Blue Legend〜一般男子の物語〜   作:宗也

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感想、ここすき、誤字報告、お気に入りありがとうございます!

エデン条約第4章は結構展開が早くなります。


伝説の装備

アリウス自治区

 

黒服のワープによってアリウス自治区の入口にやって来た。ここに来るのは二回目だけだ、やっぱり寂れてるなぁ。

 

「先生はもうアリウス自治区に来たのか?」

 

「先程アリウス自治区に入ったようですね。鉢合わせなくて良かったです。」

 

本当にな、もし鉢合わせたら戦闘になりそうだったし。

 

「ではここからは私が案内しますね。幸い大将の家にワープする場所について何回か私も行ったことがありますので。」

 

「頼むぜ梯。」

 

「それと、出来るだけ戦闘は避けていきましょう。今の大将様は流れ弾一発でも当たってしまったらマズイので。」

 

「けどそれは難しくないかリエル?4人で行動なら流石にバレると思うぞ?誰か囮になって敵を引き付けた方が。」

 

けど、誰を囮にさせ「じゃあそれは私がやってあげるね大将!」オウッ!?急に背中に柔らかい感触が!?

 

後ろを見るとミカが俺の背中に抱き着いていた。そうだった、ミカもアリウス自治区に来るんだった。

 

「ミカ様、いらしたのですね。」

 

「そうだよリエルちゃん!『カタコンベ』から抜けて入口に来たら大将がいてびっくりだよー!目覚めて本当に良かったー!」

 

「わ、分かったから離れてくれミカ!」

 

「くすくす、はーい☆」

 

ふぅ、離れてくれたか。ミカのスタイルでスキンシップが激しいと色々ヤバいんだよ。

 

「貴方は、聖園ミカ!?」

 

「あっ!スバルじゃん!大丈夫、私は味方だよ。先生とアリウススクワッドのメンバーを助けに来たの!」

 

ミカはそう言いながらドヤ顔で胸を張った。原作だとアリウススクワッドに復讐する形でアリウス自治区に来たけど、境遇を変えれて本当に良かった。

 

「まあ色々言いたいことはあると思うけど、大将専用の武器を取りに行くんでしょ?私が囮になって敵を引き付けるから早く行って。」

 

「⋯⋯悪いなミカ。」

 

「気にしないで大将!私がやりたくてやってるだけだから!じゃ、バイバーイ!」

 

ミカはそう言って俺達に笑顔で手を振った後、走り去っていった。あのメンタル状態のミカなら大丈夫かな。

 

「やっほーアリウス諸君!私が来たぁ!」

「お、お前は裏切り者の魔女!」

「えー魔女はちょっとやだなぁ。そこは姫騎士にしてほしいかな!」

「うるさい!お前はマダムから始末しろと言われているんだ!このま「暴力は良くないよ!ナギちゃん直伝ロールケーキアタ〜ック!」じょむ!?」

「うん、制圧はこの手に限るね!」

「ひ、ひぃぃぃぃぃ!!」

「じゃあアリウス生徒全員のお口にロールケーキをブチ込んであげるね☆」

 

うーん、シュール映像かな?声しか聞こえてないけど、ってかミカもロールケーキアタック使えるのかよ。

 

まあ使えて当然か。俺と同じくらいナギサからロールケーキブチ込まれてるもんな。

 

「⋯⋯あれは大丈夫なんですか大将?」

 

「⋯⋯多分大丈夫だろ梯、それよりも先を急ぐぞ。」

 

早く武器のある場所に行かないと。もたもたしてたらベアトリーチェをぶっ飛ばせなくなる。

 

「分かりました、こちらですよ。」

 

梯の案内でアリウス自治区を進んでいく。先頭は梯、その後ろに俺、更に後ろにリエルと黒服の並びで進んでいく。

 

アリウス生徒にはほぼ会ってないからミカが引き付けてるんだな。それか寝てるのか?

