Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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これで対策委員会編第1章は終了です。

トリニティでの一幕

「離してくださいミカさん!私は至急向かわないといけない所がありますので!」

「駄目だよナギちゃぁぁぁぁん、そんな顔して何処に行くのさぁぁぁぁ。待って!私の力で羽交い締めしてもナギちゃんの歩みを止められないんだけど!?」

「私はあのゲヘナイツモヨコチチハミダシバガアホブルーを成敗しに行かないといけないんですよ!」

「なんか凄い悪口言ってる!?ちょっと誰か来てー!何でこんなにアグレッシブになったのさー!?絶対大将のせいだ!」

「こうなったらミカさんごとおぶって行くしか!」

「わーお、って本当にヤバいから誰か来てー!」

「あはは。ナギサ様、私も一緒に行きますよ。」

「ヒフミちゃんまで加勢しないで!?待って待って待って!ツルギちゃーーん!ハスミちゃーーん!来てーー!」


対策委員会編第2章
一般男子は激怒した


先生Side

 

「っ!ぼうっとしてる場合じゃない!アルちゃん!敵は誰だか分かる!?」

 

大将の手は瓦礫の上に置くしかない、ごめんね。後でちゃんとした入れ物に入れるからね!

 

「敵は多分ゲヘナの風紀委員会よ。まさかこんな所まで来るなんてね。」

 

ゲヘナの風紀委員会、ゲヘナの治安維持をしている所だったよね。

 

「けどおかしい、風紀委員会には火宮チナツがいたはず。彼女がいたならこんな事はしない。」

 

確かに、チナツちゃんがいたら大将がいる所に迫撃砲なんて撃ち込まないよね。

 

「ごめん先生、風紀委員長の空崎ヒナがいた場合は逃げさせてほしい。いくらなんでも私達だけじゃ勝てない。」

 

カヨコちゃんがそう言うって事は相当実力のある生徒なんだね。

 

「ゲヘナ最強、いやもしかしたらキヴォトス内最強とも言えるね。」

 

「アルちゃん!また迫撃砲が来たよ!」

 

ムツキちゃんの声を聞いて上を向くと、また迫撃砲の弾丸が複数こっちに降り注ごうとしていた。

 

「アロナ!私と生徒皆にバ「分かってるわムツキ。」うえっ!?」

 

アルちゃんがスナイパーライフルを構えたと同時に複数の弾丸が発射されて、全ての迫撃砲の弾丸に命中させて相殺した!?

 

そうだ、今の内に風紀委員会の通信回線を傍受出来るか試そう!アロナ、お願いね!

 

『任せてください先生!むむむ、通信回線傍受出来ました!』

 

もう少しだけ耐えて大将!すぐに助けるから!

 

『ターゲット、命中しました。』

 

『よし。歩兵、第2小隊まで突入。』

 

『イオリ隊長、便利屋が反抗してきた場合はどうしますか?』

 

『どうするも何も、捕まえるために来てるんだ。公務の執行を妨害する輩は全員敵だ。』

 

『大人しく着いてきてくれるのでしょうか?でもアビドスへこちらの事情を説明するのが先かと思いますよ。』

 

『説明?必要か、それ?そんな無駄な事に時間を掛けて公務の執行が出来なかったらどうする気だ?』

 

『⋯⋯そう言えばチナツさんは?』

 

『アイツは最近異常行動が目立つからな。本部で待機してもらった。もし大将がいたらどうするんですかってうるさかったからな。大将大将って、あんな自己満足の為に自己犠牲をする奴の何がいいんだか。』

 

『⋯⋯⋯⋯⋯⋯。』

 

『私は気持ち悪いとしか思えないね。さて、これで降伏してくれるといいんだけど。』

 

「すぅー、ふぅー。」

 

チナツちゃんはいなかったんだね。ある意味よかったよ。

 

「カヨコ、今回は逃げは無しよ。多分だけど空崎ヒナは現場にいないわ。」

 

「そうみたいだね。もしいたら迫撃砲何か使わないと思うし。それで社長?ハルカも戻って来たみたいだしこれからどうする?」

 

カヨコちゃんはため息をつきながら臨戦態勢を取る。それを見たムツキちゃんもハルカちゃんも同じように臨戦態勢を取ったね。

 

「愚問よカヨコ。お気に入りのお店を壊されて、大将が大怪我を負ってるのを見捨てて、情けなく敵に背中を見せて逃走する?ふざけんじゃないわよ。そんなド三流の悪党みたいなこと、私たち便利屋68がするわけないじゃない!」

