ちょいとR-15描写あるので注意!
「フハハハハハハ!!」
左腕を腰に当てて高笑いしながら堂々と佇む。今日は風が強いから気持ち良い!すんごい解放感!
たまに風呂上がりに『コログの葉』1枚だけ着けて中庭を散歩するけど、それと同じくらい清々しい!
「このっ!変態大将が!敵の前でぜぜぜ、全裸になるなんて、頭おかしいんじゃないのか!?」
「そう言いつつ錠前は俺の下半身に視線を向けてるじゃねえか。何だ?もっと見たいのか?このむっつりめ!」
「だだだ誰がむっつりだ!?だいたい「仕方ない、もっと近くで見せてやろうじゃないか!」近付くな!近付くな!」
錠前は顔を真っ赤にして喚いているけど、見たくないなら後ろを向くとか目を閉じればいいのに。
「さぁ!刮目して!見るんだ!この御立派様を!」
「一々ポージングしながらこっちに近付いて来るんじゃない!爆発に巻き込まれて頭いかれ「⋯⋯むきゅう。」ミサキ!?」
ありゃ、ポージングしながら錠前達に近付いて言ったら戒野が目を回しながら気絶した。
これで二人行動不能にしたな!ちなみにユスティナ生徒達はあわあわしてる、ガスマスク着けてるから表情は分からないけど、手をバタバタしてるから多分そうだろ。
「ふっ、成敗!!」
「くそっ!これも大将の作戦なのか!?卑怯者め!」
「なんとでも言え錠前!お前らを引き留める為なら社会的地位さえ投げ捨てる!これが覚悟だ!」
「そんな覚悟あるわけないだろ!」
いや覚悟してなきゃ女子高生の前で全裸になってない!めっちゃ恥ずかしいけど、そんなものハイテンションで誤魔化す!
堂々と全裸になる某英雄王や某統制局長は凄いぜ!
「普通は恥ずかしがるものだろう!?」
「俺の体に恥ずかしい部分など何処にもない!だからオープンでも問題無い!」
「あああああああああ!!話が通じない!!」
「フハハハハハハ!!ところで、秤は何でガスマスクを外して近付いて来るのかな?」
いつの間にか秤が近付いて来ていて、俺の目の前でしゃがみ込んだ。ガスマスクは外して赤い瞳を輝かせながら御立派様を見てくるんだが!?
「き、急に落ち着くな!って姫!?」
「⋯⋯これが男の人のあれなんだね。こうなってるんだ、ヒヨリが持っていた雑誌でチラッと見たけど、本当にこんな形してるんだね。」
「「何秤(姫)に見せてんだ槌永(ヒヨリ)!!」」
槌永が雑誌を集めてるのは知ってたけど、お前エロ本も集めてんのかよ!
これじゃあアリウススクワッドじゃなくてムッツリスクワッドだよ!!
「でもさ、雑誌で見た奴と違って、何か小さくないかな?もしかして大将って短小「はいストップ!女の子がそんな事言うんじゃありません!」違うの?」
「あのな秤、いつも大きかったら動くのに支障が出るんだよ。普段は小さくして、いざとなった時に大きくなるんだよ。臨戦モードになったら大きいぞ。」
「へぇー、大きさはある程度変えられるんだ。それは知らなかったかな。」
⋯⋯俺から始めた事だけど、今は戦闘中なんだよな?
「じゃあさ大将、それを大きくしてくれないかな?」
「お前は何を言ってるんだ秤?」
本当に何言ってんだ秤!?いや、顔がニヤニヤしてるから俺をからかってるな!?
「ひ、姫、そんな汚い物を間近で見るな!早くこっちに戻って来い!」
「サっちゃんは黙ってて。ほら、早く大きくしてよ大将。」
ジト目で秤は俺を上目遣いで見てくるけど、俺大怪我してんの!ハイテンションで誤魔化してるけどかなりヤバいんだよ!
そんな状態で臨戦モードになれるわけないだろ!
