Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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まさかの感想を頂いたのと、ケイちゃんのバレンタインイベントの内容が可愛過ぎたので続きを投稿


連邦生徒会長の失踪

「ふぅ、俺の性癖が公開されてモモトークが大量に送られて来たのを全員分返信し終えたな。」

 

店を臨時休業にして弁明のトークを送信してたら1週間経ってたぞ!本当にあの連邦生徒会長キヴォトス全体に俺の性癖公開しやがったな!?

 

「さて、少しの間臨時休業にしたから今日は開けないとな。」

 

玄関に付けてあるプレートをOPENにしてっと、ん?なんか外が騒がしくね?

 

「おいお前、この建物の持ち主か?」

 

「ん?何?どちら様?」

 

後ろから声を掛けられたから振り向くとスケバンが数名銃口を俺に向けていた。

 

「あっ、お客様でしたか。ようこそお食事処アーカイブへ、さあ中へどうぞ。」

 

「ということは従業員だな?丁度いい、とっとと出ていきな。この建物はあたしらが使ってやるからさ。断ればわかるよな?」

 

「まあ待てよ。銃口を向けられながらじゃあ、こっちもビビって話も出来やしねぇ。」

 

肩をくすめながら言うとスケバン達が苛立った表情になった。短気かこいつら?今のうちに弓矢セットして、矢に『電気の実』をスクラビルドしてっと。

 

スクラビルドってのは武器や盾や矢に持っている素材をくっつける技術だ、この技術があるだけで戦術が大幅に広がるからな、あってほんと良かった。

 

「口答えすんじゃねえよ!いいからとっとと出ていきな、こっちは何時でも銃を撃てるんだ。死にたくなかったら泣き言を言いながら逃げるんだな、OK?」

 

「OK!」

 

「っておま!何で弓矢をこっちに向けギャアアアア!!」

 

「はぁ!?今どき弓矢かよ!?しかも矢の先端に何か付いてミギャアァァァ」

 

某筋肉モリモリマッチョマンのやり取りをした後に『電気の実』を先端に付けた矢をスケバン2人に向けて放つ。矢に当たったスケバンは痺れて倒れ伏したな。

 

「勝手に襲おうとしたから返り討ちにしたぞ、お前も喰らいたくなければそこに倒れている2人を拾って去れよ。」

 

「ふ、ふざけんな!やっと矯正局から出られたんだ!暴れないままでいられるか!」

 

残った1人のスケバンCはキレながら改めて俺に銃口を向けてきた。引く気は無いってことだな。

 

「弓矢なんて古臭い物使ってる奴に負けっかよ!引き金を引くのはこっちが早いんだ!」

 

スケバンCは遂に銃弾を撃ってきた。こいつも行動不能にすると後処理が面倒だな。

 

ちなみに銃弾が見えるように動体視力は鍛えに鍛えまくった、お陰様で銃弾程度なら余裕で見えるぞ。

 

「ほいっと!」

 

ミラーシールドを装備して俺に銃弾が当たる瞬間に盾でパリィして弾き返す。『ガードジャスト』は覚えれば便利だな、特にキヴォトスだと。

 

「痛っ!この野郎って銃弾が出て来ねぇぞ!?」

 

「お前の持ってる銃口に銃弾を弾き返したからな。さて、まだやるか?」

 

「銃弾を弾き返す?それを銃口の中に?ば、化け物が、覚えてろよ!」

 

スケバンCは顔を青褪めながら倒れている2人を引きずって去っていく。俺が化け物?それは違うな。

 

「やれやれ、朝から騒がしいぜ。いつも治安は酷いが今日はより酷くないか?」

 

「えぇそうですね。私が大将の所に行くまでに不良やスケバンを数十人倒してくるくらいには。」

 

「⋯⋯何でいるの桐藤?」

 

店の中に入ろうと振り向くと俺の後ろに桐藤が立っていた。何?人の後ろに立つことが最近流行ってるの?怖いんだけど?

 

「大将?私の事は桐藤ではなくナギサと呼んでくださいと、前に約束しましたよね?」

 

「いやそんな約束は桐藤とはしてな「ナギサです。」だから桐藤と「ナギサです。言う事聞かない口にはロールケーキをぶち込みますよ♪」俺は脅しには屈しないぞ桐ふむぐぅ!?」

 

名前呼びを否定するとロールケーキを口にぶち込まれた、何で俺が反応出来ない速度でぶち込んで来るのかなぁ!?