 

「あはっ!アルちゃんやる気満々だね!」

 

ムツキちゃんの顔が凶悪な笑みに変わった、あんな嗜虐に満ちた顔も出来るんだね。実は相当頭に来てるのかな。

 

「大将、速攻で片付けてから助けるわ。」

 

『先生!まもなく風紀委員会と接敵します!』

 

アロナちゃんの言葉と同時に風紀委員会の生徒がやって来る。銀髪のツインテールで肌が褐色の子が隊長かな。

 

「待ってくださいイオリ隊長!民間人がいます!あれは、シャーレの先生!?」

 

「は?シャーレ?なにそれ?」

 

1人の風紀委員生徒が私を見てハッとした表情になったけど隊長の子は首を傾げた。まあまだ知名度は低いけど、隊長なのに情報収集が欠けてるのは駄目だと思うよ?

 

「まあいいや。さて便利屋68、聞くだけ無駄だけど聞いといてやるよ。降伏する気は?」

 

「そんな事聞いてどうするのかしら銀鏡イオリ?」

 

「はあ、面倒だな、たかが四人で。こっちは一個中隊級の兵力なのに。だけど、売られた喧嘩を買わないなんてことは風紀委員会としてできない。総員、戦闘準「死んでください死んでください死んでください!」びっ!?」

 

イオリちゃんが指示を出す瞬間に、ハルカちゃんがショットガンを持って飛び出してイオリちゃんにタックルして馬乗りになる。

 

そしてショットガンの銃口をイオリちゃんのお腹に当てて残弾が尽きるまで放った。あれ絶対痛いよね!?

 

ヘイローが消えたから気絶したかな。

 

「イオリ隊長!?お前よくも!」

 

「くふふ〜、恨み節言う前に動いた方がいいんじゃな〜い?」

 

「ば、爆弾が降ってく、うわあぁぁぁぁ!!」

 

動揺する風紀委員に向けてムツキちゃんが爆弾を複数個放り投げる。あれって大将が持ってるのと似たような爆弾だね?

 

「ど、どうすれば!」

 

「取り敢えずイオリ隊長を安全な場所に!」

 

「それよりも便利屋を捕らえないと!」

 

隊長がやられたから混乱してるね。ハルカちゃんはこれを狙ってたのかな?いや、今も風紀委員の群れに突っ込んで暴れてる辺りそんな事なさそう。

 

「カヨコちゃんあそこにスナイパーいるから牽制して。ってこれ私の指示いる?」

 

「いるよ先生。先生がいるお陰で私達はスムーズに動ける。」

 

そうかな?というよりアルちゃんの暴れっぷりが半端ない。スナイパーライフルの銃弾を放ったと思ったらその銃弾が爆発してるし。

 

接近されたらスナイパーライフルの銃床で接近してきた風紀委員をぶん殴ってるし、銃弾をスナイパーライフルで弾き返してるし、強いなー。

 

「あっという間に一個中隊級の兵力が壊滅。ほとんどアルちゃんとムツキちゃんがやったけど。」

 

「いたた、ってこれは!」

 

イオリちゃん目が覚めたんだね。辺りの状況を見て唖然としてるね。

 

「ほぼ全滅、便利屋はこんなに強かったのか!?あっ、シャーレ?の先生?」

 

「君がイオリちゃんだね。ちょっと話を聞いても『先生の聞きたい事は私が説明致しますよ。』君は?」

 

イオリちゃんに話を聞こうとした瞬間に風紀委員が持っていた端末からホログラムが浮かび上がり水色の髪の生徒が映った。

 

えっ、その胸の横が出ている服装、首のカウペル、この子頭大丈夫かな?

 

「アコちゃん⋯⋯⋯」

 

「天雨アコね。」

 

「カヨコちゃん、知り合い?」

 

「昔ちょっとね。天雨アコは風紀委員の行政官、言わば風紀委員会のNo.2ってところ。」

 

副委員長ってところかな。ならその服装はどうなのかな?

 

『あら、実際はそんな大したものではありません。あくまで風紀委員長を補佐する秘書みたいなものでして。』

 

「ほう、その割には随分な軍勢だな。戦争でもしてぇのかアコ?」

 

「この声!大将!?大丈ッ!?」

 

後ろから大将の声が聞こえたから振り向くと瓦礫の上に大将がいた。

 

左手の手首から先と右目が無く、顔が火傷で皮膚が爛れて筋肉が見えてる部分があって血だらけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般男子Side

 

複数の爆発音で目を覚ます。覚ましたのか?目を開けても暗いんだけど?