「あっ、ヒヨリが持っていた雑誌だと女の人も裸になってたね。確かに大将だけ裸なのは不公平だよね。」
「ひ、姫、まさか?」
「私も裸になれば大将のもきっと大きくなるよね。じゃあ早速「ストップ!ストォォォォォップ!!」むぅ。」
秤がいそいそと服を脱ぎ始めたからそれを錠前と一緒に全力で阻止する。お前ここまでオープンだったか!?
「錠前!お前部下の教育はちゃんとしとけよ!」
「いや裸になった大将が悪い!姫は好奇心旺盛なんだ!」
「サっちゃんはそう言ってるけど、本当はサっちゃんも興味あるんだよね?」
秤の発言に錠前はピシッと体が固まった。まあ、思春期だから興味は持つもんだよな。
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯興味無い。」
「おやおや、大分間がありましたよ。これは興味あると言っても過言ではないですよね秤さん?」
「うんうん、サっちゃんは素直になれないからね大将。視線は大将の御立派様に釘付けだもんね。」
「お前ら打ち合わせでもしたのか!?」
俺もしゃがみ込んで秤とヒソヒソ話してたら錠前が指を差しながら言ってきた。いいツッコミしてるからからかいたくなる。
さて、いい感じに時間も稼げたし、そろそろ俺も撤退しないと。
「じゃ、俺はそろそろ撤退する。またな二人とも!」
「ああ、またな。って帰らせる訳ないだろうが!」
ちぇ、混乱している今なら自然な感じで別れられると思ったんだが、そうはいかないか。
「先生を追い掛けるのはもう無理だ、ならせめて大将、貴様だけでもここで殺す!」
「⋯⋯俺を殺すのは自分の意思か錠前?妖怪赤色クソババアの命令だからか?」
「ブフッ、妖怪赤色クソババア、本当にその通りだね。」
「姫はもう少し真面目にやってほしい!」
本当フリーダムだな秤、原作のこの段階だと、秤はこんなフリーダムな性格だったか?
「マダムの命令は絶対、たとえ何を言われようと貴様を殺すのに変わりはない!」
「そっか、ならこれだけ言っておくぞ錠前、秤。もう少しでクソババアをぶっ飛ばしてアリウスを救う!それまで死ぬなよ!」
「それはどういうこ「大将様発見!直ちに運びますわよ!」何だ!?」
錠前と秤に指を差して宣言した瞬間、後ろからドタドタと走る足音が聞こえてきた。
俺を様付けするってことは、フィリウス派のトリニティ生徒か!
「来てくれて助かった!っておい!何で俺を持ち上げる!?何で人が入る大きな箱を持ってきてる!?何で俺をその箱に押し込むんだあぁぁぁぁ!?」
有無を言わさずにフィリウス派生徒に持ち上げられて箱の中に押し込まれた。いやどういう事!?
「大将様が失礼を働いた事をお詫び申し上げますわ。」
「あ、ああ。」
「ではこれにて、さあ大将様を救護騎士団本部にまで運びますわよ!」
いや運び方ァ!何で神輿を担ぐみたいな運び方なんだよ!?もっといい運び方あるだろうが!
