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今回は短いです。
ゲーム開発部との出会い
盾サーフィン講座の翌日、珍しくモモトークでユズから連絡があったからミレニアムに来ているぞ。いよいよパヴァーヌ第1章が始まるのか。
この章で死ぬことは、まあ多分ないだろ!
「にしてもミレニアム広すぎるだろ、何で学園内で電車走ってんだよ。」
3大校の一つなだけあるわ本当。っとそろそろゲーム開発部の部室に着くかな。あんまりゲーム開発部には行ってないんだよな、ユズと会うのは大体ミレニアム以外だし。
「着いた着いた。ノックは3回してっと、ユズいるかー?」
「い、今開けますから!」
中からユズの声がするのと同時にゲーム開発部の部室の扉が開いた。ってあれ?先生が気絶してるな?
あぁそっか、才羽姉が投げたプライスステーションに先生が当たって気絶したんだったな。何でこの時アロナバリア発動しなかったんだろうな?昼寝でもしてたか?
「えっ?大将!?あ、これは違うんだよ、その、あれだよ!先生の寝顔を眺めてるだけだよ!」
俺に気付いた才羽モモイがあたふたしながら弁明してくる。俺何も言ってないんだけどなぁ。
「お姉ちゃん、全然説明出来てないよ。」
「言わなくても分かるぞ才羽姉妹、ゲームに負けて機器を外に放り投げたら先生に当たったから看病してんだろ?」
「何で分かったの!?」
原作知識です、とは言えないな。あっ、先生が目を覚ました。
「知らない天井だね。」
「あっ、目覚めた!?気が付いたか?君は運がいいな!」
「悪いの間違いだろ才羽姉。人が投げたプライスステーションが頭に当たるって滅多にないぞ?」
外の世界ではな。まあキヴォトスなら実はそこそこの確率で当たるぞ。
「急に変な喋り方しないで、先生が戸惑ってるでしょ。」
「へへっ、嬉しくってつい。先生大丈夫?このまま目を覚まさないかと思ったよ。」
「本当に良かったです。お姉ちゃんが窓の外に投げたプライスステーションが、偶然とはいえ先生の頭に命中した時は、このまま殺人事件の容疑者になってしまうかと思いました。」
「まあ後で病院に行くことをオススメしますよ先生。今は平気でも後で鼻水が出たり情緒不安定になることがあるからな。」
「お、大袈裟だよ大将。」
「大袈裟じゃないですよ先生?それで何ともなかった人が眠りについてそのまま永眠した人がそこそこいるんですよ?」
俺の話を聞いた瞬間に先生と才羽姉がギョッとした表情になったな。ちなみに会話に参加してないユズは俺の腕に抱き着きながら様子を見てるぞ。
「お姉ちゃんの代わりに謝ります。ごめんなさい先生。」
「ふーんだ!そう言うミドリだって、私がもしかして先生に当たっちゃったかも!?って叫んだ時、第一声は『プライスステーションは無事!?』だったじゃん。」
「そ、それは、私達ゲーム開発部の財産リスト第一号だし、思わず⋯⋯。」
「喧嘩すんな二人とも。才羽姉も先生に謝れ、癇癪起こしてゲーム機投げたのお前だからな?謝らないなら、ネルでも呼ぶか?」
「この度は私の癇癪でプライスステーションを投げてしまい、大変申し訳ありませんでした先生。なので、なので大将!どうかネル先輩だけは呼ばないで!」
うーん、惚れ惚れするような動きでの土下座だな才羽姉。ネルに怒られたくないもんな。
ちなみに俺も前に才羽姉が投げた頭にプライスステーションが当たって気絶したぞ。その時は近くを通り掛かったネルに介抱されたんだよな。
そして才羽姉が投げたことを知ったネルは才羽姉を引き摺って鍛錬室に向かったんだよなぁ。何をしていたのかは聞いてないけど、まあ才羽姉の悲鳴が1時間くらい響いてたからコテンパンにされたんだろ。
「話がずれてしまいましたね。先生は、あのシャーレから来たんですよね?」
「うわっ!本当に!?じゃあ私達が送った手紙、読んでくれたんだ!もし読んでくれたとしても、本当に来てくれるなんて思ってなかった!」
「手紙って、あの手紙だよね?」
「そうだよ!じゃあ改めて、ゲーム開発部へようこそ先生!」
「よ、ようこそ。」
あ、ユズが喋った。先生は何回か見てるのに怯えてるな、まあロッカーに入っていないから成長したなユズ。
「先生に来ていただけて、嬉しいです。」
「自己紹介もまだだったね!私はゲーム開発部のシナリオライターの才羽モモイだよ!」
「よく作業をサボって期限ギリギリになることが多くて、ヒーヒー言ってる才羽姉だぞ。」
「ちょっと大将!もうちょっとマシな事言ってよ!」
才羽姉が両手を上げてプンスコしてるが無視してっと。
「否定しないんだねモモイちゃん⋯⋯。」
「私は才羽ミドリです。イラストレーターで、ゲームのビジュアル全般を担当してます。」
「姉とは違って礼儀正しい妹だぞ。ゲームの事になるとちょっとポンコツになるけどな。」
「ポンコツじゃないですよ大将!」
「うーん個性的な姉妹。よろしくねミドリちゃん。あとは、大将の腕に抱き着いて隠れてる子が部員かな?」
