実はこの世界線の先生は本当に大人として未熟なので、本来ならいずれかのバッドエンドになるヤバい世界線。
でも一般男子がバッドエンドルートになる部分を原作ルート、もしくはそれ以上のハッピーエンドルートに変え続けています。
「いいですか大将、おふざけは時と場所を考えてくれれば私からは何も言いません。ですが!あれは心臓が止まるかと思いましたよ!?何で逆さまの状態で窓から顔を出したんですか!?そのまま落ちたら大将は死ぬんですよ!?命を張ったおふざけはしないでください!」
大声をヒフミ、浦和、先生に出された後、部屋の中に入ったら額に青筋を何個も浮かべたヒフミに両頬を掴まれてベットの上で正座させられた。
浦和と先生はまだ固まってる、余程怖かったのかあれは?『大妖精のお面』も着けようと思ってたけど、これは着けなくて正解だったな。着けてたら撃たれてた気がする。
「聞いてますか大将!?反省していますか!?」
「聞いてるよヒフミ、アホな事をしてしまい申し訳ありませんでした。反省も後悔もしません!」
そう高らかに言った瞬間、更にヒフミの額に青筋が増えてブチッって音も聞こえたような気がする。ヤベッ、ちょっとふざけ過ぎたか?
「大将を反省するとみせて何も反省しない詐欺罪と私達の心を何度も傷付ける傷害罪で訴えます!理由はもちろんおわかりですね!?」
「貴方が傷付け傷付く痛みに隠れて泣いているのに自分自身の本心を騙してまで、自己犠牲をして私達の脳を焼いたからです!覚悟の準備をしておいて下さい!近いうちに皆で搾り取ります!監禁だってします!」
「救護騎士団本部にも問答無用で来てもらいます!慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は大馬鹿者です!甘やかし空間にブチ込まれる楽しみにしておいて下さい!良いですね!?」
ず、随分と凄味のある言葉だなぁ。というか皆で搾り取るとか言ってなかったか!?何十人で襲われたら流石に死ぬんだが!?腹上死なんか経験したくないんだけど!?
ヒフミの目を見ても嘘を言ってるように見えない、これはガチで襲われますね。未来の俺、頑張れ!
「ヒ、ヒフミちゃん落ち着こう。大将も反省してね!」
「わ、分かりました先生。じゃあ立ち上「何勝手に立ち上がろうとしてるんですか?そのまま正座していて下さい。」何でだよヒフミィ!?」
正座解除するなと言われたからそのまま続けていたらいきなりヒフミが後ろから抱き着いてきた!?あっ、風呂上がりなのか温かいしシャンプーとボディソープとヒフミ自身の香りが混ざってとても良い匂いががが!
「軽いお仕置きです。しばらくこの状態で悶えて下さい大将。ハナコちゃん、この部屋に来た理由についてお話ししていませんでしたね。」
「いえ、話さなくても大丈夫ですよヒフミちゃん。先生と一緒にこれからについてのご相談をしたかったんですよね?」
「その通りです。ハナコちゃんも相談があって来たんですよね?ですがどうして水着で来るんですか!?パジャマが水着ってどういう事ですか!?」
あれ?マジでヒフミは俺を抱き締めたまま話を進めるのか!?先生のニヤニヤしている顔と浦和の気まずそうな顔が見えないのかよ!?
視線で浦和に助けを求めたけど目を逸らされた。白洲や下江が来てくれないかな!?
「心が落ち着くんですよね。ですので私は、礼拝堂での授業にも水着で参加しましたよ?一度もっと、色々柔らかく考えてみましょう♪」
「(じゃあ大将の家にいて寝るときは水着でいた方が良いってこと!?でも学校指定の水着じゃ大将の気を引けないから前に買った大胆な水着なら、でも、あれは恥ずかしいし)あぅぅ⋯⋯。」
おいヒフミ、お前変な妄想してるよな?抱き締められてる部分が暑いんだけど!?
