ちょっとこんなに伸びるとは予想していなくて正直びっくりしています。次回でブルアカのプロローグ部分は終了です。
今回はVSワカモ戦です。
「先生、大丈夫ですか?」
「心配してくれてありがとねハスミちゃん。」
戻ってきた羽川が先生の顔色が少し悪いのに気付いて声を掛けたな。俺の決意はここで話すような内容じゃなかったか。
「原因は大方予想付きますが、それよりも大将?怪我は治しましたか?」
「治したぞ。羽川が戻ってきたって事はシャーレに行く道を見付けて来たんだな?」
「ええ、皆さん。あと少しなので頑張りま「ウフフ、不良達が逃げていくのを見たので様子を見に来たら連邦生徒会の犬が来ていましたとは。」あれは!?」
「っ!先生危ねぇ!」
狐坂の声が聞こえてきたのと同時に嫌な予感がしたから先生に向かって駆け出す。この予感は先生に向かって銃弾を放ったんだろ!?
「大将!?」
予想通り先生に向かって銃弾が飛んできていたので前に立って『ガードジャスト』で弾き⋯⋯いや出来ねぇなちくしょう!
「すまん先生!」
向かってくる一つ目の銃弾の少し後に2発目、更に後ろに3発目の銃弾があった。これじゃあ1発目を『ガードジャスト』で跳ね返して2発目に当てても3発目が対処出来ねぇ!
俺だけなら回避は余裕だ、けど後ろに先生がいる。先生は料理で怪我とかは治せない!
なので先生を早瀬の方に向けて押して突き飛ばす!早瀬はびっくりしながらも先生を受け止めたな。
「うわわっ!」
「先生大丈夫ですか!?いえそれよりも大将貴方何を⋯⋯。」
よし、先生は無事に銃弾を回避出来たな。良かった良かった。
「お見事です大将、ですがその大人の対処で回避が遅れたようですね?」
「あれは、災厄の狐!?」
羽川が驚いたような声を上げる。火宮は誰かと通話しているのか?
「災厄の狐、何か凄そうな名前だけど何でそう呼んでるのスズミ?」
「先生はキヴォトスにいらして間もないのでご存知ないかと思います。あの尻尾に狐の面を被っているのは狐坂ワカモと言い、先生も連邦生徒会長代行から聞いてると思いますが、この騒動を起こした張本人です。」
「百鬼夜行連合学院で退学になった後、矯正局に収監されたのですが、連邦生徒会長がいなくなった事によって矯正局を脱獄した生徒です。建造物破壊や数え切れない程のテロ行為、『災厄の狐』と称される程前科を持っている危険人物です!」
狐坂がこちらに向かってゆっくりと歩いてくる。おいおい、原作なら先生に向けて銃弾を放つとか無かった筈なんだか?
「あぁ!大将の傷付いている姿を見ると脱獄したかいがあるものですね!」
「大将!み、耳が!」
早瀬の声が聞きづらい。左耳に手を当てると
「狼狽えんな早瀬!それにしても随分と過激な挨拶じゃねえか狐坂?」
「貴方を壊したくて壊したくて堪りませんでしたので。少々はしたない挨拶でしたね。」
「まあいい、早瀬、守月、羽川、火宮は先生を連れてシャーレに向かってくれ。こいつは俺が引き止める。」
こうやって狐坂が何の策も無しに出て来ないと思うからな。
「そ、それなら皆で迎撃すればいいじゃない!」
「いいからとっととシャーレに行きやがれ!挟み撃ちされてんだぞ!ここで全滅したいのか早瀬!?」
前方から狐坂、後方から不良達と巡航戦車がこっちに向かってくる。幸いシャーレのある方角は後方だからな。
「⋯⋯無事に戻ってくるんだよね大将?」
「当たり前ですよ先生。なので行ってください。」
「分かった、皆!早くシャーレに向かうよ、私達がシャーレ早く着けば大将も逃げれると思うから!」
先生の言葉に皆は頷いてシャーレに向かって駆け出す。ところで火宮は誰と話していたんだ?
「皆が行ってくれるまで待つなんて、少しは行儀が良くなったか?いや、邪魔されたくないから待ってたってところか?」
「後者の方ですよ。久し振りの大将との再会ですもの、水を差されては困りますからね!」
そう狐坂が言うのと同時に俺に向かって銃弾を撃ちながら詰め寄って来る。会話での時間稼ぎは無理そうだな!
「またあの時のように壊れてくれる姿を見せて下さいな!」
銃弾を横っ跳びで避けた後、狐坂が俺に向けて銃剣が付いたスナイパーライフルを振り回してくる。
「断る!あの時は下手を打ったけど今度はそうならねぇからよ!」
スナイパーライフルをトアルの剣で防ぎ、すぐに狐坂から蹴りが飛んでくるが、それをミラーシールドを使って受け止める。やっぱ力強いな!
「フフッ、これで吹き飛ばされないのですね。確かにあの時よりかは強くなっているようですが、いつまで持ちますか?」
「少なくとも先生がシャーレに着くまでは持たせるさ。」
「それでこそ壊しがいがあるというものですね。これならどうです?」
鍔迫り合い状態になっている状態で狐坂が大きく後ろに飛び去った。距離を取られたら一方的に蹂躙されるから詰め⋯⋯、って爆弾!?
