Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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評価、感想、お気に入り、ここすきありがとうございます!

今回はR-15描写(グロじゃない方)ありなので注意。


無茶した代償②

「⋯⋯何か酷い夢を見た気がする。こっからの行動でバッドエンド一直線ってマジかよ。」

 

夢から目が覚めると自分の家の寝室の天井が見えた。ネルに気絶させられ、家に運ばれたのか。何日気絶してたんだ俺?

 

夢の内容はもの凄いリアルだった。あれは夢だからと無視しては駄目だ、直感的にそう感じた。

 

今は夜か。変な時間に目が覚めたんだな。

 

「ナギサ達が監禁するって言ってたけど、取り敢えず起き、あれ?体が重い?」

 

何か起き上がれない?誰か俺の上に乗ってるな?けど布団が被ってるから誰が乗ってるか見えない。

 

足を使って起き上がった後、体を揺すって布団を避けると、俺をガッチリとホールドした状態で眠ってるユズがいた。

 

「両手両足は、縄で縛られてますね知ってた。ユズ以外の甘い香りがするから他に誰か居るなこれ。」

 

左右を見ると右側にヒフミ、左側にチナツが居て、二人とも眠っていた。

 

というより、何で3人とも下着しか身に着けてないんだよ!?パジャマとか着ろよ!?

 

「目が覚めたみたいですね大将。」

 

目のやり場に困ってると扉を開いてナギサが部屋に入って来た。いや、ちょ、何でナギサも下着なんだよぉ!?

 

「な、ナギサ?何で下着姿なんだ?風邪引くからパジャマとか服とか着よう、な?」

 

「クスクス、狼狽えてますね大将。無茶をするなと何度も言っても聞かない大将がいけないのですよ?」

 

目のハイライトは、消えてない!?むしろギラギラ目を輝かせてるんだけど!?しかもナギサは妖艶な笑みを浮かべながら少しずつ近付いてくる。

 

月明かりが入って来て、それに照らされたナギサの姿は美しかった。白色の素人でも見てわかる高級そうな下着を身に着けているナギサから目線を逸らせなかった。

 

「大将、熱い目線で見られると少し照れますよ?出来れば言葉にしていただけると嬉しいのですが。」

 

「ボキャブラリーがないから勘弁して、美しいとしか言えないんだよナギサ。」

 

「それだけで充分です。」

 

はっ、危ない危ない。ナギサの美しさで思考が停止してた。このままここにいれば、俺の貞操が危ない!

 

「ナギサ?念のため聞くけど、これから一体何をするおつもりで?」

 

「フフッ、言わないといけませんか?大将の貞操を奪いに来ました。」

 

「でっすよねーー!!」

 

これは逃げないと!『フロルの風』は対策されてそうだから使えない!というより拘束されてるからそもそも使えなかった!

 

「ナギサ、話し合おう!話し合えば分かり合えるはずだ!な?落ち着こう?落ち着いて?落ち着いてくださいお願いします!」

 

「フフッ、何を言ってるのですか大将?私は落ち着いていますよ?落ち着いて考えた結果、大将を性的に襲おうとしているだけです。」

 

落ち着いて考えた結果出る結論じゃねえだろそれ!『トーレルーフ』で逃げ、いやここで『トーレルーフ』使ったらあの夢の二の舞になる!

 

そうこう考えてる間にもナギサが近付いてくる。ならここはあの移動方法で!

 

「⋯⋯んぅ。」

 

「ナイスタイミングでの起床だユズ!ユズのホールドが緩まったから体を揺らして振り解く!」

 

ユズはこてんとベットの上に転がった。そしてナギサが迫ってくる方向の反対側に向かって飛び降りる!

 

「ぐえっ、何とかベットから脱出出来たぞ。」

 

「ですがそこからどう逃げるんですか大将?両手両足は拘束しているので歩くどころか、立ち上がる事は出来ない筈です。ゴロゴロ転がって移動するおつもりで?」

 

「ふっふっふ、甘いなナギサ。両手両足拘束されても、ゴロゴロ転がって移動する以外に動く方法はあるんだぜ?」

 

まずは寝転がった状態から体育座りの状態になる。そして、両足を上げて、尻の筋肉だけで移動する!

 

これぞ『ケツだけ歩き』だ!この移動方法を発明した某5歳児は天才だ、本当にありがとう!これでここから逃げれるぞ!

 

「フハハハ!このままナギサ達が落ち着くまで逃げ「そんな速度で逃げれると思ってる大将は可愛いですね♪」オゥ!?」

 

急に背中に柔らかい感触ががが!この匂い、ヒフミか!?

