Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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UA10万突破しました!見てくださってる皆様、本当にありがとうございます!

今回は先生Sideの話なので一般男子は出て来ません。


ゴールドマグロ輸送護衛依頼②

時は少し遡り

 

先生Side

 

今日は急に雨が振った影響で外で干していた洗濯物が全滅、洗い直してる最中に建物内が停電して洗濯機の蓋が開かない。

 

そして着る物が無くなったから、仕方なくスクール水着を着て停電が回復するまで体育館に集まることにした。

 

この歳でスクール水着を着たのは恥ずかしかったけどね!ハナコちゃんのスクール水着を借りて着たけど、ちょっと胸の辺りが緩い。コハルちゃんからはエッチ過ぎる!って言われたけど、しょうがないじゃん!

 

「(エッチなのは駄目、死刑、本当にあれはエッチ過ぎるでしょ!?)」

 

「(スクール水着で誘惑もあり、なのかな?大将には露出高い水着よりもこういう水着で誘惑した方がいいのかな?でも私は先生よりもスタイルは良くないし、どうやって誘惑すれば⋯⋯。)」

 

「(先生の胸のサイズはサオリ姉さんと同等でハナコよりは小さい。となると、ヒヨリは相当大きいんだな。)」

 

ヒフミちゃんは顔を赤くして何か考えてるし、多分大将の事を考えてるのかな?大丈夫だよヒフミちゃん!その姿で押し倒せば大将はイチコロだよ!

 

アズサちゃんは私の胸をじっと見つめている。そ、そんなにマジマジ見られると恥ずかしいかな。

 

「ふふふ、先生用のスクール水着も用意しておく必要がありますね♪」

 

「止めてねハナコちゃん、本当に恥ずかしいんだからね?」

 

20歳でスクール水着を着るのは少し恥ずかしいの!しかも皆の視線が私に集まってるし!

 

「あらあら、お似合いですよ先生♪」

 

「ううぅ⋯⋯。」

 

停電で何も出来ないからこうやっておしゃべりしている。部屋に戻って休んでもいいけど、こういう機会は中々無いからね。

 

「そう言えば今トリニティのアクアリウムで、ゴールドマグロという希少なお魚が展示されているらしいですね。」

 

「あ、私もそれパンフレットで見ました!幻の魚と呼ばれているんですよね?」

 

へぇー、ゴールドマグロかぁ。マグロの金ピカかな?ちょっと見てみたいかも。

 

「はい、どうやら近くの海で発見されたとか。見に行きたいのですが、入場料も安くないので⋯⋯。」

 

どれどれ、ゴールドマグロが展示されているアクアリウムの入場料はっと。うへぇ、入場料高すぎるよ!これならプラモデル買った方がいいよ!

 

「海、か。そう言えば一度も行ったことないな。」

 

「そ、そうなんですか!?一回も!?」

 

思い出したかのように呟いたアズサちゃんの言葉を聞いたヒフミちゃんは驚いていた。

 

私も海はそんなに行ってないかな。夏はリア充たくさんいるし、見ていて年齢=彼氏無し歴の私に対する当てつけか!って言いたくなるし。

 

「水着で街や学園の中を歩くのは別に、そこまで変なことじゃないですよ?そうですよね先生?」

 

「そんなわけないでしょ!?勝手に常識改変しないでっ!」

 

「ですがコハルちゃん、これは私がシスター達から聞いた話ですが、どうやらキヴォトスの何処かの無法地帯では、水着姿で覆面を被っている犯罪集団があるみたいですよ?」

 

えぇ、覆面水着団の名前はトリニティまで広がってるんだね。名前だけ先行して水着姿で覆面被ってると思われてるけど。

 

あっ、ヒフミちゃんが一瞬ビクッとした。補習授業部のメンバーには気付かれてないから大丈夫だよ。

 

「み、水着に覆面!?ド変態じゃん!?何それ!?っていうか犯罪者集団なんじゃん!そんなの何もしてなくたって、見た目からして既に犯罪よ!」

 

「そういう集団があるくらい、他の地域では普通なんですよ。ですからコハルちゃんも今度一緒に⋯⋯。」

 

「いやっ!何言い出すか分からないけど取り敢えず嫌っ!」

 

コハルちゃんはからかいがいがあるんだね。ハナコちゃんが楽しそうで何よりだよ。大将ならハナコちゃんの案に乗ってくれて一緒に水着で徘徊とかしてくれそうだよね。*1

 

