エデン条約編第三章開始です。今回はギャグ多めです。
調印式に向けて
一般男子の家
「大将?起きて「うろぼげぇぇぇぇ!!」ぎゃあああぁぁぁぁ!?」
こんのクソが!なんつー悪夢を見せやがる!?もうちょいマシな内容はなかったのかよ!?
しかも妙に感触もリアルだったし!誰だよ俺にバッドエンドの夢を見せてる奴は!?一度ブチのめしてやるから出てこい!
「ちょっと!大将吐いているじゃない!体調優れないのに病院から脱走すんじゃないわよ!」
起きてすぐゴミ箱に嘔吐してたらセリカが部屋の扉を開けて入って来た。
今日店は休みにしてるはずなんだけど?
「うえぇぇぇ、これ体調と関係ないよセリカ⋯⋯。」
「嘘言うな!それだけ顔色悪いのに体調が関係無いわけないじゃない!」
本当だって、これは悪夢を見たからであって俺はバリバリ元気オロロロロ⋯⋯。
「あーもう!世話が焼けるわね!ハナエーー!救護お願いするわーーー!」
「朝から来るわけ「救護の気配!大将を救護します!」来やがったよ。」
セリカが叫んだ瞬間、寝室の窓からハナエが両腕をクロスさせ足を縮めた状態で、窓ガラスをぶち破って入って来る。
破片飛び散るだろうが、ツッコミたいけど、そんな気力も湧かないよ。
「大将がグロッキー状態ですね!すぐ救護騎士団本部に運びます!セリカさんも手伝ってください!」
「分かったわ!」
「待て待て待て!俺は健康だから救護騎士団本部に連行するのは勘弁してくれ!折角脱走したのに!」
昨日ハナエに救護騎士団本部にブチ込まれた後、一瞬の隙を突いて『フロルの風』を発動させて脱走出来たのに、これじゃ出戻りじゃねえか!
「「大人しく運ばれてください(なさい)!!」」
「おのれクソババアァァァァァ!!」
必死の抵抗も虚しく、ハナエに両腕を、セリカに両足を掴まれた状態で救護騎士団本部に連行された。
ご近所の皆さん朝っぱらから騒がしくてすいませんねぇ。
救護騎士団本部
救護騎士団本部に着いた後、速攻でミネがいる診察室に運ばれた。
ミネは微笑みを浮かべながら俺を見ているけど、顔に青筋を何個も浮かべてるから相当怒ってますねこれ。
「大将、脱走したことについて何か弁明はございますか?」
「⋯⋯ス(↑)ン(↓)マ(→)セ(↑)ーーーン!!」
「反省の色は無しのようですね、すぐに貴方を監禁します。」
「スイマセンマジカンベンシテクダサイ!!」
何ですぐ監禁しようとして来るんだよ!?しかも冗談じゃなくて本気で言ってるし!
「全く、こちらは凄く心配しているんですよ?本当なら今すぐにでも大将を集中治療室にブチ込むべきなのですよ?」
「いや本当に勘弁してください。俺にはまだやるべき事があるので。」
「はぁ、下手に拘束するより監視していた方がいいですね。ハナエ、今日1日大将の監視をお願いしますね。」
「分かりました団長!」
「じゃ、ナギサと聖園がいる病室に行こうかな。」
カルテを集中して読んでるミネに言った後、診察室の扉を開けて廊下に出る。何であんなにミネはカルテを見てるんだ?
「(昨日の夜に見た時より、大将を蝕んでる何かが僅かですが減っている。血を流しても減らなかったのに、もしかして⋯⋯。)」
まあいいか、ナギサと聖園がいる病室はここから遠くない、すぐに着くな。
「大将、本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫だってハナエ。おっ、着いたな。」
心配そうな声色で着いてくるハナエはそう言ってくるが、まあ大丈夫大丈夫。大丈夫だと言い聞かせれば大丈夫なんだよ。
病室の扉を開けてと、二人ともお見舞いに来た、ぞ⋯⋯。
「あーー!!ナギちゃんまた蹴ったーー!!ナギちゃんすぐ私の事蹴飛ばすよねーー!!」
「違うんですミカさん!このキャラクターの操作性が悪いせいですよ!何ですかこの黄色とピンクのウサギスーツを来た人間は!?」
「セイアちゃんと前に二人でやった時に面白かったゲームだからコハルちゃんに持ってきて貰ったの!操作性にクセはあるけどバカ笑い出来、また蹴ったねーー!!」
病室の扉を開けて見えた光景は、ナギサと聖園がテレビゲームをしながらワイワイ騒いでいる光景だった。
「⋯⋯思ってたよりも元気そうだからヨシッ!ハナエ、すぐここから離れるぞ。」
「あっ、分かりました。」
開けた扉を閉めて早急に病室から離れる。
俺の意図が読めたハナエは特に追求せずに着いてくる。巻き込まれ事故は勘弁だもんな!
