黒服とマエストロの会話
①通常状態でのナギサとミカのバトル中
「クックック、見応えがありますね。」
「聖園ミカが強いのは知っているが、桐藤ナギサがここまで強いとは思わなかったぞ。彼女は半年前まで弱かった筈、一体半年の間に何が起こったのだ?」
「一言で言うのであれば、愛、でしょうかね。大将を守りたい、一人にさせない、傍にいたい、そんな想いから強くなったのでしょう。貴女ならここまでいけると思ってましたよ桐藤ナギサさん。クックック!」
「⋯⋯何故黒服が後方理解者面をしている?」
②ミカの神秘解放
「「うおおおおおォォォォォ!!」」
「一度見ただけで神秘解放をしますか聖園ミカさん!貴女の神秘も素晴らしい!」
「体から溢れる神秘の動き!ピンク色と白色の絶妙な配色!ふつくしい、あれは一種の芸術!出来ることなら現場に伺いこの身感じたかった!」
「姿や気配を隠せる腕輪を開発中です、それまでもう少し我慢していただけますかマエストロ?」
「ああ!この身で感じれる未来があるならいくらでも待つさ!」
③ナギサの恐怖解放
「「⋯⋯えぇ、何それ知らん、こわ。」」
「く、黒服!?過去に桐藤ナギサに恐怖を注入したのか!?」
「桐藤ナギサさんには何もしていないのですが!?何故テラー化しているのですか!?何故神秘と恐怖を両立させているのですか!?」
「「何故!?何故!?何故!?何故!?何故!?何故!?何故!?」」
「
え?は?恐怖解放?どういう事?あんなの原作には無かったぞ!?
いや厳密には原作の中で近いものはあっけどさ!アビドス第三章で!けどあれは一種の暴走形態だったはず!
「何、それ?ナギちゃん?何か雰囲気が怖いよ?」
「すみませんね、これを発動するとどうしても雰囲気が怖くなるんです。」
ナギサは申し訳なさそうな表情をしながらそう言い、二刀を構える。同じように聖園も拳を構えた。
「さあ、クライマックスですよミカさん。貴方を止める為に全力でブチのめして差し上げます!」
「わぁお、じゃあ私も全力で戦うよ!」
ナギサと聖園はそう言い合った瞬間、二人の姿が消えた。
強力な衝撃波が来た後、遅れて刀と拳がぶつかる音が聞こえてきた。お前ら移動速度音速超えてんのかい!
「先生、もう少し距離を取りましょう。ここにいたら吹き飛ばされますよ?」
「わ、分かったよ。大将は大丈夫なの!?」
「これくらいの衝撃波なら全然大丈夫です。でも万が一があるので俺も先生に着いていきますよ。」
『ヘビィブーツ』があればこの場に留まれるんだけど、無い物ねだりしても仕方ないか。
「それより!ナギサちゃんとミカちゃんの姿が見えないんだけど!?大将は見えてるの?」
「なんとか見えますよ。今は二人とも超高速で縦横無尽に動きながら刀と拳を交えてますね。」
「見えてるの!?」
これくらい見えないと最強格と渡り合えないって。
ナギサが刀を逆袈裟斬りで振るうけど、聖園は体をずらして避ける。避けたと同時に聖園は左フックを放つけど、ナギサは攻撃していない方の刀で受け止める。
そこから刀と拳のラッシュが始まった。一発振るわれる度、一発避ける度に衝撃波が辺りに拡散する。
「パテル派の生徒は皆ふっ飛ばされたんだな。」
ナギサが恐怖解放する前までいたパテル派のトリカス達は衝撃波に巻き込まれたのかいつの間にか地面に倒れていた。
でもその中で堂々と立って戦闘を見守っている歌住は何なん?歌住ってそこまで強い印象は無かったんだけど?
「ねえ大将?倒れている生徒の中で一人だけ立っている子ってサクラコちゃんだよね?あの子も強いの?」
「シスターフッドの長なので強いと思いますよ?けどあんまり戦闘しているイメージがないのでどれくらい強いかは俺も分かりません。」
剣崎や蒼森よりワンランクくらい下とは思うけど。でも強者感を出す上手さはトリニティ1だと思うぞ!