 

「ヒフミさん、大将をベットに寝かします。大将の体を持ってください。」

 

「はい、ナギサ様。あーむ♪」

 

「ヘアッ!?」

 

左耳を甘噛された!?思いもよらない刺激でびっくりしてたらヒフミとナギサによって体を持ち上げられ、ベットに戻された。

 

ヒフミ以外のチナツとユズも完全に目が覚めてるし!目のハイライトは皆消えてなくてギラッギラ輝いてるし!ハイライト消えるよりも怖いんだけど!?

 

うわぁ、四方からふんわりと甘い香りが漂ってくる。待て待て皆は風呂とかに入ってたと思うけど、俺入ってないんだぞ!

 

「ご心配なく、大将の身体は清めてありますので。勿論その時に下の世話もして、清潔にしてありますよ?」

 

「それなら安心、じゃなくて見たのかよ!?」

 

「えぇ、それはもう立派な。大きさは少々小さい気がしますが、そんな事は気にしません。」

 

もう、どう反応すればいいか分からないよ。

 

「両足の拘束は解きましょう。これからする事では邪魔にしかならないので。」

 

「無茶する、大将が、いけないんだよ?だから、体に分からさせるしか、ないの。」

 

「皆さんと話し合った結果です。これから大将が無茶をする度にこうして襲います、流石に皆一斉に襲うと大将の体が保たないので順番になりますが。」

 

これ本格的に襲われる!?何でこうなるんだよ!?ただちょっと生徒を庇ったり、捕らえられてるのを助けたりしただけじゃん!

 

あばばば、視線を何処に動かしても誰かの下着姿が映る。全く経験の無い俺には刺激が強すぎる!こういう時はキャパオーバーで気絶したりとかするのが普通だろ!何でしないんだよ俺の体!?

 

ヒフミはナギサと同じ色の白色の下着だけど、ちょっとフリフリがついて可愛らしさがある。チナツは赤色の下着で大人っぽい感じ、ユズは薄水色でちょっと子供っぽい下着だった。

 

こうして見ると皆色っぽ⋯⋯いや何してんだ俺!?冷静に観察してる場合じゃねぇだろ!

 

「これでもう逃げられませんね♪」

 

「ちなみに『トーレルーフ』で逃げようとしても無駄ですよ大将、ベットがある部分の天井に少し細工をしましたので。」

 

チナツがそう言ってきたから暗闇に慣れた目で天井を見ると、何かデコボコしてる!?

 

『トーレルーフ』はデコボコしてる所だと発動出来ない事がある、一回見せただけでもう対策されんのかよ!?

 

「その焦り方、対策は正解ですね。さあ大将、今度こそ私達の愛を受け取ってくださいね?」

 

ナギサは慈しみと愛情が混ざった目で俺を見つめながら段々顔を近付けてくる。だ、誰か助けてくれーーー!!

 

「ヒフミさん、チナツさん、ユズさん、待っている間は大将の耳元で囁き続けましょう。フニャフニャにして差し上げてください。」

 

「分かりました、では。」

 

「「「「大将、お時間いただきますね?」」」」

 

「う、うわあああああぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「うぅ、太陽が黄色い⋯⋯。」

 

皆を起こさないようによろよろとベットから這い出る。し、死ぬかと思った。『かんばり薬』がなければヤバかった。天国と地獄を同時に味わった気分だよ。

 

「ハートの最大値が1個増えた気がする⋯⋯。」

 

取り敢えずシャワーを浴びたい。身体中がペタペタするから洗い流したい。着替えを持って脱衣所に行って、着替えを置いてタオルを持って浴室の扉を開けてと。

 

「ん?大将も風呂入りに来たのか?」

 

「身体中がペタペタするからなネル。あとシャキっとしたいから。」

 

「相当絞られたんだな。まあそんだけ大将が無茶したって事だ。次無茶したらあたし達が襲うからな?」

 

「勘弁して、ってネル!?何でお前ここにいるんだよ!しかも何でタオル巻いてないんだよ!?」

 

気が付かなかったけど、隣でネルがシャワーを浴びていた。浴室はナギサが改装したからシャワーを浴びれる場所は3箇所あるぞ、軽い銭湯だなこれ。

 

「体洗うのにタオルなんか必要ねぇだろ。ましてやあたしみたいな貧相な体に興奮する奴なんか、いや大将は興奮するんだったな。」

 

ネルはちょっと恥ずかしそうにしながら俺の体をじろじろ見ていた。絞られた後じゃなければ興奮していただろうな。

 

「それにしても、4箇所にキスマークがあるぞ大将。鼻の部分はナギサ、喉の所はヒフミ、両手首はチナツとユズだな。んじゃあたしも付けるか、これくらいなら大丈夫だろ。」

 

ネルはニシシと笑いながら俺に近付いて背中に回った。そしてチュッという音が浴室に響いた、これ背中にキスされたのか!?