 

「とりあえず中に入りましょう、紅茶はこちらで用意しておきましたので。」

 

「ふぁい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お食事処アーカイブ店内

 

 

ロールケーキを咀嚼しながら店の中に入って紅茶が入ってるカップが置いてある席に座る。桐藤は俺の正面に座ったぞ。

 

桐藤はトリニティに通ってる3年生でティーパーティーというトリニティの各分派の代表が集まる組織にいる、つまりトリニティの偉い人の1人。

 

トリニティは上流貴族みたいに礼節はしっかりしてるが、そのせいなのか常に人を陥れて上に立とうとする連中、通称『トリカス』が多い。

 

最初に会った時は桐藤もトリカスな感じがしたんだけどな。いつの間にかやんちゃな感じになっちまった。

 

「さて、私が大将の所に来たのには理由があります。」

 

「俺の性癖についての真偽を確かめにか?」

 

「いえ、大将の性癖については早い段階からそうではないかと大将を慕っている方々は全員薄々感じていたみたいですよ?女性は視線に敏感です、以後お気を付けくださいね?」

 

いや気を付けるもなにも、もう手遅れなんですけどね!そういうのはもう少し早めに教えて欲しかったかなぁ!

 

「くすっ、慌てている大将の顔は可愛いですね。写真を撮ってグループモモトークに送りましょう。」

 

「勝手に撮るなって待って?何のグループモモトークに送る気だ桐「ナギサです。」な、ナギサ?まさかだとは思うが⋯⋯。」

 

「そのまさかですよ?大将を慕っている全員がいるグループモモトークです♪」

 

いや知らないんだけどそのグループモモトーク!?火宮や朝顔が俺が怪我をして治療をする度に共有しないとって小声で言ってたのはグループモモトークに共有だったのかよ!?

 

「こほん、話が逸れました。大将はここ数日の治安の悪さについてはご存知ですよね?」

 

「話を逸らして欲しくはなかったなぁ!?まあ、以前に比べていきなり治安が悪くなったな。」

 

「はい、私も先日知ったのですが、1週間程前に突如連邦生徒会長が失踪したとのことです。」

 

1週間前、と言うことはあいつが店にいちごミルクとカステラを取りに来た後に失踪したってことか。マジで失踪しやがったのか。

 

「連邦生徒会も突如の事だったのか対処が遅れ、その間に七人の凶悪な犯罪者を矯正局からの脱走を許し、さらにキヴォトス全体で混乱が拡大したとのこと。」

 

「そりゃ混乱するわな。それで、各学校の施設も停止したりしたみたいだな。」

 

改めてモモトークを見ると学園の風力発電所が停止して大変だって美甘から来てるし。

 

「スケバンのような不良達が、登校中の生徒を襲う頻度も格段に高くなり、治安維持が難しくなっていますね。更に戦車やヘリコプター等、出所の分からない武器の不正流通が2000%も増加しています。」

 

何処から出てきたのやらと言いたげに桐藤はため息を吐きながら紅茶を飲む。

 

アプリで見ていた時はそうなんだ程度だったが、この世界にしている今はかなりやべぇ状況だというのがひしひしと感じるな。

 

「今は対応がどうなってるか確認するために正義実現委員会副委員長のハスミさんが連邦生徒会に向かっています。」

 

「なるほどね、どういう状況かは分かった。それで桐、ナギサは何で俺の所に来たんだ?」

 

普通はトップの1人なら対応に追われてそうなんだが⋯⋯。

 

「大将が心配なので仕事放棄して来たのです!」

 

「いやお前がやったら駄目だろそれ!?ただでさえキヴォトス全体が大混乱なのにトリニティが更に大混乱になるぞ!?」

 

「仕事を放棄したのは冗談です。きちんと自分の分の仕事は終えて来ています、大将が心配なのは本当ですよ?」

 

桐藤がくすくす笑いながら言ってくる。心臓に悪いからやめてくれよ、また聖園から抗議のモモトークが送られてくるからさ。

 

「ん?電話が鳴ってるな。はいはい、こちらお食事処アーカイブです。」

 

「おっ、大将無事だったんだねぇ。」

 

この声は連邦生徒会の由良木モモカだな。由良木はちょくちょくデリバリーを頼んでくるんだよな。

 

「食事のデリバリーお願いね、『香草炒め』と『串焼き魚キノコ添え』と『ハートミルクスープ』と『フルーツパイ』をお願い、不良とかスケバンが多いから気を付けてね。」

 

「了解っと、早速作るか。」

 

時間があまり掛からないのがいいよね。しかも一度作れば熱は冷めないし、始めから全部作っておけって?ポーチの空き問題があるから無理だ。

 

「由良木以外の連邦生徒会のご飯も作っておくか。」

 

問題の対処に追われて飯なんかあまり食べれていないだろうし。『キノコおにぎり』『肉おにぎり』『海鮮おにぎり』を数個作って持って行くか。

 