 

「大将、ベアトリーチェをぶっ飛ばした後、アリウス生徒をどうするのですか?」

 

進んでいる最中に黒服からそんな質問を投げかけられた。

 

原作ではなあなあで済まされたんだよな。それでアリウス自治区に戻って来た生徒が結構いると。

 

特にアリウススクワッドは指名手配されて逃亡生活、流石に見捨てられねぇよな。

 

「手厚く保護するように準備済みだ黒服。住居も用意してあるし、仕事も犬獣人の元で働けるように調整済み。」

 

「アリウス自治区で暮らしたい場合もサポート出来るように手配済みだ。」

 

「クックック、流石大将ですねぇ。」

 

犬獣人に事情を話したら快く快諾してくれたぞ。まあ条件として自分の代わりにベアトリーチェを一発ぶん殴ってきてくれと頼まれてるけど。

 

「その話は本当ですか大将?」

 

「本当だぞ梯。」

 

「⋯⋯⋯⋯。」

 

あれ?梯が黙り込んだ。ちょっと話すの早かっ「大将、私の事はスバルと呼んでください。」たぁ?

 

「大将様、女の子が勇気を振り絞って言っているのですよ?答えてあげてくださいませ。」

 

「分かったよスバル。」

 

ん?スバルの耳が真っ赤になってる。恥ずかしいなら無理しなくても。

 

「クックック、また一人堕ちましたねぇ大将?」

 

「うっせぇ黒服。おっ、あの森林の中にある感じか?」

 

前の方にアリウス自治区に似合わない綺麗な森林があった。そう言えばここで『いやしの歌』を吹いて浄化したな。

 

じゃあ早速森林の中に「大将様危ない!!」っ!

 

「銃弾!?まさか気付かれた!?」

 

俺に銃弾が迫って来ていたけど、リエルが咄嗟に剣で弾いてくれた。

 

「リーダーの言う通りでしたわね。悪魔の大将がここに来ると。」

 

前方と後方からトリニティのパテル派生徒が現れる。まだいんのかよテメェら!

 

「パテル派の二年生ですか。まだ大将様を殺す気なのですか?」

 

「不良品に答える必要はありませんわ。大将の死はリーダーの悲願、それを叶えるのが部下としての務めでしてよ。」

 

「先輩達は失敗しましたが、私達は失敗しません。何故なら大将に一発でも銃弾を当てれば良いのですから!」

 

「復活は出来ないとリーダーから聞いてますの。物量で押し潰せばいい、実に簡単ですわ!」

 

チィ、ここに来て物量で攻めてくんのかよ。けどこいつらを突破しないといけないし、覚悟を決めるか。

 

「クックック。大将、ここは引き受けますよ。」

 

「お前が?けどどうやって食い止めるんだよ黒服?」

 

「時間がありません、早く行ってください。どの道私は森林の中に入れませんので。」

 

「何か策があるんだな?分かった、頼むぞ黒服!」

 

前方と後方のパテル派生徒に向けて『ケムリダケ』を投げ付ける。いきなり煙幕が発生したことにパテル派生徒は驚いて固まってる。

 

その隙に前方に立ち塞がる生徒のみ蹴散らして森林の中にダッシュで入る。

 

煙が晴れると、こっちに背中を向けている黒服とスバルがいた。ってスバル!?

 

「貴方だけでは信用ならないので私も残ります。」

 

「良いでしょう。梯スバルさんがいるなら足止めの時間も長く出来ますので。」

 

「逃がすな!ここで大将を仕留め「させませんよ。」なっ!?」

 

黒服が右腕を掲げて指を鳴らした。すると黒服の後方から『歩行型ガーディアン』と『飛行型ガーディアン』が数体出現した。

 

「ミレニアムの廃墟工場から回収して作製した機械です。こんな形でお披露目とは思いませんでしたねぇ。」

 

「いやお前何してんのぉぉぉぉぉ!?」

 

設計図は渡してるけどさ、まさか作るのは思わなかったんだが!?

 

硬直してるパテル派生徒に向かって『歩行型ガーディアン』がビームを放ったけど、俺が知ってる奴より弱い?

 

「クックック、心配は要りませんよ大将。威力は調整してありますので。」

 

「⋯⋯まあいいや。じゃあ任せたぜ黒服!スバル!」

 

2人が足止めしている内に行かないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウス自治区 神聖な森林

 

しばらく森林の中をリエルと走ってると寂れた神殿の廃墟が見えてきた。

 

迷いの森とかじゃなくて良かった。

 

「見た目は廃墟ですが、何故かとても神聖な場所に見えますね大将。」

 

「そうだなリエル。まさか俺がこういう場所に来るとは思わなかったけど。」

 

神殿の廃墟内を進んで行くと、霧がかかっている広い空間に出た。空間の真ん中に台座に刺さっている剣があり、それ以外は何もない。

 