「そう言えば、アズサちゃんはもっと、夜はきちんと眠った方が良いと思いますよ?」

 

「⋯⋯うん、今朝は寝坊して迷惑をかけてしまった。慣れない場所で寝坊なんて、これまでほとんど無かったのに。」

 

アズサちゃんはしょんぼりした顔で呟いた。慣れない場所でって言ったけど、つまり慣れてる場所なら寝坊したことあるんだね。

 

「もうここは慣れない場所じゃないからかもしれないな。」

 

「とにかく、もっとしっかり寝た方が良いです。深夜の見張りは減らしていただいて。」

 

「ん?見張り?何それ?」

 

見張りという言葉にコハルちゃんは反応したね。まあ普通なら見張りなんてしないもんね。

 

「ああ、毎晩夜中にちょっと見張りを「ハナコちゃんはアズサちゃんのことすごく心配してたよ?」そ、そうなのか?ごめん。実は見張りは言い訳で、ブービートラップとかを設置していたんだ。」

 

えぇ、何してるのさアズサちゃん⋯⋯。他の皆も困惑しちゃってるよ。

 

「ブービートラップ?どうしてそんな事を?」

 

「心配しないで、ここに悪意をもって侵入しようとするルートにだけ設置してるから。普通の生活をする上では、安全面に問題は無い。」

 

「(昨日のマリーさんの事を考えると、そうでも無い気がしますが。あれ?じゃあ大将もブービートラップに引っ掛かる筈ですよね?もしかしてまた無茶を!?」

 

「⋯⋯まあ、飛んでくる人の対してのトラップは仕掛けられないから大将は引っ掛ける事が出来なかった。流石大将、私もまだまだだな。」

 

アズサちゃんは何か大将を凄く尊敬しているんだよね。これ絶対アズサちゃんに対して大将は何かしてるよね!?*2

 

「なるほど、ですがそれならそれで教えてくれると嬉しいです。どうしても、心配しちゃいますから。」

 

「そうか、うん、これからは気を付ける。私のせいで、先生と皆が被害を受けるのは望むところじゃないから。」

 

「うんうん、アズサちゃんは優しいね。」

 

思わずアズサちゃんの頭を撫でちゃった。アズサちゃんは顔を赤くしてムスッとした表情を浮かべてる。

 

「なっ!こ、子供扱いしないで、先生。私は別に、そんなのじゃない。だってこの世界は、全てが無意味で虚しいものだ。だから、もしかしたら。」

 

「私は、いつか裏切ってしまうかもしれない。皆のことを、その信頼を、その心を。」

 

アズサちゃん、君はもしかして「と、大将を観察する前の私ならそう言うだろう。」へ?

 

「大将の事は数カ月前辺りからこっそり観察していたんだ。あっ、勿論大将にバレないように尾行技術を総動員していたぞ。あと顔がバレないようにガスマスクも着けてた。」

 

「何してるのよアンタは⋯⋯。下手したら不審者として通報されてるわよ。」

 

コハルちゃんの言う通りだよ。ガスマスクを着けている生徒が特定人物を尾行、立派な不審者だよ!

 

「そこで大将が色んな学園を飛び回ってるのを見たんだ。所属や学年、どれも関係なく交流してたり、助けを求めてる人を助けたりしていた。」

 

「大将は人を助ける度に傷付いていった。私は尾行している内に思ったさ、自分が傷付いてまで人を助けることに何の意味があると、虚しくないのかと。」

 

「そして、ある時に私と同じ考えを持っていたひm、ゴホン!生徒に大将は質問されたんだ。『そんなことして貴方に何の意味があるの?後悔とかしないの?虚しくないの?』って。」

 

ん?アズサちゃんは誰かの名前を言おうとした時に咳払いをして誤魔化そうとしたね。言ったらまずいのかな?

 

「『無意味かどうかは人から指図されて決めるんじゃなく、自分で考えて決める。後悔?後悔をしたら学びまた歩んでいけばいい。二度と過ちを繰り返さぬようにしていけばいい。』」

 

「『全ては虚しいなんて言うが、それは何かを成し遂げても目に見える形として残らずに消えるから何しても無駄だとという考えで言ってんだろ。けどな、大事な物なんて形の無い物だらけなんだよ。形無いからこそ、測れないからこそ意味がある。』」

 

「『想い、絆、経験、愛、どれも形が無いけど大事な物なんだよ。ま、これは俺の持論だけどな。じゃあ私達の事も助けてくれるのかって?当たり前だろ、必ず助けるから待ってろ!忘れるなよ秤ア』うおっほん!最後のは言っちゃ駄目なやつだから忘れてほしい。」

 

「「「「いや無理だからね(ですよ)!?」」」」

 

最後めっちゃ気になるんだけど!?どれだけ大将は生徒を助けようとしてるのさ!?

