を引き寄せたりギミックを解いたりと中々便利。ただ、Wii版ではかなり扱いづらい。


『LJA』
トワプリで出来るバグ技の名前。正式名称はロングジャンプアタック、高速ジャンプ斬りとも呼ばれ、RTAやTASでよく見るバグ技。この技を使えばかなり立体的に動く事が出来る。

実際にWii版以外で技を使うことが出来る。お前の飛び方はおかしい。

アビドスメンバーについては次話記載予定

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