Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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たとえどんな所でも、貴方の元へ

「さて、どうやって立ち回ればなるべく死なずに済む?いや、無理だな。」

 

朽ちたガーディアンのせいで上半身は裸だから防御力はほぼ0、スマホはぶっ壊れたから連絡も取れない。

 

で、小型ガーディアン達は全部で20体か。中位が15体、極位が5体だな。下手に体力減らすと攻撃パターンが変わって面倒くさくなるが、そこは変わってこないのを祈るだけか。

 

中位のガーディアンは装備を2つ、極位のガーディアンは装備を3つ付けてるから分かりやすい。

 

「まずは『チカラ薬レベル3』を飲んでと。時間掛けたら攻撃の物量で押し負ける。」

 

ガーディアンで一番厄介なのは、遠距離レーザー砲でも近距離での武器攻撃でもない、体力の多さだ。

 

朽ちたガーディアン達なら、放ってきたレーザーをガードジャストで跳ね返していれば終わるのに。

 

「『バクダン矢』でまとめて攻撃は出来ない、煙が舞い上がって視界が悪くなる。向こうは視界が悪くてもお構い無しでこっちを把握してくるしな。」

 

視界が悪い中での回避は難しい、外なら風とかですぐに煙が晴れるけど、今は室内だからな。

 

ガーディアン達が装備している剣、槍、大剣、どれ喰らっても一撃、もしくは二撃で死ぬなこれ。

 

「けど、何とかするしかねぇよな!こいつらが外に放たれた瞬間にこの世界が終わる、そんなことは絶対にさせねぇ!かかってこいやぁ!」

 

自分を激励する意味も込めて大声で叫んだ瞬間、小型ガーディアン達は一斉に俺をロックオンして向かってくる。

 

その途中でガーディアン全員がレーザー砲を放ってくる。けどな、それは読み通りなんだよ!

 

「最初は雑にレーザー砲、ゲームの時と変わってなくて安心したぜぇ!」

 

自分に当たる砲撃だけを装備している『ゾーラの盾』でガードジャストして跳ね返す。当たらないやつは無視だ!

 

これで怯む個体とそのまま突進してくる個体に別れた。なら『ゾーラの剣』を装備して『サファイア』をスクラビルド、そして突進してくる個体の中に突っ込む!

 

「引き付けたところで、回転斬りだぁ!」

 

ガーディアン達がいるど真ん中で回転斬りをする。するとスクラビルドした『サファイア』の氷結効果でガーディアン達が凍結する。

 

その後すぐに凍結していない個体を剣で攻撃して凍らせる。遠くにいる個体は『氷の矢』を放って凍らせる。

 

「よし、これで全個体凍結したな。こっからは時間との勝負!」

 

凍結が解除される前になるべく多くのガーディアンを倒さないと、急いで『ゾーラの槍』に『白銀ライネルの刃角』をスクラビルド。

 

そして自分に『チュチュゼリー』をぶつけてずぶ濡れ状態に、こうすることで『ゾーラの槍』の攻撃力は倍になる!

 

「まずは一番近いガーディアンに攻撃!オラオラオラオラァ!」

 

槍を構えた後に少し力を溜めて、凍結状態の中位ガーディアンに8連撃の突きを放つ。すると中位ガーディアンの身体から煙が上がった後、爆発四散した。まずは一体だな!

 

「間髪入れずに2体目に攻撃、そして3体目に攻撃!」

 

同様の手段で2体目と3体目に攻撃して爆発四散させた後、全個体の凍結が解除された。あと2体くらいは倒したかった。

 

「集中しろよ俺、勘を研ぎ澄ませろ⋯⋯今だ!」

 

俺の後ろにいる個体が大剣を横に払って俺の体を真っ二つにしようとしてくる。その瞬間に振り向いてバク宙で攻撃を回避する。

 

そしたら回避ジャストが起きるから超高速移動で攻撃してきた個体の懐に潜り込んで10連撃の突きを放つ。これで4体目!

 

「っ、『ゾーラの槍』が壊れちまった。そしてずぶ濡れ状態も無くなった。もうこの戦法は使えない。っと!?」

 

装備が壊れたのを見たガーディアンはすぐに俺に向かって突進して槍を突き出してくるのを咄嗟に『ゾーラの盾』を装備して受け止める。

 

くっ、意外と衝撃が強くてよろけちまっ!?