「しまっ!」
俺が気付いたのと同時に爆弾が爆発する。鍔迫り合い状態の時に仕掛けたのか!
「爆発の規模は小さいですが、大将を壊す分には十分。さあ更に傷付いた姿を見せ「甘いんだよ狐坂!」は、速い!」
爆発をバク転で避けて『回避ジャスト』を発生させ、それによって超高速移動で狐坂に詰め寄る。
詰め寄った後は8連の剣撃を狐坂に与える。あの時には無かった技術だから対処は無理だろ!?
「ぐっ!まさか大将から攻撃を貰うとは、本当にあの時とは違うようですね。ですが、もう慣れました。」
「ったく1回見ただけで慣れるのかよ。そのスキルを他に生かせないものかね。」
「あぁ、テンションが上がって参りました。ここからはもっと激しく、もっと苛烈に行きますわ!」
狐坂が移動しながらスナイパーライフルの銃弾を俺に向けて撃ってくる。それを回避や剣や盾で捌きながら狐坂に詰め寄る。
「私が放つ銃弾だけでは駄目ですね、これならどうでしょうか?」
「捌くので手一杯なんだが、ってドローン!?潜ませていやがったのか!」
俺の後ろからドローンが数台起動して銃弾やミサイルを放ってくる。狐坂の攻撃に加えてドローンの攻撃も加わったら回避しきれない!
「ぐあっ!これはマズイ、マズすぎる。ドローンから片付ける!」
回避しきれなかった銃弾が俺の腹部を貫通する。急所は避けたからまだ死なないけど出血多量であと数分しか持たない。
近くにあった瓦礫に飛び乗ってそれからドローンに向けてジャンプしながら弓矢を装備して構える。
「何をする気でしょうか?ですがそれを黙って見過ごす私では「ないだろうな!だからこれでも貰っとけ!」矢の先端に氷のゼリーッ!?」
矢に『アイスチュチュゼリー』をスクラビルドして狐坂に放つ。狐坂は銃弾で撃ち落とそうとしたけど、嫌な予感がして横に跳んで回避した。
その時間を使って俺はスローモーションになっている世界『集中モード』状態で矢に電気の実をスクラビルドしてドローン数台に向けて矢を放つ。
「っ!ドローンが壊されましたか。」
狐坂は目を離した隙にドローンが壊されたのを見て驚愕してるな。今のうちに着地して口に溜まっていた血を吐き出す。ヤバいな、視界が霞んできた。
「ゴフッ、これで一対一だな。」
「先ほどの高速装填からの高速発射はスタミナを著しく消費するようですわね?息が上がってふらついておりますよ?」
ハート的にもう残り一個もない、次攻撃喰らったら死ぬ。それでなくても出血してるから継続ダメージでも死ぬ。回復しようにも狐坂がそんな隙を与えてくれる訳がない。詰みでは?
「まだまだ大将と踊りたいのですが、そろそろ連邦生徒会が新しく建設していた建物に向かわないといけませんので、そろそろ止めといきましょう。」
狐坂がスナイパーライフルを肩に担ぎながら言ってくる。まだ先生達はシャーレに着かないのか!?
「これでとど「そんなことはさせません!救護!」チィッ!」
誰かの声が聞こえてきたのと同時に狐坂に向かってチェンソーが飛んでくる。チェンソー!?何でチェンソー!?
「お邪魔虫が来たようですわね。たかが一匹、私の相手に「一人ではないのですよ狐坂ワカモ。」っ!このレイピア、桐藤ナギサ!?」
チェンソーを避けた狐坂が顔を上げるといつの間にか接近していたナギサがレイピアを狐坂に向けて突き刺そうとしていた。
「大将大丈夫ですか!?今すぐ治療、ああ動かないで下さい!」
「んなことしてる暇はないんだよ朝顔、ナギサだけじゃ狐坂を止めることは「ナギサ様だけではありませんよ大将!」他に誰が来ている?」
「ゲヘナの便利屋の陸八魔アルさんが来ています。あとドローンからの援護でミレニアムの花岡ユズさんもいます!」
狐坂の方を見るとナギサが狐坂と剣戟を交わしていて、その隙に狐坂がドローンを起動して裏をかこうとすると近くに潜んでいる陸八魔がドローンを撃ち落としていた。
狐坂とナギサの剣戟の合間を縫うように陸八魔の近くにあるドローンがナギサの援護をしていた。
うわぁ、狐坂がポケットに手を入れようとした瞬間に花岡が操っているドローンが銃弾を放って阻止してる。見てから反応じゃ間に合わないだろあれ。
いつの間に来ていたのか、まさか火宮が連絡していたのは⋯⋯。
「やっほ大将、なんとか間に合ったね。ゲヘナのチナツに連絡していたのは私だよ。」
朝顔が服のポケットから何かの機械を取り出して地面に置く。すると立体映像が映され、そこに由良木が映っていた。
「由良木!?何で火宮に連絡していたんだ?」
「災厄の狐が先生達の近くにいると確認したから急いで連絡したの。大将がまた無茶をするから助けてってね。そしたら数人が急いで向かうって返事が来たからチナツに連絡したってわけ。」
「そういうことです!大将危ない!」
由良木から説明を聞いているとこっちに流れ弾が飛んでくる。それを朝顔が背中に背負っていたバリスティックシールドを使って弾き返した。えぇ、何で朝顔が『ガードジャスト』使えるの?