「エッホエッホ、大将様が見知らぬ生徒に全裸を見せていた事をナギサ様に伝えなきゃ!」
「エッホエッホ、大将様ラヴァーズが増える事を伝えなきゃ!」
「⋯⋯⋯⋯は!?くそっ、逃げられたか!」
救護騎士団本部 病室
フィリウス派生徒に運ばれて救護騎士団本部にブチ込まれた。怪我の応急処置はしてもらったけど、怪我人が多いから本当の軽い応急処置だけだった。
まあそうだよな、ミネとハナエとチナツと氷室が怪我してるから、万全の状態で動けるのが鷲見しかいないし。
あっ、服はちゃんと着たぞ。いつもの服がボロボロで着れないから『クライムシリーズ』の服を着てるぞ。
「状況は最悪に近いか。」
トリニティとゲヘナの主要メンバーは怪我で寝てる、ヒフミとスズミは軽傷だけど、ヘイロー破壊爆弾を食らったから念のため入院。
天神山はあの後連絡があって無事に強襲してきたアリウス生徒を撃退し、帰ったと報告があった。
「部屋に引きこもってるのは、空崎とリエルか。」
空崎は先生がなんとかするだろ、問題はリエルだよな。フィリウス派のリエルと仲の良い生徒が声を掛けても反応してくれないって言ってたし。
「原作よりもトリニティとゲヘナのいざこざが無いのが幸いか。」
原作なら先生が運ばれる時にゲヘナの車両だからって通行止めしてきたり、妨害してきたりとかしてたもんな。
実際はゲヘナもトリニティも協力して患者の手当てをしたり、物資を運んだり、励まし合ったりしてる。
トリニティで動けるのがフィリウス派生徒だけだからかな。フィリウス派生徒はゲヘナを軽蔑なんかしないし。
「差し入れでも持って行くか。」
ポーチに料理はストックしてるけど、出来立てを食べさせてやりたい。
俺の家じゃないとゼル伝の料理は作れないんだよな。
「すぐに戻って来れるように『フロルの風』のポインターを設置して。」
よし、これで家で料理を作った後、すぐにここに戻って来れるぞ。
「さて、誰かに見付かったら面倒だし、早速脱走でも「何しているのですか大将?」見付けるの早くないチナツ?」
窓を開けて脱走しようとしたらポンっと肩を叩かれた。赤色の手袋が見えたからチナツか。
頭に包帯が巻かれていて、頬にガーゼも貼ってある。動けるって事はほぼ治りかけってことか。
「はぁ、勝手に脱走しないでください。脱走した後、大将に何かあったらどうするんですか。私も着いていきます。」
「あれ、止めないのか?」
「料理を作りに家に戻るのでしょう?大将の料理は皆の士気が上がりますので止めませんよ。車は用意していますから。」
チナツに手を引かれ救護騎士団本部から出た後、車の助席に乗って家まで移動する。
チナツが運転する車内で会話はほとんど無い、ただラジオから流れるニュースを黙って聞いていた。
「着きましたよ大将。」
家の前に車が止まったから扉を開けて外に出て、チナツも車の扉を開けて外に出る。
いつの間にか天気が悪くなってきていた。こりゃ雨でも降るのかな。
「俺は家の中で料理を作ってるけどチナツはどうする?車の中で待つか?」
「いえ、私も家の中に入ります。」
「ならチナツも中に入ってくれ。」
俺とチナツは横並びの状態で家の扉の前に立ち、俺がドアノブに手を掛けて引っ張る。
「⋯⋯何だ?ドアノブ裏に違和感⋯⋯チナツ危ない!!」
「えっ、きゃああぁぁぁぁ!!」
咄嗟にチナツの服の襟を掴み後ろに引っ張り距離を取らせようとしたが間に合わず、家が大爆発しその爆発に巻き込まれ後方にふっ飛ばされた。
「がぁ!?ぐぅっ!」
ふっ飛ばされながら受け身を取ったけど、ダメージが残ってる状態だから上手く受け身が取れねぇ!
家が爆発!?誰かが俺の家に爆弾でも仕掛けやがったのか!?こういう事をする奴は!
「オッホホホホ!!見事に引っ掛かりましたわね大将?」
うつ伏せで倒れた状態で憎たらしい声が聞こえた方へ視線を向ければ、チナツの頭を踏んでいるトリカスとその後ろでニタニタ笑ってるトリカスの腰巾着達がいた。
チナツは、意識を失ってるのか!?
「テメェ!!ゲホッ、ゴホッ!」
「あらあら、汚らしい血を吐いて、なんとも醜い姿ですわね!」
「チナツの、頭を踏むんじゃ、ねぇよクソが。」
血を吐きながらなんとか立ち上がろうとしたけど、足が言う事効かないから片膝立ち状態までしか立てない!