 

「あがっ!?く、クソが⋯⋯。」

 

よろけたのは1秒くらいなのに、別のガーディアンが俺の後ろに回って大剣で背中を斬りやがった!

 

妖精が俺の周りを回ってる、背骨を斬られた感覚があったら一撃死か、こういう戦闘時や集中している時は意識失わないのは助かる。

 

まあ意識を失った方が痛みは感じないんだけどな!意識がある場合は骨や筋肉や臓器諸々斬られた感覚が残り、痛みも妖精が回復させるまで感じる。

 

痛みは覚悟を持って耐えられる。そして痛覚遮断の技術も使えば何も問題ねぇ!

 

「テメェは大人しくしてろ!」

 

背中を斬ってきた個体に『黄チュチュゼリー』をぶん投げて痺れさせる。そしてまた槍を装備している個体は俺に突きを放ってきた。

 

「2度も喰らうかよ!」

 

盾でガードじゃなくて横っ跳びで回避、そして回避ジャストを発生させた後に兵士の剣にさっきのライネル素材をスクラビルドし、8連撃の剣撃を放つ。

 

けどこれじゃ怯むだけだから続けて踏み込んで横薙ぎ3連からの、回転して斬り上げを放つ。これで5体目!

 

「遠くにいる奴は何もして来ないのが気になるが、とにかく数を減らすしかない。」

 

痺れから復活した個体に『氷結の実』を投げ付けて凍結を⋯⋯って凍結が効かなくなった!?

 

他の個体に投げつけても凍結にならない、1回なった状態異常は効かないってか!?そんなの原作にないだろふざけんな!誰がそんな機能付けやがった!?

 

「そして動揺した隙を狙って攻撃かよ。まさか学習してんのかこいつら!?」

 

遠くにいる個体がレーザー砲を放ってきたからガードジャストで跳ね返す。けどガードジャストした後の隙を狙って別の個体が胴体と装備してる武器を回転させながら高速で突進してくる。

 

「舐めんな!それくらい読んでる!」

 

素早く体勢を整えて突進してくる個体の武器が当たる瞬間にもう一回ガードジャストする。

 

けど他の個体も同じように回転しながら突進してきた。数体はガードジャスト出来ない!やっぱりこいつら学習してる!

 

「どうするどうする!?」

 

何かないか辺り全体を見渡すと、部屋の支柱に引っ掛けられそうな窪みがあった。そこ目掛けてクローショットを放って回避するしかない!

 

「クローショットそう⋯⋯壊れてやがる!」

 

才羽姉妹を助ける時にレーザー爆発に巻き込まれたからか。って考えてる場合じゃない!早く回⋯⋯。

 

「ぐぼぁっ!?」

 

身体が3分割された感覚を味わった後、また妖精が俺の周りを回る。そして復活した後すぐに近くにいる個体に縦斬り、横斬り、斬り上げのコンボを喰らわせる。

 

攻撃を喰らった個体は逃げようとするけど、その前に黄チュチュゼリーをぶん投げて痺れさせてその場に留め、また剣の攻撃を喰らわせて爆発四散させる。

 

「はぁ、はぁ、やっと6体目。ガーディアン達はどんどん賢くなってやがる。」

 

電撃はもう使えないな、後は炎上と爆発。残りは隙を見て攻撃を叩き込むしかない、ったく学習するなんて聞いてねぇよ。

 

「このペースじゃ最低でもあと16回死なないと全滅させることは出来ないのか。」

 

しかもまた学習すんだろ?これはヤバいな⋯⋯。

 

「ガーディアン達は機械の目を点滅させ、武器を素振りして挑発してきてる。くっそムカつくなこんちくしょう。」

 

悪態付いても仕方ない、そういうのはガーディアンを殲滅させてからにするか。

 

「いいぜガーディアン達、俺は何度死んでも復活してテメェらをぶっ壊してやるからな?」

 

改めて剣と盾を構える。中位ガーディアン、極位ガーディアン、ペロロ人形、全てぶっ壊さないとな!

 

⋯⋯ん?ペロロ人形?見間違いか?いや居るわ!?思わず二度見したけどいつの間にかペロロ人形が居て踊ってんだけど!?

 

何かガーディアン達もペロロ人形を二度見してんだけど!?