 

「背中にキスする意味は自分で調べろよ。じゃ、あたしは上がるからな。思ったより恥ずいぞこれ。

 

⋯⋯⋯⋯取り敢えずシャワー浴びてご飯食べよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後シャワーを浴びて着替え、朝食を作ってると皆降りてきた。ツヤツヤしてますねぇ、俺はゲッソリしてるけどな!

 

俺の顔を見た瞬間、ナギサは微笑み、ヒフミは恥ずかしそうにそっぽ向き、チナツは顔を赤くして俯き、ユズはアワアワしていた。

 

「おもしれぇ反応だな。でもあたしも当事者になったら、ああなる気しかしねぇ。」

 

ネルはナギサ達の反応を見て何とも言えないような表情で朝食を食べている。先にネルの分を作って渡しているからネルは朝食を食べてるぞ。

 

「あら、インターホンが鳴りましたね?私が出ます。」

 

インターホンに気付いたナギサが玄関に向かう。料理してると気付かないんだよなぁ。

 

「おはようナギサちゃん。あれ?何か最初に会った時と雰囲気が違うような?」

「おはようございます先生。えぇ、昨日はとても大事な経験をしましたので。」

「そうなんだ!大将って起きてる?」

「起きていますよ。折角いらしたので朝食を食べて行かれますか?」

「お願いしようかな!」

 

多めに作っておいて良かったな。先生の分もきちんとあるから作り直さなくて済む。

 

ナギサに案内されて先生が居間に入って来る。目元に隈が出来てる、徹夜したのか?

 

「おはよう大将、ネルちゃん、ヒフミちゃん、チナツちゃん、ユズちゃん、わぁいい匂いだね!」

 

「おはようございます先生、多めに作ったから先生の分もありますよ。」

 

テーブルに配膳してネル以外の皆が席に座り、朝食を食べ始める。味は、普通だな。

 

「美味しい!大将って料理上手だよね?」

 

「人並みですよ先生。柴大将に比べたら全然です。」

 

あの人はラーメン以外の料理も美味しく作れるからなぁ。どれだけ修行したんだか。

 

「ねぇ大将、聞きたい事があるの。」

 

「⋯⋯その真剣な表情、何となく聞きたい事は分かってます。でもそれは朝食を食べ終わってからでいいですか?」

 

あの夢の内容通りなら、皆が居て墓石の前で説明した方がいいな。ここで説明したら余計なすれ違いを生む可能性があるし。

 

「分かった。」

 

それにしても、先生は意外と食べるんだな。チナツやユズがドン引きするくらいご飯食べてるぞ、軽くおかわり5杯くらいしてるし。

 

そうして朝食を食べ終わり、片付けも済んだところで先生と皆を連れて庭にある墓石に向かう。

 

うん、よく手入れされてるな。日替わりで皆が手入れしてくれてるからほんとありがたいよ。

 

「大将、この墓石は?」

 

「この墓石はアリウス自治区というところから来た生徒達が眠ってる墓石ですよ。さて、先生の聞きたい事、俺が生徒を殺した事があるかどうかですよね?」

 

俺の言葉を聞いた先生は頷き、ナギサ達はいつの間にか俺の近くに来ていた。俺を守れるように近付いてくれたのかな?

 

「先生、魂の状態だけで成仏出来ずに泣いている生徒を、苦しまずに逝けるように成仏させる事は、殺人になるのでしょうか?」

 

「どういう、ことなの?」

 

「順を追って話します。先生はアリウス自治区について知ってますか?」

 

俺の質問に先生は首を横に振った。知らないのが普通だから申し訳なさそうな表情しなくていいぞ先生。

 

「簡単に言いますと、あるクソババアが統治している自治区です。アリウス自治区への行き方は俺も知りません。」

 

カタコンベを通って行けるみたいだけど、謎を解き明かさないとアリウス自治区に行けずに永遠に迷うからな。

 

前に行った時は事故でたまたま流れ着いたからな。

 

「クソババア、ベアトリーチェの事だよね?」

 

「そうです。そしてあのクソババアは、アリウス自治区に住んでいた生徒を強制的に兵士として教育しています。教育方法は、胸糞悪すぎるので聞かない方がいいと思います。」

 

クソババアのやり方は教育とは言えないと思う。単なる虐待だろあれ。

 

「強制的に兵士にする教育、パンと野菜クズが入ってるだけのスープのみと言ったお粗末な食事、隙間風が入り込みボロボロの建物での暮らし、それを何年も、どうなるかは想像出来ますよね先生。」