 

「けど、大将の行動を見て言葉を聞いて私は思ったんだ。私の虚しさというのは何も考えずにただ言われてきたのを受け止めていただけ。それは間違いなんだって、何かを変えるには行動するしかない。」

 

「だから私も色々な場所に行って経験を積もうとしたんだ、そしたらヒフミに出会えた、モモフレンズに出会えた、知らない場所を見れた、美味しいご飯を食べれた。ハナコやコハルや先生に出会えた。だから、今は虚しくなんかない。」

 

「アズサちゃ「だから私は大将を尊敬しているし、恩を返したい。裸になって押し倒して赤ちゃんを作ればいいのかな?」アズサちゃん!?」

 

最後とんでもないことブッこんでなかった!?

 

「な、何でそれで恩を返せると思ったのかな?」

 

「駄目なのか?私の家族に『大切な人で異性なら赤ちゃんを作れば恩を返せるよ。』と言われたんだか?」*3

 

誰なのアズサちゃんに変なこと吹き込んだのは!?

 

「えええ、エッチなのは駄目ェェェェェェ!死刑ィィィィィィ!」

 

「落ち着いてコハルちゃん、素数を数えて落ち着きましょう!2、4、8?」

 

「ハナコちゃんそれ素数じゃありませんよ!?ハナコちゃんも落ち着いてください!」

 

あーもう滅茶苦茶だよ!?誰かなんとかしてくれないかなぁ!?

 

「あっ、電気が。直ったみたいですね。」

 

「あ、雨もいつの間に!」

 

雨粒が建物に当たる音もいつの間にか聞こえなくなってた。本当に雨も上がったみたいだね。

 

「そうですね。では、もう一度改めて洗濯しましょうか。」

 

「うん、じゃあ、第1回水着パーティーはここで閉幕か。2回目も楽しみにしてる。」

 

「2回目とかないから!こんなの最初で最後だからっ!」

 

「でも意外と楽しかったよ。じゃあ2回目はスクール水着じゃない水着を着てやろうね!」

 

「先生!?」

 

コハルちゃんは何を想像したのかな?さっきよりも顔が赤くなってる。水着と言ってもTシャツと短パンの水着もあるからそういうのを着るつもりだよ?

 

と、コハルちゃんをからかいながら洗濯を終わらせる。今日の残りの時間は短いから勉強は無しで休息を取ることにした。そうやって1日が過ぎ⋯⋯。

 

「いいえ、まだです!このまま1日が終わりだなんて、そんな勿体無い事はさせません!」

 

急に跳び上がってどうしたのハナコちゃん!?皆びっくりしてるよ!?

 

「折角のお休みじゃないですか!みんな裸で交わったのに、このままはいお休みなさいだなんて「勝手に記憶を捏造しないで!裸じゃないから!」ともかく、このまま寝てしまうのは勿体無いです。まだ火照ってると言いますか、物足りないと言いますか。」

 

「具体的には?」

 

「うふふっ♡合宿といえば、やはり合宿所を抜け出すこと、それも一つの醍醐味だと思いませんか?さあ!今から皆でこっそり外に出て、お散歩しましょう♡」

 

「いいよ!」

 

合宿所を抜け出す、懐かしいね!部活をやってた時の合宿でも同じ事したよ!

 

「先生は分かっていらっしゃいますね♡トリニティの商店街は夜遅くまで営業している店も結構ありますし、食べ歩きとかショッピングとかも出来ます!」

 

「そ、そんなの校則違反じゃん!ダメっ!」

 

「細かい校則は知りませんが、結構皆さんこっそりやってると思いますよ?意外とそういう方周りにいませんか、ヒフミちゃん?」

 

「あ、はは。そう、ですね?」

 

ヒフミちゃんは気まずそうにハナコちゃんの質問に答えてる。ヒフミちゃんはブラックマーケットに行くくらいだからこっそりどころか堂々とやってるよね。それも大将の影響かな?*4

 

「ですが普段であればまだしも、今は補習授業部の合宿中ですし、良いんでしょうか?」

 

「遠出する訳でもありませんし、すぐそこですよ。コハルちゃん、いかがですか?楽しそうだと思いません?」

 

「えっ、と、きょ、興味はあるけど⋯⋯。」

 

コハルちゃんはおどおどしながら答える。大丈夫だよ、学生の内にこういうのは経験しないとね!