 

「っ!取り敢えず現状把握しないと。」

 

右腕は問題ない。左腕は手首から先の感覚が無い、潰れたか無くなかったかのどっちかだな。

 

「とにかく脱出しないと、狭くて立ち上がれねぇな。」

 

早速使うことになるな。『トーレルーフ』発動、よし、いけるな。

 

「よっと!こいつはひでぇな。」

 

『トーレルーフ』を使って瓦礫の中から抜け出すと、目の前は風紀委員と戦ってる便利屋メンバーと先生がいた。

 

「柴関ラーメンは跡形もなく崩れたのか。柴大将は避難してる。」

 

ここは色々思い出があったのになぁ。柴大将と料理の意見交換したり、ナギサやキサキとこっそり食べに来てナギサが麺を啜れなくて笑い合ったり、カンナやリオと夜に来て愚痴を言い合ったりしたなぁ。

 

「取り敢えず回復の為に『焼きハイラルトマト』を2個食べてっと。」

 

天雨だよな指示出したのは、丁度出てきたし俺も会話に参加するか。

 

「ほう、その割には随分な軍勢だな。戦争でもしてぇのかアコ?」

 

俺が言葉を発すると皆こっちを向いた。でも尻餅をついたり、ギョッとした表情だったり口に手を当てて吐きそうにしてる生徒が何人かいた。

 

『その声は大将ですね?あら、中々大胆なイメチェンですね?お似合いですよ?ゴホン、先生、先ほどまでの愚行は、私の方から謝罪させていただきます。』

 

「なっ、私は命令通りにやったんだけどアコちゃん!?」

 

こいつ、責任を銀鏡に擦り付ける気か。

 

『命令にまずは無差別に発砲せよ(・・・・・・・・・・・)なんて言葉が含まれてましたか?』

 

「い、いや!状況を鑑みて必要な範囲で火力支援、その後に歩兵の投入、戦術の基本通りにって!」

 

『ましてや他の学園自治区の付近なのだから、きちんとその辺りは注意するのが当然でしょう?』

 

天雨にそう言われて銀鏡は黙り込んだ。落ち着けよ俺、まだ怒りは抑えて様子を伺わないと。

 

『失礼しました、連邦捜査部シャーレの先生。私達ゲヘナの風紀委員会はあくまで、私達の学園の校則違反をした方々を逮捕するために来ました。』

 

『あまり望ましくない出来事もありましたが、まだ違法行為とは言いきれないでしょうし、やむを得なかったということでご理解いただけますと幸いです。』

 

「そのやむを得なかったというのが柴関ラーメンを瓦礫の山にすることだったのかな?ここはまだ柴大将がいたんだよ?」

 

先生の声色にちょっと怒りが混じってる。これ先生も怒ってるな。

 

『は?そんなはずがありません!カイザーの通報通りならそこはカイザーの保有している立ち退き済みの無人地帯のはずです!』

 

「えっ?」

 

天雨の発言を聞いて先生は固まった。左手再生しておくか?いや止めておこう。

 

『まあいいです。さて先生、そこの便利屋を引き渡していただけますか?私達は便利屋を捕らえに来ただけですので。』

 

「嘘つかないで天雨アコ。アンタは最初からこの状況を狙ってたんでしょ。」

 

「どういうことカヨコちゃん。」

 

『あら、面白い話をしますねカヨコさん?』

 

「最初はどうして風紀委員会がここに現れたのか理解できなかった。風紀委員会が他の自治区まで追ってくる理由、それも私達を狙って?」

 

確かにこんな一個中隊級の戦力をぶつけるなんておかしいもんな。

 

「こんな非効率的な運用、風紀委員長のいつものやり方じゃない。だからアコ、これはあんたの独断的な行動に違いない。」

 

「それに私達を相手するにはあまりにも兵力が多すぎる。他の集団と戦闘するとなれば説明がつく。でもアビドスは全校生徒含めて5人しかいない。」

 

この短時間でよく天雨の意図を読めたよな鬼方。

 

「アコ、アンタの目的はシャーレ。最初から先生を狙ってここまで来たんだ。」

 

『ふふっ、なるほど。便利屋にカヨコさんがいることをすっかり忘れてました。のんきに雑談なんてしている場合ではありませんでしたか。』

 

天雨は一瞬だけ驚愕の表情を浮かべたが、すぐに平静を装った。となると俺と柴大将は巻き込まれただけってか?