 

「⋯⋯⋯⋯そんな生活、死んじゃうよ。」

 

「その通り、しかもクソババアは生徒を使った極悪非道な実験までしている。それで死んでしまったアリウス自治区の生徒の魂がここに流れ着くんです。」

 

厳密にはアリウス自治区のある場所に行くと俺の住んでる建物の庭に辿り着くんだけどな。

 

「死んでしまった生徒は蘇生出来ません。なら、最期くらいは食べた事の無い温かい食事、甘いスイーツ、美味しい物をお腹いっぱい食べさせてあげたいじゃないですか。」

 

俺はどんな生徒でもお腹が空いてたらお腹いっぱい食べさせてあげたいんだ。ヘルメット団だろうが不良だろうがスケバンだろうがな、前にやってきた伝説のスケバン(・・・・・・・)と呼ばれた生徒は元気かなぁ。

 

だから俺は美食研究会の奴等は嫌いだ。食べれる食材とかあるのに美味しくない料理だからといって店を爆発四散させる。テメェらの都合で大量の食べ物を粗末にするんじゃねえよ。

 

「そうして、苦しまずに逝けるように成仏させる。この庭にある墓石は、そうして成仏させたアリウス生徒達が眠っています。」

 

「最終的に生徒を成仏させたのは俺なので殺人と言われてもおかしくありません。でも、苦しんで逝く生徒を放っておけなかった、これが真実です。」

 

俺がそこまで言うと先生は墓石の前まで歩いていき、しゃがんで両手を合わせて目を閉じていた。

 

「この墓石に書かれてある名前の生徒全員を大将は成仏させたんだね。辛くなかったの?苦しくなかったの?」

 

「正直に言うと辛かったですよ。でも、成仏した生徒達の方がもっと辛くて苦しい思いをしてたんだ。そう思えば、いくらでも耐えれます。」

 

俺がそう言った瞬間、皆が抱き着いて来た。ちょ、いきなりどうしたんだよ!?

 

「1人で何でも抱え込んじゃ駄目だよ大将、支えてくれる子達がいる事を忘れないで。話してくれてありがとね、じゃあ私はシャーレに戻るから。」

 

先生は立ち上がって墓石に向かって一礼した後、外に向かって歩いて行く。

 

「てっきり矯正局にブチ込まれるもんだと思ってたんですけど?」

 

「しないよそんな事。あっ、一つ言い忘れてた、ちゃんと避妊はするように!」

 

そう言って先生は去っていった。これは、バッドエンドルート回避でいいのかな。




一般男子
流石に両手両足拘束で4人相手では貞操を守り切れなかった。なので今後無茶をすると遠慮なく襲われるようになった。

ちなみに一般男子の家の浴室は慕っている生徒は勝手に使ってる。

先生
墓石の事、一般男子の思いを聞いてベアトリーチェが惑わそうとしていた事に気付いたので矯正局送りは無しにした。

この世界線の先生は本当に大人になったばかりなので原作やアニメ先生と比べて精神が幼い。

ベアトリーチェは絶対許さない。


桐藤ナギサ
一般男子の初めてを奪った。今度は二人きりでイチャイチャしたいと思っている。

一般男子の一般男子は最初小さいと言ったが、臨戦態勢になると予想以上に大きくなったのでびっくりしている。


阿慈谷ヒフミ、花岡ユズ、火宮チナツ
何がとは言わないがとても満足した。今度は別のシチュエーションで襲いたいなと思っている。

ヒフミは海で、ユズは夜空の下で、チナツは温泉旅館でと考えているらしい。


美甘ネル
今回はナギサ達に譲った。でも廃墟工場の件はとても心配したのでキスマークは残した。


キスマークの位置の意味(あくまで参考程度に)
・喉は相手への強い欲求を意味している。
・鼻は相手を大切にしたいという強い意味を持っている。
・手首は相手への強い好意を意味している。
・背中は相手の愛情を確認したいという意味を持っている。


『ケツだけ歩き』
クレしんの主人公がよくやる歩き方。極めれば両手両足縛られてても素早く移動出来るが、今回は部屋の中だったので呆気なく捕まってしまった。


『がんばり薬』
ブレワイとティアキンに出てくる薬。がんばりゲージというスタミナを回復する事が出来る。今回は本来の用途とは違う使い方をしている。


『ハートの最大値が増えた意味』
パワポケシリーズ伝統のシステム、ある事が起きると弾道というステータスが1上がる。この世界線ではハートの最大値が1増えた。何故それでステータスアップするのか⋯⋯。
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