 

「はい、ちょっと行って戻って来るだけ大丈夫ですよ。さあ、皆さん「準備はできた、いつでも出発出来る!」あらあら。」

 

「アズサちゃん!?いつの間に着替えて!?」

 

アズサちゃんは行きたくてうずうずしてる。私も準備しないとね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリニティ 商店街

 

「うふふっ♡」

 

「あはは、来ちゃいましたね。」

 

体操着から着替えた後、合宿所をこっそり抜け出して夜の商店街に来ていた。この時間でも結構店は営業してるんだね。

 

「どうですか?もう既に楽しくないですか?禁じられた行為をしているというこの背徳感、そして同時に皆で一緒にしているからこその安心感、この二つが合わさって!」

 

「鼻息がちょっと荒いよ?落ち着いてねハナコちゃん!」

 

興奮を抑えきれないといった感じでハナコちゃんは早口で言ってくる。アズサちゃんは珍しそうに辺りをキョロキョロ見渡してるね。

 

「なるほど、深夜の街はこんな感じなのか。思ったより活気がある。」

 

「そうなんですよ、24時間営業の店も多いですし。」

 

「あれはスイーツショップ?24時間開いてるところがあるのか。あっ、喫茶店も開いてる。」

 

「ここからもう少し行くと、モモフレンズのグッズショップもあるんですよ。その向かいには限定グッズだけを取り扱う隠れたお店もありまして。」

 

「ふふっ、流石ヒフミちゃん、詳しいですね。」

 

ハナコちゃんの指摘にヒフミちゃんは目線を逸らした。ヒフミちゃんは結構色々な場所に言ってるのかな?

 

「うぅ、結局乗っちゃったけど、こんなところ万が一ハスミ先輩に見られたりしたらすっごい怒られそう。」

 

コハルちゃんはちょっと涙目になりながらオロオロしていた。ハスミちゃんかぁ⋯⋯。

 

「あら、そうなのですか?ハスミさんは後輩達に優しい方と聞いていましたが?」

 

「も、もちろん優しいわよ!?それに、文武両道、さいしょくけんび?で、品もあってすっごい先輩なんだから!で、でも怒る時はほんとに怖くて⋯⋯。」

 

「そういえば、前にハスミちゃんが本気で怒ると凄かったって、正義実現委員会の子が言ってたね。」

 

「う、うん。前に1回あって、私もその場にいたんだけど。」

 

コハルちゃんはビクビクしながら当時の事を説明していく、ハスミちゃんは身長が高いから威圧感あるよね。

 

「あら、それは激しいですね。一体何が?」

 

「エデン条約の件で、ゲヘナの首脳部と会議した時で。」

 

コハルちゃんの説明を皆で黙って聞いていく。ゲヘナ学園の首脳部かぁ、ヒナちゃんの風紀委員会の更に上部の組織だよね、癖ありそうだなぁ。

 

「それで、その会議自体ダメになって、それ以来ハスミ先輩、あんまりご飯も食べないから心配で。」

 

「そんな事があったのですね、ゲヘナの方々に怒るのも分かります、無理もありません。」

 

「でも、ハスミ先輩は色んな意味で強いから大丈夫!あるから自分との約束を守って頑張ってるし!」

 

凄い慕われてるんだねハスミちゃん。

 

「あっ、ここにもスイーツ店が。」

 

「なんだか食べ物の話をしていたらお腹が減ってきましたし、ここで何か食べましょうか。」

 

「あっ、ここの限定パフェすっごい美味しいんですよ!24時間やってるとは知りませんでした。今度大将と来ましょう!」

 

「パフェか、うん、悪くない。行こう。」

 

コハルちゃん以外のメンバーはスイーツ店に入って行く。コハルちゃん置いてくよ?

 

「え、えっ、ううっ、誰も見てないよね?」

 

コハルちゃんは辺りを警戒しながら小走りでスイーツ店に入って来た。なんか小動物みたいで可愛いね!

 

「いらっしゃいませ。」

 

「あはは、真夜中にスイーツ屋さんなんて、緊張しますが何だが凄くワクワクしますね。」

 

「確かに。ヒフミの言う通りワクワクする。」

 

レジ前に皆で行ってメニュー表を見る。どれも美味しいそうだね!値段はちょっと高いけど、皆気にしてないし、これがお嬢様学校なのかな?

