今回は盾サーフィン講座で、ちょっと短めです。次回からパヴァーヌ第1章に入ります。
パヴァーヌはあんまり原作と変わらないかもです。その代わりエデン条約は結構変わります。例としてナギサとミカが喧嘩します。
「よし、これから砂狼の要望があったパーフェクトな盾サーフィン講座を始めるぞ!」
「ん、待ってた。」
お礼参りの翌日に砂狼が店に突撃してきて盾サーフィンを教えてほしいと言われたからアビドス砂漠に来てるぞ。
参加者はアビドス高校メンバーだぞ。グループモモトークに入ってるメンバーは皆盾サーフィン出来るけど、予定は誰も空いていなかったんだよな。
「うへぇ、こんな暑い中やらなくてもいいんじゃな〜い?おじさんにはキツイよ〜。」
「パラソルの下でアイスを食べながら椅子に座ってるじゃないホシノ先輩⋯⋯。」
椅子に座ってぐで~としている小鳥遊をセリカはジト目で見てるな。まあ小鳥遊は見るだけで出来そうだもんな。
「さて盾サーフィンをするにあたって、まずやらないといけないことがある。何だか分かるか砂狼?」
「ん、下着になるんだよね?ちょっと恥ずかしいけど、盾サーフィンの為なら。」
「そうそう下着一丁になる必要が⋯⋯あるわけねぇだろ砂狼!十六夜!砂狼を抑えろ!」
いそいそと砂狼がスポーツウェアを脱ごうとするからそれを十六夜に止めさせる。馬鹿じゃねえの!?
「でもサーフィンの人はいつも下着でサーフィンやってる。それが正式なんじゃないの?」
「服は全然着ていて問題ないからな!俺の場合は、その、あれだよあれ、ストレス発散の為だ!」
「へ、変態です!!」
「変態ですね☆」
「た、大将の裸⋯⋯、ごくり。」
「うへぇ!?」
何か自爆したかも、砂狼以外のメンバーが皆顔を赤くしてる。いや仕方ないじゃん、パンツ一丁でする盾サーフィン気持ちいいんだよ!
「やっぱ変態じゃん!
「前みたいに?ホシノ先輩?大将と何してたんですか!?」
セリカに詰め寄られた小鳥遊は少しボケっとした後、顔から煙を上げて更に赤くなった。小鳥遊ってむっつりか?
「その反応は怪しすぎますよ!さあホシノ先輩、大将と何をしたかキリキリ吐いてください!」
「むむむ、むりぃ〜。」
あっ、小鳥遊がオーバーヒートして気絶した。ただ夜にパンツ一丁で小鳥遊と合っただけなんだけどな。小鳥遊は何想像したんだか。
「サーフィンの人、早く教えてほしいんだけど。」
「分かった分かった。まず盾サーフィンは円形の物を持ってれば下り道なら砂漠以外でも出来るぞ。」
「そうなの?例えばどんなところ?」
「普通に山だったり、雪道だったり。少しの傾斜があれば何処でも出来る。」
まああまりにもデコボコしてる所だと出来ないけどな。
「滑る時はスノーボードみたいな感じで滑ればいい。あそこに丁度いい傾斜があるから滑ってみろ砂狼。」
「分かった。」
砂狼は丸い盾を持って傾斜がある所に向かった後、盾の上に乗って滑り始めた。
「大丈夫なのでしょうか大将?結構バランス感覚が必要だと思いますけど。」
「砂狼は大丈夫だろ奥空。普段からサイクリングしてるからバランス感覚は悪くないは「んんっ!?」コケたな。」
途中まで上手く滑れたからスピードを上げた瞬間に砂狼は後ろにコケた。でも顔は楽しそうだな。
「思ってたよりスピード出る。そしてサイクリングしてる時よりも風を感じて楽しい。」
「わぁ!シロコちゃん楽しそうですね!私もやってみますね☆」
次は十六夜が盾サーフィンに挑戦したな。「風が気持ちいいですね!」あれ?十六夜はコケずに最後まで滑りきったな?