「ハナコちゃん、さっきの話の続きは今じゃない方がいい?」
「⋯⋯アズサちゃんの件、ですよね。いえ、大丈夫です。ヒフミちゃんも一緒に聞いていただければと思います。」
「じゃあ俺は席を外した方が「大将も一緒に聞いてくださいね。」なんでさ、まあいいけどな。」
俺は補習授業部じゃないんだけど?でも今後の動きに関わる可能性もあるから大人しく聞きますか。
「実はアズサちゃん、毎晩のように、何処かへ出掛けては夜明けまで戻って来ないことが続いていて。」
「そう、だったんですか。」
「最初は慣れない場所で眠れないのかと思ったのですが、そうではないようです。私は、アズサちゃんが夜にちゃんと眠っているところをほとんど見たことがありません。」
「確かに私も、アズサちゃんはいつも先に起きてますし、私より早く寝ていることも無かったような⋯⋯。」
原因は分かってるけど、言わない方がいいなこれ。アリウスの話をするのはまだ早い、下手に話すと浦和から怪しまれそうだ。現に怪しまれてるけど!
「アズサちゃんが一体何をしているのかは分かりません。ですがそろそろ、多少無理やりにでも寝かせてあげないといけないのでは、と。何だがアズサちゃん、どこか、凄く不安そうで。」
「どんな事情なのかは分かりませんが、どうにかその不安を少しでも軽減してあげたくって。このままですと、いつかは倒れてしまいます。」
「先生とヒフミちゃんも、ですよ?しっかり寝ないとダメです。」
「浦和の言う通りだぞ先生、ちゃんと寝てください。」
隈が出来てるのにファンデーションでそれを隠してるのバレバレなんだよ。いくら生徒大事と言っても睡眠はちゃんと取って貰わないと。
「ト、トッテルヨー⋯⋯。」
「⋯⋯浦和、この合宿期間中だけでいいから、先生が夜更かししていたら寝かせてやってほしい。」
いや本当4時間くらいしか寝てないんじゃね先生?こうやって浦和が心配してくれてるんだから、合宿期間中だけでもしっかり寝てほしい。
「それは大将にも言えるんじゃないの?」
「俺は大丈夫ですよ先生。心配し「大将、気絶以外でほとんど寝てないですよね?」ね、寝てるよちゃんと。7200秒くらい。」
俺がそう言った瞬間、後ろのヒフミから感じる怒気が増えた気がする。なんかヤバいからヒフミを振り解いてから離れる。
ベッドで寝てもすぐ目が覚めるんだよ。体が寝るのを拒否してるみたいな感じ、寝てる暇があったら鍛錬しろってことなのかねぇ。まあ幸い料理食えば寝不足の症状は治るからな。
「大将については後でじっくりとお話を聞きます。」
「少し話が逸れてしまいましたね。私が言いたいのは、確かに試験も大事ですが、ただ落第というだけです。体の健康と比べられるようなものではないと思いませんか?」
「⋯⋯普通だったらそうかもしれません。でも、ただ落第で済む話じゃないんです!あと2回、どちらの試験も不合格だったら。」
「退学なんです!私達は、トリニティを去らないといけないんです!もう正式発表が出てしまっているんです!」
⋯⋯ルールを元に戻せなかったのかナギサ。あのパテル派のクソトリカス共が!多分パテル派だけじゃなく、サンクトゥム派の生徒も巻き込んだな!
どうする?元々は停学だったって事を話すか?いや話しても信じて貰えるか怪しい、特に浦和は俺をあまり信用していないから、ここでナギサを庇うような発言をしたら更に不信感を増幅させるだけだ!
「退学、ヒフミちゃん、それはどういうことですか?そ、そんなこと、校則的に成り立ちません。退学は色々な手続きと理由が必要で、そんな簡単には⋯⋯。」
「ごめんねハナコちゃん、この補習授業部には色々裏の事情があるの⋯⋯。」
先生説明中⋯⋯。
「⋯⋯なるほど、そうだったのですね。全て不合格であれば、全員退学。この仕組み自体そもそもおかしいですが、なるほど、シャーレの超法規的権限が。」
「そういう事になるのハナコちゃん。しかも最初
「その後ナギサにも確認したんだけど、補習授業部創設時に全て不合格の場合は停学って言ってたけど、正式発表されたのは退学。余程補習授業部の子達を捨てたいんだね。」
「っ!?」
ヤバい、先生がナギサをちゃん付けで呼ばなくなった。先生はナギサを信用しなくなったのか!?クソっ、判断を誤った!もう補習授業部の前で、少なくとも浦和の前でナギサを庇えなくなった!