本人に言ったら多分へこむと思うから言わないけど。
「あと縦横無尽って言ってたけど、まさか二人とも空を飛んでたりしてるの?衝撃音が空中からも聞こえてくるから。」
「そうですよ。二人とも空中を蹴って跳んで方向転換したり加速したりしてますから。」
「いやおかしくない!?空中を蹴るって、キヴォトスの生徒なら出来るの?ナギサちゃんとミカちゃんだけ?」
「生徒全員出来たらキヴォトスが更に魔鏡になりますよ先生⋯⋯。空中を蹴る事が出来るのはネル、カンナ、ヒフミ、コノカ、アルくらいか。」
「意外に多くない!?」
あと小鳥遊、空崎、蒼森も出来ると思うぞ。
「ちなみに大将は出来るの?」
「出来なくもないですけど、一発目で足の筋を痛め、二発目で足から血が噴き出て、三発目で骨が粉々になって筋肉がほぼ千切れますが、まあ出来ますよ。」
「ぜっっっったいにやらないでね!?」
先生に言われなくても二度とやらんわ。緊急事態以外は。
「緊急事態でも絶対やっちゃ駄目!うわわっ!」
「よいしょっと。」
先生に向かって校舎の瓦礫が飛んで来たから『ガードジャスト』で吹き飛ばす。
あいつら周りの被害の事考えてねぇな?まあ気にもしてられないか。
「ねぇ、トリニティは大丈夫なのかな?ナギサちゃんとミカちゃんが暴れてるから周りの被害が凄いんだけど。」
「⋯⋯駄目かもしれんね。」
ここ以外でも攻撃の余波が遠くまで及んでいるから、ここ以外の地面や建造物も崩れたり損害したりしてる。
あっ、二人が止まった。お互いに息を切らしているけど、ナギサは余力があって聖園は余力がないな。
「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、ナギちゃんがここまで強くなってるなんて。」
「ふぅ、ミカさんこそ、強くなってますよ。でも単純な競り合いなら今の私の方が上です、降参しますか?」
「あはは、しないよナギちゃん。まだ私には取っておきがあるからね!」
聖園はニッコリと笑って上空を指差す。そこには巨大な隕石がナギサに向かって落ちて来ていた。
ってこれ俺らも巻き込まれる奴じゃねえか!しかも通常状態よりも隕石が大きくなってる。神秘解放はEXスキルのレベルも限界突破させるのかよ!
「ナギサァァァァァ!!」
「分かっていますよ大将。あれを放置するわけにはいきません。はあああああぁぁぁぁ!!」
ナギサは二刀を地面に刺し、背中の羽を思いっ切り広げた。何する気なんだ?
何かナギサの羽に小さな丸い神秘が大量に現れ始めてるんだけど、まさか!?
「ぶっ壊れなさい!!」
ナギサの羽から大量の神秘のレーザーが落ちて来る隕石に向かって放たれた。
しかも隕石にレーザーが当たった瞬間に爆発したんだが!?これナギサのEXスキルじゃねえか!
原作だと迫撃砲部隊が放ってナギサは優雅に紅茶を飲んでたけど、一人で出来るのかよ!
「うっそだぁーーー!?」
レーザーが隕石に当たって空中に煙が一瞬空中に充満したけど、すぐに晴れた。そして煙が晴れた先に隕石は存在していなかった。
⋯⋯一人で隕石粉砕とか、やべぇよ。でも相当体力を消耗するんだな、ナギサから出てる神秘の量が少なくなってる。
でも聖園も同じような感じだから次の一撃で勝負が決まる感じか。
「お互いにそろそろ限界のようですね。次の一撃で決着を付けましょうか。」
「そうだね、決着を付けようか。」
「⋯⋯ごくり。」
ナギサは地面に刺していた二刀を手に持って振り被り、聖園は落ちていた自分のアサルトライフルを広い銃口をナギサに向ける。
避けずに真正面からぶつかり合うつもりか。
「大将、ナギサちゃん勝つかな?」
「ナギサが勝つに決まっています、俺は信じてますから。」
「即答するほどナギサちゃんを信じてるんだね。」
先生と会話した後、ナギサの二刀と聖園の銃口に神秘が集まりだした。
もしかして、巨大レーザーを放つ気か!?
「「ぜりゃあああああぁぁぁぁ!!」」
ナギサが二刀を振り下ろすのと、聖園がアサルトライフルの引き金を引いた瞬間に二人から巨大レーザーが放たれ、中間時点で激突した。
ナギサはクリーム色と白色と灰色が混ざったのレーザー、聖園はピンクと白色が混ざったレーザー。
「凄い凄い凄ーい!!まさかアニメさながらのレーザー同士のぶつかり合いが見られるなんて!」
「周りの被害に目を瞑れば興奮出来るんだけどなぁ⋯⋯。」
先生ははしゃいでいるけど、俺は胃が痛いよ。遂に被害が本校舎まで広がったんだぞ、窓ガラスが割れる音が響いたし。
「くっ、ぬぐぐぐぐ、ぐぅ!」
「ふぬぬぬぬ!」
しばらくレーザーは拮抗していたけど、段々聖園のレーザーが押し出し始めた。
ナギサは歯を食いしばって出力を上げようとしているけど、聖園も同じように上げるから押されてるのか!
「負け、られない。負けられ、ないんです!」
「それは、こっちの、台詞だよナギちゃん。私も負けられ、ない。だから、吹っ飛べぇぇぇぇぇ!!」
聖園が気迫の籠った叫び声を上げた後、更にレーザーの出力を上げて押し出した。
ナギサのレーザーはもう少ししかない!このままだと聖園のレーザーに飲み込まれるぞ!?
「やはり、ミカさんは凄いですね。」
ナギサはフッと笑みを零した。あれは諦めてる、訳じゃなさそうだな!