「⋯⋯おし出来た。ナギサ、ちょっとご飯を届けてく、あれ?店にいない?」

 

何か店の外から悲鳴が聞こえて来るんだが?扉を開けて外に出るとナギサが倒れている不良数人の内、1人の首筋にレイピアを突き付けていた。

 

「この店を誰の店か知っていて銃弾を撃ち込もうとしましたね?」

 

「くそっ!何でこいつがこんなに強いんだよ!?トリニティで強いのは聖園ミカと蒼森ミネと剣崎ツルギだけじゃなかったのかよ!?」

 

「情報が古いですよ。さて、今後一切この店を襲わないなら見逃してあげましょう。」

 

「誰が降参なんかするかよ!こっちにはスナイ「そこですね。」パァ!?何でスナイパーの位置が分かるんだよ!?」

 

不良が吠えた瞬間にナギサは腰のホルスターから拳銃を抜いて近くの建物の屋上にいるスナイパーを撃ち抜いた。

 

「これくらい出来ないと大将の傍に居られませんよ!」

 

ナギサがスナイパーを撃ち抜くと同時に首筋にレイピアを突き付けられていた不良がナギサに向けて銃弾を放つがナギサはステップで避け、その慣性を生かして不良の顔面に廻し蹴りを叩き込んだ。

 

ナギサの今の服装はトリニティの制服と似たような色合いで全体的に動きやすそうな服装だ。髪型はポニーテール、靴はショートブーツを履いている。スマンな俺にファションセンスがないから上手く説明出来ん。

 

「うわぁ痛そうだ。ナギサ、これから連邦生徒会に食事を届けに行ってくるからな。」

 

「分かりました。気を付けて下さいね?あと裏の庭にある墓石の手入れをしておきましょうか?」

 

「⋯⋯ああ、頼むわ。」

 

さて、近くに駐めてあるバイクに乗って連邦生徒会に行きますか!




一般男子
持ち帰りやデリバリーもやっている、ただしデリバリーは一度来店しないと受けれない模様。キヴォトスで生き残るために最初に動体視力の鍛錬から行った。周りもドン引きするくらい本気の鍛錬をした結果、今の強さは各学園の最強格と渡り合える、一番本気で戦いたくない相手はホシノでもヒナてもなくネル。


桐藤ナギサ
原作から性格がかなり変わっているナギちゃん、一般男子と関わっていった結果脳を焼かれ、やんちゃ具合が原作から数十倍に跳ね上がった。普段の人前では原作同様の性格で通している。

戦い方も自分から戦場に出撃して一般男子から教わった剣術、体術を用いて優雅に戦う。大将の事を幼馴染の2人と同じくらい信用している。一般男子の事は慕っている皆で共有しようと暗躍している。


グループモモトーク
一般男子を慕っている生徒達が参加しているグループ。主に一般男子に何かあった時に情報共有している。トリニティ、ミレニアム、ゲヘナからは数名、ヴァルキューレ、ワイルドハント、山海経からは1名が参加している。

アビドスは0名、一般男子曰く『梔子ユメが生存前ならともかく、先生が来る前に関わるのは危ない。何かあったら小鳥遊が殺しに来るだろうから』とのこと。ホシノは一般男子の事を警戒している。


庭にある墓石
一般男子を慕っている生徒は皆何故墓石があるのかは知っている。一般男子が食事処を開いた最大の理由が墓石に関連している。


『電気の実』
ティアキンに出てくる素材、直接食べたり料理素材としても使えるが一番の用途は矢に付けて敵を痺れさせたり、水面に向かって投げて広範囲攻撃するのに使うと思う。


『ガードジャスト』
ブレワイとティアキンの技術。盾さえあればどんな攻撃も弾いたり跳ね返したりすることが出来る。流石に一般男子はお鍋の蓋でガードジャストはしない。


『香草炒め』
野菜類とゴロンの香辛粉を料理素材にすることで出来る。うまそう。


『串焼き魚キノコ添え』
1話でも出てきた串焼き料理の魚バージョン。作者的にはこっちの料理を食べてみたい。


『ハートミルクスープ』
マックスラディッシュ(大でも可)とビリビリフルーツとヒンヤリメロンとフレッシュミルクを料理素材にして出来る。これ作るくらいならマックスラディッシュのみ料理した方がコスパは良い。うまそうなのか?


『フルーツパイ』
タバンタ小麦とヤギのバターときび砂糖と果物類(リンゴとバナナ以外)を料理素材にして出来る。とてもおいしそう。


『各種おにぎり』
ハイラル小麦と肉、魚、キノコを料理素材して出来る。とてもおいしそう。

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