 

「5名様でしょうか?ご注文をどうぞ。」

 

「えっと、あ、限定パフェってまだありますか?」

 

「ああ、申し訳ございません。限定パフェはちょうど先程、別のお客様が三つ購入されたのが最後でして。」

 

この時間にパフェを三つも!?そのお客様は大食漢なんだね!胃もたれしないのかな?私は二つまでしか食べられないなぁ。

 

「あ、そうでしたか。」

 

「一歩遅かったか、こんな時間まで狙われているなんて、侮れないな。」

 

「あら?せ、先生?」

 

補習授業部以外から声を掛けられたから、そっちの方向を見ると、限定パフェを食べているハスミちゃんがいた。

 

しかも今食べてるのに加えて空の容器が三つと手を食べる前のパフェが二つもある。どんだけ食べてるの!?

 

「は、ハスミ先輩!?」

 

「あら、それが限定パフェですか?何やらたくさん。」

 

ハスミちゃんは限定パフェを美味しそうに食べてる。か、カロリーとか大丈夫なの?

 

取り敢えず私はプリン、アズサちゃんとコハルちゃんはパフェ、ハナコちゃんとヒフミちゃんはケーキを頼んでハスミちゃんが座っているテーブルの近くに座る。

 

「先生、それに補習授業部の皆さん。」

 

「あ、ああぁぁぁぁ⋯⋯。」

 

コハルちゃんはこの世の終わりみたいな絶望した表情でハスミちゃんを見つめていた。どんだけ怖がってるのさ。

 

「ハスミさん、奇遇ですね♡あら、真夜中にパフェを三つも、そしてパフェ以外のスイーツも、確かダイエット中だと伺いましたが?」

 

「もぐ、こ、これはですね、もぐもぐ、その。」

 

ハスミちゃんはあわあわしながらもパフェを食べる手を止めない。スイーツ大好きなんだね、でも話しながら食べるのは行儀が悪いからやめようね?

 

「はい、心中お察しいたします。真夜中に襲って来た悪しき欲望に導かれて、ここまで来てしまったのですよね?」

 

「え、いえ、その⋯⋯。」

 

「そうして欲望のまま滅茶苦茶にしてしまった後、理性を取り戻した頃にはもう取り戻しがつかないほど乱れて。」

 

「えっと、夜中ってお腹空いちゃうよね?」

 

ハナコちゃんが言いたいことを要約してハスミちゃんに伝える。

 

「せ、先生、ごほん!その、自分を棚上げするようですが、補習授業部の皆さんはそもそも合宿中の外出は禁止られていたはずでは?」

 

ハスミちゃんの指摘にコハルちゃんがビクッとした。そんなに怖がらなくても、ハスミちゃんちょっとしょんぼりしてるよ?

 

「⋯⋯ここはお互いに、見なかった事にするとしましょうか。」

 

「は、ハスミ先輩。」

 

「コハル、お勉強頑張っていますか?」

 

「あ、えっと「コハルちゃんは最近、成績が凄く上がってるんだよね。」先生。」

 

「はい!コハルちゃんはこのままいけば全然合格出来るくらい頑張ってます!」

 

「なるほど、そうでしたか。」

 

あっ、ハスミちゃんの雰囲気が柔らかくなった。コハルちゃんは緊張で気付いていないけど。

 

「それは何よりです。言ったではありませんか、コハルはやれば出来ると。あの時も言った通り。」

 

「えへへっ。は、ハスミ先輩の期待を裏切りたくないですから!」

 

はうっ!?コハルちゃんの満面の笑み、癒されるね!

 

「ねぇねぇ!今のコハルちゃんの笑顔ちょっと可愛すぎないかな!?」

「そうですね!コハルちゃんの今の表情とても可愛いです!」

「あらあら、可愛いですね。」

「可愛い、あとこのパフェ美味しい。」

 

「はい、引き続き応援していますよ。コハル、早く正義実現委員会に戻って来て、一緒に任務が遂行出来る時を心待ちにしていますから。」

 

「はい、頑張ります!」

 

いい話だねぇ!ってあれ?誰かの携帯の振動音が聞こえてくる。ハスミちゃんの携帯かな?