「だからこそ!ここで止めます!私が出せる神秘と恐怖を全て持って行けぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ナギサも気迫の籠った叫び声を上げた瞬間、聖園のレーザーを押し返した。
勢いは止まらずにどんどん押し返していく。これは、勝負ありだな。
「嘘っ!?押し返せない!」
聖園も頑張って押し返そうとするけど、止まらずにどんどんレーザーが飲み込まれていき、聖園もレーザーに飲み込まれた。
「⋯⋯ナギちゃんの勝ち、だよ。」
聖園は目を閉じてレーザーに飲み込まれた。レーザーが無くなった後は仰向けに倒れ込んでいた。
ナギサもレーザーを出し切った後、元の状態に戻って仰向けに倒れ込んだ。
「ナギサ、よく頑張ったな。」
ナギサの近くに駆け寄り、しゃがんで声を掛けると、ナギサは嬉しそうに微笑んだ。
「はい、大将がいなければ負けてたかもしれません。あの、一つお願いが「ナギサを聖園の隣まで運べばいいんだろ?」お願いしますね。」
動けないナギサをお姫様抱っこして聖園の近くまで運んで行き、隣に降ろす。
「あはは、負けちゃった。本当に、強くなったんだねナギちゃん。」
聖園は力なく笑いながらそう言う。ナギサは本当に強くなったよ。もう全力のナギサとタイマンでは勝てないな。
「ねぇ、一つだけ聞かせてくれないかな?ナギちゃんは大将の為に戦ったの?それとも私を止める為に戦ったの?」
「両方ですよミカさん。大将も大事ですけど、それと同じくらいミカさんも大事なんです。」
「⋯⋯そっか。どおりで勝てないわけだ。」
ん?日が出てきたな?ちょうど夜明けと共に騒動も終結したか。これでめでたしめで「要救護者発見!直ちに救護致します!」たしぃ!?
うわ危ね!?また急に現れた蒼森が俺にシールドバッシュを食らわせようとしてきたから横に転がって避ける。空気読めよ!
「だからどうして私の救護を躱すのですか大将!?」
「躱したくもなるわ蒼森!」
「仕方ありませんね。大将の他にも救護すべき方々がいらっしゃるようですし、私の事をミネと呼んでいただければ救護を取り止めます。」
「分かったよミネ。」
ミネは名前で呼ばれて嬉しそうに微笑んだ。よしっ、これで救護は回避出来たぞ!
「よろしい、私は救護を取り止めましょう。私は!」
「それってどういう「救護です大将!!」ぐえっ!?」
は、ハナエに、気付かなかった。ハナエのシールドバッシュを頭に食らって前に倒れる所を素早く前に回り込んだハナエに抱き止められる。
「このまま救護騎士団本部にブチ込みます!」
「ふがっ!ふがっ!ふぐっ!」
叫んで抵抗したいけどハナエの胸に顔が埋まってるから声が出せない!誰かぁ!ナギサ助けて!
「派手に暴れたようですねお二人とも?さぁ、救護される覚悟はよろしいですね!?」
「よろしくないよミネちゃん!ナギちゃん助けて!」
「今の私の状態では無理ですよミカさん!ミネさん、大人しく病院に行くので救護だけは!」
「問答無用です!救護ォォォォォ!!」
「「ぎゃあああああぁぁぁぁっ!!」」
駄目みたいですね。なんで毎回こんなオチなんだよぉぉ!!
エデン条約編第二章 完
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「運命なんて、奇行と覚悟で捻じ伏せる!!」
一般男子
ナギサとミカの戦いを見守った。最後はナギサが勝って一安心していたところ、ハナエに救護された。
この後救護騎士団本部にブチ込まれたが、脱走している。
先生
アニメばりの戦闘だったので凄い興奮していた。ミネが来た瞬間、見つからないように補習授業部のメンバーを率いて試験会場へ向かった。
桐藤ナギサ
持てる全ての力をもってミカと戦い、なんとか勝った。刀が無事なのは日頃から神秘を注入して耐久力を大幅に上げていたから。
戦闘が終わった後、ミカと仲良くミネに救護された。
聖園ミカ
こっちも持てる全ての力をもって戦ったが、ナギサに負けた。敗因は想いの差と分かったので納得している。
ナギサと仲良くミネに救護された。
黒服
ナギサの恐怖解放の姿を見て脳汁が溢れたが、それ以上に困惑が勝っている。
ナギサに手を出すことは絶対にない。それをすると一般男子が完全に敵に回るため。
スズミとツルギについて
サンクトゥム派の生徒を倒し、タートナックも倒している。ナギサとミカの戦闘が終わった後、少し休憩した後に別れている。
トリニティの被害は見て見ぬふりをしている。
サクラコはどうなったの?
ナギサとミカの戦いを見守った後、ミネと会話し、ふっ飛ばされたシスターフッド生徒の回収に向かっている。
ナギサとミカの戦いで堂々と立っていたが、内心凄いビビっていた。
最終的なトリニティの被害
トリニティ総合学園の3分の1の建物や道が被害に合っている。学校閉鎖して復興しないといけないレベル。
被害額は数百億くらい⋯⋯。
Q.今回のナギサとミカの戦いってベアトリーチェは見てるの?
A.実は見ていません。見る必要なんてないと判断してるので。