「ノノミ先輩はバランス感覚良いのよ大将。それじゃ私も滑ってくるわね。」
十六夜が滑り終わったから次はセリカが滑り始めた。お?いい感じで滑れてるな。
「これは楽しいわね!ならもっとスピードをあげふぎゅっ!?」
「セリカちゃん!?」
スピードを上げようとした瞬間にセリカはバランスを崩して顔面から地面にぶつかったな。
「とまあ、バランスを崩すとあんな感じに派手に転ぶから最初は雪道か砂漠でやるのがオススメだ。じゃないと顔面が大根おろしみたいに擦り切れるからな?いや本当に。」
「い、1回経験しているんですか大将?」
「まあな奥空、あの時は死ぬかと思った。っとセリカを助けないとな。」
顔面が砂に埋まっているセリカを救出して、砂まみれになってるから水で洗い流してと。
「よっと、ああもう目を擦るなよセリカ。タオルで拭いてやるから大人しくしとけって。」
「けほっ、けほっ、ちょっと調子に乗りすぎたみたい。あ、ありがとう大将⋯⋯。」
「セリカには勝ったけどノノミに負けた、悔しいからもう一回滑る!」
十六夜がコケなかったのを見た砂狼は頬を膨らましてまた滑り始めた。負けず嫌いだなぁ。
「昼間もいいけど、天気の良い夜に滑るのもいいぞ。特にここなら満天の星空が浮かぶ中で滑れるからな。」
「とてもロマンチックですね!」
「⋯⋯ねぇ大将、今度時間が合うなら、夜に一緒にサー「ん!今度はちゃんと滑れた!」シロコ先輩!」
セリカが何か誘おうとした瞬間に目を輝かせた砂狼がこっちに来てセリカの言葉を遮ったな。
「折角勇気出したのに!」
「セリカちゃん落ち着いて、ね?そう言えば大将は滑らないんですか?」
プンプンしてるセリカを奥空が宥めながら尋ねてくる。奥空の言葉に砂狼はうんうんと頷いてるな。
「サーフィンの人の滑りは見てみたい。コケたら指差して笑ってあげる。」
「コケないからな砂狼?それじゃ、ちょっと滑ってくる。」
砂狼達が滑っていた所のスタート地点に行ってと、少しダッシュして側宙しながら装備しているデクの盾をサーフボードにして滑り始める。
やっぱサーフィンは気持ちいいな!でもこのままスピード上げるだけじゃ味気ないし、ジャンプするか。
「ほっ!デリャ!ハアァ!」
「えぇ、何で回りながら剣を振るとジャンプの距離が伸びるのよ。しかもバランス崩すことなく着地して加速してるし。」
「流石サーフィンの人、私もあれは出来るようになりたい。」
ふぅー、まあこんなもんかな。滑り終わったからセリカ達の所に向かってと。
「とまあこんなもんだよ。皆なら少し練習すれば俺みたいに滑れるようになるんじゃないか?」
ちなみに俺は盾サーフィンを習得するのに一ヶ月掛かった。まあキヴォトス人なら3日で習得出来るだろ。
「おっと、一番大事な事を忘れてた。盾サーフィンすると盾の耐久力を消耗するからそこだけは注意してくれ。滑ってる途中で壊れたら転がり落ちるからな。」
「分かったわよ、それじゃもう一回滑ってくるわ!」
「ん、セリカには負けられない。」
しばらく盾サーフィンを楽しんだ後、夕方になったからアビドス高校に戻って解散になった。
「取り敢えずこれでアビドスメンバー全員盾サーフィン出来るようになったな。」
「シロコ先輩は大将と競争して一回も勝てなくて拗ねてたけどね。」
今はセリカを家まで送ってるぞ。皆からニヤニヤされながら送り出されたんだけどさ。
「ねぇ、大将に聞いてみたかったことがあるの。大将はどうして戦ってるの?戦うことを誰かに任せることは出来ないの?」
「どしたんだ急に?」
セリカが急に俺の右手を掴んで不安そうに見つめてくる。あー、俺が死んだところ見ちまったもんな。
「ハッピーエンドを目指すためさ。それを目指すためには安全な所に引きこもっていられない、だから戦ってる。」
「苦しくないの?」
「正直に言えば苦しいさ。けど、俺よりも苦しい人はたくさんいるんだ、なら弱音を吐いてる場合じゃない。」
本当なら後方支援に回って銃撃戦なんかに参加したくない、痛いのなんて真っ平ごめんだ。でも、ハッピーエンドの為なら痛みなんていくらでも耐えてやると墓石に眠ってるアリウス生徒達に誓ったからな。
「あとはそうだな。何かを全て失う辛さを、他の人に出来れば味わって欲しくないからかな。」
「⋯⋯っ!」
「そろそろセリカの家に着ッ!?」
セリカが手を離したと思ったら後ろから抱き着いて来た!?ちょっとスキンシップ激しくない!?
「⋯⋯ハッピーエンドに大将は含まれてるの?その言い分だと含まれてないじゃない!アンタは自分はどうなってもいいと割り切ってるんでしょ!」
「ちょ!背中に顔を埋めた状態で話されるとくすぐったいんだけど?」
「⋯⋯大将は人を助けるけど、その大将を助ける人がグループモモトークメンバー以外全然いないじゃない。アビドスの件で色々助けてもらった。なら、今度は私が大将を助けられるようにならなきゃ!」
少しの間セリカが俺の背中に顔を埋めてもぞもぞした後、顔を離して俺の前に立った。
「決めた。大将、私強くなるわ。アンタを助けてあげられるように強くなる。だから、その、えっと、もっと私達を頼ってよね!」
セリカは顔を真っ赤にしながらも真っ直ぐに俺を見ながら言った後、そそくさと家の玄関の扉を開けて入っていった。最後何かを言おうとして、言葉が出なかったんだな。
「さて、帰りに柴関ラーメンに行ってこよっと。」
一般男子
盾サーフィン仲間が出来て嬉しい。これを機にセリカと一緒に盾サーフィンするようになり、たまにシロコやノノミも混じってくる。
黒見セリカ
盾サーフィンを習得するのに苦労したが、一般男子と一緒に滑る為に頑張って習得した。
アビドス編での一般男子の戦ってる姿を見て、一般男子は自身がどうなってもいいと考えてることに気付いた。
なのでここから鍛錬して強くなる模様。
砂狼シロコ
思ってたより盾サーフィンは楽しかった。なので休日はサイクリングと盾サーフィンをするようになる。
一般男子との競争で全敗だったのでいつかリベンジする予定。
十六夜ノノミ
盾サーフィンはとても楽しかった。なので夜寝れない時は夜空の下で盾サーフィンするようになった。その時にパトロールしているホシノと会ったら一緒に滑る模様。
奥空アヤネ
盾サーフィンは苦手。一応滑れるようにはなったが皆がいる時以外滑らない。
小鳥遊ホシノ
気絶から復活した後は盾サーフィン講座に参加した。一般男子と競争したが、接戦の末負けた。
これで下り道は楽になると本人は喜んでおり、盾サーフィンで何かイベント起こせないかを考えてる。