先生がユズの方を向いた瞬間、ユズは俺の腕に抱き着くのをやめて背中に隠れた。
「き、企画周りを、担当している、は、花岡ユズです。」
ひょこっと俺の背中から顔を出してユズは挨拶したけど、それを見た才羽姉妹は驚いていた。
「「ユ、ユズが初対面の人でもロッカーに隠れてない!?」」
「た、大将と一緒なら、平気だから。」
「へぇー!そうなんだそうなんだ!ユズちゃん可愛いね!」
ユズの様子を見た先生は何故かニヤニヤしてるし、才羽姉はニヨニヨしてる。今度ゲーセンで会ったらボコボコにしてやろうかな。
「何か大将が変なこと思い付いてる気が!?まあともかく、私達がミレニアムサイエンススクールの、ゲーム開発部だよ!」
最初見た時は、ゲーム開発部が世界の命運を何度も握る事になるとは思わなかったなぁ。
「よしっ!じゃあ先生も来たことだし、『廃墟』に行くとしよっか!」
おーい説明足りてないぞ才羽姉。
「廃墟?ごめんね、もうちょっとだけ詳しく状況を説明してもらっていいかな?」
「あ、じゃあ最初から順に説明するね。えっと、まず私達ゲーム開発部は今までずっと、平和に16ビットのゲームとかを作っていたんだけど。ある日、急に生徒会から襲撃されたの!」
「⋯⋯これツッコんだ方がいいかな?どう思うユズ?」
「モ、モモイが一生懸命話してるから、気にしない方が、いいよ大将。」
「昨日には、生徒会四天王の1人であるユウカから最後通牒を突き付けられ「最後通牒?」それはね先生。」
ん?ゲーム開発部に誰か来るな?
「それに関しては、私から直接ご説明しましょうか?」
「「こ、この声は!?」」
おおう流石双子、びっくりするリアクションがピッタリ合ってるな。
「こんにちは、大将と先生。」
ユウカがニコリと笑って俺と先生に挨拶しながら部室に入って来た。ユウカと会うのは約1週間振りくらいかな。
「出たな!生徒会四天王の1人!『冷酷な算術使い』の異名を持つ生徒会の会計、ユウカ!」
何か才羽姉の説明の仕方だと、ユウカの背中にバアァァン!という効果音が付きそうだな。
「勝手に変な異名を付けて、人をモンスターか何かみたいに呼ばないでくれる?失礼ね!」
「才羽姉、異名の説明が足りてないぞ?冷酷な算術使い、またの名をミレニアムオオフトモ「たぁ〜い〜しょ〜う?」モブフッ!?」
いきなり視界が真っ暗で息苦しい!?何かいい匂いするし顔が柔らかい感触に包まれてる?まさか!?
「うわっー!?大将がユウカに捕まった!?でも何で自分の胸に大将の頭を抱き寄せてるの!?」
「わぁ!ユウカちゃん大胆だね!」
「アビドスの件についてユズやネル先輩、リオ会長から聞いたので、大将にお仕置きと変な異名を言った罰も兼ねてるからよモモイ。」
く、苦しい!?ユウカ思ってた以上に力が強くて離れられない!?まさか戦闘力上がってる!?
「ネル先輩と一緒に鍛え直しているんです。会えなくて少し寂しかったんですよ?なので大将の温もりと匂いを感じる為に、そしてお仕置きも兼ねて抱き締めてるんです。ふふっ、かんぺき〜!」
「「ユ、ユウカが色ボケしてる!?」」
「わ、私も、負けられない!」
ふむおっ!?背中に抱き着いてたユズが更に力を込めてきた!?張り合うなよ!
「両手に花、じゃなくて前後に花だね大将!」
見てないで助けて先生!あ、そろそろ意識が落ちる。
「会えなかった分、いっぱい構ってもらいますからね?」
こんなパヴァーヌ開始の仕方あるのかよ、泣けるぜ⋯⋯。
一般男子
モモトークでユズから来てほしいと連絡があったためミレニアムに来た。ゲーム開発部とはゲーセンで遊んだり料理を届けたりしてるので割と交流している。
ユウカに抱き締められ、混乱しながら気絶した。
先生
原作通り、ゲーム開発部から手紙が来たのでミレニアムに行き、モモイが投げたプライスステーションに当たってゲーム開発部に運び込まれた。
一般男子が青春してるシーンを見るとニヤニヤする。
花岡ユズ
モモイとミドリがシャーレに手紙を出したので、念のため一般男子に連絡した。一般男子がいればロッカーに隠れることはない。
ユウカの行動に少し対抗心を燃やしている。
才羽モモイ
原作通りゲーム機を窓から放り投げた。それが先生に当たった瞬間に急いで先生を回収してゲーム開発部に運び込んだ。
一般男子にも前に一度同じ事をしており、ネルにこっぴどく怒られてる。一般男子とはゲーセンやオンラインゲームをする仲。
ユウカの一般男子への行動を見て、ユウカは頭でも打ったんじゃないかと心配している。
才羽ミドリ
原作通り先生よりも先にゲーム機を心配した。一般男子とはモモイと同じような感じの仲。たまに1人で一般男子の店に行ったりする。
ユウカの一般男子への行動を見てあわあわしていた。
早瀬ユウカ
ゲーム開発部の近くを通り掛かった時に一般男子と先生の声が聞こえてきたのでやって来た。
アビドスの件で、自分だけ留守番で少し寂しかったので今回の行動を取った。一般男子を甘やかしたいと思ってる。