「ナギサさん、ミカさん。」
「邪魔をしないでください!もう少しでゴール出来そう、なん、です。」
「ヤバっ!」
「何騒いでいるのですか!?貴方達はまだ安静にしていないといけないのですよ!大人しく寝なさい!救護ォ!!」
「「みぎゃあああぁぁぁぁ!!」」
南無南無、病院で騒いでるナギサと聖園がいけない。救護されて当然。
「なあハナエ、トリニティの外に出るのは「駄目です!許しません!ワープで逃げようとしても駄目ですからね!」ですよね。」
ん?トリニティの外に出るのは駄目?という事は。
「今日はトリニティ内に居てもらいますから!」
ハナエがふんすっ!といった感じで宣言する。つまり今日は救護騎士団本部で寝るわけか。
「トリニティ内なら外に出てもいいんだよなハナエ?なら行きたい所があるんだが。」
トリニティ 復興作業現場
主にナギサと聖園の喧嘩によって崩壊した建造物や道を修復している現場に来た。
一応俺も壊したりしたからな、復興作業は手伝わないと。
「夜通しでフィリウス派生徒が作業していますね。お陰で半分くらい修復されましたね!」
ハナエの言う通り、ナギサ率いるフィリウス派生徒が復興作業に勤しんでる。
まあ、パテル派とサンクトゥス派の生徒は大半が入院してるからな。フィリウス派の生徒しか手が空いていなかったらしい。
「大将様、体調の方はよろしいのですか?」
現場指揮をしていたのはナギサの側近生徒。俺に気付いた側近の生徒は指揮を止めてこっちに来る。
「問題無いぞ。それよりも夜通し作業して大丈夫か?」
「交代で休憩しているので大丈夫です。それよりも大将様、嘘はいけませんね。体調が問題無いのでしたら、ハナエ様が付きっきりになる必要がないですよね。」
側近の生徒がジト目で俺を見つめて来る。この子にジト目で見られるのは地味にキツいな。
「⋯⋯その話は置いておいて。疲れてると思うから差し入れを持ってきたぞ。」
ポーチから昨日寝る前に作っておいた『リンゴバター』『フルーツケーキ』『アップルパイ』を数十個程、近くにあるテーブルに置く。
『!!!』
デザートを置いた瞬間、皆が作業を一旦中止してテーブルに向かって駆け出す。
「ありがとうございます大将様。皆様、ティータイムにしましょう。」
「これが大将様の料理!とても美味しそうですわ!」
「香りからしてもう美味しい!大将様からのお恵みを頂けるなんて光栄ですわ!」
「やべーですの!超美味しいですわ!」
「⋯⋯私のフルコースのデザートはここにあったのですね。」
うんうん、喜んでもらえたようで何より。何か一人だけ天を見上げて涙を流しているけど⋯⋯。
「紅茶を淹れたティーポットはここに置いておきます。ハナエ様も飲んでいかれては?」
「そうですね!いただきます!」
側近の生徒に勧められてハナエも紅茶を飲み始めた。ティータイムを邪魔するわけにはいかないから復興現場を軽く散策っと。
ん?あそこに木材が積み上がってる。これは後で運ぶ用のやつかな?
「なあ、この大きい木材は後で運ぶのか?」
「大将様の言う通りです、後程皆様であちらまで運ぶ予定です。」
側近の生徒が指を差した方向は、意外と距離がある。これ生徒が持って運ぶの大変だろ。
「何をするかは存じ上げませんが、大将様の手を「よいしょっと。」ええっ⋯⋯。」
『ブッーーー!!』
『ウルトラハンド』で木材を持ち上げて、周りにぶつからないくらいの高さまで上げながら歩いて運んで、置く予定の所に置いてと。
何か皆驚いているけど、そうだった『ウルトラハンド』はまだフィリウス派生徒に見せてないもんな。
ヘイローが無い俺が生徒でも運ぶのに苦労する木材を軽く持ち上げて運んでたらそりゃ驚かれるか。
「大将様、それは?」
「新しく覚えた技だよ。特に負担は無いから残りの木材も俺の方で運んでおくぞ。」
「あと、手伝ってほしいことがあるからナギサの側近生徒を借りるぞ。」
「構いませんが、何をするのでしょうか?」
「んー、あるピンク髪のサブマシンガン使いの部屋の整理かな。」
救護騎士団本部 病室
用も終えて自分に割り当てられた部屋に戻ったら夜になった。
シャワーを浴びて軽く夕飯を食べてと。ハナエとは救護騎士団本部に戻って来た時に別れたぞ。
「さて、アイテムの確認や武器の耐久値の確認でも、ん?誰だこんな時間に、入っていいぞぉ!?」
部屋の扉をノックされたから入るように促したら扉が豪快に開き、誰かに押し倒されたんだが!?