 

「大将!」

 

「えっ?ヒフミ!?何でお前がここにいるんだよ!?」

 

ヒフミの声が聞こえた瞬間、銃撃の音が聞こえ一番奥にいた極位ガーディアンが煙を上げて爆発四散した。

 

それと同時にヒフミが駆け寄って来る。何で?どうして?助けが来るにしても早すぎるぞ!

 

「無事でっ!?ごめんなさい、もっと早く駆け付けて来れば!」

 

ヒフミが俺の上半身を見た瞬間に何があったのか察して悔しそうな表情になった。いやいや、駆け付けるの早すぎるからな!?

 

「嫌な予感がしたので全速力で駆け付けたんです。もう大丈夫ですからね大将、あの機械達は私が倒しますから。」

 

ヒフミはニッコリと笑ってガーディアン達の方を向く。いや無謀だ!そんなことしたらヒフミが死ぬぞ!?

 

「いやそれより早く逃げろヒフミ!あいつらはヘイローがあっても耐久力は関係ないんだぞ!来るならもっと人を呼んで遠距離から安全圏「少し黙ってください。」ひ、ヒフミ?」

 

な、何だ?ヒフミから目に見えない何か溢れてる?ヒフミから感じる威圧感が凄くなってる?

 

「私はちょっと行動範囲の広い普通のトリニティ生徒です。平凡で大した個性も無い普通の生徒です。」

 

「嘘つけコラ。」

 

やべ、思わず声出ちまった。

 

「だけど!好きなものを思う気持ちは誰にも負けません!それは物だけじゃありません、好きな人を思う気持ちもです!」

 

「私は大将が好きなんです!美味しそうにご飯を食べる姿、鍛錬してる時の凛々しい姿、顔を赤くして慌ててる姿、まだまだありますが、とにかく好きなんです!」

 

「そしてハッピーエンドが好きなんです!だから、苦しんでる大将を助けたい!あの時のように、私を助けてくれた大将を今度は私が助けたいんです!」

 

「だから!どんなに大将が遠くに行っても、私達は必ず追い掛けて連れ戻します!どんな所でも、私達は必ず大将の元へ行きます!大将が、普通の男の子になれるように!」

 

ヒフミから段々何かのオーラが出てきてる!?一体何が起きてるんだよ!?

 

「見ててくださいね大将、これが私の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神秘解放!!」




一般男子
物量で迫られると対応出来なくなるのが弱点。ある程度戦闘力が拮抗する敵の場合はそれが顕著に出る。

ヒフミの宣言を間近で聞いて、これ告白じゃないの?と感じており、困惑している。



阿慈谷ヒフミ
皆が動く前に行動開始してたので早めに駆け付けることが出来た。廃墟工場に入った後ロボットが道を塞いで来たが、全て蹴散らしてきた。

一般男子がここで死ぬかもしれない、もう会えないかもしれない、他にもあるが色々な想いが爆発したので告白まがいな事を大声で言った。

ちなみに先生達とは会っていない。


黒服
一般男子の様子はドローンで観察しており、大きなスクリーンに映像を映して見ている。

ヒフミが来てから少しずつテンションが上がり、告白まがい宣言の時は興奮、神秘解放の時は雄叫びを上げながら興奮のあまり立ち上がった。


ヒフミ以外の一般男子を慕っているメンバー
リオの連絡を受けてユズ、ユウカ以外が廃墟工場へ向かっている。


神秘解放
この世界線独自の要素。想いが爆発した時に発生する現象、戦闘力を大幅に引き上げる事が出来る。

個人の特性や性格によって特に上がるものがある。ヒフミの場合、行動速度、命中率、回避率が大幅に上がる。

好きなものはどんな所にあっても、どんな困難があっても必ず手に入れる。というヒフミの想いが反映されている。


『白銀ライネルの刃角』
ティアキンに出てくる素材、白銀ライネルという敵を倒した際に拾える素材であり、スクラビルドするとかなり高い攻撃力を付与する事が出来る。


『ゾーラシリーズの特性』
ティアキンでは、自身がずぶ濡れ状態だと弓以外の武器の攻撃力が倍増する特性がある。


Q.武器や防具、アイテムが壊れたらそれっきりなの?
A.しばらく使えなくなりますが、時間が経てばまた使えるようになります。


Q.ガーディアン達が学習したり状態異常耐性が付いてるけど、これはオリジナル?
A.オリジナルです。原作にそんなものないのでご安心を。
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