 

「こんな時間に、連絡?はい、イチカ?どうかしましたか?」

 

『ハスミ先輩、ちょっと問題が発生しちゃいまして。今どちらに?』

 

「問題?詳しく聞かせていただけますか?」

 

今何処にいるのかについては、はぐらかしたねハスミちゃん。

 

『どうやら学園の近郊にゲヘナ推測される生徒達が無断で侵入、更に無差別に銃撃を行いつつトリニティの施設を襲撃している、との情報が。』

 

「襲撃!?ゲヘナの風紀委員会ですか!?それとも万魔殿がついに本性を!?」

 

風紀委員会は無いと思うよ。ヒナちゃんはそんな事してもメリットなんて無いのは分かってると思うから。

 

『あ、いえ、それが。』

 

「誰であれ、きっとエデン条約を邪魔しようとする意図に違いありません!規模は何個中隊ですか!?場所は、その施設はどこですか!?」

 

『落ち着いてほしいっす先輩。取り敢えずゲヘナの風紀委員会ではなく、兵力も全然少なくて、確認されているのは4名だけっすね。』

 

「風紀委員会ではなく、4名?」

 

4名でトリニティの施設を襲撃?便利屋じゃないよね?アルちゃんはそんな無意味な事しないし。

 

『はい、それで襲撃されたのは、アクアリウムみたいっすね。』

 

「アクアリウム?どうして、そんなところを?」

 

『さあ?あたしにも良く分からないっすけど、何だか展示中だった希少種のゴールドマグロを強奪しようとしてるみたいっすね。』

 

『今はゴールドマグロを輸送中のトラックを追い掛けていて、護衛で来ている大将と交戦中っすね。』

 

大将何してるの!?また危ない事をしてるの!?ヒフミちゃんの目のハイライトが消えかかってるじゃん!

 

「ゴールドマグロ?」

 

『すげー高い魚らしくって、多分何処かに売り飛ばそうと、はいっ!?』

 

「い、イチカ?どうかしましたか?」

 

電話相手のイチカちゃんって子がびっくりした声色で叫んでるね。何か嫌な予感が。

 

『あー、バットニュースっす先輩。護衛の大将が何処かから狙撃されて、乗っていたバイクを撃ち抜かれて事故ったっす。相当悲惨な状態になってるので騒ぎが大きくなってるみたいっす。』

 

『現場を確認した子が気絶、もしくは吐いてる?腰が抜けて動けない?早く救護騎士団に連絡するっすよ!』

 

「っ!!!」

 

「あっ、ヒフミちゃん!?」

 

話が聞こえていたヒフミちゃんは爆速でケーキを食べ終えて自分の分のお金をテーブルに叩き付けて外に出ちゃった!大将って何でこう巻き込まれるのかなぁ!?心配だから大人しくしていてほしいのに!

 

『えっ!?ツルギ先輩が静止を振り切って飛び出していった?あーもう滅茶苦茶っすね!』

*1
一般男子「俺はしないからな?するにしても一人でするわ!」

*2
一般男子「特に何もしてないんだが!?」

*3
一般男子「秤ィィィ!?お前何白洲に吹き込んでだよ!?」

*4
一般男子「それは元からだ!俺関係無い!」




先生
スクール水着を着るのは少し恥ずかしい。でも水着パーティーは楽しかったからまた開催したいと考えてる。

補習授業部メンバーには勉強を教えているが、歴史とかは逆に教えてもらっている。


阿慈谷ヒフミ
スクール水着で一般男子を誘惑するのもありかなと考えている。アズサの爆弾発言にびっくり。

最後に一般男子が事故ったという話を聞いてすぐに飛び出した。今は走りながらモモトークを見て情報収集中。


浦和ハナコ
補習授業部のメンバーといるのはとても楽しい。先生が恥ずかしがってる姿を見ていけないを抱きかけてる。

一般男子が事故ったという話を聞いて、フリーズしている。


白洲アズサ
一般男子を観察してメンタル強化されている。大事な事に気付かせてくれた礼をしたいけど、どうすればいいか分からない。

一般男子が事故ったという話を聞いたが、冷静でいようと深呼吸を繰り返してる。


下江コハル
水着パーティーなんて二度とやらない!とは言ってるが、いざやるとなったら参加する。

一般男子が事故ったという話を聞いて、何で皆そんなに焦ってるのか分かっていない。

一般男子がキヴォトス人より頑丈では無いことは知らなく、蘇生現場も見ていない。


羽川ハスミ
ストレス発散の為にスイーツを食べてたら先生率いる補習授業部に見付かった。

実は補習授業部メンバーと話をしながらスイーツは食べていたが、一般男子というワードを聞いてからは手を付けていない。


仲正イチカ
一般男子には憧れを持っているが、私とは相容れないかもっすねと考えてる。


ある委員長
待機していてください?いいや限界だ!私は行くね!
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