「団長と一緒に練習しましたから!団長みたいにパワフルではないですが、銃弾や瓦礫を弾くくらいなら出来ます!」
「いやそれよりも狐坂は「逃げたようです。本当に無茶しますね大将は!」な、ナギサ?怒ってる?」
「そりゃもう皆プンプンだよ。怒れられて来るといいよ、あと私もグループモモトークに入るから。これ以上無茶しないでね?」
由良木がそう言った後、立体映像が途切れる。これって下手したら監禁コースでは?
「まったく、大将は人を頼ることを覚えないのかしら?」
「本当にその通りですねアルさん。大将?弁明があったら言ってくれて構いませんよ?」
「本当に、心配、したんですから。」
陸八魔とナギサとドローンから映されている花岡がそう言いながらこっちに向かってくる。あれ?これって簡易エデン条約では?
「ここでは簡易的な治療しか出来ないので近くの病院に向かいますよ!」
「いやこれくらいなら料理食えば治⋯⋯ひえっ!」
何かまずいこと言ったか!?俺が発言した途端に皆目のハイライト消えたんだが!?
『ナニカ言いましたか?』
「ナ、ナンデモナイデス」
一般男子
ワカモとはこの世界に来て2ヶ月経った後に会っており、その時はコテンパンにされて5回程死んでいる。痛覚はあるが適度に無視する技術を覚えている。この後ドナドナされながら病院に搬送された。
先生
あの後は無事にシャーレに着き、原作通りに地下で孤坂に会って一目惚れされた。
早瀬ユウカ
一般男子の圧にビビりながら先生に付いていった。耳が欠けている状態の一般男子を見てしまったので先生が地下に行った後、吐いた。絶対にノアと会わせては駄目と感じている。
守月スズミ
少々八つ当たり気味に不良達と戦った。自分がしっかりしていれば一般男子は耳を失わなかったと自責の念に駆られている。ここから猛特訓する。
羽川ハスミ
本当にあの自己犠牲癖はなんとかならないのかと思っている。先生を送り届けた後、ナギサから大将は無事と連絡が来てホッとした。
火宮チナツ
自分も残ろうとしたが、モモカから連絡が来たため先生に付いていった。一般男子が片耳欠損したのを見た瞬間から目のハイライトはオフになっている。
朝顔ハナエ
一般男子を慕っている生徒の一人。大将と出会って原作から大幅に戦闘力が強化された。一番現場の近くにいたので急いで大将の店に行き、ナギサと合流した。
武器は追加でチェンソー、そして背中に背負っているバリスティックシールドを使う。盾の使い方は団長に教わって貰っている最中、一般男子を守る為に盾を使う決意をした。
桐藤ナギサ
書き忘れていたが一般男子を慕っている生徒の一人。墓石の手入れが完了した頃に、モモカから連絡が来たため急いで現場に向かった。ちなみに走って来ている。
実は一般男子を囲い込む為の別荘を購入している。
陸八魔アル
一般男子を慕っている生徒の一人。連絡が来て現場に行こうか迷っていたが、他の便利屋生徒から心配なら私達の事はいいから行ってと言われたため車で現場に向かった。
戦闘力は原作よりも強化されており、ヒナが相手でも撤退出来るまでになっている。
花岡ユズ
一般男子を慕っている生徒の一人。一般男子とはゲームもするしロッカーに入っていなくても話せる。過去に一度助けて貰っている為、とても懐いている。
今回の件はネルにも連絡が来たが、丁度C&Cの任務中の為、代わりに行って欲しいと頼まれたため、リオに作ってもらったドローンを操って現場に向かった。
由良木モモカ
実はこっそり一般男子の様子を見ていた。ワカモが出てきた瞬間に一般男子を慕っている生徒達に連絡、その後にチナツに連絡した。
本当に一般男子が危なっかしいのでグループモモトークに入ることにした。
狐坂ワカモ
一般男子にはある意味で懐いている。初見のオンパレードだったため一般男子との戦いで少し苦戦した。先生に一目惚れしたので一般男子とは戦うことはもうない。
『回避ジャスト』
ブレワイとティアキンに出てくる技。相手の攻撃をタイミングよく回避すると連撃を叩き込める。ちなみにワカモにもう一度やろうとしたら回避される。
『集中モード』
これもブレワイとティアキンに出てくる技。高所から弓を構えるとスローモーションになって狙いやすくなる。その代わりがんばりゲージを消費する。一般男子はがんばりゲージではなくハート4分の1を消費する。
『アイスチュチュゼリー』
ブレワイとティアキンに出てくる素材。投げ付けたり矢に付けて放つと着弾したら場所が凍る。動きを止めるのにとても便利。
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