そして台座に刺さっている剣、やっぱりな。

 

「大将様、台座に刺さっている剣は?」

 

「ああ、あれは伝説の退魔の武器。『マスターソード』だな。」

 

辺りを見渡してるリエルを置いて、『マスターソード』が刺さっている台座の近くに行く。見た目はブレワイだな。

 

『マスターソード』の柄を右手で掴んだ瞬間、生命力が吸われたような気がしたから咄嗟に離す。

 

まあ、俺は勇者じゃないからこうなるか。

 

「大将様?どうされましたか?」

 

「リエル、今から俺は死ぬ気でこの剣を台座から抜く。何があっても止めるなよ?」

 

「どういう意味でしょうか大将様!?何をするおつもりですか!?」

 

リエルの慌てたような声を聞きながら両手で『マスターソード』の柄を掴み、思いっ切り引き抜く!

 

「んぐぐぐぐっ!!」

 

やっぱり気のせいじゃない、『マスターソード』に生命力を吸われてる!現にハートが2個減ってる。

 

けど引き抜くのは止めない。止めたら二度と引き抜けなくなる!

 

「大将様!目から血が出ています!引き抜くのを止めてください!」

 

「それは、聞けない!」

 

更にハートが3つ減った。けどそのお陰で少し台座から引き抜けた。ならこのまま続けるのみ!

 

「ぐぐぐぐぐぅ!!」

 

「今度は鼻血が!私はどうしたら!」

 

ああ、分かってるよ。俺は勇者になれない、主人公のような勇気も無い、何かに選ばれた訳でもない。

 

俺はただの一般男子だ。ヘイローも無い、先生でもない、ただのモブだ。

 

けどな!誰かを守りたい想いだけは負けねぇ!

 

「口から血が、それに全身からも!」

 

ハートは合計で13個減った。でもまだ台座から『マスターソード』は抜けない。

 

ここまでなのか。やっぱり俺は「負けないでください大将!」この声、ナギサ!?

 

「リエルさん、応援という手は貸せます!大将を応援しますよ!」

 

「ナギサ様、はいっ!」

 

「「頑張ってください大将!!」」

 

ナギサとリエルの応援を聞いた瞬間、ふと体が軽くなったような気がした。それに、台座から更に『マスターソード』が抜けてくる。

 

それに、応援の声が聞こえてくるのはナギサとリエルだけじゃない。この場にいない筈なのに、他の人の声も聞こえてくる。

 

「正念場だ!踏ん張りどころだろうが大将!」

「負けないでください大将!」

「大将なら出来ます!」

「こんなものに負ける大将じゃないのは知ってます!」

 

ネル、チナツ、カンナ、ヒフミの声援が聞こえてくる。

 

「もう一瞬だけ踏ん張りなさい大将!」

「こんなことするのは非合理、それでも応援しないわけにはいかないわ!頑張りなさい!」

「頑張ってくださいね大将!」

「大将!負けちゃ、駄目だよ!」

 

アル、リオ、ハナエ、ユズの声援も聞こえてくる。それと同時にもりもりと力が湧いてくる。

 

「先輩!もう一踏ん張りです!」

「それに勝とうとしなくても良い、じゃか絶対に負けないことじゃ大将!」

「マスター!ファイトです!」

「兄貴!兄貴ならやれるっすよ!」

 

フウカ、キセキ、エリ、コノカの声援、もう少しだ、もう少しで台座から引き抜ける!

 

「柄じゃないけど、応援してるよ大将!」

「頑張りなさい大将!きっとやれるわ!」

「しっかりしなさいよ大将!世話が焼けるわね!」

「大将くん!頑張って!」

 

モモカ、ユウカ、セリカ、ノア、先生が来てから慕ってくれた人も応援してくれてるのか!

 

「お姉ちゃんが応援してるよ!だから負けちゃ駄目だよ!」

「あと少しです大将!」

「応援は効果抜群なのは知っています!頑張ってください!」

「力が足りないって?なら元気を分けてあげるね☆」

 

モモイ、スズミ、ミネ、ミカ、応援って何でこんなに力が湧いてくるんだろうな。

 

「全く、しっかりしてください大将!」

「にひひ、頑張りなよ大将!」

「頑張れー!大将ー!」

「これで引き抜けなかったら許しませんから大将!」

「おうおう大将!しっかりするんだ!」

「大将くん!君なら出来る!」

「クックック、私も応援してますよ。」

「私も応援しよう。」

 

七神、いやリン、オトギ、ミノリ、スバル、柴大将、犬獣人、黒服、マエストロの声援も聞こえてくる。お前らも応援してくれるんだな!あとちょっとで!