落ち着け、落ち着くんだ俺。ここで表情に出したら浦和に怪しまれる。ヒフミは、真剣な表情で思案してる。
「そう言えばハナコちゃん、本当は成績が良いんですよね?1年生の時に、3年生の難しい試験まで全部満点でしたよね!?」
ヒフミが浦和にそう尋ねた瞬間、浦和の表情が曇った。
「あの、ごめんなさい。模試の為に昔のテスト用紙を探す途中に、見付けてしまって。でもどうして今は、あんな点数を?わざと、ですよね?」
「⋯⋯ごめんなさい、知らなかったんです。失敗したら、まさか『全員退学』だなんて。いえ、知らなかったからと言って、許されるものではありませんよね。」
「先生にも、ヒフミちゃんにも、アズサちゃんとコハルちゃんにも、申し訳ないことをしました。ごめんなさい、先生。ヒフミちゃんもごめんなさい。」
浦和は先生とヒフミに頭を下げる。ヒフミから離れて正解だったな。
「い、いえ、その。」
ヒフミは戸惑いながら浦和の謝罪を受け入れた。俺空気になってきたから部屋から退散していいかな?
「ヒフミちゃんの言った通り、私のあの点数はわざとです。理由は、言えません。私の、すごく個人的な理由なので。ですが、それで皆さんが被害を受けてしまうのは望む所ではありません。」
「なので、安心してください。最低限、皆さんが退学にならないよう、今後の試験では頑張りますので。」
「ありがとう、ハナコちゃん。」
先生は浦和にお礼を言って頭を撫でていた。浦和は逃げようとしていたけど、されるがままになっている。
「いえ、先生にそこまで感謝していただくようなことでは。むしろ私が謝罪するべき事です。裸で手をつくだけで足りますでしょうか?」
「それは逆に止めてくださいハナコちゃん。今後頑張ってくださると聞けただけで私は安心しました!」
パジャマを脱ごうとする浦和をヒフミが慌てて止める。やるならせめて俺がいないところでやってくれよ浦和。
「ありがとうございます。ところで、この事実を知っているのは、ヒフミちゃんと先生と大将だけですか?」
「そうですね、私達以外はまだ誰も知りません。」
「となると、アズサちゃんの不安は試験に起因するものではなさそうですね。何か私がまだ知らない事があると。」
すると浦和は腕を組んで思考を組み立て始めた。そろそろ帰ろうかな。
「ヒフミ、先生、俺がここに来た目的について話してませんでしたね。勉強頑張ってる皆に差し入れを持ってきたので食べてください。」
「あっ、大将が何でここに来たのか聞いてなかった。わざわざ持ってきてくれてありがとね。」
「気にしないでください。あと出前も受け付けてるから店に連絡してくれれば届けに行きますよ。じゃあ俺は帰ります。」
「おやすみなさい大将、きちんと寝てくださいね!」
ヒフミの指摘に手を振って答え、部屋の窓から飛び降りて地面に着地する。
「「階段使って降りてよ!危ないから!」」
白洲や下江と鉢合わせたらどうすんだよ。さて、夜も遅いから急いで家に帰らないとな。
「(大将はナギサさんとかなり親しい。私達を不合格にして退学にさせる為に裏で動く可能性がありますね、シスターフッドに監視の依頼を出しましょうか。)」
一般男子
気絶や泣いて寝落ちした以外ではほとんど寝ていない、寝ても2時間経ったら起きてしまう。
以前はもっと寝れていたが、先生と会ってから寝れなくなっている。寝れない時は鍛錬したり、情報収集をしている。
先生
原作先生のように聖人君子ではない、ナギサに不信感を抱いている。
阿慈谷ヒフミ
原作とは違い、自分が補習授業部にいる理由については心当たりしかない、補習授業部のルールが変わった理由について薄々勘付いている。
浦和ハナコ
先生の事は信頼するようになったが、逆に一般男子を怪しむようになった。一般男子を信頼していないので、秘密裏にシスターフッドに一般男子の監視を付けるように依頼している。
ヒフミの大文字台詞について
有名なミーム台詞ネタ。でも実際本編では一言も言っていない。