「チナツ?はて?誰の事でしょうか?今私が踏んでるのはゴミですわ。」
「クソ悪魔を慕う生徒はゴミ同然ですわ。折角ゴミを焼却処分しようとしましたのに。」
「ほら、クソ悪魔の家が燃えておりますわよ?早く消火しないと家が無くなるわよ?あっ、消火する手段が無いんでしたっけ?ザマァ!」
煽るトリカス達を無視して家の方を見ると、火が家全体に行き渡って燃えていた。
ここまで、ここまですんのかよトリカスは!?こいつらは絶対に許さねぇ!
俺がキヴォトスに来てから過ごしてきた大切な家、皆との思い出が詰まった大切な家!その大切な家を、こいつらは!!
「ハァ、ゼェ、ゼェ。」
「ん〜?何か言いたそうね?聞いてあげてもよろしくてよ?負け犬の遠吠えをね!」
「随分と、計画的犯行じゃねえか。誰かに見られたら退学どころじゃ済まないと思うが?」
肩で息をしながらなんとか立とうとするけど、ダメージが溜まりすぎて立てない!
「見られることなんてないわよ?今はエデン条約調印式の襲撃で皆バタバタしている。」
「それに、クソ悪魔が頼りにしている連邦生徒会の交通室長の監視網、厄介ですが、交通室長を外に出せば監視されなくなるので。」
「つまり、誰にも見られることはないのですわ!仮にクソ悪魔が訴えたところで、私の家の力で揉み消せばいいだけの事!残念でしたわねぇ!?」
『アッハハハハハハ!!』
「なるほどなるほど、よく練られた計画のようですね。」
ん?トリカス達じゃない声が聞こえた気が、誰だ?
「誰よ?折角人がいい気分に浸ってるぶぐあぁぁぁぁ!?」
⋯⋯へ?チナツの頭を踏んでいたトリカスが錐揉み回転しながら吹っ飛んでいった?
「なっ!?どうして貴方がここに!?貴方はこんな所に来るわけがない!」
「どうして、ですか。私だって生徒の一人、食事処だって利用します。」
カツ、カツと靴のヒールが地面を叩く音が聞こえてくる。黒い長髪に眼鏡、白いノースリーブの上に上着を着て青いネクタイを締めてる服。
そして白いミニスカートに黒のタイツを履いている生徒、アイツしかいない!
「ここの食事処は私の大切な癒しだったのですよ。それを貴方達は破壊した、さあ、ぶん殴られる覚悟はよろしいですかトリカス共?」
連邦生徒会長代行、七神リンが憤怒の表情を浮かべて指を鳴らしながら立っていた。
一般男子
実は全裸は結構恥ずかしかった。でもそんな姿は見せられないのでハイテンションで誤魔化した。
トリカスに家を燃やされ、精神がかなりヤバくなっている。リンが登場しなかったらトリカスを殺していた可能性があった。
錠前サオリ
一般男子とアツコに振り回された。なんとか区切りを付けて一般男子を殺そうとしたが、急にやって来たフィリウス派生徒によってキャパシティオーバーしており、呆然としていたため逃がしてしまった。
秤アツコ
一般男子の御立派様見たさにガスマスクを外して普通に会話もしている。一般男子になら何をされてもいいと思ってるからあんなにグイグイ行っている。
火宮チナツ
救護騎士団本部で怪我の治療を受けた後、脱走しようとする一般男子を発見した。
一人で行かせてはマズイと感じたので着いていった。けど、着いていった事によって怪我が悪化してしまった。
今回のトリカス達
実はパテル派No.3の生徒、一般男子が救護騎士団本部に運ばれてる間、ベアトリーチェの命令を受けて一般男子の家に大量の爆弾を仕掛けた。
普通に窓ガラスを割って侵入しているため矯正局行き確定の犯行をしている。本人は家の力で犯行を揉み消す気満々である。
七神リン
ブチギレリンちゃん。ようやく仕事が片付き、救護騎士団本部へ行こうとした時、謎の黒服からメッセージを受け取り、一般男子の家に向かった。
結構近くで家が爆発したのを見たので激怒している。
仕事が増えた、一般男子を傷付けた、自分の憩いの場を破壊した、友人であるチナツを侮辱した、フォーアウトである。