 

「「大将!!」」

 

最後にナギサとリエルの声が聞こえた後、遂に台座から『マスターソード』を引き抜けた。

 

ずっしりと重みを感じる。『マスターソード』を持った腕を天に掲げると、漂っていた霧が晴れて月明かりが照らされた。

 

俺一人じゃ絶対に引き抜けなかった、皆が声援を送ってくれたから引き抜けたんだ。

 

「無事引き抜けて良かったです大将。私がここにいる理由を知りたそうですね大将、こちらを私に来たのです。」

 

ナギサが俺の正面に回ってきて箱を渡してくる。箱の蓋を開けて見ると、マジかよ!

 

「ミレニアムのエンジニア部からようやく作製出来たとの連絡を受けた為、こちらの盾を。」

 

「そして桐藤家の力を総動員し、リエルさんやミネさん達皆の力も借りて、大将が必要であろうこちらを作製しました。設計図は勝手に見てしまいました、申し訳ありません。」

 

箱の中には『ハイリアの盾』と『パラセール』が入っていた。

 

「ありがとう、皆。本当にありがとう。」

 

「まだ終わりではありませんよ大将、これから因縁の相手をブチのめしに行くのですから。」

 

ああ、分かってるよナギサ。準備は整った、あとはベアトリーチェをブチのめすだけだ!




一般男子
アリウス生徒の待遇を良くするための準備はしている。なので原作以上にアリウス生徒の待遇は良くなる。

遂にマスターソードを手に入れた。それによってロックされていた機能も解除されている。

それに、蘇生可能回数も回復している。まさに万全な状態である。


雪水リエル
移動中は常に辺りを警戒していた為、パテル派生徒の不意打ちにも対応出来ている。

マスターソードを引き抜く際に一般男子の体から血が吹き出た時は本気で止めようとしたが、ナギサに止められていた。


梯スバル
一般男子に心を許した為、名前で呼んで欲しいと言っている。

黒服とパテル派生徒の足止めをしている、だがパテル派No.2が来た為苦戦を強いられている。

でも今はゲーム開発部のシナリオライターが助けに入って来たため、持ち直した。

「見せてあげるよ、身の程知らずが持つ底力をね!」


黒服
自力で『歩行型ガーディアン』と『飛行型ガーディアン』を作製した。これにより戦闘が可能となっている。

まだテスト段階の為、本来の性能の半分くらいしか発揮出来ていない。


聖園ミカ
原作とは違い復讐のためではなく、先生とアリウススクワッドを助ける為にアリウス自治区に来た。

一般男子の状態は知ってるので囮を引き受けた。


『マスターソード』
ゼルダシリーズお馴染みの武器、作品によって性能が微妙に異なっている。この世界線ではティアキン仕様。

退魔の力もあり、ビームを飛ばすことも出来る。スクラビルドも勿論可能。

デザインはトワプリが一番好きなのでそれのイメージ。


『ハイリアの盾』
これもゼルダシリーズお馴染みの盾、神トラや風タクなど出て来ない作品もある。とても頑丈なので滅多に壊れない。

この世界線ではエンジニア部が作製している。自爆機能は付けていない、付けようとしたら悪寒が走ったとのこと。


『パラセール』
ブレワイとティアキンに出て来るアイテム。これで空を飛ぶことが出来たり、高所から落下しても安全に着地することが出来る。

この世界線ではナギサが家の力、ヒフミ、ハナエ、スズミ、リエル、ミネ、ミカの力も借りて作った。

スカウォに『パラショール』という似たようなアイテムがあるが、一般男子は装備しない。


Q.一般男子一人だとマスターソードは引き抜けなかった?
A.その通り、一般男子は勇者でもブレワイやティアキンのリンクのような超人でもないので一人じゃ無理でした。


Q.解禁された機能って?
A.後の話で出て来ます。ここで言えるのは、ゾナウギアがほんの一部解禁です。


Q.ベアトリーチェはボッコボコに出来る?
A.ボッコボコに出来ます。でもその前にクソカスとの戦闘です。
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