 

「えっと、なんで私を狙ったのかなアコちゃん?」

 

『事の始まりはティーパーティーでした。もちろんご存知ですよね先生、ゲヘナ学園と長きにわたって敵対関係にある、トリニティ総合学園の生徒会のことです。』

 

「そのティーパーティーが、シャーレに関する報告書を手にしているという話が上がってきたってことか天雨?」

 

『当初は私もシャーレ(・・・・)とは一体何なのか、全く知りませんでしたが、ティーパーティーが知っている情報となれば、私たちも知る必要があります。それで、チナツさんが書いた報告書を確認しました。』

 

確認するの遅いだろ。シャーレ活動開始から結構時間は経ってるぞ?

 

『連邦生徒会長が残した正体不明の組織、大人の先生が担当している、超法規的な部活。どう考えても怪しい匂いがしませんか?』

 

そう言い天雨はニッコリと笑う。いいから早く続きを話せよ。

 

『シャーレという組織はとても危険な不確定要素に見えます。これからのトリニティとの条約にもどんな影響を及ぼすのか分かったものではありません。』

 

『ですから、せめて条約が無事締結されるまでは、私達風紀委員会の庇護下に先生をお迎えさせていただきたいのです。ついでに、居合わせた不良生徒たちも処理した上で、といった形で。』

 

「そうかい、長話は済んだか天雨?」

 

『大将、貴方に関してもお迎えするということを伝え忘れていましたね。怪我をさせてしまったことは詫びます、なので貴方からも「ゴチャゴチャうるせぇんだよ。」はい?』

 

「俺はてめぇの所に行くつもりはねぇ。柴関ラーメンを瓦礫の山にしたツケを払ってもらうぞ。」

 

俺がそう言うと天雨はため息をついて指を鳴らした。するとあちこちから足音が聞こえてくる。

 

『威勢がいいですね大将?こっちは第八部隊までの戦力をそこに送っているのですよ?諦めて降参していただけるとあ「いいからお前もう黙れよ。」!』

 

風紀委員が持っている端末にポーチから超小型EMPを取り出して端末に投げ付け、ホログラムを強制的に落とす。

 

「こっちは我慢の限界なんだよ。思い出の場所を無造作に壊されて、てめえらはここを利用した事あるのか?」

 

俺は一歩ずつ風紀委員の部隊がいる所に歩いていく。先生達は、体を震え上がらせてるな。

 

「な、なんであんな怪我してるのに。銃弾1発で倒せるのに、あの男子生徒の威圧は何!?」

 

「ヒナ委員長と同格の圧!?何だよあいつは!?」

 

「悪いがかなり機嫌が悪くてな、少々八つ当たりに付き合ってもらうぞ?」




一般男子
かなり機嫌が悪い。お気に入りの店を壊されたのもあるが無関係の柴大将が巻き込まれたのと、アコの態度が気に入らなかったのでこの後ちょっと厄災化して蹂躙する。

左手ないから弓矢使えない?その他部位で上手く装填、発射するので普通に使える。


先生
便利屋メンバーに指示を出していた。大将が復活してからは黙って様子を伺っていた、大将の圧を感じ、この後は風紀委員のメンタルケアに行かないと駄目かなと思っている。


陸八魔アル
大将が復活するまで縦横無尽の活躍をした。原作の戦い方に加えて近接戦闘もしている。銃弾喰らっても数ダメージしか受けてない。

大将の怒りは共感出来るので大将と共に戦う予定。


銀鏡イオリ
ハルカに速攻気絶させられた。目を覚ましたら部隊壊滅、そこからの怒涛の展開についていけてない。大将の事はあんまり好きじゃない。でも店には客としてたまに行っている。


天雨アコ
大将の怪我を見てヤバいと思っているが表情には出さないようにしている。便利屋と大将だけなら第八部隊まであれば制圧可能だろうと考えている。


火宮チナツ
現在現場に急行しており、途中でヒナと合流している。


アビドスメンバー
現場に急行中。


ゲヘナとトリニティの戦争になるのでは?
ならないです。トリニティも一度トリカスのせいで大将が大怪我を負っているため一度であれば許すつもり。

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