俺の腹の上に乗っかってるのは、ネルかよ!それにハナエとスズミとミネも部屋に入って来た。
「大将、単刀直入に言います。これから貴方を搾り取ります。」
「いやほんとに単刀直入だなミネ!?なんでそんなこと「うるせぇ、抵抗すんな!オラ、服を脱がしてやるよ!」ちょ、待てよネル!」
俺に馬乗りになったネルが着ている服を脱がしてくるから抵抗するけど、抵抗も意味なく服とズボンを脱がされた。
「理由を言ってくれ!何がどうなってどういう結論で俺を襲う事になるんだよ!?」
「大将を蝕んでる原因不明の何かですが、恐らく吐き出す事で改善される可能性があります。現に今日の朝は昨日の夜より改善されておりましたので。」
今日の朝、悪夢を見て嘔吐したから改善したのか!
「なら何で襲うんだよ!こらっ!服を脱ぐなネル!」
「吐き出すと言っても体に負担が掛かります。色々考えた結果、大将を襲って精を搾り取ればいいと判断しました!」
「いやその理屈はおかしいだろうが!」
ミネと話してる間にもハナエとスズミも服を脱いで下着姿になっていた、なんとかして逃げないと!
クッソ!皆セクシーだなおい!
「逃さねぇよ大将。天井は凸凹にしてあるから『トーレルーフ』やらで逃げることは出来ねぇぜ。」
「大丈夫です!大将は天井のシミを数えていればいいんですよ!思いっ切り甘やかしてあげます!」
「は、恥ずかしいですけど、これも大将のためなんです!」
舌舐めずりしながら下着も脱ぐなネル!元気よく言いながら右腕に抱き着くなハナエ!
恥ずかしいなら服を着ろスズミ!変な薬品を持って近付くなミネ!
なんやかんや全員発情してるじゃねえか!
誰かぁぁぁぁぁ!!誰か助けてーーー!!誰かーー!!
「ふふふ、では大将。」
『私の(愛の)全力受け止めて♡』
「ぬ、ぬわあああああああぁぁぁぁ!!!」
一般男子
悪夢の内容は『ifルート 舞台装置の下僕となった』の内容。流石に耐えられなかったので吐いた。
その後トリニティ内で過ごしていたが、最後は一般男子に好意を持っている生徒複数人に襲われた。
滅茶苦茶搾り取られたが、その分だけ体調は回復している。ついでにハートの最大値は1個増えた。
黒見セリカ
柴関ラーメンでのバイトも無く、休日だったので一般男子の家に向かった。
一般男子を襲うメンバーにセリカも誘われたが、まだ決心がつかなかったので見送った。
でもこっそりと様子は伺っている。むっつり。
朝顔ハナエ
第六感のように救護の気配を感じ取ったので一般男子の家に向かった。窓から入ったのはその方が早く救護出来るため、ミネの教育の賜物である。
その後は一般男子を監視しながら一緒に過ごし、ミネやネル達と一緒に一般男子を襲った。
蒼森ミネ
一般男子の救護の為にとんでもない事を思い付き、実行した。
守月スズミ、美甘ネル
ナギサの見舞いをしに来たら偶然出会っており、帰り際にミネから誘いがあったので参加した。
『ス(↑)ン(↓)マ(→)セ(↑)ーーーン!!』
元ネタはとある魔術の禁書目録2期の敵キャラの台詞。謝る気ゼロの言葉である。
ナギサとミカがやっていたゲーム
SUPERBunnyManというバカゲー、独特な操作方法なので事故が多発する、複数人でやるとかなり面白い。
あるピンク髪のサブマシンガン使いの部屋の整理
一般男子の目的の一つでもある。